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ユーチューブは音楽の宝庫

今日は5月の第5月曜日で、教室の仕事はゼロ。自分の練習の合間に、ユーチューブの動画をいくつか視聴しました。
一番のおすすめは、関西の西垣さんというギタリストが作られた、名曲「アルハンブラの思い出」のレッスン動画です。40年も弾いてきた曲ですが、知らないことがたくさんあり、ずいぶんと勉強になりました。
逆に「面白いけど、疲れるなあ」と思ったのは、「ギターでは絶対演奏不可能だな」と思えるリストやベートーヴェンのピアノ曲を、バリバリと凄まじく弾き切ってみえる演奏動画です。
最近、新型コロナのおかげで仕事が少なく、その分だけユーチューブを見る時間が増えています。ユーチューブは音楽の宝庫です。でも、たくさんの宝物を取り込むのは生身の人間です。時間にも体力にも限界があることを忘れ、面白いと思うものを片っ端から見ていたら、おそらく自分を見失うことになるでしょうね。

【ギター解説・アルハンブラの思い出/西垣正信】
https://www.youtube.com/watch?v=dGGhni8n-1g
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梅雨入りから10日あまり

新型コロナのおかげで今日のレッスンはゼロ。
いつものように、早朝4時半から弾いては休み、弾いては休んで過ごしました。
夕方には、治療中の左手でなく、右手の薬指にわずかな痛みが来ました。
「力が入り過ぎたかな」と爪をほんの少し短くすると痛みは消えました。
記録的に早い梅雨入りから10日あまり。ぼちぼちと体力の衰えや、関節・筋肉の別な不調が出てきてもおかしくはありません。
何十年も弾き続けていても、医学的生理学的にはド素人です。
せめて疲れや痛み、時間と体力の管理には注意をはらいましょう。
この時期、私に一番必要なのは早寝の習慣でしょうね。
おやすみなさい(まだ早いか……笑)。
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それでも弾き続けたい

週末から今朝にかけてバッハの「シャコンヌ」とテデスコの「悪魔の奇想曲」を弾いてみました。どちらも、4月半ば(発症後1ヶ月)に弾いてみたところ、頑張っても押さえられない和音があってすぐに断念しました。今回は音を少しだけ抜き、弾く瞬間だけグッと力を入れるようにしました。かろうじて音が出たのでそのまま弾き続け、ミスを重ねながらも2曲とも最後までたどり着きました。
この2曲は、「一生かけてもおそらく仕上がらない。それでも弾き続けたい」と考えている曲ですが、何しろ難しく、大きなトラブルがあると、真っ先に「もう2度と弾けないかも」と思ってしまいます。腱鞘炎のときも、突発性難聴のときもそうでしたし、今回(神経系統の異常による左手指の故障)も同じです。それが、こうして「練習再開が可能」という段階までに回復してくると嬉しいですね。元気が出ます。
ただ、手放しで喜んでいるだけでは駄目です。この2曲の練習を再開すれば、必ず他の曲の練習にもシワ寄せがきます。
まだプログラムには入れられないこの2曲を毎日弾いて、今度のコンサート(6月6日)をいい状態で迎えるのは不可能です。来週末までは「この2曲は、維持できればよし」くらいのつもりでいきましょう。
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実に単純な話

朝一番にネットの気象情報を確認すると、午前8時頃に降り出すとありました。
そして、できるだけ早く朝の練習を始め、収録した音源(録音機)を持って降ってくる前に歩いてくることを決めました。
朝の三郷山は静かでした。湿度は高かったのでしょうが、ほどよい涼しさで集中して音を聴くのには充分でした。
おかげで、「モーツァルトの主題による変奏曲」の第5変奏をやたらと速く弾く練習は必要なかったな……ということに気づきました。
実に単純な話です。私がこの曲を弾くと、第5変奏よりもその後に続くコーダ(フィナーレ)の方が難しいのです。
したがって、第5変奏を軽々と弾けば弾くほど、最後の部分が弾きにくくなるのです。
ま、何十年も、わけも分からず「速く鮮やかに弾きたい」という気持ちで一生懸命弾いてきたことは、指の運動機能や神経の働きを維持する上では、無意味ではなかったと思うようにしましょう。
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練習あるのみ

昨日、今月のコンサート「ギターでつづる名曲アルバム」を終えました。作成したチラシの数よりもたくさんのお客さんがみえました。こう書くと「この非常時に何をやっているんだ」と、お叱りを受けるかもしれませんが、作ったチラシは地元新聞社に送った分と教室掲示用だけです。
ま、このコロナ禍の中でもかろうじて活動ができていることを感謝せねばと思います。
「感謝」と言えば、私の指の不調をわかった上で来ていただいている方が数名みえ、ありがたい限りです。
昨日のコンサートは、3月中旬の発症から数えて3つめの会でした。「3月よりも4月」「4月よりも5月」と少しずつ回復しているところは見ていただいたとは思いますが、多くは「激励」でしょう。まだ「鑑賞」にはなっていないと思います。
今日はYクリニック(脳神経外科・内科)に行ってきました。5度目の検診です。「指は使った方がいい」とまた言われました。練習あるのみです(もちろん腱鞘炎等に配慮しながらですが)。
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あと4日

毎年、この時期の例会(コンサート)は、ほどよい気候の中、たくさんの方に聴いて頂きたいという思いで、聴きやすいクラシックの名曲(編曲作品)を多く入れたプログラムを用意してきましたが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言発令中のためやむなく休会。1年たっても感染の勢いが収まらないどころか、状況はますます厳しくなっています。
今月のコンサートはこの日曜日です。一昨年までの基本的な考えを踏襲しつつも、前回前々回と同様に「予約制、定員15名」の枠内で細々と開催します。現在予約者は数名、時節柄赤字が出るのは覚悟の上です。
全国的な感染不安の中、意を決してお越しいただく方々に、安心して、かつ楽しく過ごしていただけるように準備(感染対策と練習)を進めたいと思います。
 
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肘を見ながら

まもなく私の左手指の故障(神経系統のトラブル)は、発症・治療開始から2ケ月を迎えます。
症状は緩やかに改善してきています。日常生活では、ほとんど支障がありません。
でも、ギターを弾くと押さえきれない音がすぐわかり、「まだまだだな」という気持ちになります。「だいたい弾ける」という曲でも、発症前よりもビリつき音が増えて困ります。
ある方のアドバイスもあり、昨日今日と、試しに左肘の曲げ方や角度をいろいろと変えて弾いてみたところ、ビリつきやすさが変わって来ることがわかりました。
コンサートは今度の日曜日です。一も二もなく、対策が決まりました。演奏曲全曲、すべての箇所について、左手の肘の状態を意識するのは無理ですが、せめてもと、ビリつきの多い箇所を割り出し、肘を見ながら弾いてみることから始めています。
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渡辺範彦メモリアル

ネットを散策していたら、「渡辺範彦メモリアル」というYouTubeチャンネルとご家族公認のサイトを見つけました。渡辺氏は一世を風靡したギタリストでしたが、2004年2月に若くして逝去。もう17年も経つんですね。
私が氏と直接お会いできたのは1度だけ、今から40年以上も前。渡辺さんが講師をされるならということで参加したギターのサマースクールでした。
ご指導を受けたのはこのときの1回きり。大変もったいないことに、私は神様のような存在であった氏を前に、ガチガチに上がってしまい、レッスンらしいレッスンにならなかったことを思い出します。
オフの時間に、私が部屋でヘンデルの「サラバンド」を弾いていると、スーッと氏が入ってみえ、部屋の隅にうずくまるように座られると、私の演奏を目を閉じてじっと聴いてくださいました。何とか弾き終えると、氏は「ありがとうございました」とだけ言って次の部屋へ行かれました。
やはりお話をすることもできずに、「大変もったいない時間」となってしまいましたが、自分のような若輩者の演奏でも、丁寧に聴いて下さった氏の姿に、クラシックギターの世界への限りない愛情を垣間見たような気がしました。

振り返ると、若い頃この方から受けたたくさんの刺激を、まだまだ活かしきれていないなと思うことばかりです。今日の日記はここまでとし、練習に戻りましょう。

【YouTubeチャンネル】
https://youtube.com/channel/UCb4wIi8-EYqg1uLGlhYNSlw

【公式WEBサイト】
https://norihiko-watanabe.com/
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やはりこの曲

今日は憲法記念日です。日本が世界に誇る平和憲法の行方が、今年も案じられます。

今月のコンサート「ギターでつづる名曲アルバム」まで、あと2週間を切りました。
プログラムを早く決めたつもりで毎日弾いてきましたが、日本の曲が入っていないことに気づきました。
そこで、やはりこの曲、「さくら変奏曲」が浮かびました。40年近くも弾いているレパートリーですが、3月半ばに指をこわして、全く弾けなくなってしまいガックリきた曲です。
今日おそるおそる弾いてみました。ゆるい調弦(A=432Hz)のおかげもあるかと思いますが、いちおう最後まで弾けました。投薬と自分流のリハビリの効果は、普段はまったく認められませんが、こういうことがあると、本当に少しずつ、でも確かに回復してきているのがわかります。
こうなると俄然本番で弾きたくなります。「またか」と思われるのを承知で、今度のコンサートに向けて準備を始めましょう。
もちろん、有料のコンサートで、「やっと弾ける」という状態で出すのはアウトです。まだ確定はできませんが、頑張ってみます。
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