三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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ロシア、ウクライナ北東部へ地上軍戦闘を拡大…重大局面を迎えるか

2024年05月14日 | 国家・社会
「The Hankyoreh」 2024-05-13 15:28
■ロシア、ウクライナ北東部へ地上軍戦闘を拡大…重大局面を迎えるか 
 ロシア「ハルキウ州の5つの集落を占領」…ウクライナ「激しい戦闘続いている」

【写真】ロシア軍が進撃し激しい戦闘の繰り広げられているハルキウ州北部の国境沿いのボルチャンスクで、燃えている建物の前を通るウクライナ警察=ボルチャンスク/AP・聯合ニュース

 ロシア軍がウクライナ北東部の国境を越え、ハルキウ州に地上軍を進撃させ、地上戦線をウクライナ東部と南部から北東部まで拡大した。兵力と武器で押されるウクライナ軍をあちこちに所に分散させながら地上戦で優位を確実にする一方、この地域を「緩衝地帯」として確保しようとする作戦とみられている。
 ロイター通信などの報道によると、ロシア国防省は11日(現地時間)、自国軍が10日にウクライナ国境沿いのベルゴロドからハルキウ州に進撃したのに続き、国境付近の5つの集落を占領したと発表した。ロシア軍はハルキウ市から北東に70キロメートルほど離れたボルチャンスクを狙った大規模空爆を行った後、地上軍を投入した。ロシア国防省は、プレテニウカ、オヒルツェベ、ボリシウカ、ピルナ、ストリレチャなど国境沿いの5つの集落を解放した」と主張した。これらの集落は国境から3~5キロメートルほどの距離だ。
 ウクライナ側は、国境沿いの集落周辺で激しい戦闘が2日間続いたと述べた。ハルキウ州のオレグ・シネフボウ知事はこのように明らかにし、今後「戦闘がさらに拡散して圧迫が増大し、駐留軍隊が補強されるだろう」と述べた。だが、人口130万人のウクライナ2大都市であるハルキウ市から住民が避難すべき状況ではないと付け加えた。

【地図】ハルキウに対するロシア軍の攻勢//ハンギョレ新聞社

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日夜、クラスネなど他の地域でも戦闘が起きたとし、「わが軍の将兵たちが2日連続で反撃し、ウクライナ領土を守っている」と述べた。
 現地政府関係者らは、ロシア軍の攻撃後、1700人ほどの住民が安全な場所に避難したと明らかにした。AP通信は、自社の記者たちが住民避難支援チームに同行しているとし、多くの建物が破壊され、道路から人影が消えたと報道した。ロシアの戦闘機が空爆を続け、黒い煙が立ち上る中、道路のあちこちに爆撃で大きな穴ができ、燃える建物も多かったとも報じた。
 ボルチャンスク地域の軍政庁責任者、タマズ・ハンバラシビリ氏は「(ロシア)国境沿いの集落の状況が非常に悪い」とし、「空爆が続きミサイル攻撃や砲撃も続いている」と語った。
 ロシア軍は2022年2月に始まったウクライナ侵攻戦争初期にウクライナの首都キーウとハルキウ市周辺まで進撃したが、4月以後ウクライナ軍の激しい反撃に遭い、両地域から撤退した。特に、同年9月以降はハルキウ州から兵力を完全に撤退させ、東部のドンバス地域と南部ヘルソン州などにのみ地上軍を配置してきた。その後、ハルキウ州と国境近くのロシアのベルゴロド地域は、ウクライナ軍の主な攻撃目標になった。
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は今年3月、ウクライナ軍の攻撃を阻止する緩衝地帯を自国の国境に近いウクライナ地域に作るよう指示した。この指示以後、ロシア軍がハルキウ州に対する空爆を強化し、この地域を緩衝地帯として確保しようとする作戦が差し迫ったものとみられてきた。
 米シンクタンクの戦争研究所(ISW)は、ロシア軍がハルキウ州で戦術的に相当な成果を上げたと分析した。
 ニューヨーク・タイムズ紙などの米国メディアは、今回の地上軍作戦がロシア軍の「春の大攻勢」につながった場合、2年以上にわたるウクライナ戦争が重大局面を迎える可能性があると指摘した。
シン・ギソプ先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-05-12 23:48


「AFP」 2024年5月11日 17:14 発信地:キーウ/ウクライナ
■ウクライナ、東部国境付近から1775人避難 ロシアが地上攻撃

【写真】ロシアの侵攻を受けるウクライナ東部ハルキウ州の集落で、住民の避難を手伝う志願兵(2024年5月10日撮影)。(c)SERGEY BOBOK / AFP
【写真】ロシアの侵攻を受けるウクライナ東部ハルキウ州の集落からバスで避難する住民(2024年5月10日撮影)。(c)SERGEY BOBOK / AFP 

【5月11日 AFP】ウクライナ東部ハルキウ(Kharkiv)州のオレグ・シネグボウ(Oleg Synegubov)知事は11日、同州のロシアとの国境付近から住民計1775人を避難させたと明らかにした。
 ロシア軍は前日、同州への地上攻撃を開始した。シネグボウ氏はソーシャルメディアで、過去24時間に30集落がロシア軍の砲撃を受けたと明らかにした。
 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は11日、ハルキウ州で「激しい戦闘」が行われていると明らかにし、「われわれはロシアの攻勢を阻止し、主導権をウクライナに取り戻さなければならない」と訴えた。(c)AFP


「The Hankyoreh」 2024-05-11 07:09
■ウクライナのドローン「1500キロ飛行」、ロシア本土最大の石油化学団地を打撃
 ロシア本土に対する最長の「ドローン飛行」 
 ポンプ施設ある建物が一部損傷 
 「後方の施設も安心できない」

【写真】ウクライナ東部戦線に駐留したウクライナの軍人がドローン調整装置を扱っている=ドネツク州/AP・聯合ニュース

 ロシアの第2次世界大戦の戦勝記念日である9日(現地時間)、ウクライナ軍がロシアの内陸の奥深い場所にある石油化学複合団地をドローンで攻撃した。今回の攻撃は飛行距離が1500キロメートルに達するもので、ウクライナのロシア本土に対する最長距離飛行攻撃と言える。
 ウクライナ情報当局筋は同日、自国軍がドローンを利用してロシアとクライナの国境から1400キロメートル離れたロシア西南部バシコルトスタン共和国内の石油化学・肥料複合団地を攻撃したことを明らかにした。ロイター通信が報じた。同筋はこのためにドローンが1500キロメートルを飛行し最長距離飛行記録を立てたとし、「ロシアの軍事施設を供給先とする製油所や石油貯蔵施設は、(前線から)遠く離れた後方にあっても安心できない」と述べた。
 この日攻撃を受けた施設は、ロシアの巨大エネルギー企業ガスプロムの子会社が運営する精油、石油化学、肥料生産施設が集まっているロシア最大の複合団地だ。
 ロシアの災害対応当局もこの複合団地のポンプ施設の建物がドローン攻撃で損傷したことを確認したと、RIAノーボスチ通信が報じた。バシコルトスタン共和国の首長のラディ・ハビロフ氏は、ソーシャルメディアへの投稿で「ドローン攻撃を受けたが、この団地は現在正常に運営されている」と述べた。
 ウクライナ軍は同日、ロシアの黒海沿岸都市アナパにある石油貯蔵施設2カ所もドローンで攻撃し、この施設に大規模火災が発生したと主張した。同貯蔵施設には、クリミア半島に駐留しているロシア軍に供給する燃料を移し替える施設があると、消息筋が伝えた。
 ウクライナ軍のドローン攻撃は、ロシア軍がキーウ、リビウなどウクライナ全域の電力施設7カ所を集中打撃した翌日に行われた。ウクライナ軍は今年初めからドローンを利用し、ロシア本土内のエネルギー施設への攻撃を続けている。ロイター通信の報道によると、北大西洋条約機構(NATO)のある関係者は、この影響で3月末現在のロシアの精油処理容量の約15%程が運営に支障を来たしたものと推算した。
 地上軍戦闘が繰り広げられているウクライナ東部戦線では、ロシア軍が少しずつ占領地を広げ、ウクライナ軍がますます窮地に追い込まれている。
 ロシア軍が人口1万2千人規模のドネツク州中部都市トレツクの北部と南部からこの都市に向かって接近したことを受け、住民たちは避難した。同地域の緊急救助隊のある関係者は「住民たちが家の中にいることさえますます危険になっている」とし、これまで救援物資に依存して持ちこたえてきた高齢層などが都市から脱していると伝えた。この都市は戦前の人口は6万6千人だったが、最近は営業中の商店や病院を探すのも難しい状況だと住民たちは話した。
 AP通信によると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領も、東部戦線の状況が非常に厳しいことを認めた。ゼレンスキー大統領は同日、ロベルタ・メツォラ欧州議会議長との会談後、共同記者会見を開き、東部戦線で自国軍が「本当に厳しい状況」に直面しているが、米国の大規模軍事支援が入ってきており、今後は状況を変えることができると述べた。
シン・ギソプ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-05-10 22:11


「The Hankyoreh」 2024-05-11 09:56
■ロシア、ウクライナ第2の都市ハルキウに侵攻…地上戦で住民数千人避難
 ロシア、国境の安全のため「緩衝地帯」占領を狙うか 
 ウクライナ、追加兵力を急派…ロシアの戦争計画転換と判断

【写真】10日(現地時間)ウクライナ北東部ハルキウにある住宅がロシアの攻撃で被害を受け、ウクライナの救助隊員が消火活動をしている=ハルキウ/EPA・聯合ニュース

 ロシア軍は10日(現地時間)、ウクライナで2番目に大きい都市である北東部のハルキウを狙って攻撃を開始した。ウクライナ軍はロシアの戦争計画が転換されたと判断し、これに対抗して追加兵力を急派するなど、この地域での地上戦は続くもようだ。
 ハルキウ州のオレグ・シネフボウ知事は、前日夜から続くロシア軍の攻撃で、少なくとも住民1人が死亡、5人が負傷し、州当局は住民3000人を避難させた状態だと明らかにした。AP通信が報じた。ロシアは、国境から5キロメートルも離れていないボルチャンスクを狙い、誘導爆弾やS300などの地対空ミサイルを利用した大規模爆撃を行い、装甲車で防衛ラインを突破しようとした。ロシアの「偵察兵力」も進入したと、英国BBC放送は明らかにした。今回の攻撃は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がベルゴロドなどのロシア国境地域に対するウクライナからの攻撃を防ぐために構想した「緩衝地帯」を形成しようとする動きとみられる。
 これに先立ち、ウクライナ軍当局はハルキウやスミ地域などの北東側の国境に数千のロシア軍兵力が集結していることを確認したとして、ロシアに対して警告している。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はこの日、記者団に「この方向で激しい戦闘が繰り広げられている」として、「撃退する準備はできている」と述べた。ウクライナの公共放送「ススピーリネ」が明らかにした。
 ハルキウは、2022年2月のウクライナ戦争開戦直後に戦闘が行われたところだ。ウクライナ軍は、ロシアの侵攻を受けた2022年9月ごろにハルキウを奪還した。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-05-10 23:09
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