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2010-2011聴いたコンサート観たオペラはこちら
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今日は東京に舞い戻り新国立でアラベッラ
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2010年10月11日(月)2:00pm
オペラ・パレス、新国立劇場
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シュトラウス アラベッラ
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フィリップ・アルロー、プロダクション
森英恵、衣装
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アラベッラ、ミヒャエル・カウネ
ズデンカ、アグネーテ・ムンク・ラスムッセン
マンドリカ、トーマス・ヨハネス・マイヤー
マッテオ、オリヴァー、リンゲルハーン
他
新国立劇場合唱団
ウルフ・シルマー指揮
東京フィルハーモニー交響楽団
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圧倒的な声量と安定度、滑らかなまるでヘルデン・ソプラノとでも言いたくなるような素晴らしいミヒャエル・カウネの歌。自分の持っていたイメージよりだいぶキテイタがホールを揺るがす絶唱から張りつめたピアニシモまで何も言うことはない。なぜズデンカ役の方に拍手ブラボーコールが多いのかまるで理解できない。あるとすればこのタイトルロールより心情的にうったえるものをもっている役どころだからか、そうでなければ、聴き違いであろう。
その変なブラボーコールとともに、オケ変えろ、の声援があった。
たしかにこの新国立は、アラベッラとフィガロが重なって上演されているためへばっているのかもしれない。常設オケをもったレパートリー方式ではありませんので、ちょっと込み入ってくると大変なんだろう。だからといってお粗末な演奏でいいわけがありません。
シルマーの棒にも問題があったかもしれません。シルマーって英語読みするとシャーマー・ミュージックのシャーマーとおんなじですね。演奏と関係ありませんけど。
アルローと森の舞台は青を基調としたきわめて美しくも鮮やかで、まるでこのオペラの印象は舞台で決まる、そんな感じさえ抱かせるもの。かといって主張が過ぎることはなくオペラと一体化したそれぞれの慎ましやかさと大胆さが見事にバランスしたハーモニーになっておりました。
10月14日にもう一度観ますので感想はまとめてアップしようと思います。
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カウネの愛聴CDを紹介しておきます。シュトラウスのオーケストラル・ソング集です。
4つの最後の歌もはいってます。棒は大植。
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BERLIN CLASSIC
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