勝手に映画評

私の見た映画を、勝手に評論します。
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砂漠でサーモン・フィッシング / Salmon Fishing in the Yemen

2012年12月15日 | 洋画(イギリス系)
砂漠の国イエメンで、鮭を釣る。そんな奇想天外なプロジェクトを描いた作品。

イギリス映画ということで、出演俳優陣は、当然イギリス人。でもその割には、あんまりクイーンズイングリッシュを強く感じなかったですね。ちなみに、監督のラッセ・ハルストレムはスウェーデン人のようです。

また、政府を上手く誂っているのもイギリス映画の一つの特徴では無いでしょうか。アメリカ映画でも、政府を誂う事はあるでしょうけど、これほどのユーモア(おちょくり?)で誂うのは、イギリス映画ならではと言って良いのではないでしょうか?

ストーリ的に、特に予想外の出来事はなく、「こうなるんだろうな」と思ったように物語が進んでいきます。いやぁ、ある意味期待通りの予定調和のストーリー。実は、嫌いじゃないです。でも、逆に言うと、ちょっとハラハラ・ドキドキの刺激が足りない気もします。政府のファンドか何かを制作費に活用しているようなので、それも仕方ないかもしれません。

予定調和のストーリーといっても、それなりに盛り上がります。最初は私も「イエメンで鮭って、ねぇ(笑)。」と言う感じだったんですが、物語が進むに連れ、「あ、これはもしかしたらイケるかも。」と言う気になってきてしまいました(笑)。でも、5000万英ポンドと言う、とてつもない巨費を投入するんだよなぁ。それは流石に無理か。

2012年12月13日、第70回ゴールデン・グローブ賞で、作品賞、主演男優賞(ユアン・マクレガー)、主演女優賞(エミリー・ブラント)にノミネートされました。

タイトル 砂漠でサーモン・フィッシング / 原題 Salmon Fishing in the Yemen
日本公開年 2012年
製作年/製作国 2011年/イギリス
監督 ラッセ・ハルストレム
出演 ユアン・マクレガー(アルフレッド・ジョーンズ博士)、エミリー・ブラント(ハリエット・チェトウォド=タルボット)、クリスティン・スコット・トーマス(パトリシア・マクスウェル/英国首相府広報官)、アムール・ワケド(シャイフ・ムハンマド)、トム・マイソン(ロバート・マイヤーズ/ハリエットの恋人)、レイチェル・スターリング(メアリー・ジョーンズ/アルフレッドの妻)

[2012/12/15]鑑賞・投稿


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1 コメント

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Unknown (道半ば)
2012-12-15 22:25:24
ゴールデン・グローブにノミネートされましたね、これ。
ラッセ・ハルストレムが監督というのも気になります。

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