河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1696- キラル、クシェサニ、ドヴォVnコン、庄司、ルトスワフスキ、オケコン、クシシュトフ・ウルバ

2014-10-19 18:07:38 | コンサート・オペラ

1696- キラル、クシェサニ、ドヴォVnコン、庄司、ルトスワフスキ、オケコン、クシシュトフ・ウルバンスキ、東響2014.10.19

2014年10月19日(日)2:00pm ミューザ川崎

キラル クシェサニ  16′

ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲 Ⅰ+Ⅱ23′、Ⅲ10′
 ヴァイオリン、庄司紗矢香
(encore)
パガニーニ 「うつろな心」による序奏と変奏曲より 1′

ルトスワフスキ 管弦楽のための協奏曲 7′6′16′

クシシュトフ・ウルバンスキ 指揮 東京交響楽団



キラルのクシェサニ、作曲家の名前さえ初めて聴く珍しいもの。リズムの継続と調性の保持が印象的。最後はブラスがスタンディングで演奏。
耳に馴染みやすく聴きやすい曲で、現代音楽に拒否反応を持つ人たちはこちらの曲は好感を持って聴けると思う。

庄司のヴァイオリンはこのホールを鳴らすもので、スキニーな割に結構な音の太さで迫ってくる。音価の長さが正確で、かつ必要以上の感情移入や余計な情感がない。自然に彫の深さが歪なく出てきます。コンチェルトが次第に巨大に聴こえてくる。現代的な感覚の成功例なのかもしれませんね。

昨年のハルサイの振り姿が強烈なインパクトとして残っていますけれど棒の位置が常に胸元かそれより上にあり、演奏するほうは見やすいと思います。正確な棒ですね。

ルトスワフスキは最初の曲のクシェサニと響きが似ているような気がしました。自国ものだからかもしれません。第3楽章が長い。聴きごたえのある曲。
ドヴォルザーク以外は譜面不要のウルバンスキ、シュガーフリーみたいなところもありますが、ガサガサしたところはなく殺伐ともしていない。オリーヴオイルは混ざっていそう。
おわり


1695- タッソ、ダブルコンチェルト、ツァラトゥストラ、アレクサンドル・ラザレフ、日フィル2014.10.18

2014-10-19 02:16:04 | コンサート・オペラ

1695- タッソ、ダブルコンチェルト、ツァラトゥストラ、アレクサンドル・ラザレフ、日フィル2014.10.18

2014年10月18日(土)6:00pm 横浜みなとみらいホール

リスト 交響詩「タッソ、悲劇と勝利」19′

ブラームス ダブル・コンチェルト 17′7′10′
  チェロ、山崎信子  ヴァイオリン、佐藤俊介

シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき 30′

アレクサンドル・ラザレフ 指揮

日本フィルハーモニー交響楽団

ラザレフのリストは何曲か聴いています。今回も同様に幅広と言いますか、横に思いっきり広がるサウンドで新鮮な響き。馴染みのない曲ながら飽きさせない演奏で、曲への理解も出ました。リストの交響詩といえばノセダがCDをたくさん出しているのであらためて聴いてみようかなとふと感じさせてくれました。
ブラームスは伴奏オケの響きが明るく明瞭、クリアでよく鳴ります。負けじとチェロの音もでかい。ウェットでこなれたいい鳴りで満喫できたのですが、ヴァイオリンの方はちょっとどうかな。音は大きくなく負けている。その割には弾いていない時はオーケストラのほうばかりじっと睨めている。演奏に集中しているとはとても思えない。これ、どういう方なのかわかりませんが、オーケストラのメンバーもやりにくそう。一人だけ浮いている感じ。
自分としては、ダブルではなくチェロコンチェルトモードで聴くことに切り替えて対応。

後半のツァラトゥストラは30分の快速モード。ラザレフの棒がやたらと速い。
テンポ落して演奏すれば丁寧に聴こえて思い入れを理解してもらえそうだ、などと言う妙な思い込みはラザレフの場合、一切無い。だから真逆をやってみようかという悪巧みもない。作品に対してストレートに向き合っているとしか言いようがない。
後半にかけて間延びの全くない演奏で、むしろ緊張感が増してくる、この音楽の構成感。傾斜を最後に向けて上のほうにスライドさせていくあたり、他の指揮者達とひと味違いますね。
オルガンサウンドよりデカいラザレフの靴音、床板にメリメリビシバシと、step to the podium、元気この上ない。音楽の靴音ですね。
おわり