ハトとたんぽぽ

和子の気まま日記

91歳の母の頑固さに負けます

2011年10月03日 17時12分26秒 | 悩み

朝食が終わって、今日から始まった朝のテレビ小説「カーネーション」を見ていると、夫が「毛布を出してくれ」っていうんです。毛布を出せば、「毛布に包まって、眠ってしまう癖に」と思いながら、知らん顔をしていると上着を取りいき、着込んでいる。私も立ったついでに、毛布を取りに行きました。母と二人が、やっぱり案の定、母はベットで、夫はソファで毛布に包まって横になっている。私が出かけるまで同じ状況です。いっぺんに寒くなったせいでしょうね。

 母が我が家に来てから、半月がたちました。豊田では、「いつも食事するときは1人で準備して、1人で好きなものを食べている。何にもないときは、コンビニで5個入って250円のお寿司を買って食べている」と話している。我が家では、毎食夫と母と3人で、昔の事や思いついたことを、何度も繰り返しながら、おしゃべりしながら、食事しているのに、「もう豊田に帰らず、ここで一緒に暮らす?」というと、「私は豊田に人だから帰る」と毎日のように我が家にいるように声をかけても、いつも同じ言葉が返ってくる。

弟と嫁と孫は働きに行き、隣の家に、孫の嫁はいても声をかけるのでもない。どこか食事に行くときは、母に黙って出かけてしまう家族なのに。どうしてそんな家にこだわっているのでしょうか。弟は母にとって長男だから。私は娘で宮本家に嫁ついだから。よそへやった子だから。息子が3人もあるのだから、息子にはそれぞれ1軒家を持たせているのだから、面倒見るのが当たり前。こういった建前で「私は豊田の人」とガンと受け付けない。

 私は母も夫にも「1人見るのも、二人見るのも一緒」といっているんだけれど、なかなか母がウンといってくれない。弟には、「どうしても困ったときはいつでも見るからね」といってあるのだが、母が妥協してくれない。頑固というのか。プライドが許さないのか。91歳の母の強さを知る私である。母の頑固さに負けます。

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