河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

745- レナード・バーンスタイン ウィーン・フィル NYT評1984.3.2 =5=

2009-01-11 00:34:38 | 音楽

1984年のウィーン・フィルによるカーネギー・ホール公演のことを幾分間延びしながら書いてきました。最初に書いたのは735-

全体像は1983-1984シーズンの聴いたコンサート観たオペラに書いてあります。

1984年、ウィーン・フィルによるカーネギー・ホールの公演は229日、31日、32日。これまで、229日、31日のことについて書いてきました。

最終日の32日は同演奏会に出かけておりませんので、ニューヨーク・タイムズに載った評をかいつまんで書いておきます。

198432()8:00pm

カーネギー・ホール

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モーツァルト/交響曲第41

ブラームス/交響曲第2

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レナード・バーンスタイン指揮

ウィーン・フィルハーモニカー

ニューヨーク・タイムズはウィーン・フィルの評を3日連続で載せるという力の入れようで、この最終日の公演も、最初2日と同じジョン・ロックウェルが評をかいている。

かいつまんで自由に訳すと、

まず、この年のウィーン・フィルによるアメリカ8都市のツアー、皮切りとなるニューヨーク3公演に最大級の賛辞を送っている。

今回の3公演で取り上げている18世紀後半の交響曲、ハイドン88番、モーツァルト4041番におけるバーンスタインの素晴らしさ、特に第4楽章における自由に歌う表現の見事さを伝えている。ジュピターの終楽章の素晴らしさをわりとしつこいぐらい褒めている。このジュピター、45分ぐらいかかったようだ。

ブラームスも爆発的な終楽章のことを書いている。

バーンスタインは必ずしもブラームスに合っているわけではない。過度なロマンティシズムは避けている。

ウィーン・フィルの表現の陰影の濃さ、彫の深さの見事なこと。

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バーンスタインの役割は、オーケストラにインスピレーションを与えること。そして今回の公演は大成功。若かりし頃ニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督であったときのようにウィーン・フィルと楽しんだ。

結局この3日目の公演が一番素晴らしかったが、3公演ともに語られるべきものだ。

ウィーン・フィルは世界で一番すぐれたオーケストラというより、その地で作曲された曲を演奏することにおいて最もすぐれたオーケストラ。ウィーン・フィルはソノリティ、スタイルの点で他の追随を許さない。また、現存する指揮者でバーンスタインと並ぶ者はいない。

おわり

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