三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

少女像の撤去を求めることは、日本の国家犯罪を免罪すること

2017年01月16日 | 国民国家日本の侵略犯罪
 1月13日の『朝日新聞』に、
   「韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する「少女像」が設置された問題
   をめぐり、在日韓国人らで組織する在日本大韓民国民団中央本部の呉公太(オゴンテ)団
   長が12日、東京都内で開かれた新年会のあいさつで像の撤去を求めた」、
   「呉氏はあいさつで……「今回設置された慰安婦少女像はなくさなければならないという
   のが在日同胞の共通の考えだ」と述べた」
という記事が掲載された。
 同日の『読売新聞』でも、
   「呉公太団長は……釜山(プサン)の日本総領事館前に設置された慰安婦を象徴する少
   女像について、「なくさなければならないというのが在日同胞の共通した思いだ」と述べた」
という記事が掲載された。
 「時事通信」からは、1月12日16時35分に、
   「呉公太団長は……韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦問題を象徴する
   少女像について「撤去すべきというのが在日同胞の共通した切実な思いだ」と述べた。今
   後、訪韓し行政側に要望を伝えるという」
という記事が配信された。
 これらの記事では、「在日同胞の共通の考えだ」、「在日同胞の共通した思いだ」、「在日同胞の共通した切実な思いだ」とコトバはいくらか違っているが、釜山の日本総領事館前の少女像撤去をすべての「在日同胞」が願っているかのような民団団長の発言を強調して報道している。

 アイヌモシリ侵略、琉球王国侵略以後、日本の近現代史は、他地域他国侵略の歴史であった。
 日本政府・日本軍は、アジア太平洋各地で侵略に抗する民衆を殺し、資源を奪い、労働力を奪い、性的犯罪をくりかえした。
 日本政府は、国民国家日本の侵略犯罪の歴史を隠しつづけようとしており、国家犯罪を反省し、責任者を明確にし、謝罪し、賠償しようとしてこなかった。
 韓国の日本大使館(ソウル)・総領事館(釜山)前の少女像は、日本の国家犯罪の犠牲者の像であり、犠牲者の思いを伝える像であり、日本政府が真に謝罪するかどうかを見据える像である。
 そのような少女像の撤去を求めることは、日本の国家犯罪を免罪することである。

 日本の朝鮮植民地化において、「五賊」のような親日派の役割は大きかった。日本は、親日派がいなければ、植民地支配を維持することができなかった。
 国民国家日本の侵略犯罪に加担した親日派もまたその歴史的責任をとらなければならない。
 韓国の日本大使館・総領事館前の少女像の撤去を主張し、日本の国家犯罪を免罪しようとしている在日本大韓民国民団の団長は、現在の親日派である。そのような人物が語る「在日同胞の共通した切実な思い」を、民団の団員は承認するのだろうか。
 在日朝鮮人の一人として、民団団長の発言をわたしは許さない。
 日本のマスメディアは、この発言を記事にするなら、同時におおくの「在日同胞」の声を聞き、報道すべきだろう。
                              2017年1月16日
   金靜美
     三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允・裵相度)の追悼碑を建立する会代表
     紀州鉱山の真実を明らかにする会事務局長
     海南島近現代史研究会副会長
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1 コメント

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日本に少女像を (五十嵐)
2017-01-17 08:13:01
「真摯に反省して」解決を図るのなら、日本にこそ少女像を設置すべきだと思います。心ある日本人の間から、そうした運動が提起されるべきだと思います。

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