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年齢相応

「また腰痛が来そう」と日記に記したのは、ちょうど3週間前です。
はたしてそれらしきものが来ました。ひどい状況ではありませんが、これまでに経験した腰痛とは少し違います。部位は右大腿部から臀部と腰にかけてです。椅子に座って立ち上がった時に鈍い痛みがあり、座っている時間が長いほどその痛みは大きいようです。
「ちょっとまずいな」と思ったのは10日前です。今月のコンサートの前日でしたが、本番ではいつものコンサートのように、1曲弾き終える度に立ち上がって礼をしていたので問題はありませんでした。
市内のY整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ、背骨の隙間が少し狭いところがあり、しかもずれているとのことでした。「手術で治しましょう」とは言われず、痛み止めと湿布薬をいただいて帰ってきました。
もう少し気候がよくなって体力がついてきたら、少しは楽になりそうな気がしますが、「長時間は弾き続けられない」という現実とは向かい合っていくことになるでしょうね。
もっとも、今回の症状が出てくるずっと前から、「もう少し年齢相応の曲を弾いていた方がいいじゃないか」とは思っています(笑)。


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もうひとがんばり

先週末に今月のコンサートを終えたので、今週はプログラムの中からユーチューブに使えそうなものを選んで、せっせと収録に励みました。
……というのは嘘です。コンサートが終わってから「どれか使えるかな」とさがしても、「これは全国に公開して差し支えない」と思うほどいい仕上がりになっていることはごく稀で、たいていは「もうひとがんばりが必要」となります。
本当は、ユーチューブに上げる曲の候補はコンサートのプログラムと合わせて考え、コンサートの翌日もさらに集中して弾き込むつもりで練習にあたります。そうやって何日も気合いを入れないと仕上がりが追いつきません。それが私の実力です。
今回はチマローザのソナタを、一日みっちり弾き込んで月曜日に録音し、この日の昼間と夜の練習でソルのメヌエットを弾き込んで、翌火曜日に録音しました。
最後の1曲はヴァイスのパッサカリアですが、曲の難易度と仕事(出張指導)の都合で、これは木曜日つまり今日の朝に照準をあて、かろうじて録音作業まで済ませました。
今週はあと、大事な曲でかつ当面演奏予定のないもの数曲をさらいなおします。9月例会(コンサート)の準備に本腰を入れられるのは来週からになりますね。 

              〇

今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
チマローザ(18世紀、伊)のチェンバロソナタです。
アーサー・ベンジャミン編曲の「オーボエ協奏曲」にも使われた有名な作品です。これをギターソロで弾きました。ぜひご視聴ください。

▽ソナタロ短調(チマローザ)
https://youtu.be/KGq4mtEQKIU

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今夜頑張らないと

一昨日の晩、今月のコンサート「八月のパッサカリア」を何とか終えました。
例によってほとんど宣伝をしなかったので、と言うといつもの言い訳にきこえますね(笑)……客席は常連さんばかり。でも、このコロナ禍にあって活動を続けられるのはありがたい話です。これまたいつもの日記です……失礼しました。
一日置いて今朝、チマローザの「ソナタロ短調」を収録しました。もちろんユーチューブ用ですが、アップロードするにはまだ作業が必要です。でも、9月のコンサートまで3週間を切ったので、録音は今週だけと決めています。
あと1~2曲用意しておきたいですが、今夜、練習を頑張らないと、どんな小品でも明朝の収録はおぼつきません。いいご報告ができますように……。

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心配すべきは

今月のコンサートは明後日の晩、この感染拡大の中、今回もチラシ配付も行わず(作っていません)、常連さんに個別のご案内をしただけで開催します。
予約制ですが、現在申し込み状況は……とお知らせできるような数字にも達していません。
少ないお客さんの前で弾くのは平気ですが、あまりにも少ないと、来ていただいたお客さんに「自分が来なくなったら活動休止かな」とか「一生懸命聴かないと申し訳ないな」などと、余計な気苦労をかけてしまいます。
でもジタバタするのはやめましょう。お客さんが少ないことを心配するよりは、お粗末な演奏を聴いていただくことを心配すべきです。練習にもどります。

              〇

今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
森繁久彌さんの名曲を、クラシックギター初級学習者向けにアレンジしました。よろしければお使いください。

▽知床旅情(編曲・演奏;広垣 進)
https://youtu.be/rz1gaykgFiA

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今日は終戦記念日

今日は終戦記念日です
この夏は、否が応でもロシア軍によるウクライナ侵攻をめぐる連日の報道に眼が奪われました。「平和な日本に生まれて良かった」などと呑気なことは口に出しては言いませんが、心のどこかにそういう部分があるのを否定できません。そんな自分にもどかしさを感じます。
この夏は、若い頃作ったいくつかの平和歌曲の編曲譜を練りなおしたり、さらいなおしたりしました。いくら頑張っても何の力にもなりませんが……いえ、懸命に練習していいものを残せたら、何かの小さなきっかけにならないかなと思うようにして、努力し続けることにしましょう。


▽反核のこもりうた(作曲 峯陽 演奏/広垣 進)
https://youtu.be/XGF_vvnOASU

▽祈り(林学 編曲;広垣 進)
https://youtu.be/3npZfjXuXHs
 
▽孤燕(はぐれつばめ) 編曲/広垣 進
https://youtu.be/shcHRRn_g_E

▽死んだ男の残したものは(武満 徹  編曲/広垣 進)
https://youtu.be/4Yz2EPsH6IE

▽ヒロシマへのパッサカリア(編作曲/広垣 進)
https://youtu.be/a9SxWGGG4A8

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今週のアップロード

昨日4回目のワクチン接種を終え、24時間経ちました。
どことなくだるいというか、何をするにも億劫に感じて、おとなしくしています。
仕事は入れていません。
三郷山へは早朝の涼しいうちに行き、最短のコースをゆっくり歩いてきました。
ギターの方は基本的な技巧練習と今度のプログラムの通し練習のみ、つまりノルマだけ消化しました。
私の副反応は軽い方みたいです。今回もありがたく生活を大きく変えないでやれています。 今日はもう少し時間があるので、たっぷり休んで少し弾いてということでぼちぼちと行きましょう。

          〇

今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
フランスのシンガーソングライター、ジョルジュ・ムスタキの反核・平和を呼び掛けるメッセージ・ソング「ヒロシマ」(1972年発表)をテーマにして私が若い頃書いたギター曲(1987年発表)です。
「パッサカリア」はバロック時代によく用いられた、低音進行に基づく変奏曲ですが、この曲ではテーマが高音部にも登場します。

▽ヒロシマへのパッサカリア(編作曲/広垣 進)
https://youtu.be/a9SxWGGG4A8

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疲れたら休む

コロナやら猛暑やら大雨やら、何かと大変な日が続いています。
私の方はこのところ毎晩寝苦しいのがこたえているのでしょう、「また腰痛が来そうだな」という状態です。
でもご心配には及びません、生活全般を通じて、それからギターの練習における腰痛との付きあい方は、肢体不自由養護学校に勤務していた頃以来、多少の心得がありますし、幸か不幸か相変わらず仕事が少ないので、わりと見通しを持って休憩がとれます。
「疲れが来る前に休む」というのは難しいですが、「少しでも疲れたら休む」というのは可能です。
私くらいの年齢になりますと、休む時間は絶対惜しんではいけません。休む時間は体力と集中力を回復させるための大事な時間です。今日はもう何度仮眠をとったことでしょう。

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死んだ男の残したものは

今日は木曜日です。「曲はまだ言えません」と先日言った曲、「死んだ男の残したものは」(武満徹)をアップロードしました。
合唱団「うたおに」の演奏を聴いて涙が出るほど感動し、これを自分のギターで弾きたいと思って、何とか最初の譜面を作ってから30年以上が経ちました。
当時はかなり一生懸命弾いていましたが、反戦歌曲ばかり弾いていると「この人は音楽よりも政治を大事にしているのだ」と言われているような気がしてきて、なんだかしんどくなって少しずつステージに上げる機会が減り、いつしか
自分の書いた譜面でも弾けなくなりました。
「音楽活動よりも平和運動の方が大事だという方」も当然尊重されるべきだと今では思いますが、弾けない曲は出しようがなく、そんな風に悩んだり迷ったりすることも減りました。
でも、ウクライナへの侵攻をめぐるこの情勢に、「また弾きたい」「また弾かなきゃ」という思いが呼び起こされました。私が伝えられることはほんのわずかですが、それすらもしないという選択肢はありません。

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今週の(ユーチューブへの)アップロードです。
谷川俊太郎の作詞、武満徹の作曲による反戦歌曲です。ポピュラーからクラシックの歌手、それから本格的な合唱団のレパートリーとなって実に広く歌われています。
原曲はベトナム戦争のさなかに「ベトナムの平和を願う市民の集会」のために作られました。
私は湾岸戦争が始まった時に、この曲名をタイトルにして平和コンサートを開きました。その後長年寝かせてありましたが、今年2月に勃発したロシア軍によるウクライナ侵攻がなかなか治まらず、また弾き始めました。クラシックギターの独奏です。ぜひご視聴ください。

▽死んだ男の残したものは(武満 徹  編曲/広垣 進)
https://youtu.be/4Yz2EPsH6IE

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曲はまだ言えません

暑い日が続きます。
先週木曜日に「ユーチューブ」に上げた「シャコンヌ イ短調」(ヴァイス)の再生回数が意外と伸びています。「伸びている」と言ってもまだ100回余りで、「人気ユーチューバー」の方々とは比較にもならないレベルです。それでも1ケ月前の超名曲「エリーゼのために」を抜いたので、驚きと言えば驚きです。
これはきっと、バッハの「シャコンヌ」を聴こうとした方々に、「ユーチューブ」のサーバーが間違えて(あるいはオマケに)、片っ端から紹介してくれているのでしょう(笑)。
でも、長年大事にしてきた曲です。悪い気はしません。

この勢いで、次に上げたい曲の準備を始めましたが、夜の練習が疲れと眠気でどうにも進みません。言い訳しますと、きっとこれは、夕方まだ暑い中でやっている草引きのせいでしょう。そう思って今日の草引きはお休みを決め込みました。私の場合録音は、夜みっちりと弾き込んで、疲れのとれた朝に行うのがベストです。明朝に向けて今夜こそはがんばります。曲はまだ言えません。


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