「AFP」 2024年9月20日 15:01 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
■レバノン国内の目標数百を空爆 イスラエル軍発表
【写真】レバノン南部へと向けて離陸するイスラエル軍の戦闘機。イスラエル国防軍提供(2024年9月19日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO / Israel Defense Forces (IDF)
【9月20日 AFP】イスラエル軍は19日、レバノン国内にある数百の目標を空爆したと発表した。発表は、イスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の指導者が、組織の通信機器を標的とした攻撃に対して報復を誓った直後だった。
イスラエル軍は「約100の発射装置とその他テロリストのインフラを攻撃した」と発表し、また「約1000個の砲弾が即時に発射可能な状態だった」と説明した。
レバノンでは今週、ヒズボラのメンバー数千人の通信機器が2日続けて爆発し、37人が死亡、約3000人が負傷した。この攻撃についてイスラエルはコメントを出していないが、ヒズボラはイスラエルによる攻撃と断定し非難している。
レバノンの国営通信社NNAによると、イスラエル軍はレバノン南部を少なくとも52回にわたって攻撃した。
「The Hankyoreh」 2024-09-20 07:23
■休戦恐れるネタニヤフ首相、「永久的紛争」狙った賭けに出たか
【写真】レバノンの兵士たちが18日(現地時間)、無線機爆発事故が発生した南部の港町シドンのある携帯電話販売店の前に集まっている=シドン/AP・聯合ニュース
「私たちは戦争の新たな局面を迎えている。(レバノンと国境を接する)北部地域に資源と兵力を配置している」。
レバノンでイスラエルの犯行と推定される攻撃であるポケットベル(ポケベル)と無線機(トランシーバー)の爆発事件が起きた後の18日(現地時間)、イスラエルのヨアブ・ガラント国防相は、ガザ戦争拡大の可能性を示唆する発言をした。ガラント氏は同日、イスラエル北部のラマト・ダビッド空軍基地を訪問し、「私たちの任務は明らかだ。(ヒズボラの戦闘で避難中の)イスラエル北部地域の住民たちが安全に故郷に帰れるようにすることだ」と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ極右内閣のヒズボラやイランなどに対する攻撃は最近ますます、これらの勢力に対する報復や牽制が目的ではなく対応を誘導して戦争拡大を狙っているように見える。イスラエルは、ポケベルと無線機の爆発が自分たちの仕業だと認めたわけではないが、米国のマスコミは匿名の当局者の話として、イスラエルが起こしたことだと報じた。
ネタニヤフ首相は18日、テルアビブ軍司令部で開かれた会議で、イスラエル北部の住民数万人の「安全な帰宅」を新たな戦争の目標に掲げた。また、イスラエル国防軍(IDF)は同日、イスラム組織ハマスとの戦争のためにガザ地区に投入された98師団をイスラエル北部に再配置すると発表した。イスラエル軍のヘルジ・ハレビ参謀総長は同日、北部司令部を訪問し「イスラエルにはこれまでヒズボラとの戦いで使わなかった多くの能力がある」としたうえで、「私たちは入念な準備ができており、実行する計画を立てている。すでに次の二つの段階を強行する用意ができている。いずれの段階でもヒズボラが払わなければならない代償は大きいだろう」と述べた。
ガザ戦争に対する国際社会の休戦圧力が高まった昨年末から、イスラエルが行ったか行ったと推定される攻撃がシリア、レバノン、イランで起き、戦争拡大の危険性が高まってきた。4月1日、シリアのダマスクスにあるイラン領事館がイスラエルの空襲と推定される攻撃を受け、イラン革命守備隊のコッズ部隊の上級司令官、モハマド・レザ・サヘディ氏が死亡した。イランは同月13日、無人機(ドローン)とミサイル約300機を動員し、初めてイスラエル領土を直接攻撃する報復を行った。ただし、イランは事前にこの攻撃を周辺国に知らせ、イスラエルの被害はほとんどなく、戦争拡大の危機は山を越えた。
イスラエルは3カ月後の7月30日、レバノンの首都ベイルートを空爆し、ヒズボラの最高幹部フアド・シュクル氏を殺害した。翌日の7月31日には、イラン新大統領の就任式に出席するためテヘランを訪問したハマスの最高幹部、イスマイル・ハニヤ氏がイスラエルの仕業と推定される攻撃で暗殺された。イランはガザ戦争休戦が実現すれば報復攻撃を留保する意向を示し、イスラエルとの戦争拡大を再び避けた。代わりにヒズボラが出て先月25日、イスラエルに320発のドローンとロケット攻撃を加え報復の完了を宣言したが、今回再びポケベルと無線機爆発の攻撃が起きた。
ネタニヤフ首相のこのような行動は、ガザ戦争の休戦が成立すれば、首相の座を追われるだけでなく刑事処罰を受ける恐れがあるためとみられる。昨年末、イスラエル裁判所はネタニヤフ首相の収賄と背任、詐欺など不正容疑の3件に対する裁判を再開した。英紙フィナンシャル・タイムズは「ネタニヤフはイスラエルの安全保障上の利益で賭けに出る傾向を示してきた」とし、「永久的な紛争という状況はイスラエルと中東にとっては災いだが、ネタニヤフはその道を選んだものとみられる」と分析した。
チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-09-19 21:59
「AFP」 2024年9月19日 17:46 発信地:国連本部/米国
■イスラエルに1年以内のパレスチナ占領政策終了求める決議採択 国連総会
【写真】国連総会の特別会合で決議案が採決されあたのを受け拍手するパレスチナ自治政府のリヤド・マンスール大使(左、2024年9月18日撮影)。(c)Bryan Smith / AFP【写真】
【9月19日 AFP】国連(UN)総会の特別会合で18日、イスラエルによるパレスチナ占領政策を12か月以内に終わらせることを求める決議案を賛成多数で採択した。従わない場合には制裁を科すことを求めている。賛成124、反対14、棄権43だった。
決議案は、今年に入って国連での資格格上げを勝ち取ったパレスチナが提出。1967年以降のイスラエルによる占領は「違法」だとする国際司法裁判所(ICJ)の勧告的意見に基づいているが、決議に拘束力はない。
パレスチナ代表団は決議採択を受け、「歴史的」なものと歓迎した。
イスラエルのほか、米国、ハンガリー、チェコ、一部島しょ国は反対票を投じた。
決議は、イスラエルに対し、採択から「12か月以内」の軍の撤収を求めている。草案段階では6か月以内となっていた。
このほか、新規の入植の停止、接収した土地・財産の返還、追放されたパレスチナ人の帰還に道を開くことなども盛り込まれた。
また、イスラエルへの武器供与については「パレスチナの占領地域で使用されることが合理的に疑われる」場合には、各国に提供停止に向けた措置を講じるよう求めている。
「AFP」 2024年9月19日 15:47 発信地:ブダペスト/ハンガリー
■ヒズボラ通信機器爆発、ハンガリーも製造否定
【写真】台湾の通信機器メーカー「ゴールドアポロ」が長年提携しているとしたハンガリー企業「BACコンサルティング」が入居している建物。ハンガリーの首都ブダペストで(2024年9月18日撮影)。(c)Attila KISBENEDEK / AFP【写真】
【9月19日 AFP】レバノン各地でイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)が使用しているポケットベル(ポケベル)型の小型通信機器が相次いで爆発した17日の事件で、ハンガリー政府は18日、機器が同国で製造されたとの主張を否定した。
爆発した機器をめぐっては、米紙ニューヨーク・タイムズが台湾の通信機器メーカー「ゴールドアポロ(Gold Apollo)」のモデルだと報じたが、同社は製造を否定し、長年提携しているハンガリー企業「BACコンサルティング(BAC Consulting)」が製造・販売したとの声明を発表した。
だが、ハンガリー政府のコバーチ・ゾルタン(Zoltan Kovacs)報道官は「この会社は取引仲介業者であり、ハンガリー国内には生産拠点や事業者を持っていない」「問題の機器がハンガリー国内に存在したことはない」とX(旧ツイッター)で述べた。
「 AFP」 2024年9月19日 15:29 発信地:ベイルート/レバノン
■ヒズボラ通信機器爆発、予備調査で「爆発物」の仕込み判明 治安当局
【写真】小型通信機器の爆発で負傷者を搬送する救急車と周辺に集まった人々。レバノンのベイルート郊外で(2024年9月18日撮影)。(c) Fadel ITANI / AFP
【写真】ヒズボラのメンバーらが使用しているポケットベル型の小型通信機器の爆発で出動した救急車。レバノンのベイルートで(2024年9月17日撮影)。(c) Anwar AMRO / AFP
【写真】レバノン・ベイルート南郊で、ヒズボラのメンバーらが使用しているポケットベル型の携帯通信機器が爆発し、負傷者のために輸血の準備をする医療従事者(2024年9月17日撮影)。(c)AFP
【9月19日 AFP】レバノン各地でイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)が使用している小型通信機器が相次いで爆発し、少なくとも12人が死亡、最大で2800人が負傷した17日の事件で、治安当局者は18日、機器に爆発物が仕掛けられていたことが予備調査で判明したと発表した。
司法当局によると、17日の一斉爆発についてはすでに捜査が開始されたが、まだ「初期の段階」にある。治安部隊は、イスラエルに責任があるとみて、原因の特定作業を進めている。
18日にはトランシーバーの爆発が相次いだ。保健省は、レバノン全土で9人が死亡、300人以上が負傷したと発表した。
司法当局の調査では爆発物の種類の特定および機器の「製造国およびどこで爆弾が仕掛けられたか」が焦点となっている。
17日の爆発についてある治安当局者は「これらのデバイスは事前に爆発するようプログラムされており、爆発物はバッテリーの隣に仕掛けられていた」と匿名を条件に述べた。
爆発した機器の一部は調査ができているが、「ほとんどは爆発により破壊され、焼失している」と付け加えた。
当局はまた、搭載されていたリチウムバッテリーが加熱して爆発した可能性は低いとした。
「リチウムバッテリーの爆発による事故では火災が発生し、軽度のやけどを負うことはあるが、今回の爆発は非常に強力な爆発物によるものだった」とAFPに語った。
ヒズボラに近い情報筋はAFPに対し、「今回爆発したポケットベル(ポケベル)は、ヒズボラが最近輸入した貨物に関連しており、出荷元で破壊工作が行われた可能性がある」と匿名を条件に明らかにした。
「中央日報日本語版」 2024.09.19 17:58
■NYT 「イスラエル、ヒズボラ狙ってポケベル爆弾を直接製造」
最近レバノンで数千人の死傷者を出した「爆弾ポケベル」を製造したハンガリーの工場はイスラエルの幽霊会社が運営していた所だとニューヨーク・タイムズが18日に報道した。数年前から欧州に幽霊会社を構えて機会をうかがっており、製造段階で爆発物と起爆装置が挿入された爆弾ポケベル数千個をヒズボラに販売するのに成功したという内容だ。
同紙はこの日、イスラエル情報当局関係者3人の話として、「台湾企業のゴールドアポロの受注を受け契約を締結したハンガリーのブダペストにあるBACコンサルティングはイスラエル情報当局が運営する幽霊会社」と伝えた。
爆発事件が発生した直後、ゴールドアポロの許清光会長は記者会見で、爆発したポケベルについて「わが社の製品ではない。商標だけわが社」と明らかにした。同紙はイスラエル情報当局が運営する幽霊会社がこの工場のほかにも最小2カ所あるとも伝えた。
同紙によると、BACは平常時には正常な製品を製造したが、ヒズボラが注文した製品は「爆弾ポケベル」として作った。爆薬を入れたりバッテリー表面に高爆発物質であるペンスリット(PETN)を塗布した製品だった。この爆弾ポケベルをめぐり同紙はイスラエル情報当局がこの爆弾ポケベルをいつどこでも押すことができる「ボタン」と呼んだと伝えた。
BACは爆弾ポケベルを2022年に初めてレバノンに配送した。当時は少量にとどまったが、今年初めにヒズボラが携帯電話使用を控える代わりにポケベル使用を始めてから数千個が作られ配送された。
ヒズボラが組織レベルで携帯電話の代わりにポケベルを使ったことにイスラエル側の宣伝が一定の役割をしたという推定も出ている。数年前からアラブ圏ではイスラエルが携帯電話をハッキングし遠隔でマイクとカメラなどを動かし監視する機能を開発したという話が伝えられていた。これに対しヒズボラと同盟勢力では携帯電話は安全でないとの見方が広がりポケベルを好むことになった。同紙は多様なうわさなどで携帯電話を不信に思う雰囲気を作った主体がイスラエルかもしれないと推定した。一方、イスラエルは17~18日にレバノンで発生したポケベル・無線機の爆発について公式な立場を出していない。
背後をめぐる各種推測の中でイスラエル軍内の秘密諜報機関である8200部隊が注目を浴びている。ロイター通信は西側安保消息筋の話として、今回の作戦に8200部隊がポケベルと無線機生産段階で爆薬を装着できるかをテストする技術的側面で介入したと伝えた。部隊員が数千人でイスラエル軍内の単一部隊としては規模が最も大きいとされる8200部隊は、信号情報のモニタリングだけでなく、暗号化、防諜、サイバー戦、軍情報収集と偵察など多様な任務を遂行する。米国家安保局(NSA)とも連係して活動することでも知られる。
「中央日報日本語版」 2024.09.19 16:26
■「爆発したヒズボラ無線機に日本企業『ICOM』商標」
レバノンで数千個のポケットベル型通信機器が同時多発的に爆発した翌日、携帯型無線機(ウォーキートーキー)が爆発する同時多発テロが発生した。
ロイター通信によると、18日(現地時間)、レバノンの首都ベイルートと東部のベッカー高原など各地でヒズボラが使用する携帯型無線機が爆発し、20人が死亡、450人以上が負傷した。爆発が発生すると、ヒズボラ隊員は急いで無線機からバッテリーを取り出して廃棄処分したと、ロイター通信は伝えた。
ロイターはこの日に爆発した無線機の写真を通じて「ICOM」「made in Japan」のラベルが付着しているのを確認したと伝えた。
爆発した無線機のモデル名はIC-V82とみられ、この機種は2014年に段階的に生産が中断されたと、ロイターは説明した。
米日刊ニューヨークタイムズ(NYT)も関連写真3枚と動画1件を分析した結果、爆発した無線機がICOMのIC-V82と識別されたと報じた。ただ、ヒズボラがこの無線機をどこで購入したかは確認さえていないと、NYTは伝えた。
ICOM側は爆発した無線機は複製品とみられ、ICOMで作られた製品ではないという立場を明らかにした。
ICOMの米国子会社の営業担当役員はAP通信に「それらは我々の製品でないということを保証できる」とし、V82モデルは20年ほど前に生産されたものであり、かなり以前に生産が中断されていると説明した。
この日、レバノン東部ベッカー高原と首都ベイルート郊外などでヒズボラが通信手段として使用していた無線機が連鎖爆発し、20人が死亡、450人以上が負傷したと、レバノン保健省が明らかにした。
無線機はベイルートの葬儀場でも爆発したが、この葬儀場には前日に発生したポケットベル型通信機器の爆発で死亡したヒズボラ隊員の遺体が安置されていて、弔問客が訪れている状況だった。
ロイターは自社のある記者が当時葬儀場でヒズボラ隊員がまだ爆発していない無線機から急いでバッテリーを取り出して投げるのを目撃したと伝えた。
前日に数千個のポケットベル型通信機器が同時多発的に爆発した事件による死亡者は12人、負傷者は約2800人という。
「中央日報日本語版」 2024.09.19 07:42
■ポケベルバッテリーの横の「爆弾トロイの木馬」…遠隔スイッチも仕込んでおいた
【写真】爆発後の無線呼出器の残骸の様子。[写真 Xキャプチャー]
2800人余りの死傷者が発生したレバノンの武装組織ヒズボラの無線呼出器(beeper・別名ポケットベル)爆発事件はイスラエルが事前に設置した爆発物のためだと外信が報じた。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は17日(現地時間)、米国と西側諸国の当局者を引用し、イスラエルが今回の爆発事件の背後だと伝えた。当局者によると、爆発した無線呼出器はヒズボラが台湾ゴールド・アポロ社に注文して納品を受けたものだという。この無線呼出器のバッテリーの横には1~2オンス(28~56グラム)の爆発物が入っており、これを遠隔で爆発させることができるスイッチも内蔵されていたという。また、殺傷力を高めるために爆発直前の数秒間、信号音が出るようにするプログラムまで設置されていたと当局者は話した。
ヒズボラの当局者によると、爆発直前、ポケベルにはヒズボラ指導部が送ったメッセージと見える告知が表示されたという。しかしこの告知は指導部のメッセージではなく爆発を活性化する信号であり、その後すぐに無線呼出器が爆発した。
実際、オンラインに投稿された映像や外信が伝えた目撃者の証言によると、爆発はカバンや財布にあったポケベルに通知音が鳴った後、被害者がポケベル画面に表示された内容を確認する過程で起きた。
これに先立ち、ヒズボラは昨年10月ガザ戦争勃発以降、盗聴や位置追跡を避ける目的で無線呼出器の使用を増やした。これに関連し、ヒズボラ最高指導者ハッサン・ナスララ師は今年2月にイスラエルの標的攻撃に利用される恐れのある携帯電話の使用禁止および廃棄を警告した。このような状況でヒズボラは台湾ゴールド・アポロ社に無線呼出器5000台を注文し、これをレバノン全域の組織員に配布した。一部はイランやシリアなど同盟国にも配られた。
これに対して台湾ゴールド・アポロ社側は爆発に使われた無線呼出器は自分たちが製造したものではないと明らかにした。ロイターや米国CNNなどによると、同社側はこの日の声明で爆発した無線呼出器は自社生産製品ではなくて、ゴールド・アポロ社と商標権契約を結んだ欧州の流通業者が生産・販売したものだと明らかにした。会社創立者である許清光会長もこの日、記者団に対して「その製品は当社のものではなく、ただ当社の商標を付けているだけ」と話した。許氏は欧州の流通会社であるBACが商標権契約を結んでハンガリー・ブダペストで生産したと説明した後に追加質問が続くと席を立った。台湾経済部も台湾からレバノンにポケベルを直接輸出した記録はないと明らかにした。
これに関連し、レバノンの高位消息筋は「(イスラエル海外情報機関である)モサドが生産段階で基板を改造したため今回の仕業を探知できなかった」と話した。この説明の通りなら、モサドが最初から無線呼出器製造工場に浸透して爆発物と起爆装置を仕込んだ可能性がある。
スパイ映画さながらの今回の事件で、過去のイスラエル情報当局の秘密作戦手法がまた注目を浴びている。モサドは暗殺作戦などを遂行するために数十年余り前から通信手段を積極的に利用してきた。
1972年ミュンヘンオリンピック(五輪)直後、フランス・パリに駐在していたパレスチナ解放機構(PLO)の幹部マフムド・ハムシャリ暗殺には固定電話が動員された。イスラエル選手団11人の殺害に対するPLOへの報復に出たイスラエルがハムシャリの自宅の電話機に爆弾を設置した。96年イスラエル国内の情報機関シンベトが主導したハマスの爆弾製造専門家で「エンジニア」と呼ばれたヤヒヤ・アヤシュ氏の暗殺には携帯電話が使われた。アヤシュ氏はイスラエルに懐柔されたパレスチナ人から手渡された携帯電話を使っているとき、爆発で命を失った。
「The Hankyoreh」 2024-09-19 08:59
■レバノンで同時多発の「ポケベル爆発」…誰がポケベルに爆弾を仕掛けたのか
米アクシオス「イスラエルが計画の発覚を恐れ、その日に実行」
ヒズボラも背後と名指し…全面戦争の恐れ再度強まる
【写真】レバノン全域でポケベルが爆発し、少なくとも9人が死亡し3000人が負傷した。あるスーパーマーケットの監視カメラで爆発当時を撮影した動画のキャプチャー=Xより//ハンギョレ新聞社
レバノン全域で同時多発的にポケベル(小型無線通信機)が爆発し、2800人以上の死傷者が出た事件の後、今回の攻撃の背後としてイスラエルが名指しされている。イスラエルとヒズボラは、昨年10月7日のガザ戦争勃発後、全面戦争はなんとか避けてきたが、ヒズボラが今回の事件後に報復を宣言したため、ガザ戦争が中東全域に広まる恐れが再び広がっている。
ヒズボラは17日(現地時間)、ポケベル爆発事件後に声明を発表し「イスラエルに全面的に責任がある」として、「(イスラエルは)公正な処罰を受けることになるだろう」と報復を宣言した。イスラエルは以前に実行した要人暗殺などのときと同様に、今回の攻撃が自国によるものかどうかについては明言しなかった。米国務省のマシュー・ミラー報道官は「米国は関与しておらず、事前に知りもしなかった」と述べた。
しかし、米国メディア「アクシオス」は匿名の米国当局者3人の話を引用し、イスラエルが計画したことを実行したものだと報じた。アクシオスは、ヒズボラを無力化するための全面戦争の開始を伝える奇襲用として使用する計画だったが、ヒズボラに事前に発覚する懸念が生じたことで計画日時を変更し、今回の攻撃を実行したと、匿名の当局者の話を引用して報道した。この当局者は、イスラエルが「計画を実行するか、それとも中止するかの段階だった」と述べた。またアクシオスは、イスラエルのヨアブ・ガラント国防相がこの日の攻撃の数分前に米国に攻撃計画を通知したが、詳しい内容は伝えなかったと報じた。今回の攻撃は、イスラエル戦時内閣がヒズボラとの戦闘から避難中のイスラエル北部の住民6万人を帰還させることをガザ戦争の公式目標の1つに加えた翌日に実施された。
【写真】17日(現地時間)レバノン南部の港町のシドンで民間防衛隊の救助隊員がポケベル爆発で負傷した男性を担架で運んでいる=シドン/AP・聯合ニュース
ガザ戦争勃発後、イスラエルとヒズボラはイスラエル北部とレバノン南部の国境地域を中心に戦闘を繰り広げ続けた。そのため、レバノンでは約470人、イスラエルでは約40人が死亡し、ガザ戦争の炎がレバノンなど他の中東地域に移るのではないかという懸念がガザ戦争初期からあった。
このような懸念は、7月30日にヒズボラの最高クラスの軍指揮官であり戦略部隊のトップだったフアド・シュクル氏が、ベイルートでイスラエル軍による空爆と推定される攻撃を受けて死亡したことで強まった。先月25日には、イスラエルが戦闘機約100機でレバノン南部を空爆すると、ヒズボラがイスラエル領土にドローンとロケット320発を撃った。互いに相手側の攻撃を撃退したと主張し、戦争拡大につながることはなかった。
しかし、今回のポケベル爆発は、ガザ戦争勃発後ではヒズボラにとって最大の打撃とする見方が出ており、以前とは違う様相で対立が高まる可能性がある。ポケベル爆発は、レバノン全域に加え、ダマスカスなどシリアの一部でも同時多発的に起きた事件であり、ヒズボラのメンバーだけでなく一般人も被害を受けたため、衝撃がさらに大きかった。ポケベル爆発で負傷した約2800人のうち相当数が、身体が切断され視力を失う被害を受けた。レバノン駐在のイラン大使であるモジタバ・アマニ大使も持っていたポケベルが爆発して片目を失い、もう片方の目も重傷を負ったと、米国ニューヨーク・タイムズがイランのイスラム革命防衛隊の関係者2人の話を引用して報道した。しかし、イランの半官営のメフル通信は「レバノン駐在のイラン大使館は、アマニ大使が適切な治療を受けており、彼の健康状態と視力に関するうわさはすべて虚偽だと明らかにした」と報じた。
ただし、ヒズボラがレバノンの深刻な経済状況を考慮した場合、イスラエルとの全面戦争には持ちこたえられないだろうという見方も変わっていない。ニューヨーク・タイムズは「ヒズボラに忠誠を尽くしてきた人たちの一部も、イスラエルとの戦いの代価に疑問を投げかけている」と指摘した。レバノンでは、ヒズボラとイスラエル間の戦闘のために約10万人が家と職場を失った。
米国の中東和平の努力は大きな痛手を受けた。ヒズボラを支援してきたイランはイスラエルを糾弾し、イスラエルに対する攻撃に加担する可能性は排除できない。イランのアミール・サイード・イラバニ国連大使は、17日に開かれた国連の緊急会議で「イスラエルが責任を負わなければならない」と述べた。イランは、7月31日に首都テヘランでハマスの最高政治指導者イスマイル・ハニヤ氏が暗殺された後、イスラエルに対する報復を明言したが、17日までの間で明確な動きはない。ポケベル攻撃の発生前日の16日、イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領は、イスラエルがイランを戦争に引き込もうとしたが、イランは自制力を発揮していると主張している。
チェ・ウリ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
韓国語原文入力:2024-09-18 23:05
「AFP」 2024年9月19日 9:15 発信地:ベイルート/レバノン
■レバノンで連日の同時爆発、20人死亡
【写真】小型通信機器が爆発したとされる現場に駆け付けた消防隊。レバノン南部サイダで(2024年9月18日撮影)。(c)Mahmoud ZAYYAT / AFP【写真】
【9月19日 AFP】レバノン各地で18日、イスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)が使用しているポケットベル(ポケベル)型の小型通信機器が前日に続いて同時爆発した。保健省によれば、この同時爆発第二波により20人が死亡、450人以上が負傷した。
ヒズボラに近い筋によると、首都ベイルートのヒズボラの拠点で爆発したほか、国営メディアによれば南部や東部でも爆発があった。
AFPTVの映像には、この日午後にベイルート南部で行われたヒズボラ戦闘員の葬儀中に爆発が起き、参列者らが避難する様子が捉えられている。
この件に関してイスラエル側は沈黙を貫いているが、ヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相は17日、「重点は北に移りつつある」と述べ、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でのイスラム組織ハマス(Hamas)との戦闘の目標をヒズボラとの戦いにまで拡大する考えを示していた。
一方、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は記者団に対し、「この危機を解決する方法は新たな軍事作戦ではないと考えている」と語り、全当事者に向け、「いかなるエスカレーション」をも回避するよう呼び掛けた。
2024年9月18日 17:19 発信地:台北/台湾
■ヒズボラの爆発ポケベルは「ハンガリー製」 台湾企業声明
【写真】台湾・台北で会見する通信機器メーカー「ゴールドアポロ」の許清光会長(2024年9月18日撮影)。(c)Yan ZHAO / AFP
【9月18日 AFP】レバノン各地でイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)が使用しているポケットベル(ポケベル)型の小型通信機器が同時爆発した事件で、台湾の通信機器メーカー「ゴールドアポロ(Gold Apollo)」は18日、この機器は提携するハンガリー企業が製造したものだと発表した。
米紙ニューヨーク・タイムズは、ゴールドアポロ製のポケベルが爆発に関与していると報じたが、ゴールドアポロは言及されたモデルについて声明で、同社が長年提携しているハンガリー企業「BACコンサルティング(BAC Consulting)」が製造・販売していると指摘した。
今回、ヒズボラの拠点を標的とした前例のない同時攻撃では、少なくとも9人が死亡、約2800人が負傷した。
ニューヨーク・タイムズの報道後、ゴールドアポロの許清光(Hsu Chin-kuang)会長は台北で会見し、「あくまでわが社の製品ではない」と否定していた。
「AFP」 2024年9月18日 15:38 発信地:パリ/フランス
■ヒズボラのポケベル爆発、イスラエルが供給網に潜入・工作か
【写真】ヒズボラのメンバーらが使用しているポケットベル型の小型通信機器の爆発による負傷者が搬送されたレバノン・ベイルートの病院(2024年9月17日撮影)。(c)Anwar AMRO / AFP
【写真】レバノン・ベイルートで、ヒズボラのメンバーらが使用しているポケットベル型の小型通信機器の爆発による負傷者を搬送する救急車(2024年9月17日撮影)。(c)Anwar AMRO / AFP
【写真】レバノン・ベイルート南郊で、ヒズボラのメンバーらが使用しているポケットベル型の携帯通信機器が爆発し、負傷者のために輸血の準備をする医療従事者(2024年9月17日撮影)。(c)AFP
【9月18日 AFP】レバノン各地で17日、イスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)のメンバーらが使用しているポケットベル(ポケベル)型の小型通信機器が相次いで爆発した事件について、アナリストらは、イスラエルの情報当局が通信機器の供給網に潜入し、配送前の機器を改ざん、任意の時間に爆発するよう設定したとの見方を示した。
レバノン各地でヒズボラの拠点を標的とした前例のない同時攻撃で、少なくとも9人が死亡、約2800人が負傷。被害者の中には、ヒズボラを支援しているイランの駐レバノン大使も含まれていた。
ヒズボラは内部の通信手段として、セキュリティー上の理由から、スマートフォンよりもポケベルの使用を好むことが知られていた。
ヒズボラに近い情報筋は匿名を条件にAFPの取材に応じ「爆発したポケベルは、ヒズボラが最近輸入した通信機器1000個の一部」で、「出荷元で破壊工作が行われたとみられる」と語った。
ベルギー・ブリュッセルに拠点を置く軍事・安全保障アナリストのエリヤ・マグニエ(Elijah Magnier)氏は、「イスラエルがポケベルの新たな配送分に起爆スイッチを埋め込むためには、これらの機器の供給網にアクセスする必要があっただろう」と指摘する。
同氏はさらに、機器を販売した第三者がイスラエル当局によって用意された「情報機関のフロント」だった可能性を示唆した。
米シンクタンク「中東研究所(Middle East Institute)」のチャールズ・リスター(Charles Lister)氏は、「これは単にリチウム電池が異常な負荷をかけられ、安全機構が無効化されたというだけではない。小型のプラスチック爆薬が電池と共に組み込まれ、通話や送信によって遠隔操作で起爆するように仕組まれていたことはほぼ確実だ」と分析。イスラエルの対外特務機関「モサド(Mossad)が供給網に侵入した」結果だと結論付けた。
米中央情報局(CIA)の元アナリストで、米シンクタンク「ディフェンス・プライオリティーズ(Defense Priorities)」に所属するマイク・ディミノ(Mike Dimino)氏も、負傷した被害者の画像から判断して、電池の過熱よりも、機器内部に「非常に小さな爆発物」が埋め込まれていた可能性が最も高いと述べた。
同氏はX(旧ツイッター)で「これは伝統的な破壊工作作戦だ」と投稿。こうした作戦は「数か月、場合によっては数年」を要すると付け加えた。
「中央日報日本語版」 2024.09.18 10:00
■ヒズボラ、「ポケベル」数百台同時爆発…「9人死亡、2750人負傷」
レバノン全域で武装組織ヒズボラが主に使用するポケットベル数百台が同時に爆発し、少なくとも9人が死亡、2750人が負傷した。ヒズボラとパレスチナ武装団体ハマスは、イスラエルが背後にいると見て報復を予告した。
【写真】負傷者を搬送する救急車
17日(現地時間)、ロイター通信などによると、同日の爆発はレバノン南部と東部ベカー渓谷、首都ベイルート南部郊外など、ヒズボラ拠点地域を中心にレバノン全域で発生した。
ロイター通信はレバノン保健相顧問など高官の談とし、「11人死亡、4000人負傷」と報じたが、その後保健省が「9人死亡、2750人負傷」と公式発表すると、これを訂正した。
死亡者の中にはヒズボラ武装隊員と組織員の10歳の娘などが含まれた。米紙ニューヨークタイムズ(NYT)は、レバノンのフィラス・アビアド保健相の談とし、負傷者のうち約200人は危篤状態だと伝えた。
保健当局は、ほとんどの被害者が手を怪我しており、一部は手と腹部も負傷したと発表した。爆発は午後3時30分頃から1時間ほど続き、一部はポケットベルが鳴って被害者が画面を確認する途中に発生したと外信が報じた。
イスラエル・レバノンと国境を接するシリアの首都ダマスクスでも通信機が爆発し、ヒズボラ隊員など14人が負傷したとシリア人権観測所が確認した。在レバノン・イラン大使のモジタバ・アマニ氏も負傷したが、命に別状はないとイランメディアが伝えた。
ヒズボラは声明で「イスラエルに全面的な責任を問う。必ず正当な処罰を受けることになるだろう」と非難した。ハマスは「レバノン市民を標的にしたシオニスト(ユダヤ民族主義者)のテロ攻撃を強く糾弾する」と述べた。
ヒズボラとハマスを支援するイランは、爆発事件を「テロ行為」と規定した。レバノン政府は閣議後、「レバノンの主権を露骨に侵害するイスラエルの犯罪的攻撃を満場一致で糾弾する」と声を強めた。
ヒズボラの最高指導者ハサン・ナスララ氏は2月、イスラエルが位置追跡と標的攻撃に活用できるとし、携帯電話を使わないよう警告した。ヒズボラはその後、通信保安のためにポケットベルを導入し、この日爆発したポケットベルには台湾業者ゴールドアポロのステッカーが貼られていたとロイター通信は説明した。
西アジア・北アフリカ地域デジタル人権団体SMEXはイスラエル側が機器を操作したり爆発装置を設置した可能性があると主張した。ポケットベル(Beeper)や、韓国では「ピッピ」と呼ばれていた無線呼び出し機は呼び出し音や短文メッセージをやりとりする通信機器だ。
イスラエル側は爆発について言及していない。同日の爆発事件は、イスラエルの安全保障内閣がレバノンとの国境地域のイスラエル北部住民の安全な帰還を戦争目標に公式に追加してから1日も経たないうちに発生した。
法新社 2024 年 9 月 18 日 10:30 (UTC)贝鲁特/黎巴嫩
视频:真主党通讯设备接连爆炸,造成 2,800 人受伤爆炸即时视频
法新社黎巴嫩9月18日 - 周二,什叶派穆斯林团体真主党成员使用的小型寻呼机形通信设备在黎巴嫩各地发生一系列爆炸,造成至少9人死亡,约2800人受伤。 在伊朗的支持下,真主党指责以色列这样做。
黎巴嫩卫生部长菲拉斯·阿比亚德(Firass Abiad)表示,爆炸造成“9人死亡,其中包括一名女孩”。 大约 2,800 人的面部、手部和腹部受伤,其中约 200 人情况危急。
同样与伊斯兰组织哈马斯结盟的真主党发誓要进行报复,称以色列“肯定会为这次罪恶的袭击得到应有的报复”。
以色列尚未对爆炸事件发表评论。 但早些时候,它宣布与哈马斯冲突的目标将包括让逃离与真主党战争的黎巴嫩边境地区居民返回。
法新社 2024 年 9 月 18 日上午 9:12 地点:贝鲁特/黎巴嫩
黎巴嫩真主党电信设备接连爆炸,造成 9 人死亡,2,800 人受伤
图:2024 年 9 月 17 日,黎巴嫩贝鲁特,真主党成员使用的小型寻呼机形通信设备爆炸后,一辆救护车运送伤员。 (三) 安瓦尔·阿姆罗 / 法新社
图:2024 年 9 月 17 日,黎巴嫩贝鲁特南郊,真主党成员使用的小型寻呼机形通讯设备爆炸后,一名医务工作者为伤者准备输血。 (三) 法新社
图:2024 年 9 月 17 日,在黎巴嫩南部赛伊达,一名男子在真主党成员使用的小型寻呼机形通信设备爆炸中受伤后接受输血。 (三) 马哈茂德·扎亚特 / 法新社
图:黎巴嫩贝鲁特,一名士兵在真主党成员使用的小型寻呼机形通信设备发生一系列爆炸后守卫(图于 2024 年 9 月 17 日)。 (三) 安瓦尔·阿姆罗 / 法新社
法新社黎巴嫩9月18日 - 周二,什叶派穆斯林团体真主党成员使用的小型寻呼机形通信设备在黎巴嫩各地发生一系列爆炸,造成至少9人死亡,约2800人受伤。 在伊朗的支持下,真主党指责以色列这样做。
黎巴嫩卫生部长菲拉斯·阿比亚德(Firass Abiad)表示,爆炸造成“9人死亡,其中包括一名女孩”。 大约 2,800 人的面部、手部和腹部受伤,其中约 200 人情况危急。
同样与伊斯兰组织哈马斯结盟的真主党发誓要进行报复,称以色列“肯定会为这次罪恶的袭击得到应有的报复”。
以色列尚未对爆炸事件发表评论。 但早些时候,它宣布与哈马斯冲突的目标将包括让逃离与真主党战争的黎巴嫩边境地区居民返回。
法新社 2024年9月17日 下午3:48 原产地:耶路撒冷 / 中东和非洲
以色列总理将北方居民回归纳入战争目标
图为:2024 年 9 月 7 日,以色列军队与什叶派伊斯兰组织真主党之间的战斗中,黎巴嫩南部的 Marjayun 平原遭到以色列军队的炮击。 (三) 拉比·达赫尔 / 法新社
图:2024 年 9 月 11 日,从以色列北部上加利利地区的黎巴嫩南部发射的火箭弹冒出浓烟。 (c) Jalaa MAREY / 法新社
图为:一座被以色列军队夜间袭击损坏的建筑物。 黎巴嫩南部纳巴蒂耶附近,摄于 2024 年 9 月 14 日。 (三) 马哈茂德·扎亚特 / 法新社
【9月17日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は17日、イスラム組織ハマス(Hamas)との紛争における達成目標を拡大し、ハマスと同盟するレバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)との交戦が続いているイスラエル北部に、避難住民を無事に帰還させることを含める方針を示した。
イスラエル首相府は声明で「政治・安全保障内閣は今夜、戦争の目標を更新し、北部住民の安全な帰還を含める」と発表した。
昨年10月のハマスによるイスラエル奇襲以降、ヒズボラとイスラエル軍は国境越しにほぼ毎日交戦している。ヒズボラ側は、同盟するパレスチナを支援するための作戦だとしている。
これまでにレバノン側ではヒズボラの戦闘員を中心に数百人が、イスラエル側では民間人と兵士数十人が死亡している。また国境の両側で数万人が、自宅からの避難を余儀なくされている。
イスラエルのヨアブ・ガラント(Yoav Gallant)国防相は16日、訪問中の米国特使に対し、「軍事行動」のみが「イスラエル北部のコミュニティーが家に戻るための唯一の方法」と述べていた。
「AFP」 2024年9月16日 18:28 発信地:ベイルート/レバノン
■イスラエル軍、レバノン南部に退避呼び掛けるビラ 衝突開始後初
【写真】イスラエル軍が退避を呼び掛けるビラを投下したのを受け、レバノン南部ワザニ村で避難の準備をするシリア難民(2024年9月15日撮影)。(c)Rabih DAHER / AFP
【写真】イスラエル軍が退避を呼び掛けるビラを投下したのを受け、レバノン南部のワザニ村から避難するシリア難民(2024年9月15日撮影)。(c)Rabih DAHER / AFP
【写真】レバノン南部でイスラエル軍の攻撃を受けて立ち上る煙(2024年9月15日撮影)。(c)Rabih DAHER / AFP
【9月16日 AFP】レバノンの国営メディアは15日、イスラエルが同日、国境付近の住民に退避を促すビラをまいたと伝えた。イスラエル軍はAFPに、一旅団が承認を得ずに独断で行ったと説明した。
昨年10月のイスラム組織ハマス(Hamas)のイスラエル奇襲以降、レバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)とイスラエルは国境越しに交戦を続けているが、イスラエル側からレバノン南部の住民および難民に退避を呼びかけることはこれまでなかった。
国営通信社NNAは「敵国イスラエルは(南部国境の村)ワザニ(Wazzani)上空でビラをまき、村と周辺の住民に退避を呼び掛けた」と伝えた。
ワザニ村の首長がAFPに見せたビラの写真では、地域の地図と向かうべき区域が赤で示されているのが確認できた。
ビラは、難民キャンプと周辺住民に向けられたもので「ヒズボラがあなたのいる地域から砲撃している。直ちに住居を離れ、午後4時までにヒアム(Khiam)地域の北へ向かい、戦争が終わるまでこの地域に戻らないように」とアラビア語で書かれていた。
ビラには「この時間以降に残っている者はテロリストと見なされる」とも書かれていた。
ビラについてイスラエル軍報道官は、イスラエル北部に向けてロケットが発射された地域にドローンでまかれたと説明。また「第769旅団が北部司令部の承認を得ずに独断で行った。(この件について)調査を進めている」と付け加えた。
「AFP 」 2024年9月16日 10:59 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
■ガザ空爆で人質3人死亡か イスラエル軍、調査結果公表
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区ラファで、イスラム組織ハマスによって人質6人が殺害されたとイスラエル軍が主張している地下トンネルの入り口(2024年9月13日撮影、資料写真)。(c)Sharon ARONOWICZ / AFP
【写真】イスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放を求めて政府に抗議するデモ参加者(2024年9月14日撮影)。(c)AHMAD GHARABLI / AFP
【9月16日 AFP】イスラエル軍は15日、昨年11月にパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の地下トンネルで遺体で見つかった人質3人について、同軍の空爆で死亡した「可能性が高い」とする調査結果を公表した。
軍は、調査の結果、3人はハマス北部旅団(Hamas Northern Brigade)のアハメド・ガンドゥール(Ahmed Ghandour)司令官が活動していた地下トンネルに拘束されていたことが判明したと説明。「2023年11月10日に同司令官の排除作戦を実施した際、空爆の影響で死亡した可能性が高い」としている。
また、「この分析結果は、3人の遺体が発見された場所と空爆の影響との関係、空爆の性能解析、情報機関の調査結果、病理学検査の報告、法医学研究所の結論によって導き出された」ものだとする一方で、「ただし、死因の特定は不可能」としている。
3人の遺体は12月14日に発見され、同月中にイスラエル側に収容された。
「AFP」 2024年9月13日 14:53 発信地:ジュネーブ/スイス
■イスラエル軍、西岸で記者に攻撃や嫌がらせ 国連特別報告者
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン市街を破壊するイスラエル軍のブルドーザー(2024年9月1日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP
【写真】イスラエル軍に破壊されたパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン市街(2024年9月2日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン市街を進むイスラエル軍の車列(2024年9月2日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニン市街に止められたイスラエル軍の重機(2024年9月2日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで、イスラエル軍とパレスチナ人武装勢力が衝突する中で逃げる市民(2024年9月2日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで、イスラエル軍の重機の前に立ちパレスチナの旗を掲げる市民(2024年9月2日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンでイスラエル軍の作戦が行われる中、避難民キャンプを後にする市民(2024年9月1日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで、イスラエル軍の作戦で死亡した犠牲者葬儀で悲しみをあらわにする人々(2024年9月6日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンの避難民キャンプから立ち上る煙と市街地に並ぶイスラエル軍の車両(2024年8月30日撮影)。(c)RONALDO SCHEMIDT / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで、イスラエル軍に破壊された市街地と車両横に立つイスラエル兵(2024年9月3日撮影)。(c)Zain JAAFAR / AFP
【9月13日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で、ジャーナリストがイスラエル軍から「攻撃されたり、嫌がらせを受けたりしている」と、2人の国連(UN)専門家が非難した。
国連特別報告者のアイリーン・カーン(Irene Khan)氏とフランチェスカ・アルバネーゼ(Francesca Albanese)氏によると今月、ヨルダン川西岸のジェニン(Jenin)とトゥルカレム(Tulkarm)で軍事作戦や民間人犠牲者について取材中だったジャーナリストやその車両に対し、イスラエル軍が「実弾を発射する」事態が3件起きた。
両氏はイスラエルが「戦争犯罪」をめぐる報道を妨害していると非難した。
報告によると、記者らは「報道関係者」と明記されたジャケットを着ていたにもかかわらず攻撃され、4人が負傷。AFPも9月3日にジェニンで起きた事件の一つを目撃した。
カーン氏とアルバネーゼ氏の声明によると、昨年10月以降、ヨルダン川西岸でイスラエル軍は29人のジャーナリストを拘束。一方、パレスチナ自治政府側には3人の記者が拘束されている。
両氏は「イスラエル兵がガザ地区(Gaza Strip)同様、ヨルダン川西岸でもジャーナリストの安全を軽視していることは、国際法を公然と無視していることを意味し、非常に憂慮すべき事態だ」と非難。
「外国メディアは依然として、ガザへのアクセスを拒否されているが、今やヨルダン川西岸での安全も深刻に脅かされ、取材活動が大きく妨げられている」と指摘した。
また両氏は、イスラエルに拘束された女性を含むジャーナリストらに対する虐待、性暴力およびジェンダーに基づく暴力の事例については裏付けが十分あると強調した。
「AFP」 2024年9月12日 14:28 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
■イスラエル軍がガザの学校空爆、18人死亡 国連職員も犠牲に
【写真】イスラエル軍の空爆を受けた学校を見る国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員(後ろ姿)。パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで(2024年9月11日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP
【写真】イスラエル軍の空爆を受けた学校の外に集まった人々。パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで(2024年9月11日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP
【写真】イスラエル軍の空爆を受けた学校の敷地に立つ女性。パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで(2024年9月11日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP
【写真】イスラエル軍の空爆を受けた学校から犠牲者の遺体を運び出す人々。パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで(2024年9月11日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP
【写真】イスラエル軍の空爆を受けた学校の敷地に立つ人々。パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで(2024年9月11日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP
【9月12日 AFP】パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラト(Nuseirat)の学校が11日、イスラエル軍の空爆を受け、民間防衛当局によると国連(UN)職員を含め18人が死亡した。
空爆されたのはジャウニ(Al-Jawni)学校。昨年10月にイスラエルとの戦闘が始まって以来、既に数回にわたり攻撃を受けている。
民間防衛当局の報道担当者によれば、犠牲者には2人の国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員が含まれている。このほか少なくとも18人が負傷した。
一方UNRWAは、死亡した職員は6人で、一度の攻撃によるUNRWA職員の犠牲者数としては最多だとしている。
UNRWAはX(旧ツイッター)に、「戦争が始まって以来、この学校が攻撃されたのは5回目だ。女性と子ども中心に約1万2000人が身を寄せている場所だ」と投稿した。
一方イスラエル軍は、学校敷地内のイスラム組織ハマス(Hamas)の指揮統制所で活動していたテロリストを標的に「精密攻撃」を実行したと説明している。攻撃の成果や標的の身元については示していない。
「AFP」2024年8月29日 19:09 発信地:トゥルカラム/イスラエル
■西岸での大規模作戦2日目 イスラエル軍、戦闘員5人殺害と発表
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のトゥルカラムで作戦に従事するイスラエル兵(2024年8月29日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP
【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸トゥルカラムで、イスラエル兵に話し掛けるパレスチナ赤新月社職員(2024年8月29日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP 【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸トゥルカラムでの作戦で、路面を掘り起こすイスラエル軍の重機(2024年8月29日撮影)。(c)JAAFAR ASHTIYEH / AFP
【8月29日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で29日、イスラエル軍が前日に開始した「対テロ作戦」が2日目に突入した。同軍はパレスチナ人戦闘員を新たに5人殺害したとしている。
イスラエル軍は、トゥルカラム(Tulkarem)で29日早朝に銃撃戦があったとし、「モスクに隠れていた5人のテロリストを排除した」と発表した。
「対テロ作戦」を開始した前日には、西岸の複数の都市と難民キャンプで同時に作戦を実施し、戦闘員9人を殺害したと発表。これまでに殺害したパレスチナ人戦闘員の数は14人となる。
パレスチナ保健当局は、前日の作戦開始以降に12人が死亡したと発表している。
AFPに寄せられた情報によると、トゥバス(Tubas)のファラ(Al-Farra)キャンプからはイスラエル兵が既に撤退しているという。
一方、ジェニン(Jenin)ではまだ戦闘が続いており、トゥルカラムででもイスラエル軍の作戦が継続中だとAFPカメラマンと記者が伝えた。
「中央日報日本語版」 2024.08.29 07:24
■イスラエル、シリアとレバノンの国境で車両をドローンで爆撃…4人死亡
イスラエル軍が28日(現地時間)、レバノンの国境にあるシリア側の国境検問所を通っていた車を無人機(ドローン)で爆撃し、4人が死亡した。
内戦監視団体「シリア人権監視団(SOHR)」によると、同日午前、シリアの首都ダマスクスからレバノンのベイルートにつながる道にある国境検問所の近くで、車1台がドローンの攻撃で爆発した。
SOHRはパレスチナ出身3人とレバノン国籍1人が死亡したと明らかにした。
ロイター通信は、死亡したパレスチナ人3人が「イスラーム聖戦(PIJ)」のメンバーであり、レバノン人はヒズボラ所属だったと、現地の保安消息筋の話として報じた。
イスラエル軍は「PIJ作戦部署のテロリスト、ファリス・カシム氏などを除去した」として、カシム氏がレバノンで活動するヒズボラ隊員を募集する中枢的な役割を果たしたと説明した。
イスラエルは、イスラム革命防衛隊(IRGC)に連携したシリアの軍事施設をたびたび空襲してきた。