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今日から反復練習

タレガの「前奏曲第5番」は、番号のついている彼の前奏曲のうちで、最もよく弾かれている作品だと思います。
今度のコンサートでは、この曲を名曲「アルハンブラの思い出」の前に置き、あたかも「前奏」のような効果が出せないかと考えました。
実はこの曲を私が人前で弾いたのは、もしかすると今から40年以上も前、月例コンサートを始めて間もない頃の1回きりかもしれません。
あまり苦労した記憶もないので、何とかなるだろうとタカをくくっていましたが、丁寧にさらってみると、どうしてどうして、主旋律で鳴りにくい音があったり、音がつながりにくかったりで、ロマンチックにきれいに弾くのは大変だぞと思えてきました。
でも短い曲です。左右の運指は見なおしました。今日から反復練習です。6日間もあれば何十回かは弾けるでしょう。今日、この曲の練習記録は、×印が重なって黒くなりました。
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とり戻せるレベルで

今週の初めに1月のコンサートを終えたばかりですが、2月の会まであと10日となりました。
例会と例会の間はせめて3週間くらいは空けたいところですが、自分の都合と会場の空き具合の関係で、まれにこういうことも出てきます。
準備期間が短いので、コンサートを終えた翌朝から全曲の通し練習を始めることも考えましたが、実はまだそれをやっていません。ひとつコンサートを終えるとその直後は、あえて次のコンサートで弾かない曲を少しさらっておくようにしているのです。
今週はバッハの「シャコンヌ」を月曜日と水曜日にミスを連発しながら通し、「暖かくなればもう少し弾けるかな」と思いました。「ハンガリー狂詩曲第2番」は火曜日に弾き、「ド忘れ」とテンポの乱れがありました。「ラ カンパネラ」はまだ弾いていません。
どれもこれも人前に出せる状態ではありません。かといって直近のコンサートで弾く曲よりも、優先して取り組むことはできません。「ずっと弾いて行きたい」と思う曲は、「とり戻せる」というレベルで維持できているかどうか、それをチェックしながら(私の場合、記録に残しながら)、弾き続けることが必要です。
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今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
「日本の歌百選」にも選ばれたおなじみの唱歌です。教室教材用としてアレンジしましたが、自分のコンサートでも弾いています。ぜひどうぞ。
▽冬景色(作曲者不詳 編曲/広垣 進)
https://youtu.be/DzQXm6q9Iok
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指が冷えても

昨日、今年最初の月例コンサート「冬景色、音景色」を終えました。寒い中、定員ちょうどの方が来てくださいました。
もう40年以上もこんなことをやっています(毎月できなかった時期もあります)が、おそらく昼間のコンサートとしては一番の寒さでしょう。
「窓の一部を開放して弾くので、温かくしてお越しください」という連絡を事前に流してあったので、苦情は出ませんでしたが、きっと「冷たい指で、弾くのも大変やな」と思われたことでしょう。いつもよりも拍手が温かく感じたのはそれかも……ともかくそんな会でした。
特筆しておきたいは、アンコーで「アルハンブラの思い出」を弾いたことです。
「かろうじて」と言ってもいい出来かもしれません。でもこの曲は、私の中では「指が冷えたら、絶対に弾けない曲」のトップに来る曲でした。それでも弾こうと思い、強行できたのはひとえに右指の運指を(通常のamiから)imaの順に変えたおかげです。ちなみに「禁じられた遊び」はaimで弾いています(通常はami)。これも少しの冷えなら大丈夫です。
……もっとも私の場合だけかもしれません。参考にならなかったらごめんなさい。
註)右指の記号 …… p;親指  a;薬指  m;中指  i;人差し指
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今日は大寒です

「今日は大寒(だいかん)です」とテレビが言ってました。
「大寒」てのは文字通り寒い時期のことだろうけど、正確には何もわかっていないな……と少し調べてみると、「大寒は二十四節気の最終節で最も寒い時期という意味。一年の最低気温もこの時期に記録されることが多いようです。2022年の大寒は1月20日から2月3日となります」云々とあります。
まだまだ説明は続きましたが、紹介するのはここまでにしておきましょう。
私にとっては、1年で最も寒いこの時期にコンサートを組み、その対策がまだ万全でないことが一番問題です。
今年最初の月例コンサートは今度の日曜日です。
もちろん暖房は入れますが、窓も少し開けたまま弾きます。週間気象情報を見ると、当日は一応「晴れ」と出ていますが、もし日差しが弱く風が強かったらコンディションは著しく悪くなります。プログラムの原稿完成はもう一日だけ待ちましょう。
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今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
反核・平和をうたった峯陽さんの童謡です。ぜひどうぞ。
 
▽反核のこもりうた(作曲 峯陽 演奏/広垣 進)
 https://youtu.be/XGF_vvnOASU
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無理のない弾き方を

毎週木曜日にユーチューブに1曲ずつアップロードすることを試みて、3か月になります。といっても、月例コンサートを続けながら新しく収録していく余裕はなく、たいてい、以前に作った音源を再利用しています。
それで、暇を見てパソコン内の音声データや、昔作った手製CDを再生していますが、我ながらよく弾けているなと思う演奏に驚くことがあります。
でもこれは、喜んでいる場合じゃありません。裏を返せば、今はこれほど弾けていないということにつながります。むしろ反省材料ですね。
若い頃のように難しい曲が弾けなくなったのは、もしかすると、年をとって身体が変わったというよりは、年をとっても弾けるような弾き方を、もともと獲得してこなかったからかもしれません。
身体は簡単にはもどりませんが、無理のない弾き方は今からでもさがせます。無理のない弾き方が見つかれば、これから先も弾き続けることができるはずです。演奏姿勢しかり、両手の運指しかり、曲の速度しかりですね。
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今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
マヌエル・デ・ファリャの残した唯一のギター曲で、私の若い頃の演奏です。曲が難解で、録音にも演奏にも気になるところが若干ありますが、懸命に練習して思い入れが強い曲なのでアップしました。興味ある方はどうぞ。
▽讃歌「ドビュッシーの墓」(ファリャ 演奏/広垣 進)
https://youtu.be/ynhxE35J9zY
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ショパンに捧げる練習曲

ピアノの詩人、ショパンの「12の練習曲 Op.25」の第1番は、6連符の無窮動のアルペジオ(分散和音)上に4分音符のシンプルな旋律を置いた素晴らしい作品です。
「ギターに向いているんじゃないかな」とコピーした編曲譜がひとつだけあったのですが、何度か取り出してかじってみたものの「無理だ、弾けない」と、どこかにしまいこんでとうとう行方不明になってしまいました。
「さがし出しても弾けっこないし、どうせなら自分で1曲作ってみよう」と思い、単純な旋律と和音を考えて、試し弾きを繰り返しているうちに何とかかたちになりました。
タイトルは「ショパンに捧げる練習曲」です。「そんな乱暴な」と言われそうですが、もう今度のコンサートのチラシに書いてしまいました(!)。
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全曲決定する時期は

今月のコンサートまであと半月です。
演奏曲目が全部決まりました。「遅すぎるぞ」というお叱りを受けるかもしれませんが、「もしかすると、このくらいの時期に決めるのがちょうどいいのでは」と、そんな気がしてきました。
少し前まで私は、ひとつコンサートを終えた翌日には次回の曲目が全部決まっていて、どの曲もすぐ準備を始めた方がいいと考えていました。
ところがそうすると、特に大きい曲、特に難しい曲、特に気合いを入れてとりくみたい曲にたっぷり時間をとれなくなるのです。
私の場合、演奏曲が決まると練習記録表に曲の名が入り毎日のチェックが始まります。通して弾けるようになると録音、再生を毎日繰り返すようになります。
でも、これが10数曲になるともういけません。手がける曲が多くなると、「もっと集中したい」という曲に時間と体力を注ぎ込むことが難しくなるのはあたりまえです。
今回、選曲を遅らせたおかげで、何度も失敗してきたバッハの曲を弾くのが、少し楽しみになってきました。

今週の(ユーチューブへの)アップロードです。よく知られたカタロニア民謡をギターソロで弾いています。ぜひどうぞ。
▽とりのうた(カタロニア民謡、演奏/広垣 進)
https://youtu.be/cX82oUfKzKg

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65歳になりました

今日はバースデーです。65歳にもなりました。
「65歳にも」と書くと「年はとりたくない」という気持ちがにじみ出てしまいますね(笑)。ま、自然体で行きましょう。「65歳になりました」です。やはり、あたりまえのようにまたひとつ年をとりました。
今年の年賀メールには「年を重ねたことがハンディでなく武器になるよう、元気にやっていきたいと思います」と記しました。「ハンディ」はたくさん挙げられますが、「武器」ってのは何でしょうね。「経験したことをふりかえる」「見通しを持つ」「無理をしない」「ジタバタしない」などと、いろいろと思いつきますが、実のところはよくわかりません。
ただ、どこへ行っても「高齢者」という枠の中に入る年齢になったということは、「マイペースで歩くことを許してもらえる年齢になった」ということなんでしょうね。私と同じ年齢でも日常的に無理を強いられている方がたくさんありますので、「悠々自適でいいですね」と思われるような書き方をするのも少々気が引けますが、今の自分にできることとして、この「マイペースで歩く」を大事にするしかないでしょう。いずれは「人の手を借りなければ歩けない」「人の手を借りても歩けない」という日が来ますが、それはできるだけ先送りし、その期間は短く済ませたいと思います。
フェイスブックやメール等で、たくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。ありがとうございます。個々に返信できず失礼ですが、この日記をもってお返事とさせていただきます。

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謹賀新年

あけましておめでとうございます。
先ほど2022年になるのを待って、「一月一日」の演奏をユーチューブにあげました。
新年にあたってお話したいことはたくさんありますが、朝の初練習にさしつかえるので、今すぐ寝ます。おやすみなさい。皆さまにとって良き1年でありますように。
▽一月一日(上 真行、演奏/広垣 進)
https://youtu.be/L2pdWqCdnHo
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