経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

3/15の日経

2017年03月15日 | 今日の日経
 塩路先生の説明は、とても分かりやすかったね。大機も取り上げているように、シムズ理論を巡る議論は花盛りだが、実際、この国が足元で緊縮をしているのか、拡張をしているのかについては、皆、関心が向かないようだ。日銀・資金循環を見ると、一般政府は2018年の半ばにも「黒字」転換を達成しそうな勢いが続いている。最新の10-12月期の結果が金曜に出るから、どうなっているのか楽しみだ。

 組合員は一気に増やせるものらしい。これも人手不足の反映かな。これで所得分配がなされ、持続的な成長に結びついてほしいところ。日本は消費増税で逆分配をしたわけだから。増税すると将来に安心して消費を増やすという「仮説」が蔓延していたが、貯蓄率は増税を境に急上昇した。物価が上がれば、消費は抑制されるという、ごく常識的な「理論」の方が正しかったのかもしれない。

(今日までの日経)
 非正規2万人組合員に・オリエンタルランド。持続的な成長 所得分配重視を・スティグリッツ氏。貯蓄率15年ぶり高水準。大機・シムズ理論の?。経済教室・転機の財政金融政策・塩路悦朗。フリーランス失業に保険。機械受注、輸出関連堅調。


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1 コメント

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Unknown (平家)
2017-03-15 20:23:25
労働組合が使用者とユニオンショップ協定を結べば、働いている者は組合員になるか、解雇されるのを覚悟するかしなければなりませんので、組合員は一挙に増えます。ただ、その協定を結ぶのには大変な努力が必要です。

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