http://japan.hani.co.kr/arti/international/42603.html
「The Hankyoreh」 2022-02-19 07:04
■IAEA、福島原発汚染水の放出に「承認も反対もしない…各国の責任」
IAEA事務次長など関係者、記者会見で
福島第一原発の汚染水、初の現地調査終了
「放出自体を反対あるいは承認する計画はない
会う相手は日本政府が決める」
【写真】福島第一原発敷地内のタンクに保管中の放射性物質汚染水/AP・聯合ニュース
日本の福島第一原発(以下福島原発)の放射性物質汚染水の海洋放出計画に対する安全性を検証する、国際原子力機関(IAEA)調査団による初の日本現地調査が18日に終了した。IAEAは同日、オンライン記者会見を開き、汚染水の海洋放出の決定自体について反対あるいは承認する計画はなく、汚染水放出計画が「国際的安全基準に準拠したものかどうかを調べる」と発表した。
調査団を率いて日本を訪問したIAEAのリディ・エヴラール事務次長は同日、オンラインで開かれた記者会見で、IAEAが汚染水の海洋放出を行ってはならないという結論を下す可能性があるのかという質問に対し、「国際原子力機関は決定に対し、承認も反対もしない。各国の責任のもとに(決定が)下されたため」だと答えた。また「原子力の安全に関するプロジェクトに反対するか承認するかの決定は、(各国の)国家規制機構によってなされるべきである」としたうえで、「IAEAは(決定の)結果に対する承認あるいは反対は行わない。ただし、原子力の安全に関する役割はIAEAにあり、安全基準(の確保)への支援を行っている」と述べた。
IAEAは今回の調査団の訪日が、日本政府が昨年4月に汚染水の海洋放出方の開始方針を明らかにした後、IAEAに支援を要請したことによるものだと明らかにした。海洋放出は来年春から始まるものとみられる。IAEAは14日、韓国原子力安全技術院のキム・ホンソク責任研究員兼KAIST原子力・量子工学科兼任教授を含む、米国、英国、フランス、ロシア、中国、ベトナム、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、マーシャル諸島出身の専門家らで調査団を構成し、来日した。調査団は訪日期間中、福島第一原発の運営会社である東京電力や経済産業省などから説明を聞き、15日は福島第一原発も訪問した。IAEA原子力安全・核セキュリティー局のグスタボ・カルーソ調整官は同日の記者会見で、今回の調査過程で現地の漁業者団体や環境団体など汚染水海洋放出に反対する人にすでに面会したか、これから面会の計画があるのかという質問に対し、「日本政府が決めた相手と会うことになっている」と答えた。
調査団は福島第一原発敷地内のタンクに保管されている汚染水からサンプルを受け取り、これをモナコなどの研究機関に送って分析する予定だと、IAEAは明らかにした。日本政府は、福島第一原発のタンクに保管されている汚染水を多核種除去設備(ALPS)でろ過した後、海に放出する計画だ。日本政府はALPSで水と似た性質のトリチウムを除くほとんどの放射性物質を基準値以下に浄化する過程を経るとして、汚染水ではなく「処理水」と呼んでいる。
しかし、日本政府の汚染水海洋放出計画に対して、福島の漁業者と環境団体は反対している。環境団体のグリーンピースは18日、IAEAが福島第一原発の汚染水問題について、過去にも正確でない評価を行ったことがあると指摘した。グリーンピースは一例として、IAEAが2015年に東京電力のALPSなど放射性物質を除去するための努力を評価したが、2018年にALPSでろ過した水にも基準値を超える放射性物質が多く含まれていた事実が明らかになったことを挙げた。今回の現地調査に対する報告書は4月に発表される予定だ。
チョ・ギウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1031715.html
韓国語原文入力:2022-02-18 21:58
https://www.afpbb.com/articles/-/3390845
「AFP」 2022年2月18日 21:37 発信地:東京
■IAEA、初回の安全性評価終了 福島第1処理水放出
【写真】東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所構内にある処理水タンク(2020年2月3日撮影、資料写真)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP
【写真】福島県双葉町から見える東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所(2021年3月10日撮影、資料写真)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP
【2月18日 AFP】国際原子力機関(IAEA)の調査団は18日、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所から出る処理水の海洋放出計画に関する14日からの初回の安全性評価を終えた。評価は数年間にわたって行われ、4月下旬には最初の報告書を公表する。
IAEAのリディ・エブラール(Lydie Evrard)事務次長は記者会見で、「処理水の海洋放出に関する日本の運営や規制についての計画をより深く理解するという調査団の今週の任務は大きく前進した」と語った。外部の専門家も加わった国際チームは、早ければ来年3月にも始まる見通しの処理水の放出に向けた初期段階の準備作業を検証したという。
エブラール氏は、調査団は今回の視察で、水のサンプルを採取し、技術的な情報を収集したと説明した。
2011年の東日本大震災で炉心溶融(メルトダウン)が発生した福島第1原発では、放射能物質を含む汚染水を浄化した処理水100万トン以上がタンクに保管されているが、容量は限界に達しつつある。
IAEAは、他国の原発で同様の廃水処理が行われているとして計画を承認している。だが、環境や安全性への懸念から近隣諸国は強く反発しており、風評被害の払拭(ふっしょく)に長年取り組んできた地元の漁業関係者からも激しい抗議の声が上がっている。
処理水からはトリチウムなどの放射性の元素をすべて除去できない。専門家は、これらが健康被害につながる証拠はないとしているが、反対派は放出計画の中止を求めている。
https://www.afpbb.com/articles/-/3389965?cx_part=latest
「AFP」 2022年2月14日 18:44 発信地:東京
■福島第1原発の処理水放出、IAEAが安全性の検証開始
【写真】福島県双葉町の海岸から望む東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所(2021年3月10日撮影)。(c)Kazuhiro NOGI / AFP
【2月14日 AFP】東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所から出る処理水の海洋放出計画をめぐり、国際原子力機関(IAEA)の調査団が14日、安全性の検証を開始した。
2011年の東日本大震災で炉心溶融(メルトダウン)が発生した福島第1原発では、放射能物質を含む汚染水を浄化した処理水100万トン以上がタンクに保管されているが、タンク容量は限界に達しつつある。
日本政府は昨年4月、2023年にも処理水を海洋放出する方針を決定した。汚染水に含まれる放射能物質の大半が大規模浄化設備で除去され、処理水も希釈した上で数十年かけて放出することから、安全性に問題はないとしている。
IAEAも、他国の原発で同様の廃水処理が行われているとして計画を承認している。
だが、環境や安全性への懸念から近隣諸国は強く反発しており、風評被害の払拭(ふっしょく)に長年取り組んできた地元の漁業関係者からも激しい抗議の声が上がっている。
東電と政府は、IAEAの検証で計画の安全性が確認されることを期待している。調査団は18日まで日本に滞在して福島第1原発を視察し、記者会見を開く予定。
https://japanese.joins.com/JArticle/287420?servcode=400§code=400
「中央日報日本語版」 2022.02.04 14:37
■韓国海洋水産部、福島原発汚染水を懸念して海洋放射能検査強化
【写真】福島原発に面する海。[中央フォト]
日本福島原発汚染水の海洋放流に関連して国民の懸念が高まっている中、政府が海洋放射能調査を強化する。
海洋水産部は国家海洋環境測定網の構成・運営計画を変更・告示し、全国沿岸海域の海洋放射能調査を従来39カ所から45カ所に拡大し、2カ月に1回ずつ調査する主な定点を従来の13カ所から22カ所に増やすと4日、明らかにした。
その間海水部は海を通過する放射性核種の国内流入に対する国民の不安を減らすために海洋放射能調査頂点を拡大してきた。済州(チェジュ)や南海(ナムへ)・東海(トンヘ、日本名・日本海)海域に位置している主な定点に対しては、調査周期を半期(6カ月)に1回から最大2カ月に1回に強化した。
今年は済州沿岸に海洋放射能の調査定点を6カ所追加し、2カ月単位で調査対象となる主な定点も13カ所から22カ所に拡大する一方、大韓海峡沿岸と東海沿岸の中に位置した4カ所の定点に対しては水層別調査も実施する。
同時に、今回の分析対象となる放射性核種を拡大する。海水に溶存されているかもしれない放射性ストロンチウム(90Sr)を分析対象の核種に追加し、海水に対しては計7項目を分析し、海洋生物の場合、貝殻類だけでなく魚類に対する放射性セシウム(134Cs、137Cs)分析も実施する計画だ。
海水部のカン・ジョング海洋環境政策課長は「福島原発汚染水の海洋放流に関連して国民の懸念が大きいだけに、わが海に対する放射能調査をさらに具体的に、早急に行われるように取り組む」として「調査・分析結果もホームページを通じて迅速かつ透明に公開する予定」と話した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220201000600882?section=news
「聯合ニュース」 2022.02.01 10:20
■福島原発汚染水の海洋放出 韓国・済州道が対応推進へ
【済州聯合ニュース】韓国南部の済州島を行政区域に持つ済州道は1日、福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出について、予想される被害を調査するとともに対応計画の策定作業を推進する方針を発表した。
【写真】処理済み汚染水の海洋放出問題を巡って行われた討論会(資料写真)=(聯合ニュース)
同道は漁業関係者と地域の意見を取りまとめるほか専門家の諮問を受け、対応計画を策定する予定だ。
4日まで入札公告を行い、提案書を評価して作業を行う事業者を選定。今月中に作業に着手し、10月ごろに完了する計画だ。
日本政府は2021年4月、放射性物質を含む処理済み汚染水を希釈して2年後に海洋放出する計画を発表した。
https://japanese.joins.com/JArticle/287015?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2022.01.24 08:21
■福島第1原発の凍土壁の冷媒4トンが漏えい…パイプ損傷の可能性
廃炉作業が進められている福島第一原発で放射能汚染の水発生を減らす役割を果たしている「凍土壁」から冷媒が漏えいした。
23日、NHK放送によると、東京電力は今月16日に福島第一原発の建屋の周りの地盤を凍らせるために使う冷媒「塩化カルシウム水溶液」を保管しているタンク4基中2基の水位が下がったため凍土壁の周辺を調べたところ冷媒の漏えいを確認した。 東京電力は地下に埋設して凍土壁を形成するパイプの一部が損傷したとみて、該当部位の特定を急いでいる。
東京電力は保管タンクの水位変化を根拠に約4トンの冷媒が漏えいしたと推算している。
東京電力は漏えいした冷媒が放射能汚染物質ではないため環境に及ぼす影響はないと明らかにした。 また、冷媒が漏れても凍土壁が溶け始めるまでには数カ月を要する点を挙げて地下水への流入を抑制する機能は保たれていると付け加えた。
凍土壁は地下水と雨水が原子炉側に流れて汚染水になることを防ぐために設置された装置だ。
2016年から運用が始まった凍土壁の実効性をめぐり問題が提起されたこともあるが、東京電力は凍土壁の設置によって汚染水の発生量を大幅に減らすことができたと説明している。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/42341.html
「ハンギョレ」 2022-01-21 07:04
■韓国政府、日本から福島原発汚染水の放流計画ブリーフィング受ける
19日、両国政府課長級オンライン・ブリーフィング・セッション開催
「技術的疑問点提起し、追加検討資料を要請」
【写真】福島原発の敷地内に設置されている事故汚染水の保存タンク/聯合ニュース
韓国政府が19日、日本政府から東京電力の福島原子力発電所事故汚染水の海洋放出実施計画についてブリーフィングを受け、追加検討のための資料を要求した。
韓国政府はこの日、韓日両国の中央部署課長級が、東京電力が昨年12月21日に日本の原子力規制委員会に提出した福島原発汚染水の海洋放出実施計画と関連して質疑応答実務ブリーフィング・セッションを持ったと明らかにした。
テレビ会議で進行されたこのブリーフィング・セッションには、韓国側から国務調整室、外交部、原子力安全委員会、科学技術情報通信部、海洋水産部など福島原発汚染水対応関係部署タスクフォース傘下の5部署の課長級が参加した。 また、日本側からは外務省、資源エネルギー庁、東京電力の関係者が参加した。
韓国政府は今回のブリーフィング・セッションで、関係部署と関連機関の専門家たちが東京電力の実施計画を一次検討した結果を基に技術的疑問点を提起し、追加検討のための資料を要求したと明らかにした。 また、日本が十分な協議なしに海洋放出推進のための手続きを強行していることに対し、繰り返し憂慮を表明し、汚染水の処分計画全般に対して両国間の充分で実質的な議論の必要性を強調したと明らかにした。
東京電力が昨年末に原子力規制委に提出した実施計画は、福島原発汚染水を海洋に放流する上で必要な希釈・放出設備および関連施設、放射線の影響評価などに関する内容を含んでいる。
キム・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1028035.html
韓国語原文入力:2022-01-19 18:53
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220119004600882?section=news
「聯合ニュース」 2022.01.19 19:48
■韓日 東電の海洋放出計画巡り実務ブリーフィング
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は19日、東京電力が昨年12月に福島第1原子力発電所の処理済み汚染水を海洋放出するための実施計画の審査を原子力規制委員会に申請したことを巡り、日本側と初の実務ブリーフィングを同日開催したと発表した。
【写真】福島第1原子力発電所(資料写真)=(共同=聯合ニュース)
テレビ会議形式で開かれ、韓国側からは国務調整室、外交部、原子力安全委員会、科学技術情報通信部、海洋水産部など関係官庁の課長級が出席した。 日本側は外務省、資源エネルギー庁、東京電力の関係者などが参加した。
ブリーフィングでは、東電が原子力規制委員会に提出した計画の内容に関して韓国側が質問し、日本側が回答した。
韓国政府は韓国原子力安全技術院の検討内容に基づき、技術的な疑問点を指摘し、このような問題をさらに検討するための資料を日本側に要求した。
政府はこの日の協議について、「日本が十分な協議なしに海洋放出推進のための手続きを強行していることに重ねて憂慮を表明した」とし、「汚染水の処分計画全般に対し、両国間で十分かつ実質的な議論を行う必要性を強調した」と説明した。
また「今後も福島原発の汚染水問題に対し国民の健康と安全を最優先にして対応する」と強調した。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/42297.html
「ハンギョレ」 2022-01-17 07:10
■韓国与党のイ・ジェミョン候補「放射能に汚染された日本の水産物の輸入は禁止する」
47番目の「小さくも確実な幸せ」公約を発表
【写真】共に民主党の大統領候補イ・ジェミョン氏が15日、江原道春川市の江原道議会で行われた江原道18市郡繁栄会の会長懇談会であいさつしている/聯合ニュース
共に民主党の大統領候補イ・ジェミョン氏は、放射能に汚染された日本の水産物の輸入を禁止するなど、水産食品の安全に責任を負うと表明した。
イ候補は16日、47番目の小確幸(小さくも確実な幸せ)公約を発表し、国内産水産物に対する放射能検査の強化と国際基準の安全管理制度である「ポジティブリスト制度」の導入を公約しつつ、このように述べた。 イ候補は「残留許容基準のない物質もキログラム当たり0.01ミリグラム以下のケースのみ輸入を認めるよう、強力な措置を取る」と強調した。 また放射能検査に必要な機器や人材などの安全管理インフラを大幅に拡大すると述べた。 イ候補は「老朽化した委託販売所の現代化に合わせて放射能検査機器、実験室などに対する投資を増やしていく」と述べた。
イ候補は、国民の力の大統領候補ユン・ソクヨル氏の昨年8月の地域メディアとのインタビューにおける「日本の福島第一原発は崩壊しなかったので、放射能の流出はなかった」との発言に言及し、批判した。イ候補は「真実は明らかだ。2011年3月の地震と津波が福島第一原発を襲い、建物が損傷し、原発の機能がマヒして大規模に放射性物質が流出した」とし「国際原子力機関は国際原子力事象評価尺度(INES)の最高等級であるレベル7を与えた」と指摘した。続いて「外交的低姿勢で福島第一原発の放射能汚染水の危険性を無視することは、国民の命と安全に目をつぶることにほかならない」とし「国民の安全を守ることについては、過剰対応と評価されるほど強力に対処する」と述べた。
ソ・ヨンジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1027454.html
韓国語原文入力:2022-01-16 09:03
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220116000500882?section=news
「聯合ニュース」 2022.01.16 11:17
■日本の原発汚染水放出に「強力対応」 韓国大統領選与党候補が公約
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事は16日、自身のフェイスブックで東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出問題に強力に対応すると明言した。
李氏は日本がさまざまな憂慮と反対にもかかわらず、汚染水の放出計画を強行しているとして、「情報公開と検証がない放出計画は歴史、領土問題に続き、韓日両国の未来志向的な関係構築にも大きな障害となる」と指摘。「水産物の安全と国民の生命を守る」とし、「一方的な放出に対する強力な外交的対応とともに、経済的な被害と水産物の安全に積極的に備える」との公約を掲げた。
また、「放射能調査を強化し、安全管理制度である『許容物質目録管理制度』を導入し、日本の放射能汚染水産物の輸入を徹底的に防ぐ」との公約も表明した。
保守系最大野党「国民の力」の大統領選候補である尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長がメディアとのインタビューで、原発自体が崩壊したわけではなく、放射能流出はなかったと発言したことを取り上げ、「弱腰の外交で福島原発の放射能汚染水の危険から目をそらすことは国民の生命と安全に目をつぶることと同じ」と非難した。
その上で、「国民の安全を守ることについては過剰対応と評価されるほど強力に対処する」と強調した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220107001300882?section=news#none
「聯合ニュース」 2022.01.09 07:00
■韓国原子力安全委トップ 東電の海洋放出計画審査申請を「正当性・妥当性欠く」
【ソウル聯合ニュース】韓国の原子力安全規制を担う独立機関、原子力安全委員会の劉国熙(ユ・グクヒ)委員長は、先ごろ東京電力が福島第1原子力発電所で発生する処理済み汚染水の海洋放出計画の審査を日本の原子力規制委員会に申請したことについて、「正当性と妥当性を欠く」と厳しく批判した。9日までに聯合ニュースの単独インタビューに応じた。
【写真】福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に反対する韓国の市民団体(資料写真)=(聯合ニュース)
劉氏は、海洋放出が最善の方法なのか考える必要があるにもかかわらず国際社会の意見を取りまとめる過程がなかったと指摘したほか、汚染水の保管施設が不足するため放出するという東電の主張が国際規範に適合するかも議論すべきだと強調した。国際原子力機関(IAEA)の一般安全要件にもあるように、放射性物質の扱いに関しては「利する」かどうかの見極めが原則としながら、「汚染水を海洋の放出することがはたして利になるのか」と問い返した。
東電が海洋放出計画の審査を申請したことを受け、原子力安全委所管機関の韓国原子力安全技術院は安全性の検討に入った。劉氏は「原子力安全技術院の安全性検討チームは一つも見落とさないという姿勢で、東電が提出した書類中の汚染水放出計画や異常事態発生時の措置などを精査している」と説明した。
同氏はまた、問題提起する事案の一つに「情報公開の透明性」を挙げ、「安全性を確認するには日本の透明な情報公開が先行しなければならないため、必要な部分に関し質問を続けている。情報が共有されてこそ安全性をきちんと議論することができる」と述べた。
劉氏は原子核工学の専門家で、科学技術情報通信部と原子力安全委で要職を経て、先月初めに現職に就いた。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/42203.html
「The Hankyoreh」 2022-01-06 20:12
■[フォト]日本の放射性汚染水放流、韓国大統領選候補者の立場は?
環境団体ら、大統領選候補者に対応方案・対策を公開質問
【写真】6日午前、ソウル市鍾路区楼下洞の環境運動連合で開かれた「日本の放射性汚染水放流に関連し大統領選候補への公開質問記者会見」で、第20代大統領の仮面を着けた人が汚染水のコックを回そうとする岸田文雄首相を制止する街頭パフォーマンスを演じている=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
環境運動団体が日本の放射性汚染水放流に対する大統領候補者の考えを質し、対応方案など対策準備を促した。
環境運動連合、原子力の安全と未来、市民放射能監視センターなどの環境団体は、6日午前ソウル市鍾路区(チョンノグ)楼下洞(ヌハドン)の環境運動連合広場で記者会見を行い、次期政府の責任を負うことになる大統領候補に日本の放射性汚染水放流に対する意見を訊いた。参席者は「日本政府が昨年4月16日、福島原発汚染水の放流計画を発表した後、汚染水を放流するための手続きを進める間に韓国政府は日本大使に抗議したり、韓国政府の立場を盛り込んだ抗議書簡を伝達する程度で消極的対応に終始している」と批判し「国民の健康権を守るため汚染水放流を阻むために環境影響評価の実施・放流阻止ための外交対策準備・民官合同機構設置・水産業保護措置など具体的で実質的な対策準備をせよ」と大統領選候補者らに促した。
【写真】各種のスローガンが書かれたプラカードを持った参席者が、第20代大統領選候補者に放射性汚染水の海洋放流に対する意見を明らかにするよう促している=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
【写真】放射能保護服を着た参席者が、第20代大統領選候補者に放射性汚染水の海洋放流に対する意見を明らかにするよう促している=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
【写真】参席者たちが第20代大統領選候補者に放射性汚染水の海洋放流に対する意見を明らかにするよう促している=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
キム・テヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1026247.html
韓国語原文入力:2022-01-06 15:53
https://japanese.joins.com/JArticle/286438?servcode=400§code=400
「中央日報日本語版」 2022.01.06 15:33
■韓国環境団体「日本原発汚染水放流を防いで」…大統領候補らに要求
【写真】福島原発に面する海。[中央フォト]
韓国の環境団体が第20代大統領選挙候補に対して日本の原発汚染水放出関連の対策を提示するよう求めた。
環境運動連合や全国民主労働組合総連盟(民主労総)など60団体が集まった日本放射性汚染水放流阻止共同の行動は、6日午前、ソウル鍾路区(チョンノグ)環境運動連合前で記者会見を開き、「福島放射性汚染水海洋放流は次の大統領が就任早々ぶつからざるをえない最も大きい環境問題であり外交問題」と明らかにした。
メンバーは「何の準備もしないなら、海と食卓の安全を守ることができなかった大統領という非難を受けることになる」とし「第20代大統領選候補は、今から日本の汚染水放流に対して立場を明らかにしなければならない」と指摘した。
あわせて日本の汚染水海洋放出に対応する官民合同機構の設置を求めた。また▼汚染水海洋放出を阻止するための具体的対策▼透明な情報公開▼国民の健康および水産業保護措置▼被害救済のための日本政府に対する求償権請求--なども要求した。
市民団体「原子力の安全と未来」のイ・ジョンユン代表は「月城(ウォルソン)1号機だけでも三重水素漏洩などで汚染が広がっているが、政府は根本的措置を講じないでいる」とし「原発を政府に任せておくことはできない。市民社会が積極的に取り組んでモニタリングなど監視役割をしなければならない」と主張した。
福島第一原発を運営している東京電力は汚染水放出のための海底トンネル工事計画書を監督当局の原子力規制委員会に提出した。これに対して韓国や中国など周辺国は遺憾の意とあわせて放出計画に対する徹底した検証を要求している。
https://japanese.joins.com/JArticle/286440?servcode=400§code=400
「中央日報日本語版」 2022.01.06 15:45
■【写真】汚染水の水道の蛇口をひねろうとする岸田首相をとめるパフォーマンス
【写真】汚染水の水道の蛇口をひねろうとする岸田首相をとめるパフォーマンス。[写真 ニューシス]
日本の放射性汚染水放流阻止共同行動のメンバー0が6日午前、ソウル鍾路区(チョンノグ)環境運動連合広場で開かれた「日本放射性汚染水放流関連大統領選候補公開質問記者会見」で、第20代大統領の仮面をかぶって汚染水の水道の蛇口をひねろうとする岸田文雄首相をとめるパフォーマンスを行っている。
https://japanese.joins.com/JArticle/286145?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2021.12.29 11:44
■中国、日本の原発汚染水放出に「一方的な決定、早急に撤回を」
日本政府が28日の閣議で福島第1原発の放射能汚染水処分に関する行動計画を決定したことに対し、中国が撤回を要求した。
中国外務省の趙立堅報道官はこの日の定例記者会見で日本政府の決定について「中国は日本が一方的に放射能汚染水放出計画を発表したことに重大な懸念を表す」と述べた。
続いて「中国は立場を何度か明らかにし、日本側に交渉を提起した」とし「日本は安全措置の手段を総動員せず、関連情報を全面的に公開していない」と批判した。
趙報道官は「日本は周辺国や国際機関と十分に協議をしていない」とし「日本が国内、海外で認められていない状況で一方的に関連決定をしたことに決然と反対する」と力説した。
また「日本は周辺国を含む国際社会の懸念に誠実に対応して汚染水放出決定を早急に撤回し、すべての準備を中断すべきだ」と要求した。
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20211224000300882?section=news
「聯合ニュース」 2021.12.24 08:14
■汚染水の海洋放出は「不道徳」 韓国与党大統領選候補
【ソウル聯合ニュース】来年3月の韓国大統領選の革新系与党「共に民主党」候補、李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事は23日、出演したテレビ番組で東京電力福島第1原子力発電所の処理済み汚染水の海洋放出問題について、「われわれの海域への被害問題を最大限チェックしなければならない」として、「対策もなく海洋に放出するという考えは実に反グローバルで不道徳な判断」と批判した。
また、「被害を最小限に抑えるため、日本産魚類の輸入問題についても根本的な対策を講じなければならない」と表明。「国民の安全に対する努力を倍加させるべきだ」と述べた。
その上で、「汚染水は発生し続け、貯めておくわけにはいかないため、日本の状況は困難なもの」とし、「もし(汚染水の海洋放出が)経済的な問題のためなら隣国に被害を与えるのではなく国際社会の支援を受けることが非難も受けず被害も少ないはずだが、容易ではないようだ」と述べた。
https://japanese.joins.com/JArticle/285987?servcode=A00§code=A10
「中央日報日本語版」 2021.12.24 06:45
■韓国与党大統領候補「日本の汚染水放流は不道徳…海域被害を最大限チェックするべき」
【写真】韓国与党「共に民主党」大統領候補の李在明(イ・ジェミョン)氏が23日、ソウル汝矣島(ヨイド)中小企業中央会で開かれた大韓民国大転換職能本部発足式で祝辞を述べている。[写真 国会写真記者団]
韓国与党「共に民主党」大統領候補の李在明(イ・ジェミョン)氏は23日、日本政府の福島放射性汚染水海洋放出決定に関連して「対策もなく海洋に放流するという考えは不道徳な判断」と批判した。
李氏はこの日、釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶南(キョンナム)MBCが共同企画して放送した特集番組『大統領選候補に聞く』に出演し、「我々は日本の汚染水に対する我々の海域の被害問題を最大限チェックしなければならない」と明らかにした。
李氏「汚染水は発生し続け置いておくばかりはできないので、日本の状況としては厳しいのは間違いない」としながら「もし(汚染水放出決定が)経済的な問題のためなら、近隣国に被害を与えるのではなく、いっそ国際社会の助けを借りて、費用を少し出してでも管理を買う形で国際的協力を引き出すほうが非難も受けず被害も少なくできるはずだが容易ではないようだ」と述べた。
李氏は加徳島(カドクド)新空港建設に関連して、「心配の核心は最初に提示された予定金額よりも実際に投入される費用が多いという予想」としながら「きちんと時間通りに稼動できるか、これが最も大きな心配のようだが、政策の一貫性、信頼のために必ずやらなければならない」と述べた。
李氏は蔚山地域の最大の懸案である大宇(デウ)造船海洋の売却については「造船だけに完全に依存していてはだめだ。新しい産業に転換しようという努力が必要だ」とし「その中の核心産業が再生エネルギー」と述べた。
李氏は釜山・蔚山・慶南を一つの生活圏とする、いわゆる「釜・蔚・慶メガシティ」計画に関連し、現在拘束収監されている金慶洙(キム・ギョンス)元慶南知事に言及した後、「(この構想を)最初に企画された方のようだが、残念なことに少し難事が生じた」とし「私は大韓民国が首都圏一極体制ではなく、多極体制に進むべきだと考える」と述べた。
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「中央日報日本語版」 2021.12.23 17:48
■韓国市民団体、日本大使館前で記者会見…「韓国政府は汚染水海洋放出阻止に積極的努力を」
韓国の市民社会団体が、日本政府が推進している福島の放射性汚染水海洋放出計画を批判しながら韓国政府の積極的な阻止を促した。
韓国市民団体「日本の放射性汚染水放流阻止共同行動」は23日午前、ソウルの日本大使館前で記者会見を行い、「韓国政府は汚染水の海洋放出を防ぐため積極的に努力すべき。韓国政府は抗議書簡を発送し、韓国海域に流入する放射性物質の監視を徹底したり、海洋放出にともなう韓国への影響を綿密に予測分析するといった形の安逸な対応では日本政府の核テロを防ぐことはできない」と強調した。
続けて「汚染水が放出されるならば高毒性の放射性物質は海流に乗って海全域を汚染し、放射性汚染水の国内流入を防ぐ方法はない」とした。
東京電力は日本政府の方針に基づき2023年春ごろから基準以下の濃度に薄めた汚染水を原発から1キロメートルほどの近海で放出する方針だ。実施計画には来年6月から海洋放出に向けた設備、海底トンネルなどの工事を始め、2023年4月中旬に工事を終えるという計画などが含まれた。
市民団体は「季節、気候条件、海底地形やさまざまな変数によって放射性物質の濃度が高いホットスポットが生成されるかもしれない。放射性物質の累積による被爆の深刻性を無視している」と付け加えた。