河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1701- ドン・ジョヴァンニ、千秋楽、ラルフ・ヴァイケルト、東フィル、新国立2014.10.26

2014-10-27 00:25:43 | コンサート・オペラ

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1701- ドン・ジョヴァンニ、千秋楽、ラルフ・ヴァイケルト、東フィル、新国立2014.10.26

2014年10月26日(日)2:05-5:40pm オペラパレス、初台

モーツァルト 作曲

グリシャ・アサガロフ プロダクション

ドン・ジョヴァンニ
 序曲6′
 第1幕87′
 int
 第2幕87′

キャスト(in order of appearance)
1.ドン・ジョヴァンニ、 アドリエン・エレート
1.レポレッロ、 マルコ・ヴィンコ
2.ドンナ・アンナ、 カルメラ・レミージョ
3.騎士長、 妻屋秀和
4.ドン・オッターヴィオ、 パオロ・ファナーレ
5.ドンナ・エルヴィーラ、 アガ・ミコライ
6.マゼット、 町秀和
7.ツェルリーナ、 鷲尾麻衣

ラルフ・ヴァイケルト 指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
新国立劇場合唱団


世界最高峰の歌声アンサンブルが聴けたような気がしました。こうなると他国のほうがもしかすると井の中の蛙かもしれない、毎晩連発出来ればの話ではあるのですが。

と、それとともに、
演出に深みがあり、自分としてはこのオペラの理解がようやく済んだ気になりました。大変に良く理解できました。
まぁ、ヴェネツィアで舟漕ぎながら、スペインでは1003人とか言われても違和感はあるのですが、昨今の読み替えの妙は時として過剰演出の弱みとなってところどころ現われてきます。ワーグナーも同じです。
歌詞を変えればいいのにと思ったりすることがあるのですが、演出はわりと自由で、言葉はなかなか変えづらいということでしょうか。

世界最高峰の歌声アンサンブルは、この品のある演出のおかげでもあります。歌い手たちがきっちりとキャラクターにはまっていて気持ちが良い。
アンナのカルメラ・レミージョさんの声が自分としては好み。(なのは、いいがどんな感じの声、歌だったの?と問われれば、かなり経ってから書いているこの感想、忘れてしまっていることのほうが多い。)
騎士長の妻屋さんが一番上背がある感じで、キャラクターのポイントをうまく押さえたベストキャストでしたね。

ワイケルト&東フィルは響きが重くならず引き締まったサウンドで好感。

レポレロのヴィンコ氏はソロカーテンコールのとき、はさみ跳びで出てきました。千秋楽までの緊張感がようやく解けたのかもしれません。
おわり