<新刊情報>
書名:地球外生命は存在する!~宇宙と生命誕生の謎~
著者:縣 秀彦
発行:幻冬舎(幻冬舎新書)
「人類が21世紀中に、地球以外の星で生命を見つける可能性は50%以上」と言う著者。というのも、地球外生命が存在する可能性が高い、地球とよく似た環境の系外惑星(太陽ではない恒星を周回する惑星)が、最近になって次々と発見されているからだ。生命誕生の謎から系外惑星探査の最新動向まで、わかりやすくドラマチックに解説。
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書名:地球外生命は存在する!~宇宙と生命誕生の謎~
著者:縣 秀彦
発行:幻冬舎(幻冬舎新書)
「人類が21世紀中に、地球以外の星で生命を見つける可能性は50%以上」と言う著者。というのも、地球外生命が存在する可能性が高い、地球とよく似た環境の系外惑星(太陽ではない恒星を周回する惑星)が、最近になって次々と発見されているからだ。生命誕生の謎から系外惑星探査の最新動向まで、わかりやすくドラマチックに解説。
大陽日酸、日新製鋼、大阪大学の研究グループは、水素エネルギー社会実現に向けた工業炉のアンモニア直接利用技術について共同研究を実施しており、大陽日酸 山梨研究所に設置した燃焼加熱実験炉において検討を重ねた結果、連続溶融亜鉛めっき鋼板製造工程における連続焼鈍炉の前処理として、アンモニアの燃焼エネルギーを有効利用できる「アンモニア混焼衝突噴流式脱脂炉」のバーナ開発に成功し、最適加熱条件を確立した。
これにより、産業分野でのエネルギー消費量のおよそ25%を占める各種工業炉分野に対してアンモニア燃焼を適用させ、CO2の排出量を大幅に削減することが可能な技術の実証評価に目途をつけ、社会実装に向けて一歩前進した。
今後は、日新製鋼堺製造所の溶融亜鉛めっき鋼板製造ラインに実証設備を設置し、一気通貫でのプロセス評価・品質評価を行い、商業生産ラインでの実機設備の導入効果の見極めを完了し、アンモニア燃焼技術の工業炉分野への社会実装を目指す。
理化学研究所(理研)、東北大学、立教大学の共同研究グループは、不安定原子核を見るための新しい電子散乱実験装置(新型電子顕微鏡)を完成させ、同位体分離器から取り出された微量のキセノン-132(132Xe:陽子数54、中性子数78)原子核の電子散乱実験を行い、陽子分布を決めることに成功した。
共同研究グループは世界に先駆けてスクリット法(SCRIT法:Self-Confining RI Ion Target)という新しい手法を開発した。SCRIT法は、標的イオンを細い電子ビームの通り道にトラップして集中させることで、自動的に電子散乱現象を引き起こさせる方法。
この仕組みを電子蓄積リングの中に作り込むことによって、わずか10の8乗個(1億個)の標的核数で電子散乱実験を可能にする。
共同研究グループは、このSCRIT装置を装備した不安定核電子散乱実験施設を理研の仁科加速器研究センターに、2009年から約6年をかけて完成させた。
今回この施設を使って、同位体分離器ERISから取り出されてきた約10の8乗個の132Xe原子核をSCRIT装置に流し込むことによって、132Xe原子核から散乱される電子を観測し、散乱の角度分布から132Xe原子核の陽子分布を決めることに成功したもの。
同研究により、不安定核の電子散乱研究という新しい研究領域の扉が開かれた。今後、不安定な原子核の陽子分布の測定が進み、同施設が原子核構造を包括的に理解する新しい原子核モデルを構築する拠点となることが期待される。
<新刊情報>
書名:手の百科事典
編者:バイオメカニズム学会
発行:朝倉書店
人間の動きや機能の中で最も複雑である「手」を対象として、構造編、機能編、動物編、人工の手編、生活編に分け、関連する項目を読み切り形式で網羅的に解説した。工学、医学、福祉、看護、スポーツなど、バイオメカニズム関連の専門家だけでなく、さまざまな分野の研究者、企業、技術者の方々が「手」について調べることができる内容となっている。