“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「変形菌」(川上 新一、新井 文彦著/山と渓谷社)

2022-09-06 09:41:59 |    生物・医学



<新刊情報>



書名:変形菌~発見と観察を楽しむ自然図鑑~

著者:川上 新一、新井 文彦

写真:髙野 丈

発行:山と渓谷社

 約250種掲載。初心者からセミプロまで使える変形菌図鑑。動物でも植物でも菌類でもない不思議な生物、変形菌。そんな変形菌の待望のフィールド図鑑が登場。この一冊で野外で見つかるほとんどの変形菌がわかる。専門家による、変形菌を見つけたり、見分けるための情報が満載。変形菌の特徴がよくわかる美しい生態写真。【内容】変形菌の分類体系/変形菌のライフサイクル/見つけ方と観察/図鑑の使い方/用語解説/見た目から分類する検索表。 アミホコリの仲間 ドロホコリの仲間 コホコリの仲間 イトホコリの仲間 ケホコリの仲間 ハリホコリの仲間 クビナガホコリの仲間 スミホコリの仲間 ムラサキホコリの仲間 ルリホコリの仲間 カタホコリの仲間 モジホコリの仲間 ツノホコリの仲間 <コラム>不思議な形のアミホコリの仲間/ムラサキホコリの仲間の表面網と分類/ルリホコリの仲間と好雪性/モジホコリの仲間の変形体
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●科学技術ニュース●トヨタ、日米での車載用電池生産に最大7,300億円を投資

2022-09-06 09:41:33 |    電気・電子工学
 トヨタは、需要が拡大するバッテリーEV(BEV)の供給に向け、日本および米国において最大7,300億円(約56億ドル)を投資し、2024~2026年の車載用電池生産開始を目指す。

 今回の投資は、あらゆる国と地域の様々な顧客のニーズに、マルチパワートレーンで柔軟に対応し、できる限り多くの選択肢を提供するために、実施するもの。

 今回の投資により、日本および米国合わせて、最大40GWhの生産能力増強を目指す。

 トヨタ生産方式を活用し、これまで以上に高効率な生産ラインを構築することで、さらなる競争力の強化を目指すとともに、電池生産に従事する人材の育成やモノづくりの伝承にも投資を行う。

 地域別の内訳としては、日本では、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ姫路工場、およびトヨタの工場・所有地に合計約4,000億円、米国ではToyota Battery Manufacturing, North Carolina(Toyota Motor North America, Inc. 90%、豊田通商 10%出資)に約3,250億円(約25億ドル)を新たに投資し、車載用電池生産を増強する。

 加えて、今後もパートナー企業からの車載用電池供給を含め、各地域のBEVの需要拡大に着実に対応するための供給体制の構築に、引き続き取り組む。<トヨタ>
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●科学技術ニュース●早稲田大学ベンチャーズ(WUV)、日本初のゲート式量子コンピューター・ハードウェア開発スタートアップのNanoQT社に2億円の創業投資

2022-09-06 09:40:47 |    情報工学
 早稲田大学ベンチャーズ(WUV)は、同社が設立したWUV1号投資事業有限責任組合(WUV1号ファンド)の第一号案件として、日本初のゲート式量子コンピューター・ハードウェア開発スタートアップとなる、早稲田大学発の株式会社 Nanofiber Quantum Technologies(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO 廣瀬雅)に2億円の創業投資を行った。

 NanoQT社は、早稲田大学理工学術院の青木隆朗教授が発明したナノファイバーQED(量子電気力学)共振器を基盤技術としている。

 世界での量子コンピュータの研究開発で現在実装できている量子ビット数は、数ビット~100ビット程度に留まっているが、青木教授によるナノファイバー共振器QED方式を用いると、単一のユニットで1万ビット程度、さらに多数のユニットを接続しネットワーク化することで圧倒的な大規模化を可能とする。

 世界を見渡しても、前例のない、未踏のONLY-ONE技術である青木教授によるナノファイバー共振器QED方式の量子コンピューターの実現に取り組むために、WUVではNanoQT社の創設から支援を行い、この度マサチューセッツ工科大学にて量子物理分野で博士号取得し、マッキンゼーアンドカンパニー出身の廣瀬雅氏をCEOとする世界水準の共同創業チームを組成することができた。

 共同創業者の3名(代表取締役CEO 廣瀬 雅、取締役CSO 青木隆朗、取締役CTO 碁盤晃久)は、いずれも英科学誌ネイチャーに筆頭著者として掲載論文のある量子科学分野の世界的トップ研究者。<早稲田大学ベンチャーズ(WUV)>
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIデータサイエンスリテラシー入門」(吉岡剛志、森倉悠介、小林領、照屋健作著/技術評論社)

2022-09-06 09:39:58 |    情報工学



<新刊情報>




書名:AIデータサイエンスリテラシー入門

著者:吉岡剛志、森倉悠介、小林領、照屋健作 

発行:技術評論社

 政府によるAI戦略2019において、文系・理系を問わず全ての大学・高専生が、初級レベルの「数理・データサイエンス・AI」を習得することが目標として掲げられた。そして、モデルカリキュラムが策定され、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」も創設された。同書は、数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度のリテラシーレベルに準拠し、「導入:社会におけるデータ・AI利活用」、「基礎:データリテラシー」、「心得:データ・AI利活用における留意事項」を体系的に学習する入門書。第2章において,Excelの基本的操作方法を学習しながら実データを用いた実践的な演習を行い、データリテラシーである「データを読む」、「データを説明する」、「データを扱う」を体験できる構成となっているのが同書の特徴。半期1コマの授業に対応し、コンピュータリテラシーのExcelの授業の一環として、「数理・データサイエンス・AI」のリテラシーに関する実践的な授業を実施することができる。
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