“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>「IoTエンジニア養成読本 」(片山暁雄、松下享平、大槻健、大瀧隆太、鈴木貴典、竹之下航洋、松井基勝著/技術評論社)

2017-06-01 09:54:34 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:IoTエンジニア養成読本

著者:片山暁雄、松下享平、大槻健、大瀧隆太、鈴木貴典、竹之下航洋、松井基勝 

発行:技術評論社(Software Design plusシリーズ)

 同書では、構成要素である「センサ&デバイス」「ネットワーク」「クラウド」「アプリケーション」「セキュリティ」を個別に紐解くことで、最新のIoT システムの全体像を理解できる構成になっている。さらに、後半ではIoT プラットフォームとして注目される「SORACOM」を使ったIoTシステムをハンズオン形式で実装していく。

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★科学技術ニュース★東京大学、印刷技術による薄く柔軟なモーターの開発に成功

2017-06-01 09:53:16 |    電気・電子工学

 東京大学大学院情報理工学系研究科の川原圭博准教授と新山龍馬講師らの研究グループは、印刷エレクトロニクス技術を用いることで、薄くやわらかく軽量なモーターを作製することに成功した。

 低い温度で沸騰する液体が入ったプラスチックフィルムの袋を、導電インク技術を用いて印刷したヒーターで加熱することにより、袋の内部で液体が気化・膨張し、モーターの駆動力を得る仕組み。

 自然冷却によってモーターは繰り返し動作することができる。また、ヒーターだけでなく、配線やタッチセンサー、アンテナなども合わせて印刷し、モーターと一体化することができる。

 ロボットの関節を模した駆動実験では、開発した大きさ80mm×25mmのモーターで、モーター本体の重量は約3gと非常に軽量でありながら、最大約0.1N・mの回転力を発生させることができた。また、最大動作角度は90度に達した。

 やわらかく薄い特徴を生かし、ソフトロボットのアクチュエーターとしての応用が期待される。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>「銀河宇宙観測の最前線」(谷口義明著/海鳴社)

2017-06-01 09:52:45 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:銀河宇宙観測の最前線~「ハッブル」と「すばる」の壮大なコラボ~

著者:谷口義明

発行:海鳴社

 日本が技術の総力を挙げて建設した、口径8.2㍍の光学・赤外線望遠鏡「すばる」。その真価が、深宇宙の銀河探査・宇宙地図作成の国際プロジェクト「コスモス」を通じて世界の天文界にとどろいた。「すばる」の技術を引っさげて、同プロジェクトに参加した著者とそのチームが、コスモス・フィールドの天域で、めくるめく画像を取得。同書は、「すばる」関係者の血の滲むような努力と、それから生まれた成果の一端の紹介だ。

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