https://japanese.joins.com/JArticle/294677?servcode=400§code=430
「中央日報日本語版」 2022.08.23 12:01
■慰安婦被害者の李容洙さん、負傷させた国会警護責任者らを告訴
旧日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが国会事務局所属の警護責任者らを警察に告訴した。
警察が22日に明らかにしたところによると、李さんは日本軍慰安婦問題国際司法裁判所回付推進委員会の関係者とともにこの日ソウル・永登浦(ヨンドゥンポ)警察署を訪れ、自身を過度に制止した国会警護担当者らを暴行と傷害、業務上重過失致傷容疑で処罰してほしいという内容の告訴状を提出した。
推進委は「李さんが全治2週間の負傷をしたがただの一度も国会事務局側の謝罪連絡はなかった。現場警護員のほかにも当時指揮した責任者を識別してほしいという趣旨で告訴状を提出した」と明らかにした。
李さんもやはり「ありえないこと。再発してはならない」と強調した。
これに先立ち李さんは4日に韓国を訪れたペロシ米下院議長に会うため国会で待機していたところを国会警護員の制止により車いすから転倒して負傷した。
https://japanese.joins.com/JArticle/294547?servcode=200§code=240
「中央日報日本語版」 2022.08.19 10:58
■慰安婦被害者の李容洙さん、韓国国会事務局を暴行容疑で告訴の方針
慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが22日、国会事務局所属の警護責任者を暴行容疑で告訴する予定だ。国会事務局所属の警護員は4日、米国のナンシー・ペロシ下院議長が国会を訪問した際、李さんに対して過剰警護をし、これが問題になっていた。
当時李さんは慰安婦問題を速かに解決してほしいという趣旨の書簡をペロシ議長に手渡すために国会の近くで待っていた。一部の警護員がペロシ議長の動線から李さんを遠ざけようとし、この過程で李さんが車椅子から振り落とされてしまった。
事件当時李さんは血圧が大きく上昇するなど精神的ショックを受けて病院に入院した。現在は退院した後に自宅で安静を取っている。
国会事務局は「国際的外交行事で事前の約束ない面談をしようとするのは外交的儀典の欠礼」としながら「行事場所の出入りが許可されていない人員は原則上統制する」という立場を明らかにした。また、国会事務局長と警護担当者が李さんのもとを訪ねていって、その後面談の約束をするなど礼を尽くしたと説明した。
だが、李さんは国会からきちんとした謝罪を受けることができなかったと主張している。李さん側の関係者は「事件発生直後、朴ギョン美(パク・ギョンミ)国会議長秘書室長が一時訪ねてきて挨拶してからは安否を尋ねる連絡さえなかった」とした。また、現場で国会事務局長を見た人もなく、その後の面談の約束も聞いてはいないと話した。あわせて「誠意ある謝罪を受けるために告訴状を提出する考え」と説明した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220815001900882?section=news
「聯合ニュース」 2022.08.15 15:40
■韓国慰安婦被害者が尹大統領演説を批判 「歴史・慰安婦問題に触れず」
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の韓国人慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんは15日、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)記念式典での尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の演説に対し「なぜ光復節に日本との関係改善の話だけをし、解決されていない歴史問題と慰安婦問題に対する言葉は一言もないのか」と批判の声を上げた。
李さんは慰安婦問題の国際司法裁判所(ICJ)への付託を目指す市民団体を通じ、自身の考えを明らかにした。
李さんは「日本がどれほど歴史をねじ曲げ、私たちの名誉を踏みにじろうと、日本の機嫌を取ることの方が重要なのか。それが自由と人権、法治を尊重することなのか」と問いただした後、「日本の反省と謝罪が先だ」と強調した。
尹大統領に対しては、日本の同意を必要としない国連拷問禁止委員会(CAT)への慰安婦問題付託を求め、「それがふてぶてしい日本に真実を悟らせ、未来の和解と共生をつくり出していく唯一の方法」と訴えた。
尹大統領はこの日の演説で「韓日関係の包括的な未来像を提示した『金大中(キム・デジュン)・小渕共同宣言』を継承し、韓日関係を早期に回復、発展させていく」と述べた。
「The Hankyoreh」 2022-08-15 22:11
■「慰安婦」被害者イ・ヨンスさん「尹大統領、光復節に歴史・慰安婦問題一言もなし」
イ・ヨンスさんの立場表明文
【写真】日本軍「慰安婦」被害者イ・ヨンスさんが6月9日午前、ソウル市中区にある真実和解委員会で、国連真実・正義・賠償および再発防止の増進に関する特別報告官のファビアン・サルビオリ氏との面談を終えた後に発言している=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社
日本軍「慰安婦」被害者のイ・ヨンスさんが15日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の77周年光復節祝辞について「どうして光復節に日本との関係改善の話ばかりして、解決されなかった歴史問題と慰安婦問題に対する言葉は一言もないのか」と批判した。
イ・ヨンスさんはこの日「日本軍『慰安婦』問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会」を通じて立場表明文を出し、「日本がこれほど歴史を歪曲し、私たちの名誉を踏みにじっても、日本の機嫌を取ることの方が重要なのか。それが自由と人権、法治を尊重するということなのか」と問い、このような立場を明らかにした。イ・ヨンスさんは推進委員会の委員長を受け持っている。
イさんは「私たち(日本軍『慰安婦』被害者)には、まだ解放が来ていない」として、尹大統領に対し、国連拷問防止委員会に慰安婦問題を回付してほしいと要請した。イさんは「日本に自ら慰安婦問題をきっちり解決する意志がないならば、韓国政府が被害者の名誉のために単独で国連拷問防止委員会に慰安婦問題を回付してほしい」とし、「それが今日おっしゃった自由・人権・法治という普遍的価値ではないか。それだけが厚かましい日本に真実を悟らせ、未来の和解と共生を作り出しうる唯一の方法だ」と述べた。
イ・ウヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1054752.html
韓国語原文入力:2022-08-15 14:47
https://japanese.joins.com/JArticle/294352?servcode=A00§code=A10
「中央日報日本語版」 2022.08.15 13:29
■慰安婦被害者の李容洙さん「尹大統領、光復節なのに歴史・慰安婦への言及一言もなく」
日本軍「慰安婦」被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんは15日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の第77周年光復節(解放記念日)の祝辞を巡り「どうしたら光復節に日本との関係改善についてのことだけを話し、解決できていない歴史問題や慰安婦問題に対する言及は一言もないのか」と批判した。
この日、李さんは日本軍慰安婦問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会を通じて出したコメントでこのように述べた。李さんは同委員会の委員長を務めている。
李さんは「日本があれほど歴史を歪曲(わいきょく)をして私たちの名誉を踏みにじったのに、日本の機嫌を取ることのほうが重要なのか。それが自由と人権、法治を尊重するということなのか」と反問した。
続いて「日本の反省と謝罪が先」とし「この世代がもう一度醜い先祖にならないよう心から願う」と話した。
李さんは尹大統領に対して国連拷問防止委員会に慰安婦問題を付託してほしいと要請して「それが今日祝辞で話した自由、人権、法治という普遍的価値」と主張した。
あわせて「それだけが、厚かましい日本に真実を悟らせて未来の和解と共生を作り出すことができる唯一の方法」と強調した。
これに先立ち、尹大統領はこの日の光復節祝辞で「韓日関係の包括的未来像を提示した金大中(キム・デジュン)-小渕共同宣言を継承して韓日関係を早期に回復して発展させる」と述べた。
https://japanese.joins.com/JArticle/294337?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2022.08.15 08:26
■「ペロシ議長と李容洙さんは会うべきだった…韓米が一つになれば日本も変わる」
「米国韓人有権者連帯」のキム・ドンソク代表。[写真 中央DB]
「米国のナンシー・ペロシ下院議長が訪韓した時、李容洙(イ・ヨンス)さんとが会えるように周旋するべきだった。慰安婦イシューは韓国の立場で、米国の世論の力を借りて韓日間の問題に近付くことができる重要なアジェンダだ。(米国で)人権に優先する政治・外交イシューはない」。
「米州韓国人有権者連帯(KAGC)」のキム・ドンソク代表(64)は11日、中央日報紙との電話インタビューでこのように述べた。キム氏は2007年米下院の「慰安婦決議案」通過のために全方向で奔走した米国内の韓国人団体要人の一人だ。日系のマイク・ホンダ当時下院議員が発議した慰安婦決議案は、第2次大戦当時、日本軍慰安婦強制動員に対する日本政府の公式的な謝罪と歴史的責任を要求している。
キム氏は「ペロシ議長と李容さんはこれまで2回会った」とし「下院の決議案通過当時の議長で、ペロシ議長がこれまでワシントンで韓国の政治家と会うたびに決議案通過をいつも誇らしく語っていた点から考えると、2人が会うことはそれ自体で意味あることになった」と述べた。今月4日にペロシ議長が訪韓した際、李容洙さんは国会で待っていたが、国会は「事前の約束がなかった」ことを理由に李容洙さんの接近を遮断した。
キム氏は決議案通過後15年が過ぎたが、これ以上進展しなかった現実にも物足りなさを吐露した。キム氏は「米国大統領の宣言まで進むべきだったのに、そうできなかった。反面、米国内のアルメニア人は、昨年、ジョー・バイデン大統領に『アルメニア集団虐殺』を『ジェノサイド』と宣言させた」と指摘した。アルメニアの集団虐殺は19世紀初めにトルコ人がアルメニア人を対象に犯した事件だ。
キム氏は慰安婦問題や強制徴用など日本との歴史問題に対する韓国の謝罪・賠償要求は人類の普遍的価値である人権に重点を置いて全世界を対象に説得してこそ共感を引き出すことができると強調した。あわせてその方法論に関しては「現実主義的」アプローチを主張した。
キム氏は「慰安婦決議案通過のために韓国人社会が米議会にロビー活動を行った当時、ホロコースト関連のユダヤ人団体から得た助言は『謝罪を受けるためには、加害者の立場を念頭に置いて戦略を立てろ』だった」と明らかにした。例えば慰安婦決議案発議をした下院議員が日系人のマイク・ホンダ氏だったという点だ。
キム氏は「決議案通過後もホンダ議員は韓国を非常によく助けてくれた。いま日本国内に慰安婦問題を人権次元から見つめる多くの市民と市民団体が存在する。彼らとの絆を強化しなければならない」と付け加えた。それとあわせてキム氏は「韓米結束の力で(慰安婦・強制徴用に対して)日本の変化を誘導することもできる」としながら「15年前にすでに米議会が『日本の責任』を問うた点を基に韓日間問題を解決していかなければならない」と繰り返し強調した。
長い間、韓国人団体の代表を務めながら韓国政府の対米政策を見守ってきたキム氏は、これまで韓国政府・議会が米国の政界に対して見せた「分裂的」な対応に残念な気持ちを吐露した。キム氏は「韓国の与野政界関係者はワシントンに来れば、各自言いたいことだけを言って帰っていく」とし「米国の政治家はそのたびに混乱することになり、(韓米間で)信頼を築くのが難しい」と述べた。
キム氏はまた、米中緊張が高まっている中、韓日関係改善と韓日米の結束に対する必要性がこれほど高い時期はないと指摘した。
キム氏は1992年LA暴動を機に米国内の韓国人社会の声を高める運動に飛び込んだ。2007年米議会の慰安婦決議案通過、2008年バラク・オバマ選挙キャンプで活動して韓米間ビザ免除などで主導的な役割を果たしてきた。2013年からはワシントンを拠点とした「韓国人有権者連帯」を設立して活動中だ。
https://japanese.joins.com/JArticle/294042?servcode=400§code=430
「中央日報日本語版」 2022.08.06 10:54
■警護員に両足つかまれ…慰安婦被害者の李容洙さん側が明らかにした現場
【写真】旧日本軍慰安婦被害者の李容洙さんが4日、国会でペロシ米下院議長を待っていたところ、国会警護員に阻止で車いすから落ちた場面。 写真=日本軍慰安婦問題ICJ回付推進委員会
李容洙(イ・ヨンス)さん(94)とともに活動する「日本軍慰安婦問題国際司法裁判所回付推進委員会」(推進委)が、国会事務局の過剰制止関連の釈明に反論した。
推進委は5日、報道資料を出し、「国会で発生したおばあさんに対する過剰鎮圧および過酷行為に関する報道が出ると、国会事務局が釈明資料を出したが、この資料にはいくつか重大な事実歪曲が含まれている」と主張した。
前日午後、ペロシ議長に会うために国会で待機中だった李容洙さんは警護員が車椅子を引っ張ったことで床にずり落ちた。李さんは大きなけがはなかったが、精密検査を控えているという。
これに関連し警護企画官室は報道資料で「(警護員は)車椅子を移動させる中、おばあさんが体を左右に揺らして床に落ちて横になり、おばあさんの安全と円満な行事進行のためにまた車椅子に座らせる過程があった」とし「その後、警護担当者がおばあさんを訪ねて飲み物を出し、健康状態をチェックするなど礼儀を尽くした」と釈明した。
しかし、推進委は「警護企画官室はおばあさんに移動の協調を求めなかった」とし「おばあさんのそばにいたソ・オクジャ教授に警護要員が一歩離れてほしいと要請し、いかなる疑いもなくこれに応じると、突然おばあさんを取り囲んで(ペロシ議長の)移動経路から引き離そうとした」と明らかにした。続いて「国会警護要員がブレーキのかかった車椅子を急に押す過程でおばあさんが車椅子から落ち、おばあさんが叫び始めたのはその後から」と反論した。また「李光宰(イ・クァンジェ)国会事務総長は現場のおばあさんを訪ねたこともなく、面談の約束もしていない」と述べた。
ソウル永登浦(ヨンドンポ)警察署は前日に李さんが国会事務局警護企画官室の職員と衝突して傷を負った事件に関連し、現場職員を対象に暴行容疑を適用するかどうかなどを検討している。警察関係者は「社会的な耳目が集中した事件であり、迅速に証拠資料を確保し、あらゆる可能性を開いて慎重に捜査する予定」と話した。
https://japanese.joins.com/JArticle/294019?servcode=200§code=210
「中央日報日本語版」2022.08.05 09:58
■韓国野党議員「李容洙さんを国会の地面で引きずり回した? ペロシ議長にも欠礼」
韓国野党「共に民主党」の朴用鎮(パク・ヨンジン)議員は、米国のナンシー・ペロシ下院議長に会おうとしていた「日本軍慰安婦」被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(94)が警護員の阻止で倒れたことに対して「ひどい、茫然自失とした」とし、有りないことだと批判した。
朴議員は4日午後、SNSを通じて「李さんが国会の地面に引きずり回されている写真を見て茫然自失とした」と指摘した。
続いて「国会警護処が自分たちの任務を遂行したというが、車椅子に座っていた90代の老人という点を勘案すれば、ペロシ議長が米議会で慰安婦決議案を通過させた当事者だった点で残念で、見るに堪えない出来事」としながら国会警護処が「保安と警護よりも重要なことがある」点を知るべきだと強調した。
また、これは「この日国会を訪問して『慰安婦決議案の通過を誇らしく思う』と述べたペロシ下院議長にもかえって欠礼になる出来事」としながら、繰り返し遺憾を表明した後、「李容洙さんのけがが大きいものでなかったことを願願う」とした。
日本軍慰安婦問題国際司法裁判所回付推進委員会によると、李さんはこの日午後12時20分ごろ、国会サランチェでペロシ議長に会うために待機していた。この日午前11時50分ごろに国会を訪問して金振杓(キム・ジンピョ)国会議長と1時間ほど会談して共同メディア発表を終えたペロシ議長がサランチェに到着すると、国会事務局の警護員は動線確保のために李さんの車椅子を無理に移動させた。この過程で李さんは乗っていた車椅子から落ちて手を負傷した。
https://japanese.joins.com/JArticle/294009?servcode=200§code=210
「中央日報日本語版」 2022.08.05 07:15
■ペロシ議長を待っていた李容洙さん…警護員が両足をつかんで連れて行った
日本軍慰安婦被害者である李容洙(イ・ヨンス)さん(94)が、国会を訪問したナンシー・ペロシ米国下院議長に会おうとしたが、国会警護員と物理的衝突を起こして負傷した。
4日、日本軍慰安婦問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会(以下、委員会)によると、ペロシ議長が国会議事堂で金振杓(キム・ジンピョ)国会議長ら韓国側の要人と面談を行ったこの日午後12時ごろ、李さんと李さんを支援する委員会も国会を訪れた。
李さん側はペロシ議長に会って国連拷問防止協約手続きへの回付を含め、米国下院で2007年全員一致で通過した日本軍慰安婦謝罪決議案の勧告通り、日本の真の謝罪と歴史教育を通した慰安婦問題の解決方案を議論するように要請しようとしたと伝えられた。
李さん一行はペロシ議長とキム議長の昼食場所であるサランチェに先に移動して近くで待機していた。李さん側は国会警護員が近づくと「ペロシ議長に挨拶をしにきた」と説明した。
李さんは同行した2人と一緒にサランチェの外側でペロシ議長を待っていた。国会側が「李さん以外に2人程度まではサランチェで待機できるが、残りはここにいてはいけない」としたため、李さんは同行者2人と共に現場で待っていたのだ。
李さんは国会側が車椅子を用意したので車椅子に乗った状態でペロシ議長を待った。
ところがペロシ議長が面談を終えて昼食のためにサランチェに到着する直前、突然警護員数人が李さん側に近づいた。
警護員は車椅子に座っていた李さんに「ペロシ議長が通過する動線から少し離れて立ってほしい」と要請した後、車椅子を引っ張って後ろに移動させた。
その後、他の警護員も合流して李さんの車椅子を無理に移動させたため李さんが車椅子から落ちて倒れたというのが委員会の説明だ。李さんはこの過程で「行かない」と抵抗し、警護員は李さんの両足をつかんで連れて行ったという。
さらに警護員は李さん周辺を囲み、李さんが動けないように制止した。委員会は「李さんが警護員の物理的衝突過程で両手の手のひらに引っかき傷ができ、激しい精神的衝撃を受けた」と伝えた。
一方、ペロシ議長はこれまで慰安婦被害者問題に格別の関心を示してきたことで有名だ。
米国民主党所属のペロシ議長は2007年に米国歴史上初めての女性下院議長に就任した直後、日本政府に日本軍慰安婦問題に対して公式に謝るように要求する決議案(H.Res.121)が全員一致で下院を通過するために核心的な役割を果たした。日系米国人のマイク・ホンダ元議員が発議したこの決議案は日本政府に慰安婦強制動員の事実認定と若い世代に対する正確な歴史教育を求めている。
ペロシ議長は2015年に訪韓した時も「安倍晋三首相が慰安婦問題に対して謝るように願う」と明らかにしたことがある。昨年、朴炳錫(パク・ビョンソク)当時国会議長との画像会談では「2007年当時、ホンダ議員が主導した日本軍慰安婦決議案に誇りを持っている」と述べた。
ペロシ議長はこの日、金振杓国会議長との会談でも「慰安婦関連決議案を通過させたことを誇らしいと考える」と再び言及した。
特にこのあと日本訪問を控えていたペロシ議長が、この日金議長に慰安婦決議案に対してこのように言及したことはさらに意味があるという評価だ。
https://japanese.joins.com/JArticle/294011?servcode=200§code=210
「中央日報日本語版」 2022.08.05 07:28
【写真】警護員によって椅子からずり落ちる李容洙さん。[写真 日本軍慰安婦問題ICJ回付推進委員会]
日本軍慰安婦被害者である李容洙さんが4日、国会サランチェ付近で米国のナンシー・ペロシ下院議長を待っている途中、国会警護員が無理に移動しようとして車椅子からずり落ちる様子。
https://japanese.joins.com/JArticle/293960?servcode=200§code=210
「中央日報日本語版」 2022.08.04 06:54
■慰安婦被害者の李容洙さん、訪韓するペロシ米下院議長に面談要請
日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(94)が3日から2日間訪韓する米国のナンシー・ペロシ下院議長(民主党)に面談を要請した。
日本軍慰安婦問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会は3日、慰安婦問題を米国下院が採択した「慰安婦決議案第121号」(HR121号)により解決する必要があるとしてペロシ議長に李容洙さんとの面談を要請する公開書簡を送った。
ペロシ議長は2007年7月米下院で慰安婦問題に対する日本の公式謝罪を促す内容の決議案が全会一致で採択された時も下院議長を務めた。
推進委は今回の公開書簡で「日本政府は米下院決議案第121号の精神と正反対の方向に動いた」として「日本政府は日本だけでなくカリフォルニアなど米国でも歴史教科書と教育課程で『戦時軍事性的奴隷』を隠ぺいすることに積極的に乗り出している」と指摘した。
推進委は「(慰安婦被害者の中で)韓国に残っている生存者は李さんを含んで11人だけ」とし「李さんは90代なので(今回のペロシ議長訪韓が)直接会える最後のチャンスかもしれない」と伝えた。
ペロシ議長は1日シンガポールをはじめ、マレーシア、台湾、韓国、そして日本につながるインド・太平洋地域歴訪に出た。ペロシ議長は3日午後遅く米政府専用機便で韓国に到着した後、4日金振杓(キム・ ジンピョ)国会議長と会談する。
https://japanese.joins.com/JArticle/293476?servcode=A00§code=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.22 11:23
■韓国外交部、「2015年慰安婦合意無効」李容洙さんの主張に「傾聴する」
【写真】韓国外交部の朴振(パク・チン)長官が19日に日本の岸田文雄首相と会い、韓日関係改善に向け尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の意志と両国首脳間のシャトル外交を復元しようというメッセージを伝達した。
韓国外交部は2015年韓日慰安婦合意は無効だと批判した慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんの発言に対して「引き続き傾聴して疎通する」という立場を21日、明らかにした。
外交部当局者は李さんが2015年慰安婦合意に対して無効を主張しているがどのように説得するかという質問に「朴振(パク・ジン)長官が合意の精神が重要だという趣旨ですでに明らかにした」と答えた。
朴長官は19日、日本東京で岸田文雄首相を表敬訪問し、「韓国政府は2015年韓日慰安婦合意を公式合意として尊重し、この合意精神にしたがって解決することを期待する」と明らかにした。
これを受け、李さんは21日の立場文を出して「2015年合意は無効」とし、「この合意を前提にしたいかなる条件も受け入れることはできない」と主張した。
https://japanese.joins.com/JArticle/293474?servcode=A00§code=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.22 11:03
■慰安婦被害者の李容洙さん「2015年慰安婦合意は無効」
朴振(パク・ジン)外交部長官が最近日本を訪問して2015年韓日「慰安婦合意」を両国政府の公式合意として尊重すると明らかにしたことを受け、日本軍慰安婦被害者である李容洙(イ・ヨンス)さんは欺瞞的な合意を強要しないことを求めるとして抗議した。
21日、李さんは立場門を出して「このごろ、度々2015年合意を公式化するというニュースが出て私が眠れないほどつらい。欺瞞的な合意をなぜ私たちに強要するのか」と問い詰めた。
李さんは尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に「私たちを二回殺すな。すべての被害者に代わって李容洙がお願いする」として「今年8月15日になる前に会って慰安婦問題の正しい解決について話し合いたい」と話した。
これに先立って、朴長官は19日、日本訪問を機に岸田文雄首相に会って慰安婦合意に対して「2015年韓日慰安婦合意を公式合意として尊重し、この合意の精神にしたがって解決することを期待する」と明らかにした。
2015年韓日外相の共同記者会見で発表された慰安婦合意には▼日本政府10億円拠出▼安倍晋三元首相の謝罪▼慰安婦問題の最終かつ不可逆的な解決▼国際社会での相互非難・批判の自制▼慰安婦少女像に対する適切な解決--などが盛り込まれた。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/44118.html
「The Hankyoreh」 2022-07-22 07:02
■韓国の市民社会団体「政府の屈辱的対日外交糾弾…慰安婦合意継承すべきでない」
韓日歴史正義平和行動、大統領室前で記者会見
【写真】韓日歴史正義平和行動(準)の関係者が21日午前、ソウル龍山の大統領執務室前で記者会見を行い、尹錫悦政権による2015年韓日「慰安婦」合意尊重発言などの「屈辱的対日外交」を糾弾している=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社
韓国の市民社会諸団体は21日、先日行われた韓日外相会談は「歴史正義を傷つけ、日本の軍国主義を容認する結果を生んだ」と主張し、「屈辱外交をやめよ」と述べた。
正義記憶連帯、民族問題研究所などの9つの市民社会団体の連帯組織である「韓日歴史正義平和行動(準)」はこの日、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領室前で記者会見を行った。
同団体は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は発足前から韓日関係の改善を主張してきたが、対日外交にはいかなる原則も代案もないということが今回の外交部長官の訪日で明確になった」とし「日本の要求に沿ってあらゆるものをささげる低姿勢の屈辱外交で一貫していた」と主張した。
【写真】韓日歴史正義平和行動(準)の関係者が21日午前、ソウル龍山の大統領執務室前で記者会見を行い、尹錫悦政権による2015年韓日「慰安婦」合意尊重発言などの「屈辱的対日外交」を糾弾している=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社
とりわけ「2015年の韓日『慰安婦』合意は、政府間の公式合意として尊重する」というパク長官の発言に対しては、「慰安婦合意は全国民が反対した一方的な拙速合意だった」とし、「このような合意を継承すれば、尹錫悦政権は歴史的過ちとそれにともなう審判を免れないだろう」と警告した。
また、政府が考案した強制動員問題の解決方式についても批判した。
強制動員被害者への賠償を命じた判決を履行しない日本の戦犯企業に対し、韓国にある資産を強制売却して現金化する措置は、2018年の最高裁判決に則った適法な手続きであるにもかかわらず、尹錫悦政権はこれに反対する日本の認識に同調し、現金化措置を防ぐ解決策を用意すると述べているとし、これも非常に屈辱的だと指摘した。
【写真】韓日歴史正義平和行動(準)の関係者が21日午前、ソウル龍山の大統領執務室前で記者会見を行い、尹錫悦政権による2015年韓日「慰安婦」合意尊重発言などの「屈辱的対日外交」を糾弾している=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社
参加者たちは、植民地支配について謝罪しない日本との軍事協力はありえないとし、韓米日軍事協力にも反対し、今後の歴史正義の実現と東アジアの平和のために行動すると表明した。韓日歴史正義平和行動(準)は、23日午後7時から平和の少女像の前で韓米日軍事協力に反対するろうそく集会を行うと明らかにした。
キム・ジョンヒョ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1051830.html
韓国語原文入力:2022-07-21 14:08
https://japanese.joins.com/JArticle/293444?servcode=A00§code=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.21 15:44
■韓国市民団体 「対日屈辱外交を糾弾…慰安婦合意継承、審判免れないだろう」
【写真】韓国外交部の朴振(パク・チン)長官が19日に日本の岸田文雄首相と会い、韓日関係改善に向け尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の意志と両国首脳間のシャトル外交を復元しようというメッセージを伝達した。
韓国市民社会団体は21日、「対日屈辱外交の極みを見せた朴振(パク・ジン)外交部長官を糾弾する」とし「屈辱外交を中断せよ」と求めた。
全国民主労働組合総連盟(民主労総)、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正議連)、民族問題研究所などが参加する市民団体「韓日歴史正義平和行動」はこの日、龍山区(ヨンサング)大統領執務室前で記者会見を行った。
彼らは「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の対日外交にはいかなる原則も代案もないということが今回の外交部長官の訪日で明らかになった」とし「日本の要求に従ってあらゆることを捧げる低姿勢屈辱外交で一貫した」と主張した。
特に「2015年韓日慰安婦合意は政府間の公式合意として尊重する」という朴長官の発言に関連して「慰安婦合意は国民全員が反対した一方的な拙速合意だった」とし「このような合意を継承するなら尹錫悦政府は歴史的過ちとそれに伴う審判を免れないだろう」とした。
また「政府が考案して出した強制動員問題解決方式もまた非常に屈辱的」としながら「日本の認識に同調して大法院(最高裁)の判決を否定し、現金化措置を防ぐ解決方案を出しているという」と指摘した。
続いて「植民支配を謝罪しない日本との軍事協力はありえない」とし「韓半島(朝鮮半島)に日本の自衛隊とともに戦争惨禍を呼び起こす韓日、韓米日軍事協力は絶対に容認されてはいけない」と強調した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220721003000882?section=news
「聯合ニュース」 2022.07.21 17:28
■慰安婦合意は欺瞞 被害者の主張に「意思疎通続ける」=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は21日、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意は拙速で欺瞞(ぎまん)的だとする主張に対し、今後も被害者の声に耳を傾け、意思疎通を続けるとの姿勢を示した。
【写真】複数の韓国市民団体が、ソウル・竜山の大統領執務室周辺で政府の対日外交を糾弾する記者会見を開いた=21日、ソウル(聯合ニュース)
これに先立ち、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんは同日発表した声明で「韓日合意を公式合意とするというニュースが報じられて眠れずにいる」としながら「欺瞞的な合意をなぜわれわれに強要するのか」と批判した。
外交部の当局者は、李さんをどのように説得するのかとの質問に対し「(先日訪日した)朴振(パク・ジン)外交部長官が、合意の精神が重要だという趣旨で既に明確に話をした」と説明した。朴氏は15年の合意について「両国政府間の公式合意であり、尊重されなければならない」と言明。「被害者の尊厳と名誉を回復し、心の傷を癒やすという合意の精神に立脚し、最も望ましい解決策を見いだしたい」と語っている。
同当局者は、外交部側が慰安婦被害者や強制徴用被害者を直接訪ねて説得する計画があるかについて問われると、可能な方法で被害者の意見を聞き、コミュニケーションを取るとの立場を改めて示した。
外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官も、今後の韓日関係の改善過程で日本との意思疎通だけでなく、慰安婦被害者や強制徴用被害者をはじめとする国内の多様な声を十分に聞くと説明した。
崔氏はこの日の定例会見で「朴長官の訪日を機に、われわれは韓日関係の改善と懸案の合理的解決のために過去を直視しながら未来志向的な関係発展の重要性を強調し、日本側に誠意ある対応を促した」と説明。これに対して日本側も重要な懸案の早期解決の必要性について共感を示すなど、耳を傾ける姿勢を見せたと伝えた。
崔氏は、外交部は今後も各界の意見を取りまとめ、韓日関係改善のために日本との外交的意思疎通をより緊密に行うと強調した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220720002500882?section=news
「聯合ニュース」 2022.07.20 15:02
■「慰安婦合意の意味とは何か」 支援団体が政府に公開質問=韓国
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が20日、慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意を尊重する姿勢を表明している外交部に真意を問う公開質問書を送った。
【写真】ドイツの首都ベルリン市のミッテ区に設置された慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」前で、現地の韓国系市民団体「コリア協議会」や正義連の関係者が今月6日(現地時間)に開いた集会の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
正義連は「15年の韓日合意は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の外交部にとってどんな意味を持つのか。日本政府が『合意事項の順守』を露骨に迫っている中、韓国政府が掲げる『合意の精神』とは具体的に何なのか教えてほしい」と尋ね、26日までの回答を求めた。
また「国際社会で日本軍の性奴隷制問題を二度と提起しないということなのか、この問題を記憶し、記念しようとする国内外の市民社会を弾圧するという意味なのか、答えてほしい」と迫った。さらに「この問題は国同士の政治的な合意で封じ込められるもの、いくらかの償い金で歴史の中に永遠に消えるものと考えているのか」とも問いただした。
外交部はこのところ、韓日合意を順守する姿勢をたびたび示している。
朴振(パク・ジン)同部長官は今月18日、韓日外相会談のため訪日した際、15年の合意について記者団に「両国政府間の公式合意であり、尊重されなければならない」と言明。「被害者の尊厳と名誉を回復し、心の傷を癒やすという合意の精神に立脚し、最も望ましい解決策を見いだしたい」と語った。
同部の別の高官も「韓日合意は公式合意であり、合意を尊重するという旨を日本側に伝えた」と明らかにした。
正義連はこれに対し、「合意は国際社会での非難、誹謗(ひぼう)の自粛、最終的かつ不可逆的な問題解決を韓国政府が約束した屈辱的なもの」だとし、「にもかかわらず、尹錫悦政権がこれを尊重し、合意の精神を順守すると明言する理由は何か」と批判した。
https://japanese.joins.com/JArticle/293388?servcode=A00§code=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.20 14:44
■韓国慰安婦団体「『2015年慰安婦合意を尊重』この意味は何か」 政府に公開質問
【写真】韓国外交部の朴振(パク・チン)長官が19日に日本の岸田文雄首相と会い、韓日関係改善に向け尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の意志と両国首脳間のシャトル外交を復元しようというメッセージを伝達した。
日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)が、2015年韓日「慰安婦」合意を尊重するという意志を最近相次いで明らかにした韓国外交部に対し、20日、真意を尋ねる公開質問書を送った。
正義連は「日本政府が『合意事項順守』を露骨に圧迫する状況で、韓国政府が掲げている『合意精神』というものが具体的にどういうものか教えてほしい」とし、26日までに回答を出すよう要求した。
正義連は「国際社会で日本軍性奴隷制問題を再び提起しないということなのか、この問題を記憶して記念しようとする国内外の市民社会を弾圧するという意味なのか答えよ」と求めた。
あわせて「国家間の政治的合意で、日本軍性奴隷制問題が結末をみるだろう、何文かの補償金でこの問題が歴史の中に永遠に消えるだろうと考えているのか」と指摘した。
今月18日、韓日外相会談に出席するために日本に出国した朴振(パク・ジン)外交部長官は、取材陣と会った席で2015合意は「両国政府間の公式合意として尊重されなければならない」とし「今最も重要なのは合意の精神だ」と述べた。