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アムール河の波

ロシアの軍事侵攻を受けて、ウクライナが今大変な状況です。このため、若い頃から好きだったロシア民謡のいくつかが、コンサートのプログラムに入れにくくなりました。
ただ、一番よく弾いてきた「アムール河の波」の原曲が、生粋のロシア民謡ではなく、現在のウクライナ出身のマックス・キュスという音楽家が作った合奏曲であることを最近知りました。100年以上も前のことです。ウクライナは当時、帝政ロシアの支配下におかれていました。
昔と今では国家の枠組み自体が違うので、同列では論じられないかと思いますが、ウクライナの置かれた地理的政治的悪条件には、本当に痛み入ります。
当面「アムール河の波」だけは、「ロシア民謡」でなく「マックス・キュス作曲」と明記して、弾き続けることにしましょう。
でも、本当は他の曲(ロシア民謡)も弾きたいのです。民謡を創ったのは、戦争指導者でなく民衆なわけですから。

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着いたら聴こう

先週の金曜日に白内障の手術を受けて視力が変わったので、今は車の運転を控え、家から三郷山登り口まで徒歩で往復しています。
ステレオタイプのイヤホンは耳に装着したままですが、通称「南島線」と呼ばれる県道は車の往来の音が大きく、宮川の堤防は吹きっさらしの風の音が大きくて困ります。
それで、朝の練習をたくさん録音し、歩きながらたくさん聴くのはやめました。録音も再生も、そんなにも長時間集中してできるものではないのです。
三郷山の遊歩道のいつも歩く部分は、南側斜面に位置していて静かです。「着いたら聴こう」と足早に歩く方が、健康・体力を維持する上でも有効です。


               〇


今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
久々にクラシックギターの曲です。19世紀フランスのギタリスト、コストの練習曲(初級~中級)を4曲ならべました。ぜひお聴きください。


▽4つの練習曲(コスト 演奏/広垣 進)
https://youtu.be/sRdNKhh8EKk

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ジタバタしても

右眼白内障の手術を終え、50年ぶりの裸眼での生活を始めて2日と数時間が経ちました。
少し慣れて裸眼での歩行が可能になり、昨日も今日も三郷山を歩いてきました。
裸眼での視力は治療前よりぐっと上がったと思いますが、まだ眼鏡が作れないので日常生活も音楽活動もどこまで改善されるかが見えてきません。
ま、ジタバタしても仕方ないですね。そんなことを考える暇があったら、少しでも練習して遅れを取り戻さなきゃと思います。

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もっと聴かなくちゃ

昨日から今日にかけて日赤病院に入院して、今度は右眼の白内障の手術を受けてきました。「白内障の手術は日帰り可」という時代ですが、私の場合は左眼が若い頃から網膜剥離の為、看板の文字も読めないほど悪いので「一泊二日」と相成りました。
強度近視で長年、度の強い眼鏡を着用してきましたが、今は裸眼でパソコンに向かっています(表示文字は大きくしています)。眼鏡(のレンズ?)は、視力が落ち着いてから新調することになります。
今日の午後は普段の半分ほど練習しました。もちろん裸眼です。どうにも弾きにくく感じるのは、これまで、この弱い眼でも頼りにしながら弾いてきたということなんでしょう。「こんなに弾けなくては駄目だ」と思い、途中から半分目をつむったようにして弾きました。
その後、いつものように三郷山を歩きながら、このときの録音を聴いてみたところ、後半では、ほぼいつも程度には弾けているように感じました。そして「ただでさえ弱い視覚に頼らず、もっと音をよく聴かなくちゃ」と、あたりまえのことを思った次第です。
今回の入院で、ほかにも報告できるかなと思ったことがいくつかありますが、何しろ治療直後なのでセーブしておきましょう。もう少しだけ練習して、早めに休みますね。

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もずが枯木で

晴れていたのにひどく寒い日でした。
午後のレッスンは1人だけでしたが、この方が帰られるとそそくさに三郷山へと車を走らせました。
これだけ寒いと頭はきりっとして、音(練習録音)は鮮明に聴こえます。でも、帰宅するとすぐに猛烈な眠気に襲われてまったく練習になりません。


               〇


今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
サトウハチロー作詞、徳富繁作曲による歌曲です。「茨城民謡」として、ひっそりと歌われていた時期もあります。
若い頃のギター独奏用アレンジですが、今も弾いています。ぜひお聴きください。


▽もずが枯木で(徳富繁 編曲/広垣 進)
https://youtu.be/c2q6gbleEKk

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あと1曲だけ

「今週のアップロード」で紹介している曲は、ここのところ日本の歌のソロ・アレンジが続いています。1月27日には一番寒い時期ということで「冬景色」、2月10日には立春過ぎてまもないということで「早春賦」。冬から春にかけての曲は、これで終わりにするつもりでしたが、どうやら寒い日はもう少し続きそうです。何とかあと1曲だけ作っておきましょう。アップは今度の木曜日(17日)の予定です。しばしお待ちを……。


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早春賦

まだまだ寒い日が続きます。
この時期は、寒さに加えてもうひとつ困ったことがあります。それは左右の指のひび割れです。
指のひび割れに対しては、以前は液体絆創膏を使っていました。最近はもっぱら絆創膏です。普通の絆創膏ではうまく指先に貼れません。私が使っているのはポリエチレン素材、「手できれいにカット」とうたっている商品です。これですと、ギターをかまえる度に手で細長く裂いて、演奏にあまり支障がないように貼れます。
それでも少し気合いを入れて練習すると痛みがきます。まあいいやと2~3日休めば簡単に治るかもしれませんが、性格的にそれができません(弾けなくなるのが怖いのです)。
でも、ものは考えようです。どこかを痛めているときは、どうすれば脱力して弾けるか、それを考えるのにいい時期なわけです。
               〇
今週の(ユーチューブへの)アップロードです。全部で30曲になりました。
今回も「日本の歌百選」にも選ばれた、ご存知の唱歌です。このところ、毎年2月の月例コンサートのプログラムに必ず入れています。先日(6日)のコンサート「早春の響き」でも、このアレンンで弾きました。ぜひどうぞ。
▽早春賦(中田章 編曲/広垣 進)
https://youtu.be/b8HHGMb25vw
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ひとつ治療完了

今日は日赤循環器内科の受診日でした。不整脈の治療(カテーテル・アブレーション)からちょうど3ヶ月たち、晴れて「治療完了」と言っていただきました。はじめて心臓の異常を告げられ、少々ビビった日から数えると1年と2ケ月ほどになりますね。これで明日から、いわゆる「血液サラサラの薬」てのを飲まないですみます。
心臓の方はこれで一段落です。次は眼で、その次は歯でどちらも「完治」はないでしょう。歯の治療が(とりあえず)一段落する頃は、またどこか別のところが悪くなっているでしょう(笑)。
ま、65歳という年齢を考えれば別に珍しくもない話です。最近は「身体のあちこちが弱ってきたのと引きかえに、自分の時間をたくさんもらっているんだ」と思うようにしています。
病院にいる時間が長かったので、今日はやや練習不足、今からがんばります。
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要するに練習不足

寒い日が続きます。
昨日のコンサート「早春の響き」も予想通りの寒さでした。
本番中、「やはり冷たくて指の動きが悪いな」と思ったとたんに大きめのミスが勃発……そんな場面が2~3度ありました。
さほど動揺することがなかったのは、寒さを想定して冷房を弱め、震えながら朝の通し練習をしていったおかげです……てな言い訳をしていてはいけませんね。ミスはミス、その時が一番冷たかったわけでなく、遅めのテンポや指がもつれにくい右手の動きやフォームを覚えこむ練習が足りなかったわけです。
次回は3月末、いくらなんでももう少し暖かくなっているでしょうが、今度の冬に迎える例会で同じような言い訳をしなくていいようにしておかなきゃと思います。(そのために日記に残しました)
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今日は節分の日

今日は節分の日です。「鬼はどこにいるんでしょうか」と訊かれれば、「鬼は人の心の中にいる」と私は答えるようにしています。
私の心の中には、「そんな無駄な練習は、やめときゃいいのに」とささやく鬼がいます。その声を自分に都合よく解釈して、なるほどと思った部分を徐々に削った結果、一時期、かの名曲「アルハンブラの思い出」が、自分でも信じられないほど弾けなくなりました。
最近では、別な鬼の声にも耳を傾けるようになり、別な弾き方でまた毎日弾いています。
              〇
今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
よく知られた日本の童謡を教室の教材用にアレンジしました。よろしければお聴きください。
▽浜千鳥(弘田龍太郎 編曲/広垣 進)
https://youtu.be/ayOLOYkoZts
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