勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
基本的に、すべて自腹です。

SP 野望篇

2010年10月31日 | 邦画
2007年11月から2008年1月までTV放送された人気作品の映画化。そのTVレギュラー放送の最後に尾形の「大義のためだ」と言う謎の言葉を残して終了していましたが、その意味が、これから明かされます。

フジテレビの作品のはずなのですが、冒頭のシーンは、テレビ朝日のある六本木ヒルズ・・・って言うか、テレビ朝日の目の前の六本木ヒルズアリーナ。これって、アリですか(笑)。まぁ、アリなんでしょうね。ああ言うイベントは、普通に六本木ヒルズアリーナで行われそうですからね。リアリティという観点では、非常に良い選択だと思います。

機材・撮影・音響・カラーリングに、ハリウッドの一流スタッフが参加していますが、その甲斐あって、非常に高いクオリティに仕上がっています。冒頭の爆破シーンや、その爆破シーンから続く交差点のシーンなどは、明らかにCGなのですが、有りがちな安っぽいCGではなく、本物と見間違うかのような非常にクオリティの高いCGに仕上がっています。また、カラーリングも、テクニカラーの技術を使い、自然かつ判りやすいカラーリングに仕上がっています。

物語自体も、中々見せます。元々もこのSPは、TVレギュラー放送の頃から、従来の警察モノとは違い、アクションシーンにリアリティを追求していますが、映画でもその意気込みは十分。上映開始直後から約20分間、井上のアクションが続くんですが、そんなに長いとは思いませんでした。それほど充実しています。

また、物語終盤の警護課第四係の四人による官房長官の警護ですが、単調になりがちな警護シーンなんですが、様々に襲いかかる危機で単調なリズムに変化を加えて、見事なアクションシーンへと変化させています。

こちらの『野望篇』は“EpisodeⅤ”と表現される通り、TVシリーズからの引き続きの物語ということが強調されています。この後の『革命編』でfinalなんですが、そちらは、Final Episodeと言う事になっています。警護課第四係に新人が来たのは、『革命編』への伏線と考えて良いのでしょうか?

タイトル SP 野望篇
日本公開年 2010年
製作年/製作国 2010年/日本
監督 波多野貴文
原案・脚本 金城一紀
出演 岡田准一(井上薫)、真木よう子(笹本絵里)、香川照之(伊達國雄)、松尾諭(山本隆文)、神尾佑(石田光男)、野間口徹(田中一郎)、堤真一(尾形総一郎)、伊達暁(梶山光彦)、堀部圭亮(横溝雅治)

[2010/10/31]鑑賞・投稿


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1 コメント

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TBありがとうございました (シムウナ)
2010-11-13 23:55:18
TB有難うございました。
ドラマのラストの意味、本当の結末は…
待ち続けた待望の映画化。
アクションはこれまでの邦画にないスケールで
驚きの連続でした。本当の終わり、革命篇を
目撃するまで5ヶ月も待つ必要が
あるのはつらいですね。

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