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それでもいいから

昨日、4月のコンサート「春にはこの曲」を終えました。いつものように、お客さんはありがたい常連さんばかりです
せっかくのいい季節で、「もう少し広げなきゃ」という気持ちはありましたが、今回はバッハの「シャコンヌ」をプログラムの中心に置いていたので、まったく広報活動に力をそそぐ余裕はなく、集客は簡単にあきらめました。
そして、「シャコンヌを弾くので新曲は入れない」「シャコンヌを弾くので難曲は他に入れない」「シャコンヌを弾くので曲数はよくばらない」などといくつも条件をつけて本番にのぞみました。
そのおかげで「もしかするとこの曲を弾くのは最後かも」と毎回思うこの曲を、久々に終始落ち着いて弾き切りました。といってもまだまだ勉強の足りない自分のこと、おそらくバロック音楽に通じた方なら、「ちっともバッハらしくないぞ」と言われるレベルでしょう。けれども「それでもいいからずっと弾き続けたい」という気持ちに変わりはありません。

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来週がんばります

午前5時半に朝の練習を終えて録音機を持参し、三郷山に向けて車を出すとすぐにバックミラーからまぶしい朝日が目に飛び込んできました。夏がそこまで来ていると感じます。
これからの季節は、夕方に歩きに出ると、草引きが二の次となり、庭の草が伸び放題に伸びます(草引きは夕方しかできません)。
今日は、空模様や仕事の都合でこのところ草引きを休んでいたので、引くつもりでいました。草は昨日までの雨で見るからに伸びています。
でも、日が山にさしかかってから庭に出ましたが、引いている場合じゃないなと思い直し、家の中に戻りました。
4月のコンサート「春にはこの曲」は今度の日曜日です。草引きを少しがんばれば指が疲れて練習効率が著しく落ちます。ときには全くできなくなります。
以前の自分なら初めから草はあきらめていましたが、「演奏者としての自覚が足りないな」と少し反省しました。でも普通は、「練習か草引きか」でなく、なんとかやりくりして両方行うんでしょうね。草引きは来週がんばります(笑)。

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最後の1曲

4月のコンサートは今度の日曜日です。「遅すぎる」と叱られそうですが、残る1曲が今日決まりました。
プログラムの第1部の最後は「モーツァルトの主題による変奏曲」です。「イ長調の小品をその前に弾くといいな」と思って古典のレパートリーを見渡したところ、「モーツァルトの子守唄」(伝フリース)と「メヌエット イ長調」(ソル)が見つかりました。ふだん客席にはギターにあまり馴染みがない方の方が多いので、よく知られた子守唄を最初は考えましたが、とりあえず2曲とも録音してみたところ、メヌエットの方が明らかにギターの音がよく鳴っていました。
作品に優劣つけるつもりはありません。今日の段階で自分の演奏に差が出ただけの話です。なにしろ直前のこと、これ以上迷っている時間はないでしょう。練習記録表の「エリーゼの為に」をホワイトで消し、そこに「メヌエット イ長調」と書きこみました。

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シャコンヌのテンポ

今月のコンサート「春にはこの曲」まであと10日となりました。
私の言う「この曲」とは、バッハの「シャコンヌ」のことです。この曲をかじり始めたのは47~8年前、学生時代です。以来、もしかすると100回くらいは人前で弾いているかもしれませんが、毎回気合いを入れて準備しても、必ず本番でミスを多発して「こんなはずではなかった」と打ちのめされます。
そのうちにこの曲に関しては、「慣れた会場で、気候の良い時期のコンサートでのみ弾く」という自分だけのルールを作りました。年齢的なことも合わせて考えると、「この曲をコンサートで弾けるのは、死ぬまでにあと数回か」という気もします。そうなるとますます気合いが入ります。
この曲における私自身の最重課題はテンポの設定です。テンポが速いと指はもつれます。逆に遅いと音楽が間延びします。自分にとって一番良いテンポでこの曲を弾くために、毎日の練習メニューの中にこの曲と同じ拍子(4分の3拍子)かつ同じテンポ(私の場合、4分音符=54)で、音階練習とアルペジオ練習を入れて、ここ何年か続けてきました。その結果、さすがにこの曲のテンポはいくらか安定してきました。
ところが最近、年齢のせいもあるでしょう、「もっと遅く(4分音符=52くらいで)弾きたいな」と思うようになりました。指も少々きつくなってきたので、これはもう矯正するしかありません。
毎日の技巧練習から見直すこと、メトロノームを使った練習を重視することで対応したいと思い、そのようにとりくんでいます。

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花粉症がおさまれば

私の花粉症がおさまってきました。「ヒノキ花粉の飛散は今がピーク」と言われる方があるくらいですから、私の症状はスギ花粉によるものとみていいでしょう。
花粉症がおさまれば次は草引きと枝払いです。草引きも枝払いも指に負担がかかって、その日の練習に影響が出るのでついつい先延ばしにしてしまいますが、今日は一日曇り空。そこで、例年ゴールデンウイークの期間中に行う枝払いを夕方やってみました。
作業は格段にラクでした。枝は小さく少なくやわらかく、ノコギリも使わずハサミだけで済むとわかりました。時間は毎日の草引きに合わせて30分のみ。あと1回でケリがつきます。
練習時間を確保したいなら、来年以降草引きと枝払いをいつ始めようかと、迷っている余地はありませんね。

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今度はシャコンヌ

今週に入ってやっと収録した「テンペスト 第3楽章」を、少し加工(傷の修正)を施して、ユーチューブ投稿用の音源に使うことにしました。ノーミスで表情豊かに弾ければそちらの方がいいに決まっていますが、まだまだ力不足です。このあたりが私の「落としどころ」でしょうね。
来月分の音源ができてきたので、今月のコンサート(28日)に向けて始動します。
練習の中心はバッハの大曲「シャコンヌ」です。他の曲の負担をできるだけ減らし、
限られた時間と体力をこの曲に注ぎ込んで行きたいと考えています。今度こそは、今度こそはと思います。そう思ってこの曲を準備するのはもう何十回目でしょうか。

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ただいま作業中

ベートヴェンの「テンペスト 第3楽章」を今朝なんとか収録しました。
いえ、正確には「収録してみました」です。正直言いますと、1週間かけて奮闘しましたが、とうとう一度もノーミスでは弾けませんでした。仕方がないので音源を編集してミスを修復し、ユーチューブにアップできるどうかかをさぐっています。
まだ作業は終わっていません。そういうわけです。ではまた……。

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あの日から15年

今日は4月4日です。
私のホームグラウンド「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の第1回コンサートは2009年の4月4日(土)の晩、「スペインの香り」というタイトルで実施しました。あの日からちょうど15年です。
会場はここのところよく使用しています「いせ市民活動センター2階会議室A」という部屋です。小さな部屋ですが、ほぼ満席となりました。
参加者名簿を見てみると現在も足しげくお越しいただいている方が数名。この方々はその前の活動母体「うたとギターの音楽会」でも、そのまた前の活動母体「伊勢ギター友の会」にもみえていました。ありがたい限りです。「この方々に自分は支えられてきた」と言えましょう。
プログラムを確認しました。アンヘル・バリオスの小品4曲など、長年ご無沙汰してほぼ忘れてしまった曲が含まれています。最近の私のレパートリー開拓はユーチューブで「ギターで弾けるかも」という作品(ピアノ曲等)を見つけ、楽譜作りから始めるということが多くなっています。作業を進めるうちに作品への思い入れは強くなりますが、膨大な時間を費やしているので結果的に「あれだけの時間があれば、昔のレパートリーをさらいなおせたのではないか」という思うことも多々あります。
あと15年もすれば私は82歳、今と同じ活動が続けられているとは思えません。もしかするとギターが弾けなくなっているかもしれないし、下手するともうこの世にいないかもしれません。それを考えると「今できること、近い将来できそうなことを選んでやっていかなきゃ」という気持ちになります。

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ノクターン第20番(遺作)

4月になりました。一昨日(3/30)の晩、3月例会「春のうららのギターの音」を何とか終えました。相変わらず「何とか」です。プログラム全体を通じてヒヤッとする場面がひとつもないコンサートはありません。失敗は糧として、あるいはバネとして少しでも前へ進みたいと思います。
予定通り翌日(昨日)は、4月のアップロードに向けての作業を行いました。やはり予想していた以上に時間がかかりました。「音源だけは」と3月上旬に作ったのは正解です。4月のコンサートも月末(28日)なので、5月のアップ用の音源も早く作っておく必要がありますね。

            〇

今月のアップロードです。
ショパンのノクターン全21曲のうち、第2番に次いでよく弾かれている曲だと思います。映画「戦場のピアニスト」にも使われました。ピアノの原曲は嬰ハ短調ですが、イ短調に編曲してギターソロで弾いています。ぜひご視聴ください。

▽ノクターン第20番(ショパンの遺作 演奏;広垣 進)
https://youtu.be/FwvOrLpHDVY

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