人とタイヤとキーパーコーティング!

タイヤ「安全」と車「キレイ」の領域で 岐阜で専門店展開 ありがたいことです!

キーパープロショップ店長は売り上げを追う猟犬でなく経営者である!

2020年05月05日 | 社内・社員さん・スタッフ向け

今の若い人に「松下幸之助さん」を知っていますか?と尋ねても

まず 知らないという人が多いでしょう。

松下電器産業、今のパナソニックの創業者であり 

自転車屋の丁稚奉公から 立身出世を成し遂げられた「経営の神様」と呼ばれる人です。

 

私も経営者の端くれとして 松下翁のご著書を何冊か読ませていただきましたが

翁曰く「商売のコツここなりと掴んだその価値千両」

この言葉に共感を憶えます。

長く商売を続けていくと 晴れの日も曇りの日も大嵐の日にも遭遇します。

コロナ禍という大嵐に世界中が翻弄されている中

当社も売り上げ減という状況に嵌り込んで

生き残りをかけて「サバイバルモード」非常時を宣言しました。

 

その宣言の第一に 

「社員さんの給与・雇用は絶対守る」を掲げて 全員一致体制を作り上げることを訴えました。

具体的には 戦略的経理の採用によって「見える化」を推進します。

今までは 決算の為の経理に過ぎず 

経理を現場に生かすことをしていません、

これでは店長に経営感覚を育てる事はできません、

ただの猟犬のように「売り上げ」を追えばいいというのが実態でした。

 

新規事業としてキーパープロショップ専門店に挑戦し

まず形を作りあげることを優先し 三店舗を揃えることが出来ました。

師匠のキーパーラボさんを真似する(店舗の形・運営のシステム)ことで出来たことです。

 

ここまでの推移を表すのにピッタリの言葉があります。

「仏作って魂入れず」  意味はネットから抜粋

 

仏作って魂入れず

仏像を作っても、作った者が入れなければ、

単なる木や石と同じであることから。 転じて、物事は仕上げが最も重要であり、

それが欠けたときは作った努力もむだになるということ。

 

 

そうです 店はお金を出せば出来ますが その魂なるものは何でしょう?

それはまず「店長」でしょう。

店長やマネージャーに経営者感覚を植え付けていくこと 

これが魂を入れることのようです。

松下翁の言われる「商売のコツ」がここにあるような気がします。

 

私はただのタイヤ屋のオヤジに過ぎませんが

経営を預かる立場で学んだ 神渡良平さんのご著書

「結果を求めて焦ってはいけない、内が充実すれば、自ずから外へ広がっていく」

これを痛切に感じます。

タイヤ屋のオヤジ兼経営者として 正直焦ります。

「結果を求めるな」をどう解釈するか、売り上げがなければ経営が成り立ちません。

でも それを求めないとすれば 

新規事業から出る赤字を既存のタイヤ小売業で賄うしかありません。

そのうちに新規事業も黒字化するだろう。

しなかったらどうなる? こういう考えずタイヤ屋で頑張って支えるまで。

このような意地がありました。

 

結果として1号店のキーパープロショップ岐阜店は

三年ほどで黒字転換を果たしたのは 店長を中心に内側が充実したからです。

 

そこで2号店のキーパープロショップせき店を出店したのですが

充実したスタッフを 2つのチームに分けるとスタッフの練度が低下します、

またもや結果を求めずに辛抱する期間に入ります。

タイヤ屋と1号店で 2号店の赤字を埋めればいい、そのうち内が充実してくる。

 

まだ気力体力が充実している50代の内に

タイヤコラボ店をキーパープロショップ3号店のしま店へ転換しました。

またも充実したスタッフを分けることになり 各店の練度が低下しました。

そのうえ 退職を申し出るスタッフも出てしまい、大ピンチです。

さらにコロナ禍の影響で短縮運営も重なり 絶体絶命の状況です。

 

 

しかし 「ピンチは人を育ててくれる」 まったくその通りになってきました。

去る社員さんがいれば 社員さんとして入社する人がある。

人間関係で傷ついたスタッフが 

別の店で癒されて最前線の店に元気に復帰し

その店は一気に明るい雰囲気になった。

傷ついたスタッフを預かっていた店は減員となり

マネジャー兼店長独りが運営することになった。

これは下座に下りたことで 部下の信頼を集めることになります。

このように自らが最前線で働く姿は 人望を集めスタッフの信頼を高めます。

裸で飛び込めば道は開かれて来ることを知るはずです。

 

1号店の店長は

コロナ過でスタッフが少なく

やむなく予約制をとった所

高額コーティングの受注が続いて忙しすぎず 

店舗のコントロールがスタッフの協力とアルバイトさんの適切な動員で上手く行き

「運営のコツが判った気がする」と述べています。

 

2号店の店長は

先に自らの意思で採用したスタッフさんがとても明るくて

「店の雰囲気が光を増している感じです」と言います。

この店は業績のジャンプ寸前の気配を感じます。

 

「捨てる神あれば拾う神あり」

「天は自ら助ける者を助ける」

「ピンチはチャンス」

「下座に生きる」

「商売のコツここなりと気が付いた価値一万両」

 

3店舗の店長が現場の足場を整えてくれたことで

いよいよ店長が

経営感覚を学ぶ素地が出来たようです。

結果を追わず 内部の充実を図れば 自ずと外へ広がっていく。

 

内部の充実として経営の「見える化」を促進します。

具体的には 損益計算書の勉強会をスタートしました。

ここが判ればビジネスの面白さが深まります。

店長は売り上げを追う猟犬でなく 「経営者」としての役割を持ってもらいます。

 

これこそ魂の入魂作業です。

現場で技を学び 運営を学び 人間関係を体験し 店舗の表舞台を知った次は

裏方として働いてくれる電気やガス・電話・宣伝費・人件費・減価償却・等

経営を数値で理解する。

今までは表舞台で見える売り上げに関心が集まっていました、

それからは裏方の働きを知る作業です。

そして明日の数値予測が出来れば 複数の店の運営ができる才能が花開くかもしれません。

 

作り上げた仏(お客様のお役にたてるキーパープロショップ専門店)に

経営感覚という魂の入魂作業です。

 

私としては イマージン車美容室を最後の仕上げに掛かる仕事のつもりです。

入魂作業が上手く行けば 後進の店長やマネージャーが次の道を開くはずです。

 

ありがたいことです、ピンチがチャンスに見えてきました!

 

 

 


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