三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「「韓国人に敵対感情」ウトロ地区放火犯、1審で懲役4年」

2022年08月31日 | 国民国家日本の侵略犯罪
http://japan.hani.co.kr/arti/international/44425.html
「The Hankyoreh」 2022-08-31 06:47
■「韓国人に敵対感情」ウトロ地区放火犯、1審で懲役4年
 京都地方裁判所「偏見と嫌悪感による犯行」

【写真】在日コリアンが集まる京都のウトロ地区に火をつけた容疑で起訴された有本匠吾被告(23)に対し、1審裁判所が懲役4年を言い渡した。ウトロ地区放火現場の様子=キム・ソヨン特派員//ハンギョレ新聞社

 在日コリアンが集まる京都のウトロ地区に火をつけた容疑で起訴された有本匠吾被告(23)に対し、1審裁判所が懲役4年を言い渡した。
 京都地方裁判所は30日、「偏見や嫌悪感に基づく犯行で、民主主義社会では到底許されない」とし、検察の求刑と同じ懲役4年を言い渡した。
 検察は無職の有本被告が韓国に対して敵対感情を抱き、社会的注目を集めようと、昨年7月の名古屋市の在日本大韓民国民団(民団)施設などへの放火に続き、同年8月、ウトロ地区の空き家などに火をつけたと明らかにした。この放火で空き家など7棟が燃え、4月にオープンした「ウトロ平和祈念館」に展示する予定だった資料約40点が焼失した。人命被害はなかった。
 有本被告は裁判過程で放火事件と関連して「在日コリアンらに恐怖感を与え、追い出す狙いがあった」と犯行動機を述べた。
 ウトロ地区は日本による植民地時代の1941年、日本政府が京都軍事飛行場建設のために朝鮮人を大勢動員して作られた集団居住地だ。解放後に工事が中断され、賃金の不払いや、日本の搬出財産制限など様々な事情で故国に帰れなかった朝鮮人たちが、貧困と差別の中で支えあって暮らすことになった。ウトロの歴史を紹介する祈念館が4月に開館した。
東京/キム・ソヨン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1056747.html
韓国語記事入力: 2022-08-3013:32


https://japanese.joins.com/JArticle/294972?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.08.30 16:58
■「韓国人に敵対感」ウトロ地区放火犯…懲役4年を宣告
 嫌悪感を抱いて在日朝鮮人集団居住地である日本のウトロ地区の空き家に放火した男が実刑を宣告された。
 京都地方裁判所は30日、ウトロ地区の空き家などに火を付け非現住建造物等放火などの罪に問われた無職有本匠吾被告(23)に懲役4年の判決を言い渡した。NHKと共同通信などが報道した。
 増田啓祐裁判長は「暴力的な手法で不安をあおった犯行で、民主主義社会において、到底、許容できない」として検察の求刑通りの刑を宣告した。
 裁判長は「被告人は在日韓国朝鮮人という特定の出自を持つ人々に対する偏見や嫌悪感による身勝手で独善的な動機から火を付けた」とし、反省が深まっているようには見えず酌むべき点はないとした。
 NHKによると、有本被告は裁判過程で「韓国人に敵対感情があった。展示品を使えなくすることで、祈念館の開館を阻止するねらいがあった」と明らかにした。
 有本被告は昨年8月30日、京都府宇治市ウトロ地区の空き家に放火して7棟を全半焼させた容疑で起訴された。
 放火により在日朝鮮人が撤去反対闘争などに使った立て看板など数十点が焼失した。このうち一部はウトロ平和祈念館に展示するために保管していた資料だった。
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海抜マイナス95メートルの慶州放射性廃棄物処分場洞窟施設に行ってみた

2022年08月30日 | 
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/44420.html
「The Hankyoreh」 2022-08-30 20:53
■海抜マイナス95メートルの慶州放射性廃棄物処分場洞窟施設に行ってみた
 海抜マイナス80~130mの地下の6個のサイロに 
 低レベルドラム缶2万5578本を貯蔵 
 運用開始から7年で全容量の1/4既に使用済み 
 ドラム缶12万5千本規模の表層処分場も着工 
 原発使用済核燃料の飽和時点が迫っても 
 高レベル処分場選定の議論は進展なし

【写真】慶州の中低レベル放射性廃棄物洞窟処分施設のトンネル内部。天井部分に1番サイロと2番サイロを示す表示が付いている=慶州キム・ジョンス先任記者//ハンギョレ新聞社

 8月26日、韓国原子力環境公団が準備したバスに乗り、低い山の中腹にあるトンネル入り口から入りしばらく走った。間もなくトンネルの天井に「海抜マイナス95M・入口から1450M」と書かれた表示板が見えた。韓国国内で発生する中・低レベル放射性廃棄物の終着点である地下洞窟処分施設に到着した。バスが停まったところは、表示されている通り海抜マイナス95m下、海抜30mにあるトンネル入口から地下に125m下ったところだ。
 洞窟処分施設は文武大王水中陵からほど近い慶尚北道慶州市文武大王面奉吉里一帯206万平方メートルにある中・低レベル放射性廃棄物処分施設の1段階施設だ。200リットルの放射性廃棄物ドラム缶10万本を収納できる規模で建てられ、2015年から運用されている。バスから降りてトンネルの奥に歩いて入ると、左右に短いトンネルが掘られている。放射性廃棄物を貯蔵するサイロ(SILO)は、中央トンネルから分岐した3対のトンネルの両端に一つずつ計6個が設置されている。
 高さ50m、内径23.6mの巨大な円筒形コンクリートサイロ6個には、26日現在で放射性廃棄物ドラム缶2万5578本が貯蔵されている。運用開始から7年で全体貯蔵容量の約4分の1ほどをすでに使ったわけだ。放射性廃棄物は、放射能の濃度と熱発生率により使用済核燃料の高レベル、原発解体の過程で多く発生する中レベル、放射能濃度が低い低レベルと極低レベルに区分される。洞窟処分施設には、そのうち原子力施設の放射線管理区域で作業者が使用した作業服や手袋などの低レベル放射性廃棄物が保管されている。現場を案内してくれたチョ・ビョンジョ原子力環境公団疎通協力団長は「洞窟処分施設は中レベル放射性廃棄物もドラム缶3万本を貯蔵する計画だが、排出者が物量の多い低レベルから送り込み、まだ中レベルの貯蔵までは行われていない。今後、原発の解体がなされれば、中レベルの廃棄物が多く発生し搬入されると思う」と話した。

【図】慶州の中・低レベル放射性廃棄物洞窟処分施設の模型図=韓国原子力環境公団提供//ハンギョレ新聞社

 ドラム缶に密封された状態で処分場に到着した放射性廃棄物は、一旦引き受け検査施設で検査を受ける。ここで表面放射線量率の測定、X線検査、核種分析などの検査を通過した放射性廃棄物ドラム缶は、厚さ10センチのコンクリートで作られた矩形処分容器に移される。この処分容器は、ドラム缶16本が入るよう製作されている。処分容器を載せたトラックが、地下サイロの隣のトンネルに来て停まるとサイロ上に設置されている巨大クレーンが外に出て処分容器をつり上げてサイロ内にきちんと積み上げる。サイロが処分容器で満たされると、砕石とコンクリートで隙間を埋めて閉鎖することになる。この閉鎖作業はまだ遠い将来の話だ。洞窟処分施設は、現在稼働中のすべての原発の廃炉過程で発生する中レベルの廃棄物まで収容してから閉鎖されるためだ。
 洞窟処分施設は、建設工事当時から多量の地下水漏れで論議が起きた。海水面より低い場所で、塩分の多い地下水がサイロ内に浸透し、放射性廃棄物が入ったドラム缶を腐食させ、その結果出てきた放射性物質が地下水に混入し周辺環境を汚染する恐れがある。現場でブリーフィングをした原子力環境公団の関係者は「今は渇水期だから大幅に水が減ったが、平均的には1日1500トン程度発生する。安全のためにポンプを三重に設置し、事故が発生した場合にも問題なく外に水を汲み上げられるようになっている」と話した。

【写真】慶州の中・低レベル放射性廃棄物洞窟処分施設に設置されている2番サイロ上部の様子。黄色いクレーンの下側に付いている正方形の物体が、放射性廃棄物ドラム缶が入ったコンクリート処分容器だ=慶州キム・ジョンス先任記者//ハンギョレ新聞社
【写真】慶州の中・低レベル放射性廃棄物処分施設の訪問客センターであるコラジウム展示館に設置されている放射性廃棄物ドラム缶とコンクリート処分容器の実物大モデル=慶州キム・ジョンス先任記者//ハンギョレ新聞社

 しかし、慶州地域の環境団体と住民たちは最近、地下水排水管の不良施工疑惑まで提起している。原子力環境公団が2021年5月に地下水配管の追加設置を終え、8月から本格運用に入ったが12月から配管からの漏水が発生するなどの不良施工が明らかになったという主張だ。
 この日着工式を行った表層処分施設は、すでに運用中の洞窟処分施設に続く2段階の施設だ。低レベル放射性廃棄物ドラム缶12万5千本を貯蔵できる容量で設計された。地上に縦横縦各20m、高さ10m大の処分庫20個を設置し、処分容器を積み上げて処分庫が満杯になれば閉鎖して持続的に管理するというのが原子力環境公団の計画だ。
 問題は現在原発で保管中の使用済核燃料の処理だ。中レベルと低レベル以下の放射性廃棄物処分場とは異なり、使用済核燃料である高レベル放射性廃棄物の最終処分場は、敷地選定議論の第一歩すら踏み出せていない。昨年末、文在寅(ムン・ジェイン)政府は高レベル放射性廃棄物の中間貯蔵施設を敷地選定着手から20年以内に、永久処分施設を37年以内に確保する内容の「第2次高レベル放射性廃棄物管理基本計画」を確定した。この計画は朴槿恵(パク・クネ)政府時の第一次基本計画が一方的に作られたという市民社会の主張により公論調査を経て設けられた。しかし、市民社会からも歓迎されなかった。使用済核燃料の原発敷地内での一時貯蔵を公式化し、原発地域を永久処分場にしようとしているとの疑いを消せなかったためだ。
 高レベル放射性廃棄物の管理は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府が7月に確定したエネルギー政策方向にも含まれている。高レベル放射性廃棄物処分のための特別法を設け、コントロールタワーとして首相傘下に専任組織を新設し推進することにした。26日、洞窟処分施設を訪れたイ・チャンヤン産業部長官は「高レベル放射性廃棄物処理特別法に処分場の位置選定手続き、住民協議手続き、周辺地域支援に関する法的根拠をすべて含め、その法に基づいて透明で客観的な手続きを経ていく」 「今年が高レベル廃棄物処分の元年になるようにする」と強調した。
 韓国水力原子力の使用済核燃料貯蔵現況資料によれば、第2四半期末現在で全国の原発で保管中の使用済核燃料は、貯蔵容量68万5460束の約75%にあたる51万6071束だ。ここから昨年拡充され多少余裕を持つようになった月城(ウォルソン)原発の乾式貯蔵施設(マクスター)貯蔵分を除けば、18万7460束の原発貯蔵容量の97%がすでに満たされている状態だ。
 2021年、韓国放射性廃棄物学会は、文在寅政府末期に樹立した第9次電力需給基本計画による原発稼働を反映した分析を通じて、古里(コリ)とハンビッ原発では2031年に、ハンウル原発では2032年から使用済核燃料の貯蔵容量飽和状態に入ると見通した。尹錫悦政府が明らかにしたように、設計寿命が切れたすべての原発で運転を続けるならば、飽和時点はさらに前倒しになる。

キム・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1056738.html
韓国語原文入力: 2022-08-30 13:35
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爆撃で死亡したアーティストの自宅で追悼企画展 ガザ地区

2022年08月30日 | 個人史・地域史・世界史
https://www.afpbb.com/articles/-/3420559
「AFP」 2022年8月29日 8:00 発信地:ハンユニス/パレスチナ自治区
■爆撃で死亡したアーティストの自宅で追悼企画展 ガザ地区

【写真】イスラエル軍の攻撃で先ごろ死亡したとされるパレスチナ人アーティスト、ディアナ・アムールさんの自宅で絵を描く画家。パレスチナ自治区ガザ地区ハンユニスで(2022年8月23日撮影)。(c)SAID KHATIB / AFP

【8月29日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で、イスラエル軍の爆撃で先ごろ死亡したとされるパレスチナ人アーティスト、ディアナ・アムール(Diana al-Amour)さんの追悼展が開催された。
 ガザ地区南部ハンユニス(Khan Yunis)にあるアムールさんの自宅で開催された展覧会は、地元のNGO「文化自由思想協会(Culture and Free Thought Association)」が企画。参加したアーティストたちが壁に穴が開いている部屋で絵画作品を制作した。
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日本慰安婦被害の公開証言から31年…独ベルリンで「歴史歪曲反対」

2022年08月29日 | 日本軍隊性奴隷
https://japanese.joins.com/JArticle/294335?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.08.15 07:28
■日本慰安婦被害の公開証言から31年…独ベルリンで「歴史歪曲反対」

【写真】14日、第5回「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」に際し、市民団体「釜山(プサン)ギョレハナ」のメンバーが各家庭で育てた鳳仙花を釜山東区にある日本領事館前の少女像に献呈する行事を行っている。8月14日は故金学順(キム・ハクスン)さんが日本軍性奴隷制の被害事実を最初に公開証言した日で、2017年国家指定記念日に指定された。ソン・ボングン記者

 14日(現地時間)、ドイツ・ベルリンのブランデンブルク門前の広場で、日本軍慰安婦被害公開証言から31年を迎えて記念デモが開かれた。
 この日のデモを共同主催したベルリン在住の日本人女性でつくる市民団体「日本女の会」は「31年前の1991年8月14日に韓国の金学順(キム・ハクスン)さんが日本軍慰安婦被害を初めて公開証言してからアジア全体の慰安婦被害者が公開証言に参加し、日本政府に公開謝罪と個別賠償を要求した」と述べた。
 メンバーは「だが、日本政府は責任を否定して被害者の要求を拒否している」としながら「日本政府は歴史からこの部分を消して慰安婦に対する言及を歴史教科書から削除しようとしている」と主張した。
 あわせて「我々は日本政府の歴史歪曲(わいきょく)に反対し、対抗する」と述べた。
コリア協議会のハン・ジョンファ代表は「金学順さんの勇気は日本の植民支配を受けた数百人の女性たちが沈黙を破る契機になった」としながら「被害女性が徐々に亡くなっている。我々は共に戦争地域の女性に対する性暴行を中断するよう求める」と述べた。
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日本の来年度防衛予算5兆5000億円…北朝鮮・中国を射程圏におくミサイル1000発保有推進

2022年08月28日 | 国民国家日本の侵略犯罪
https://japanese.joins.com/JArticle/294583?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2022.08.22 07:02
■「日本の来年度防衛予算5兆5000億円…北朝鮮・中国を射程圏におくミサイル1000発保有推進」
 日本の来年度防衛費は今年に比べて1000億円以上増えて過去最大になる見通しだ。
 21日、朝日新聞によると、防衛省は来年度防衛予算案の概算要求で、今年よりも1000億円以上増えた5兆5000億円とする方向で調整に入ったという。これは本予算で、別途ミサイル開発費用などが含まれた追加予算を合わせると日本の2023年度防衛費は過去初めて6兆円を越えて国内総生産(GDP)の1%を上回ことになる。これに先立ち、執権自民党は先月の参議院選挙で「国防費をGDP比2%以上とする基準を念頭に置き、5年以内に、防衛力の抜本的強化に必要な予算水準の達成を目指す」と公約していた。
 読売新聞はこの日、日本政府が「長射程巡航ミサイル、1000発以上の保有検討」と報じた。台湾有事時を念頭に置いて、日本と台湾の間に位置した南西諸島や九州などに長距離ミサイルを配備し、中国とのミサイル格差を埋めようとする狙いがあると同紙は分析した。
 米国国防総省によると、中国は日本を射程圏に置く地上発射型中距離弾道ミサイルを1900余発、中距離巡航ミサイルを300余発保有している。これに対抗して日本は現在保有した地対艦ミサイルの射程距離を200キロメートルから北朝鮮と中国沿岸部まで届く1000キロメートルまで伸ばす計画だ。
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映画『ココスニ』監督「極右勢力の『慰安婦』歪曲、論理的に反論したかった」

2022年08月27日 | 日本軍隊性奴隷
http://japan.hani.co.kr/arti/culture/44397.html
「The Hankyoreh」 2022-08-27 07:24
■映画『ココスニ』監督「極右勢力の『慰安婦』歪曲、論理的に反論したかった」
 映画『ココスニ』のイ・ソクチェ監督インタビュー 
 連合軍の48・49番報告書をもとに深層取材 
 ミャンマーにいた「慰安婦」被害者スニさんを捜し出す 
 被害者を攻撃するラムザイヤー教授なども追及

【写真】連合軍が記録した日本軍捕虜尋問報告書の写真に載っていたスニさん=コネクトピクチャーズ提供//ハンギョレ新聞社

 「(歪曲された歴史の記録を)論理的に反論する映画を作ってみたかったんです」。
 日本軍「慰安婦」被害者問題を扱ったドキュメンタリー映画『ココスニ』(25日公開)を演出したイ・ソクチェ監督は、最近行われたインタビューで、日本の歴史歪曲が現在進行形だという点を指摘しながら、演出意図をこのように明かした。
 これまで多くの「慰安婦」関連素材を扱った映画、ドラマ、放送、著書などが出版されたが、その中でも『ココスニ』は史料に基づき日本の極右勢力の一部の主張がでたらめであることを論理的に反論する。映画は、連合軍戦争情報局(OWI)が作成した日本軍捕虜尋問報告書のうち「慰安婦」問題を叙述しているいわゆる「48・49番報告書」の内容をもとに、ミャンマーのミッチーナーという地に「慰安婦」として連れて行かれ、苦難を強いられたスニさんの人生を辿る。韓国放送(KBS)探査プログラム「時事企画・窓」のチームで記者として働くイ監督は、長い間取材する中で、連合軍報告書に記録されたミャンマーの「慰安婦」20人余りの内、姓はココ、名前はスニと記録されたある女性が慶尚南道咸陽(ハミャン)に住んでいたパク・スニさんであったことを突き止める。そしてスニさんの子や孫たちと、連合軍報告書を作成した当時の連合軍幹部たちの子孫を訪ね、その記録を一つひとつ比較する。

【写真】連合軍が記録した日本軍捕虜尋問報告書の写真=コネクトピクチャーズ提供//ハンギョレ新聞社

 東北アジア歴史財団が発表した資料によると、日本軍が作った「慰安所」は全世界に559カ所あった。韓国を含め中国、日本、フィリピン、インドネシア、シンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマー、インドネシア、インドにまで設置されたという事実が明らかになっているが、そこにいた多くの被害者の行動はいまだにきちんと分かっていない状況だ。『ココスニ』の主人公と言えるスニさんの存在を知ったのは、長年の資料発掘と比較分析、数多くの機関・団体・放送会社の協業で可能だった。
 『ココスニ』の企画の出発には、国史編纂委員会があった。2018年、国史編纂委員会に「慰安婦」戦争犯罪調査チームが構成され、連合軍の48・49番報告書を詳細に調査し始めた。「時事企画・窓」でこの調査過程を撮り、その年の光復節特集2部作「国家は彼らを捨てた」編を作った。当時「制作過程での数多くの問題と不十分な取材」などを理由に、自ら「企画内容に対する礼儀ではない」と考えたイ監督は、追加取材をしながら内容を補完し、映画化することを決めた。

【写真】連合軍が記録した日本軍捕虜尋問報告書の写真=コネクトピクチャーズ提供//ハンギョレ新聞社

 『ココスニ』というタイトルの主人公でもあるパク・スニさんは、イ監督と「時事企画・窓」チーム、国史編纂委員会がなければ世に知られなかった人物だ。スニさんは連合軍資料から発見された数枚の写真に登場した「慰安婦」被害者のうちの一人だった。イ監督はスニさんの名前と住所が記録された49番報告書の内容を映画で集中的に取り上げる。取材を通して「49番報告書が『慰安婦』に対して偏向的な立場を取っており、日本や多くの極右保守勢力が『慰安婦』を攻撃する時に根拠として使われることもある」ということを知るようになった。直接ミャンマーのその場所を訪ねてみると、報告書がどれほど歪曲されたものかすぐに分かった。

【写真】米国立文書保管庁を訪問したイ・ソクチェ監督=コネクトピクチャーズ提供//ハンギョレ新聞社

 日系米国人アレックス・ヨリチが作成した連合軍の捕虜尋問報告書である49番報告書には、「慰安婦」に対して「利己的だ」「狡猾だ」「贅沢をしている」などの表現が出てくる。「該当する場所に行ってみると、いまも立ち遅れている地域でした。そんな場所で贅沢できるわけがないでしょう。しかも戦争の渦中にです」。直接ミャンマー国立記録院の映像資料を探してみたところ、当時「慰安婦」がいた場所は見渡すかぎり田んぼと畑ばかり。まともな病院すらないところだった。イ監督は、当時連合軍報告書を作成したチェン大尉の親戚と友人たちを直接訪ね、彼が書いた著書『語られなかったミャンマーの話(Untold Myanmar Story)』に関する話を聞いた。そこに記録されたスニさんをはじめとする「慰安婦」被害者20人余りの姿は、残酷という言葉でも足りないほどだった。

【写真】『ココスニ』のマスコミ試写会に参加したイ・ソクチェ監督=コネクトピクチャーズ提供//ハンギョレ新聞社

 『ココスニ』で注目すべきもう一つの点は、世界的に「慰安婦」を積極的に批判し非難する勢力の声もともに暴いたという点だ。「米国で『テキサス親父(Texas Daddy)』という極右ユーチューバーが『慰安婦』を積極的に批判していた。日本と何かつながりがありそうだった」という考えで取材を始めたイ監督は、ハーバード大学ロースクールのジョン・マーク・ラムザイヤー教授もともに注目した。昨年、「慰安婦」被害者を「自発的売春婦」と規定した論文を発表した人物だ。「ラムザイヤー教授に研究費を後援した会社が極右性向の団体を支援しており、その団体が『テキサス親父』を後援するという形式につながる」のを知ることになった。「彼らは公式の教科書から『慰安婦』という章全体をなくそうとし続けている」とイ監督は説明した。『ココスニ』の制作スタッフが直接ラムザイヤー教授を訪ねてインタビューを試みるシーンが映画に盛り込まれた。

【写真】ラムザイヤー教授を訪ねた『ココスニ』のスタッフ=コネクトピクチャーズ提供//ハンギョレ新聞社

 『ココスニ』が観客に見せようとするのは、歴史がきちんと記録できなかったスニさんの苦痛の人生だ。慶尚南道咸陽の地から遠いミャンマーまで連れて行かれ、あらゆる侮辱を受けながらも、帰るべき時に故国に帰ることができなかった人生。戦争が終わっても様々な理由で帰国できず、インドを経て中国に渡ったスニさんは、結局、子や孫とともに2004年に韓国に来て4年間滞在し、2008年に死去した。スニさん生きていた頃、彼女がミャンマーから帰ってきたことを誰も知らなかった。スニさんは子どもたちにも伝えることのできなかった話を胸に納めたまま亡くなった。それでも最後の韓国での4年はあたかかったという。「娘さんと孫の話によると、スニさんの人生で一番幸せだった4年だったそうです。韓国の現代史の一番大きな傷跡ではないでしょうか」。

キム・ヒョンス|元「シネ21」記者・映画コラムニスト
https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/1056158.html
韓国語原文入力:2022-08-26 02:54
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「「スパイ」無罪の元死刑囚 在日韓国人遺族に刑事補償=韓国高裁」

2022年08月27日 | 韓国で
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220824000800882?section=news
「聯合ニュース」 2022.08.24 09:48
■「スパイ」無罪の元死刑囚 在日韓国人遺族に刑事補償=韓国高裁
【ソウル聯合ニュース】1981年に母国を訪問中に「北朝鮮のスパイ」として逮捕され、死刑判決を受けて服役し、2021年に再審で無罪が確定した在日韓国人の孫裕ヒョン(ソン・ユヒョン)さん(2014年に84歳で死去)の遺族が賠償を請求した裁判で、ソウル高裁が政府に約22億7300万ウォン(約2億3200万円)の刑事補償金の支払いを命じた。法曹関係者が24日、明らかにした。
 孫さんは韓国向けに部品を販売する会社を営んでいた。1981年4月、韓国で情報機関の国家安全企画部(安企部、現・国家情報院)に令状なしで連行された。外部との連絡を絶たれたまま安企部で46日間拘束されて拷問を受け、64年に日本に送り込まれた北朝鮮の工作員に取り込まれてスパイ行為を働いたとの容疑を認めた。孫さんは大阪の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)商工会の幹部だった。  
 裁判で孫さんは、拷問により虚偽の供述を強要されたとして潔白を主張したが、81年11月に死刑を言い渡され、大法院(最高裁)で刑が確定した。その後、懲役刑に減刑。98年3月に仮釈放されて日本に戻った。2014年の死去後、遺族が再審を請求した。
 ソウル高裁は21年10月、孫さんが安企部に違法に逮捕、拘束された状態で暴力行為と懐柔を受けた結果、虚偽の供述をしたと認定し、孫さんに無罪を言い渡した。検察が上告したが、大法院は今年1月、高裁判決を支持し、孫さんの無罪が確定した。
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「北朝鮮と正恩氏に賠償命じる判決 「第2延坪海戦」参戦兵士・遺族へ=韓国地裁」

2022年08月26日 | 韓国で
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220824005300882?section=news
「聯合ニュース」 2022.08.24 18:07
■北朝鮮と正恩氏に賠償命じる判決 「第2延坪海戦」参戦兵士・遺族へ=韓国地裁
【ソウル聯合ニュース】2002年6月に北朝鮮に近い韓国の延坪島周辺海域で起きた韓国と北朝鮮による銃撃戦、第2延坪海戦で戦死した兵士の遺族と参戦した兵士ら8人が北朝鮮を相手取って起こした損害賠償訴訟で、ソウル中央地裁が原告勝訴の判決を言い渡したことが24日、法曹関係者の話で分かった。ただ原告側が賠償金を受け取るのは難しい見通しだ。

【写真】今年6月29日、第2延坪海戦から丸20年を迎えて開かれた「勝戦記念式」で涙を流す遺族(資料写真)=(聯合ニュース)

 法曹関係者によると、同地裁は23日、北朝鮮と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)に対し原告1人当たり2000万ウォン(約204万円)と海戦が発生した日から年5%で計算した遅延損害金の支払いを命じた。
 裁判所は大法院(最高裁)の判例にのっとり、憲法や国内法上の反国家団体である北朝鮮は民事訴訟法で定める「非法人社団(権利能力なき社団)」だとして、韓国の裁判所に裁判権があるとの判断を示した。
 北朝鮮と正恩氏は訴訟に応じていないが、裁判所は公示送達(裁判所での掲示や官報公告などにより内容が伝達されたと見なす手続き)によって訴訟が起こされたことを通知し、判決を言い渡した。
 第2延坪海戦は、サッカーのワールドカップ(W杯)韓日大会の熱気に包まれていた02年6月29日、黄海上の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯した北朝鮮の警備艇が韓国海軍の高速艇「チャムスリ357号」に先制攻撃を加えたことで発生。韓国海軍は6人が死亡、19人が負傷した。北朝鮮軍は約30人の死傷者を出したとされる。
 海戦で死亡した兵士の夫人らは20年10月、「北の不法行為により肉体的・精神的損害を被った」として訴訟を起こした。
 ただ、原告が実際に賠償金を受け取るのは難しいとみられる。
 これに先立ち、朝鮮戦争で北朝鮮軍の捕虜にされた元韓国軍兵士2人が北朝鮮と正恩氏を相手取って訴訟を起こし、20年7月に一審で勝訴したが、賠償金を受け取ることはできなかった。
 裁判所は南北経済文化協力財団に賠償金を支払わせるため取り立て命令を出したが、その後、同財団の抗告が認められたため取り立ては実現しなかった。
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韓国忠南大学の少女像撤去要求に設置団体側「少女像を死守」

2022年08月25日 | 日本軍隊性奴隷
https://japanese.joins.com/JArticle/294780?servcode=400&sectcode=410
「中央日報日本語版」 2022.08.25 11:04
■韓国忠南大学の少女像撤去要求に設置団体側「少女像を死守」

【写真】光復節だった15日夜、忠南大学キャンパス西門近くに建てられた平和の少女像。シン・ジンホ記者

 韓国の国立大学としては初めて忠南(チュンナム)大学に設置された「平和の少女像」が撤去の危機に置かれた。 
 24日、忠南大少女像推進委員会によると、忠南大は22日、総長名義で推進委員長に「国有財産法など関連法令にともなう原状復旧要請」公文書を送った。
 忠南大学はこの公文書で「学校の承認なしに設置した平和の少女像に関連し、9月22日までに原状復旧することを求める」と明らかにした。続いてこの日までに少女像が撤去されない場合、国有財産法第74条(不法施設物の撤去)など関連法令にしたがって少女像を撤去できるという立場を明らかにした。 
 忠南大学関係者は「本校は2019年『造形物設置管理に対する規定』を制定し、造形物設置が必要な場合、関連委員会を経て設置の可否を決めている」とし「少女像はこの手続きを経ていない」と話した。また、「大学は国有地なので少女像が無断設置されたことに対して原則にしたがって原状復旧をしてほしいということ」と明らかにした。
 これに先立って、推進委は光復節(解放記念日)だった15日午後9時ごろ、重装備などを動員して少女像を設置した。横2メートル、縦1.6メートル、高さ1.45メートル大きさの少女像はキム・ウンギョン、キム・ソギョン夫婦作家が製作した。2017年8月、忠南大学総学生会などが集まって結成した推進委は、これまで基金を募って作家に製作を依頼した。忠南大少女像推進委員会側は「すべての力を合わせて少女像を死守する」という意向を示した。
 推進委関係者は「昨年校内協議体を作り少女像設置に関連した会議を一度開いたが、ちゃんとした議論が行われなかった」とし、「あいまいな態度を見せる大学本部とこれ以上の協議が進められず、少女像の設置を強行せざるを得なかった」と話した。学校側が少女像に対する撤去の手続きを進める場合、推進委側との衝突が予想される。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220817000400882?section=news
「聯合ニュース」 2022.08.17 08:56
■韓国国立大に初の少女像 忠南大の推進委が設置=大学側と協議経ず 
【大田聯合ニュース】韓国の忠南大(大田市)構内に光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)の15日夜、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」が設置された。韓国の国立大構内での少女像設置は初めて。忠南大の少女像推進委員会は16日に記者会見を開き、大学側との協議を経ずに設置した経緯を説明した。

【写真】少女像を囲み、記者会見を開く推進委員会=(聯合ニュース)

 推進委関係者は、昨年校内で少女像を巡る協議体がつくられ会議が1回開かれたものの必要な議論が行われず、あいまいな態度を取る大学本部との協議が進まなかったことから設置を強行するしかなかったと説明した。この関係者は「慰安婦被害者をはじめとする戦争被害者を慰め、たたえるために構内に像を設置した」と強調し、大学側に「祖国のつらい歴史を癒すことに積極的に参加してほしい」と求めた。  
 推進委は2017年10月に結成された。当時、大学の総学生会が在学生1168人を対象にアンケートを実施したところ、95.6%が像の設置に賛成した。これに対し大学側は「校内のさまざまなメンバーの意見を聞いてみなければならない」との立場を取り続けてきた。
 推進委の記者会見後、大学は校内協議体による2回目の会議を開いた。会議を終えて大学側は「一方的な像の設置に対し手続き上の問題を提起する計画だ」と明らかにした。
 忠南大の民主同門会は設置を支持する声明を出し、「違法に造形物を破損するなどすれば全ての責任を学校に問う」とした。
 この少女像は、各地に設置されている像を制作した韓国の彫刻家夫妻のキム・ウンソン氏とキム・ソギョン氏が手掛けた。
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「慰安婦被害者の李容洙さん、負傷させた国会警護責任者らを告訴」

2022年08月24日 | 日本軍隊性奴隷
https://japanese.joins.com/JArticle/294677?servcode=400&sectcode=430
「中央日報日本語版」 2022.08.23 12:01
■慰安婦被害者の李容洙さん、負傷させた国会警護責任者らを告訴
 旧日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが国会事務局所属の警護責任者らを警察に告訴した。
 警察が22日に明らかにしたところによると、李さんは日本軍慰安婦問題国際司法裁判所回付推進委員会の関係者とともにこの日ソウル・永登浦(ヨンドゥンポ)警察署を訪れ、自身を過度に制止した国会警護担当者らを暴行と傷害、業務上重過失致傷容疑で処罰してほしいという内容の告訴状を提出した。
 推進委は「李さんが全治2週間の負傷をしたがただの一度も国会事務局側の謝罪連絡はなかった。現場警護員のほかにも当時指揮した責任者を識別してほしいという趣旨で告訴状を提出した」と明らかにした。
 李さんもやはり「ありえないこと。再発してはならない」と強調した。
 これに先立ち李さんは4日に韓国を訪れたペロシ米下院議長に会うため国会で待機していたところを国会警護員の制止により車いすから転倒して負傷した。


https://japanese.joins.com/JArticle/294547?servcode=200&sectcode=240
「中央日報日本語版」 2022.08.19 10:58
■慰安婦被害者の李容洙さん、韓国国会事務局を暴行容疑で告訴の方針
 慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが22日、国会事務局所属の警護責任者を暴行容疑で告訴する予定だ。国会事務局所属の警護員は4日、米国のナンシー・ペロシ下院議長が国会を訪問した際、李さんに対して過剰警護をし、これが問題になっていた。
 当時李さんは慰安婦問題を速かに解決してほしいという趣旨の書簡をペロシ議長に手渡すために国会の近くで待っていた。一部の警護員がペロシ議長の動線から李さんを遠ざけようとし、この過程で李さんが車椅子から振り落とされてしまった。
 事件当時李さんは血圧が大きく上昇するなど精神的ショックを受けて病院に入院した。現在は退院した後に自宅で安静を取っている。
 国会事務局は「国際的外交行事で事前の約束ない面談をしようとするのは外交的儀典の欠礼」としながら「行事場所の出入りが許可されていない人員は原則上統制する」という立場を明らかにした。また、国会事務局長と警護担当者が李さんのもとを訪ねていって、その後面談の約束をするなど礼を尽くしたと説明した。
 だが、李さんは国会からきちんとした謝罪を受けることができなかったと主張している。李さん側の関係者は「事件発生直後、朴ギョン美(パク・ギョンミ)国会議長秘書室長が一時訪ねてきて挨拶してからは安否を尋ねる連絡さえなかった」とした。また、現場で国会事務局長を見た人もなく、その後の面談の約束も聞いてはいないと話した。あわせて「誠意ある謝罪を受けるために告訴状を提出する考え」と説明した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220815001900882?section=news 
「聯合ニュース」 2022.08.15 15:40
■韓国慰安婦被害者が尹大統領演説を批判 「歴史・慰安婦問題に触れず」
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の韓国人慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんは15日、光復節(日本による植民地支配からの解放記念日)記念式典での尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の演説に対し「なぜ光復節に日本との関係改善の話だけをし、解決されていない歴史問題と慰安婦問題に対する言葉は一言もないのか」と批判の声を上げた。
 李さんは慰安婦問題の国際司法裁判所(ICJ)への付託を目指す市民団体を通じ、自身の考えを明らかにした。
 李さんは「日本がどれほど歴史をねじ曲げ、私たちの名誉を踏みにじろうと、日本の機嫌を取ることの方が重要なのか。それが自由と人権、法治を尊重することなのか」と問いただした後、「日本の反省と謝罪が先だ」と強調した。 
 尹大統領に対しては、日本の同意を必要としない国連拷問禁止委員会(CAT)への慰安婦問題付託を求め、「それがふてぶてしい日本に真実を悟らせ、未来の和解と共生をつくり出していく唯一の方法」と訴えた。
 尹大統領はこの日の演説で「韓日関係の包括的な未来像を提示した『金大中(キム・デジュン)・小渕共同宣言』を継承し、韓日関係を早期に回復、発展させていく」と述べた。


「The Hankyoreh」 2022-08-15 22:11
■「慰安婦」被害者イ・ヨンスさん「尹大統領、光復節に歴史・慰安婦問題一言もなし」
 イ・ヨンスさんの立場表明文

【写真】日本軍「慰安婦」被害者イ・ヨンスさんが6月9日午前、ソウル市中区にある真実和解委員会で、国連真実・正義・賠償および再発防止の増進に関する特別報告官のファビアン・サルビオリ氏との面談を終えた後に発言している=カン・チャングァン先任記者//ハンギョレ新聞社

 日本軍「慰安婦」被害者のイ・ヨンスさんが15日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の77周年光復節祝辞について「どうして光復節に日本との関係改善の話ばかりして、解決されなかった歴史問題と慰安婦問題に対する言葉は一言もないのか」と批判した。
 イ・ヨンスさんはこの日「日本軍『慰安婦』問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会」を通じて立場表明文を出し、「日本がこれほど歴史を歪曲し、私たちの名誉を踏みにじっても、日本の機嫌を取ることの方が重要なのか。それが自由と人権、法治を尊重するということなのか」と問い、このような立場を明らかにした。イ・ヨンスさんは推進委員会の委員長を受け持っている。
 イさんは「私たち(日本軍『慰安婦』被害者)には、まだ解放が来ていない」として、尹大統領に対し、国連拷問防止委員会に慰安婦問題を回付してほしいと要請した。イさんは「日本に自ら慰安婦問題をきっちり解決する意志がないならば、韓国政府が被害者の名誉のために単独で国連拷問防止委員会に慰安婦問題を回付してほしい」とし、「それが今日おっしゃった自由・人権・法治という普遍的価値ではないか。それだけが厚かましい日本に真実を悟らせ、未来の和解と共生を作り出しうる唯一の方法だ」と述べた。
イ・ウヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1054752.html
韓国語原文入力:2022-08-15 14:47


https://japanese.joins.com/JArticle/294352?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.08.15 13:29
■慰安婦被害者の李容洙さん「尹大統領、光復節なのに歴史・慰安婦への言及一言もなく」
 日本軍「慰安婦」被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんは15日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の第77周年光復節(解放記念日)の祝辞を巡り「どうしたら光復節に日本との関係改善についてのことだけを話し、解決できていない歴史問題や慰安婦問題に対する言及は一言もないのか」と批判した。
 この日、李さんは日本軍慰安婦問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会を通じて出したコメントでこのように述べた。李さんは同委員会の委員長を務めている。
 李さんは「日本があれほど歴史を歪曲(わいきょく)をして私たちの名誉を踏みにじったのに、日本の機嫌を取ることのほうが重要なのか。それが自由と人権、法治を尊重するということなのか」と反問した。
 続いて「日本の反省と謝罪が先」とし「この世代がもう一度醜い先祖にならないよう心から願う」と話した。
 李さんは尹大統領に対して国連拷問防止委員会に慰安婦問題を付託してほしいと要請して「それが今日祝辞で話した自由、人権、法治という普遍的価値」と主張した。
 あわせて「それだけが、厚かましい日本に真実を悟らせて未来の和解と共生を作り出すことができる唯一の方法」と強調した。
 これに先立ち、尹大統領はこの日の光復節祝辞で「韓日関係の包括的未来像を提示した金大中(キム・デジュン)-小渕共同宣言を継承して韓日関係を早期に回復して発展させる」と述べた。


https://japanese.joins.com/JArticle/294337?servcode=A00&sectcode=A00
「中央日報日本語版」 2022.08.15 08:26
■「ペロシ議長と李容洙さんは会うべきだった…韓米が一つになれば日本も変わる」

「米国韓人有権者連帯」のキム・ドンソク代表。[写真 中央DB]

 「米国のナンシー・ペロシ下院議長が訪韓した時、李容洙(イ・ヨンス)さんとが会えるように周旋するべきだった。慰安婦イシューは韓国の立場で、米国の世論の力を借りて韓日間の問題に近付くことができる重要なアジェンダだ。(米国で)人権に優先する政治・外交イシューはない」。
 「米州韓国人有権者連帯(KAGC)」のキム・ドンソク代表(64)は11日、中央日報紙との電話インタビューでこのように述べた。キム氏は2007年米下院の「慰安婦決議案」通過のために全方向で奔走した米国内の韓国人団体要人の一人だ。日系のマイク・ホンダ当時下院議員が発議した慰安婦決議案は、第2次大戦当時、日本軍慰安婦強制動員に対する日本政府の公式的な謝罪と歴史的責任を要求している。
 キム氏は「ペロシ議長と李容さんはこれまで2回会った」とし「下院の決議案通過当時の議長で、ペロシ議長がこれまでワシントンで韓国の政治家と会うたびに決議案通過をいつも誇らしく語っていた点から考えると、2人が会うことはそれ自体で意味あることになった」と述べた。今月4日にペロシ議長が訪韓した際、李容洙さんは国会で待っていたが、国会は「事前の約束がなかった」ことを理由に李容洙さんの接近を遮断した。
 キム氏は決議案通過後15年が過ぎたが、これ以上進展しなかった現実にも物足りなさを吐露した。キム氏は「米国大統領の宣言まで進むべきだったのに、そうできなかった。反面、米国内のアルメニア人は、昨年、ジョー・バイデン大統領に『アルメニア集団虐殺』を『ジェノサイド』と宣言させた」と指摘した。アルメニアの集団虐殺は19世紀初めにトルコ人がアルメニア人を対象に犯した事件だ。
 キム氏は慰安婦問題や強制徴用など日本との歴史問題に対する韓国の謝罪・賠償要求は人類の普遍的価値である人権に重点を置いて全世界を対象に説得してこそ共感を引き出すことができると強調した。あわせてその方法論に関しては「現実主義的」アプローチを主張した。
 キム氏は「慰安婦決議案通過のために韓国人社会が米議会にロビー活動を行った当時、ホロコースト関連のユダヤ人団体から得た助言は『謝罪を受けるためには、加害者の立場を念頭に置いて戦略を立てろ』だった」と明らかにした。例えば慰安婦決議案発議をした下院議員が日系人のマイク・ホンダ氏だったという点だ。
 キム氏は「決議案通過後もホンダ議員は韓国を非常によく助けてくれた。いま日本国内に慰安婦問題を人権次元から見つめる多くの市民と市民団体が存在する。彼らとの絆を強化しなければならない」と付け加えた。それとあわせてキム氏は「韓米結束の力で(慰安婦・強制徴用に対して)日本の変化を誘導することもできる」としながら「15年前にすでに米議会が『日本の責任』を問うた点を基に韓日間問題を解決していかなければならない」と繰り返し強調した。
 長い間、韓国人団体の代表を務めながら韓国政府の対米政策を見守ってきたキム氏は、これまで韓国政府・議会が米国の政界に対して見せた「分裂的」な対応に残念な気持ちを吐露した。キム氏は「韓国の与野政界関係者はワシントンに来れば、各自言いたいことだけを言って帰っていく」とし「米国の政治家はそのたびに混乱することになり、(韓米間で)信頼を築くのが難しい」と述べた。
 キム氏はまた、米中緊張が高まっている中、韓日関係改善と韓日米の結束に対する必要性がこれほど高い時期はないと指摘した。
 キム氏は1992年LA暴動を機に米国内の韓国人社会の声を高める運動に飛び込んだ。2007年米議会の慰安婦決議案通過、2008年バラク・オバマ選挙キャンプで活動して韓米間ビザ免除などで主導的な役割を果たしてきた。2013年からはワシントンを拠点とした「韓国人有権者連帯」を設立して活動中だ。


https://japanese.joins.com/JArticle/294042?servcode=400&sectcode=430
「中央日報日本語版」 2022.08.06 10:54
■警護員に両足つかまれ…慰安婦被害者の李容洙さん側が明らかにした現場

【写真】旧日本軍慰安婦被害者の李容洙さんが4日、国会でペロシ米下院議長を待っていたところ、国会警護員に阻止で車いすから落ちた場面。 写真=日本軍慰安婦問題ICJ回付推進委員会

 李容洙(イ・ヨンス)さん(94)とともに活動する「日本軍慰安婦問題国際司法裁判所回付推進委員会」(推進委)が、国会事務局の過剰制止関連の釈明に反論した。
 推進委は5日、報道資料を出し、「国会で発生したおばあさんに対する過剰鎮圧および過酷行為に関する報道が出ると、国会事務局が釈明資料を出したが、この資料にはいくつか重大な事実歪曲が含まれている」と主張した。
 前日午後、ペロシ議長に会うために国会で待機中だった李容洙さんは警護員が車椅子を引っ張ったことで床にずり落ちた。李さんは大きなけがはなかったが、精密検査を控えているという。
 これに関連し警護企画官室は報道資料で「(警護員は)車椅子を移動させる中、おばあさんが体を左右に揺らして床に落ちて横になり、おばあさんの安全と円満な行事進行のためにまた車椅子に座らせる過程があった」とし「その後、警護担当者がおばあさんを訪ねて飲み物を出し、健康状態をチェックするなど礼儀を尽くした」と釈明した。
しかし、推進委は「警護企画官室はおばあさんに移動の協調を求めなかった」とし「おばあさんのそばにいたソ・オクジャ教授に警護要員が一歩離れてほしいと要請し、いかなる疑いもなくこれに応じると、突然おばあさんを取り囲んで(ペロシ議長の)移動経路から引き離そうとした」と明らかにした。続いて「国会警護要員がブレーキのかかった車椅子を急に押す過程でおばあさんが車椅子から落ち、おばあさんが叫び始めたのはその後から」と反論した。また「李光宰(イ・クァンジェ)国会事務総長は現場のおばあさんを訪ねたこともなく、面談の約束もしていない」と述べた。
 ソウル永登浦(ヨンドンポ)警察署は前日に李さんが国会事務局警護企画官室の職員と衝突して傷を負った事件に関連し、現場職員を対象に暴行容疑を適用するかどうかなどを検討している。警察関係者は「社会的な耳目が集中した事件であり、迅速に証拠資料を確保し、あらゆる可能性を開いて慎重に捜査する予定」と話した。


https://japanese.joins.com/JArticle/294019?servcode=200&sectcode=210
「中央日報日本語版」2022.08.05 09:58
■韓国野党議員「李容洙さんを国会の地面で引きずり回した? ペロシ議長にも欠礼」
 韓国野党「共に民主党」の朴用鎮(パク・ヨンジン)議員は、米国のナンシー・ペロシ下院議長に会おうとしていた「日本軍慰安婦」被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(94)が警護員の阻止で倒れたことに対して「ひどい、茫然自失とした」とし、有りないことだと批判した。
 朴議員は4日午後、SNSを通じて「李さんが国会の地面に引きずり回されている写真を見て茫然自失とした」と指摘した。
 続いて「国会警護処が自分たちの任務を遂行したというが、車椅子に座っていた90代の老人という点を勘案すれば、ペロシ議長が米議会で慰安婦決議案を通過させた当事者だった点で残念で、見るに堪えない出来事」としながら国会警護処が「保安と警護よりも重要なことがある」点を知るべきだと強調した。
 また、これは「この日国会を訪問して『慰安婦決議案の通過を誇らしく思う』と述べたペロシ下院議長にもかえって欠礼になる出来事」としながら、繰り返し遺憾を表明した後、「李容洙さんのけがが大きいものでなかったことを願願う」とした。
 日本軍慰安婦問題国際司法裁判所回付推進委員会によると、李さんはこの日午後12時20分ごろ、国会サランチェでペロシ議長に会うために待機していた。この日午前11時50分ごろに国会を訪問して金振杓(キム・ジンピョ)国会議長と1時間ほど会談して共同メディア発表を終えたペロシ議長がサランチェに到着すると、国会事務局の警護員は動線確保のために李さんの車椅子を無理に移動させた。この過程で李さんは乗っていた車椅子から落ちて手を負傷した。


https://japanese.joins.com/JArticle/294009?servcode=200&sectcode=210
「中央日報日本語版」 2022.08.05 07:15
■ペロシ議長を待っていた李容洙さん…警護員が両足をつかんで連れて行った
 日本軍慰安婦被害者である李容洙(イ・ヨンス)さん(94)が、国会を訪問したナンシー・ペロシ米国下院議長に会おうとしたが、国会警護員と物理的衝突を起こして負傷した。
 4日、日本軍慰安婦問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会(以下、委員会)によると、ペロシ議長が国会議事堂で金振杓(キム・ジンピョ)国会議長ら韓国側の要人と面談を行ったこの日午後12時ごろ、李さんと李さんを支援する委員会も国会を訪れた。
 李さん側はペロシ議長に会って国連拷問防止協約手続きへの回付を含め、米国下院で2007年全員一致で通過した日本軍慰安婦謝罪決議案の勧告通り、日本の真の謝罪と歴史教育を通した慰安婦問題の解決方案を議論するように要請しようとしたと伝えられた。
 李さん一行はペロシ議長とキム議長の昼食場所であるサランチェに先に移動して近くで待機していた。李さん側は国会警護員が近づくと「ペロシ議長に挨拶をしにきた」と説明した。
 李さんは同行した2人と一緒にサランチェの外側でペロシ議長を待っていた。国会側が「李さん以外に2人程度まではサランチェで待機できるが、残りはここにいてはいけない」としたため、李さんは同行者2人と共に現場で待っていたのだ。
 李さんは国会側が車椅子を用意したので車椅子に乗った状態でペロシ議長を待った。
 ところがペロシ議長が面談を終えて昼食のためにサランチェに到着する直前、突然警護員数人が李さん側に近づいた。
 警護員は車椅子に座っていた李さんに「ペロシ議長が通過する動線から少し離れて立ってほしい」と要請した後、車椅子を引っ張って後ろに移動させた。
 その後、他の警護員も合流して李さんの車椅子を無理に移動させたため李さんが車椅子から落ちて倒れたというのが委員会の説明だ。李さんはこの過程で「行かない」と抵抗し、警護員は李さんの両足をつかんで連れて行ったという。
 さらに警護員は李さん周辺を囲み、李さんが動けないように制止した。委員会は「李さんが警護員の物理的衝突過程で両手の手のひらに引っかき傷ができ、激しい精神的衝撃を受けた」と伝えた。
 一方、ペロシ議長はこれまで慰安婦被害者問題に格別の関心を示してきたことで有名だ。
 米国民主党所属のペロシ議長は2007年に米国歴史上初めての女性下院議長に就任した直後、日本政府に日本軍慰安婦問題に対して公式に謝るように要求する決議案(H.Res.121)が全員一致で下院を通過するために核心的な役割を果たした。日系米国人のマイク・ホンダ元議員が発議したこの決議案は日本政府に慰安婦強制動員の事実認定と若い世代に対する正確な歴史教育を求めている。
 ペロシ議長は2015年に訪韓した時も「安倍晋三首相が慰安婦問題に対して謝るように願う」と明らかにしたことがある。昨年、朴炳錫(パク・ビョンソク)当時国会議長との画像会談では「2007年当時、ホンダ議員が主導した日本軍慰安婦決議案に誇りを持っている」と述べた。
 ペロシ議長はこの日、金振杓国会議長との会談でも「慰安婦関連決議案を通過させたことを誇らしいと考える」と再び言及した。
 特にこのあと日本訪問を控えていたペロシ議長が、この日金議長に慰安婦決議案に対してこのように言及したことはさらに意味があるという評価だ。


https://japanese.joins.com/JArticle/294011?servcode=200&sectcode=210
「中央日報日本語版」 2022.08.05 07:28
【写真】警護員によって椅子からずり落ちる李容洙さん。[写真 日本軍慰安婦問題ICJ回付推進委員会]

 日本軍慰安婦被害者である李容洙さんが4日、国会サランチェ付近で米国のナンシー・ペロシ下院議長を待っている途中、国会警護員が無理に移動しようとして車椅子からずり落ちる様子。


https://japanese.joins.com/JArticle/293960?servcode=200&sectcode=210
「中央日報日本語版」 2022.08.04 06:54
■慰安婦被害者の李容洙さん、訪韓するペロシ米下院議長に面談要請
 日本軍慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん(94)が3日から2日間訪韓する米国のナンシー・ペロシ下院議長(民主党)に面談を要請した。
 日本軍慰安婦問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会は3日、慰安婦問題を米国下院が採択した「慰安婦決議案第121号」(HR121号)により解決する必要があるとしてペロシ議長に李容洙さんとの面談を要請する公開書簡を送った。
 ペロシ議長は2007年7月米下院で慰安婦問題に対する日本の公式謝罪を促す内容の決議案が全会一致で採択された時も下院議長を務めた。
 推進委は今回の公開書簡で「日本政府は米下院決議案第121号の精神と正反対の方向に動いた」として「日本政府は日本だけでなくカリフォルニアなど米国でも歴史教科書と教育課程で『戦時軍事性的奴隷』を隠ぺいすることに積極的に乗り出している」と指摘した。
 推進委は「(慰安婦被害者の中で)韓国に残っている生存者は李さんを含んで11人だけ」とし「李さんは90代なので(今回のペロシ議長訪韓が)直接会える最後のチャンスかもしれない」と伝えた。
 ペロシ議長は1日シンガポールをはじめ、マレーシア、台湾、韓国、そして日本につながるインド・太平洋地域歴訪に出た。ペロシ議長は3日午後遅く米政府専用機便で韓国に到着した後、4日金振杓(キム・ ジンピョ)国会議長と会談する。


https://japanese.joins.com/JArticle/293476?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.22 11:23
■韓国外交部、「2015年慰安婦合意無効」李容洙さんの主張に「傾聴する」

【写真】韓国外交部の朴振(パク・チン)長官が19日に日本の岸田文雄首相と会い、韓日関係改善に向け尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の意志と両国首脳間のシャトル外交を復元しようというメッセージを伝達した。

 韓国外交部は2015年韓日慰安婦合意は無効だと批判した慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんの発言に対して「引き続き傾聴して疎通する」という立場を21日、明らかにした。
 外交部当局者は李さんが2015年慰安婦合意に対して無効を主張しているがどのように説得するかという質問に「朴振(パク・ジン)長官が合意の精神が重要だという趣旨ですでに明らかにした」と答えた。
 朴長官は19日、日本東京で岸田文雄首相を表敬訪問し、「韓国政府は2015年韓日慰安婦合意を公式合意として尊重し、この合意精神にしたがって解決することを期待する」と明らかにした。
 これを受け、李さんは21日の立場文を出して「2015年合意は無効」とし、「この合意を前提にしたいかなる条件も受け入れることはできない」と主張した。


https://japanese.joins.com/JArticle/293474?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.22 11:03
■慰安婦被害者の李容洙さん「2015年慰安婦合意は無効」
 朴振(パク・ジン)外交部長官が最近日本を訪問して2015年韓日「慰安婦合意」を両国政府の公式合意として尊重すると明らかにしたことを受け、日本軍慰安婦被害者である李容洙(イ・ヨンス)さんは欺瞞的な合意を強要しないことを求めるとして抗議した。
 21日、李さんは立場門を出して「このごろ、度々2015年合意を公式化するというニュースが出て私が眠れないほどつらい。欺瞞的な合意をなぜ私たちに強要するのか」と問い詰めた。
 李さんは尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に「私たちを二回殺すな。すべての被害者に代わって李容洙がお願いする」として「今年8月15日になる前に会って慰安婦問題の正しい解決について話し合いたい」と話した。
 これに先立って、朴長官は19日、日本訪問を機に岸田文雄首相に会って慰安婦合意に対して「2015年韓日慰安婦合意を公式合意として尊重し、この合意の精神にしたがって解決することを期待する」と明らかにした。
 2015年韓日外相の共同記者会見で発表された慰安婦合意には▼日本政府10億円拠出▼安倍晋三元首相の謝罪▼慰安婦問題の最終かつ不可逆的な解決▼国際社会での相互非難・批判の自制▼慰安婦少女像に対する適切な解決--などが盛り込まれた。


http://japan.hani.co.kr/arti/politics/44118.html
「The Hankyoreh」 2022-07-22 07:02
■韓国の市民社会団体「政府の屈辱的対日外交糾弾…慰安婦合意継承すべきでない」
 韓日歴史正義平和行動、大統領室前で記者会見

【写真】韓日歴史正義平和行動(準)の関係者が21日午前、ソウル龍山の大統領執務室前で記者会見を行い、尹錫悦政権による2015年韓日「慰安婦」合意尊重発言などの「屈辱的対日外交」を糾弾している=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 韓国の市民社会諸団体は21日、先日行われた韓日外相会談は「歴史正義を傷つけ、日本の軍国主義を容認する結果を生んだ」と主張し、「屈辱外交をやめよ」と述べた。
 正義記憶連帯、民族問題研究所などの9つの市民社会団体の連帯組織である「韓日歴史正義平和行動(準)」はこの日、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領室前で記者会見を行った。
 同団体は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は発足前から韓日関係の改善を主張してきたが、対日外交にはいかなる原則も代案もないということが今回の外交部長官の訪日で明確になった」とし「日本の要求に沿ってあらゆるものをささげる低姿勢の屈辱外交で一貫していた」と主張した。

【写真】韓日歴史正義平和行動(準)の関係者が21日午前、ソウル龍山の大統領執務室前で記者会見を行い、尹錫悦政権による2015年韓日「慰安婦」合意尊重発言などの「屈辱的対日外交」を糾弾している=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 とりわけ「2015年の韓日『慰安婦』合意は、政府間の公式合意として尊重する」というパク長官の発言に対しては、「慰安婦合意は全国民が反対した一方的な拙速合意だった」とし、「このような合意を継承すれば、尹錫悦政権は歴史的過ちとそれにともなう審判を免れないだろう」と警告した。
 また、政府が考案した強制動員問題の解決方式についても批判した。
 強制動員被害者への賠償を命じた判決を履行しない日本の戦犯企業に対し、韓国にある資産を強制売却して現金化する措置は、2018年の最高裁判決に則った適法な手続きであるにもかかわらず、尹錫悦政権はこれに反対する日本の認識に同調し、現金化措置を防ぐ解決策を用意すると述べているとし、これも非常に屈辱的だと指摘した。

【写真】韓日歴史正義平和行動(準)の関係者が21日午前、ソウル龍山の大統領執務室前で記者会見を行い、尹錫悦政権による2015年韓日「慰安婦」合意尊重発言などの「屈辱的対日外交」を糾弾している=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 参加者たちは、植民地支配について謝罪しない日本との軍事協力はありえないとし、韓米日軍事協力にも反対し、今後の歴史正義の実現と東アジアの平和のために行動すると表明した。韓日歴史正義平和行動(準)は、23日午後7時から平和の少女像の前で韓米日軍事協力に反対するろうそく集会を行うと明らかにした。
キム・ジョンヒョ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1051830.html
韓国語原文入力:2022-07-21 14:08


https://japanese.joins.com/JArticle/293444?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.21 15:44
■韓国市民団体 「対日屈辱外交を糾弾…慰安婦合意継承、審判免れないだろう」
 
【写真】韓国外交部の朴振(パク・チン)長官が19日に日本の岸田文雄首相と会い、韓日関係改善に向け尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の意志と両国首脳間のシャトル外交を復元しようというメッセージを伝達した。

 韓国市民社会団体は21日、「対日屈辱外交の極みを見せた朴振(パク・ジン)外交部長官を糾弾する」とし「屈辱外交を中断せよ」と求めた。
 全国民主労働組合総連盟(民主労総)、日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正議連)、民族問題研究所などが参加する市民団体「韓日歴史正義平和行動」はこの日、龍山区(ヨンサング)大統領執務室前で記者会見を行った。
 彼らは「尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府の対日外交にはいかなる原則も代案もないということが今回の外交部長官の訪日で明らかになった」とし「日本の要求に従ってあらゆることを捧げる低姿勢屈辱外交で一貫した」と主張した。
 特に「2015年韓日慰安婦合意は政府間の公式合意として尊重する」という朴長官の発言に関連して「慰安婦合意は国民全員が反対した一方的な拙速合意だった」とし「このような合意を継承するなら尹錫悦政府は歴史的過ちとそれに伴う審判を免れないだろう」とした。
 また「政府が考案して出した強制動員問題解決方式もまた非常に屈辱的」としながら「日本の認識に同調して大法院(最高裁)の判決を否定し、現金化措置を防ぐ解決方案を出しているという」と指摘した。
 続いて「植民支配を謝罪しない日本との軍事協力はありえない」とし「韓半島(朝鮮半島)に日本の自衛隊とともに戦争惨禍を呼び起こす韓日、韓米日軍事協力は絶対に容認されてはいけない」と強調した。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220721003000882?section=news
「聯合ニュース」 2022.07.21 17:28
■慰安婦合意は欺瞞 被害者の主張に「意思疎通続ける」=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は21日、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意は拙速で欺瞞(ぎまん)的だとする主張に対し、今後も被害者の声に耳を傾け、意思疎通を続けるとの姿勢を示した。

【写真】複数の韓国市民団体が、ソウル・竜山の大統領執務室周辺で政府の対日外交を糾弾する記者会見を開いた=21日、ソウル(聯合ニュース)

 これに先立ち、慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんは同日発表した声明で「韓日合意を公式合意とするというニュースが報じられて眠れずにいる」としながら「欺瞞的な合意をなぜわれわれに強要するのか」と批判した。
 外交部の当局者は、李さんをどのように説得するのかとの質問に対し「(先日訪日した)朴振(パク・ジン)外交部長官が、合意の精神が重要だという趣旨で既に明確に話をした」と説明した。朴氏は15年の合意について「両国政府間の公式合意であり、尊重されなければならない」と言明。「被害者の尊厳と名誉を回復し、心の傷を癒やすという合意の精神に立脚し、最も望ましい解決策を見いだしたい」と語っている。
 同当局者は、外交部側が慰安婦被害者や強制徴用被害者を直接訪ねて説得する計画があるかについて問われると、可能な方法で被害者の意見を聞き、コミュニケーションを取るとの立場を改めて示した。
 外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官も、今後の韓日関係の改善過程で日本との意思疎通だけでなく、慰安婦被害者や強制徴用被害者をはじめとする国内の多様な声を十分に聞くと説明した。
 崔氏はこの日の定例会見で「朴長官の訪日を機に、われわれは韓日関係の改善と懸案の合理的解決のために過去を直視しながら未来志向的な関係発展の重要性を強調し、日本側に誠意ある対応を促した」と説明。これに対して日本側も重要な懸案の早期解決の必要性について共感を示すなど、耳を傾ける姿勢を見せたと伝えた。
 崔氏は、外交部は今後も各界の意見を取りまとめ、韓日関係改善のために日本との外交的意思疎通をより緊密に行うと強調した。 


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220720002500882?section=news
「聯合ニュース」 2022.07.20 15:02
■「慰安婦合意の意味とは何か」 支援団体が政府に公開質問=韓国
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が20日、慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意を尊重する姿勢を表明している外交部に真意を問う公開質問書を送った。

【写真】ドイツの首都ベルリン市のミッテ区に設置された慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」前で、現地の韓国系市民団体「コリア協議会」や正義連の関係者が今月6日(現地時間)に開いた集会の様子(資料写真)=(聯合ニュース)

 正義連は「15年の韓日合意は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の外交部にとってどんな意味を持つのか。日本政府が『合意事項の順守』を露骨に迫っている中、韓国政府が掲げる『合意の精神』とは具体的に何なのか教えてほしい」と尋ね、26日までの回答を求めた。
 また「国際社会で日本軍の性奴隷制問題を二度と提起しないということなのか、この問題を記憶し、記念しようとする国内外の市民社会を弾圧するという意味なのか、答えてほしい」と迫った。さらに「この問題は国同士の政治的な合意で封じ込められるもの、いくらかの償い金で歴史の中に永遠に消えるものと考えているのか」とも問いただした。
 外交部はこのところ、韓日合意を順守する姿勢をたびたび示している。
 朴振(パク・ジン)同部長官は今月18日、韓日外相会談のため訪日した際、15年の合意について記者団に「両国政府間の公式合意であり、尊重されなければならない」と言明。「被害者の尊厳と名誉を回復し、心の傷を癒やすという合意の精神に立脚し、最も望ましい解決策を見いだしたい」と語った。
 同部の別の高官も「韓日合意は公式合意であり、合意を尊重するという旨を日本側に伝えた」と明らかにした。
 正義連はこれに対し、「合意は国際社会での非難、誹謗(ひぼう)の自粛、最終的かつ不可逆的な問題解決を韓国政府が約束した屈辱的なもの」だとし、「にもかかわらず、尹錫悦政権がこれを尊重し、合意の精神を順守すると明言する理由は何か」と批判した。


https://japanese.joins.com/JArticle/293388?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.07.20 14:44
■韓国慰安婦団体「『2015年慰安婦合意を尊重』この意味は何か」 政府に公開質問

【写真】韓国外交部の朴振(パク・チン)長官が19日に日本の岸田文雄首相と会い、韓日関係改善に向け尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の意志と両国首脳間のシャトル外交を復元しようというメッセージを伝達した。

 日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)が、2015年韓日「慰安婦」合意を尊重するという意志を最近相次いで明らかにした韓国外交部に対し、20日、真意を尋ねる公開質問書を送った。
 正義連は「日本政府が『合意事項順守』を露骨に圧迫する状況で、韓国政府が掲げている『合意精神』というものが具体的にどういうものか教えてほしい」とし、26日までに回答を出すよう要求した。
 正義連は「国際社会で日本軍性奴隷制問題を再び提起しないということなのか、この問題を記憶して記念しようとする国内外の市民社会を弾圧するという意味なのか答えよ」と求めた。
 あわせて「国家間の政治的合意で、日本軍性奴隷制問題が結末をみるだろう、何文かの補償金でこの問題が歴史の中に永遠に消えるだろうと考えているのか」と指摘した。
 今月18日、韓日外相会談に出席するために日本に出国した朴振(パク・ジン)外交部長官は、取材陣と会った席で2015合意は「両国政府間の公式合意として尊重されなければならない」とし「今最も重要なのは合意の精神だ」と述べた。
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