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弾ける曲はたくさん

例年ですと、ぼちぼちと秋風が吹いてきてもおかしくない時期だと思いますが、やけに暑い日が続いています。ここのところ、夕方になっても30度を下まわらないので、三郷山へは貴重な朝の練習時間を早めに切り上げて行っています。
今日は3時過ぎに起床、4時に練習を始め、5時半には車を出しました。
もともと朝は早いのですが、さらに30分も繰り上げたのは、朝から市内の脳神経外科・内科、Yクリニックの検診を予定していたためです。
左指の筋力が突然なくなって、ほとんどの曲が弾けなくなり、真っ青になってここに飛び込んだのは3月半ばです。神経系統のトラブルが原因らしいと言われ、荒治療(手術)はせず、投薬と自分流のリハビリだけで今日まで来ました。
「どうですか」「前回からはあまり変わっていません。3月の状態からみればずいぶんとよくなりました」という、いつものやりとりの後、処方箋をいただいて院を出ました。
完治はしていません。ソロでいうと、たぶん1割ほどのレパートリーは手放すことになるでしょうね。
でもこれに関してはあまり苦にしていません。まだまだ弾ける曲はたくさんありますから……というのは言葉足らずでした。正確には「練習すれば弾ける曲」ですね。それでも、発症直後は、ほとんどの曲に対して「練習しても無理かも」と思っていたので、それを考えれば「かなり治った」と言っていいでしょう。
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この期間にできること

緊急事態宣言が拡大されてここ三重県も対象地域となり、次回月例コンサート(9/11予定)の見送りが決まりました。
そのまま中止になるか延期になるかは、この宣言の解除時期が確定しないことには何とも言えません。
仕事の方も、去年の発令時と同じように、外の仕事(訪問演奏、出張レッスン)はゼロになり、ただでさえ少ない自宅でのレッスンもさらに減る見込みです。

この状況は想定の範囲内であり、この期間をどうやって有意義に過ごそうかということは、前々から考えています。
全国の皆さんに自分の演奏を聴いていただこうということなら、やはり「ユーチューブ」でしょうか。月並みどころか若干出遅れている感もありますが、とにかくそう思って、半日がかりで部屋を片付けました。
今、私のチャンネルに上げているのは5曲、いずれも指をこわす前の音源ばかりです。
今度こそは「静止画」でなく「動画」にしたい気持ちはあります。昨日は片付けたばかりの部屋で、今だに不慣れなスマホで「ハンガリー狂詩曲第2番」を撮ってみました。てんで駄目です。ICレコーダーで朝(音だけ)録ったものと比べると、話にならないほど演奏に集中できていないのがわかります。まだまだハードルは高いですね。
一方、「ユーチューブ」を見ていると、静止画だけでも工夫して編集し、魅力的な演奏を配信している方々はたくさんみえます。「こちらを目指した方が現実的だな」という気持ちになりかけています。
ではまた。「アップしました」という報告を気長にお待ちください。
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それでも弾きたい

一昨日、今月のコンサート「過ぎ行く夏にギターの音」を終えました。
アレンジしたての「ハンガリー狂詩曲第2番」を弾くので、負担を考えて他の曲は長く弾いている曲ばかりにし、練習時間の多くをこの曲に充てました。
でも、一番よく練習したのが一番よく弾けるとは限りません。むしろこの曲が一番苦しかったくらいです。懸命に準備したのにと、少々悔しい気持ちが残ります。
ただ、こうも考えます。
それそれの曲に費やした最近の練習時間は、たしかにこの曲が一番ですが、他の曲は、もう何十年弾いているか、もう何十回コンサートに出したかわからないような曲ばかりです。ある意味、どれもこれも「ハンガリー狂詩曲第2番」よりもまともに弾けて当然なわけです。この曲の弾き込みのレベルを、長年弾いてきた曲なみに引き上げようとするには、それら以上に大事に弾き続ける必要があります。そうすればレパートリーの一部を手放す可能性も出てきて、また「それでも弾きたいか」という自問自答となります。もちろん「弾きたい」と思うから、今日もまた弾いているわけなんですが。
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幸せを感じながら

今月のコンサートは明後日の晩、定員15名という規模で、ご予約をいただいているのは本日現在で8名です。このご時世からすれば、ありがたい数字ですね。
プログラム原稿の「ハンガリー狂詩曲第2番」の解説には、「ピアノ曲としても難曲で、それをギターで弾くのは無謀な試みと言えますが、あまり原曲にとらわれず、ギター的にアレンジしました」の一文を入れました。
今日の午後、ユーチューブでこの曲の演奏動画を見ました。奏者は、「天才」と呼ぶ方も多い凄い実力の持ち主、若手ピアニストのKさんです。ご自身の手による長大で華麗なカデンツァを入れて弾かれていました。
演奏は予想通りの圧巻でしたが、彼が演奏中にふと見せた笑顔が大変印象的でした。私の眼には、Kさんがリストの音楽に自分の音楽を重ねていける幸せを感じながら弾かれているように見えました。
ピアノの名曲をギターで弾くときには、いつも「何もギターで無理しなくても」という思いがつきまといます。時には人からも言われます。
そんなことは全く気にせず、Kさんのように「自分の楽器と自分の作った譜面でこの音楽に関わっていける幸せ」を感じながら弾いていけばいいんですよね。
まだこの曲の弾き込みは足りず、不安はやはりあります。でも、張り切って準備して本番を迎えたいと思います。
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腰がなおらなかったら

腰痛の方は小康状態です(日記参照)。
今月のコンサート(21日)の準備は、演奏予定のない曲の通し練習をグッと減らして、ぼちぼちと進めています。
腰痛がはじまると、足台の代わりにダイナレットという枕状の支持具を左ひざにのせ、その上に楽器を置きます。腰の状態がよく足台を中心に使っている時期でも、一日に一度はこの支持具を使うようにしているので特に違和感はありません。
ただ私の場合は、安定感を若干欠くので、技術の限界に挑戦するような曲では使えません。そもそも、支持具をかえたら弾けなくなるような難しい曲は、コンサートに出すべきじゃないんです。
その意味では、用意している「ハンガリー狂詩曲第2番」のアレンジで、超絶技巧をことごとく避けたのは正解でした。
あっと、この言い方ですと、「シャコンヌ」や「悪魔の奇想曲」は「腰がなおらなかったら、コンサートで弾いてはいけない」ということになりますね……。
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物は大事にしましょう

3月に左指(神経系統)の故障、ずいぶんと良くなりましたが完治はしていません。
ここ数日は久々の腰痛です。今日は肢体不自由養護学校に勤めていた頃(約20年前)に市内のドラッグストアで買った幅10センチほどの腰の保護ベルトが見つかりました。装着するといくらかはラクです。今度のコンサート(21日)までに治らなくても、これが使えるとわかってホッとしています。
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明日には弾ける

久々に腰痛がやってきました。弾いているときには忘れてしまうほどの痛みですが、楽器を置いて席を立つとそのまま何もせずベッドに向かいたくなります。
高温多湿の日が多いためか、それとも練習の仕方や量に無理があるのか、それがわかったところでどうにもなりません。大事なのはこの腰とどう付き合うかです。
まったくギターにさわらず2~3日おとなしくしていて、簡単に治るならそうすべきなのかもしれませんが、「今度のコンサートに間に合わなくなるのでは」という不安があって、なかなかそれができません。
今日の練習記録表には「×」がならんでいます。これを見て「練習不足だ」と思っていたら駄目です。これは「最後まで弾いた」という記録です。あせりは禁物です。「ただの体調不良だ。明日には弾ける」と思うようにしましょう。
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それでも弾きたいか

今月のコンサートは21日(土)です。あと2週間を切りました。
全然余裕がないはずなんですが、昨晩、タイミング悪く、前々から欲しかったヘンデルの「パッサカリア」の楽譜をユーチューブで見つけてしまいました(笑)。
ポピュラーアレンジされた比較的やさしい譜面にそって、スローテンポで弾きなおしてくれている、大変親切な演奏動画です。2時間近くかけて浄書ソフトで「写譜」を行い、今日弾いてみました。
「2週間がんばれば、コンサートに間に合うぞ」と思いました。
でも、時代や曲のスタイル、調性など、この曲と共通点が多いヴァイスの「シャコンヌ」をすでに予定しています。作成したヘンデルの譜面の方が技術的にはやさしいと思いますが、ヴァイスは40年も弾いています。
「こういう大事な曲をどけてまでして、弾きたいかどうか」を自問自答した結果、やはり見送ることにしました。
私はもう若くはありません。指の故障はかなり改善されましたが、「弾けなくなる日が、突然やってくるかもしれない」という思いは、ずっと抱いています。
特に、難しい曲や新しい曲に挑戦したくなったときは要注意です。たくさん時間をかけて練習しているうちに、「一生弾いていきたい」と思っていた曲を手放す可能性が出てきます。「それでも弾きたいかどうか」を、実際に手がける前に(あるいは手がけながらでも)よく考えないといけません。
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遠くから応援

世の中は今、オリンピック中心にまわっているのでしょうか。多くのメディアの報道を見ていると、どうしてもそう思ってしまいますね。
私はといえば、今回ほど、開催、運営をめぐる様々な歪が気になって、素直な気持ちで、テレビの前に座りにくくなった大会はありません。
そして、この期間テレビとどうつきあおうかとあれやこれやと考え、「そんな暇があったら自分の練習をしよう」という結論に達しました。
おかげで練習時間は増え、新しいレパートリーを開拓したり、かつてのレパートリーのほころびを治したりする見通しが少しもてました。
年寄りには年寄りの頑張りがあります。若くジャンルも異なる方々に対しては、遠くから応援したいと思います。頑張ってください。
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欲張りすぎ

ここ1週間余り、練習の中心は「ハンガリー狂詩曲第2番」です。「少しかたちになってきたな」とは思いますが、その分他の曲への取り組みが甘くなっているのがわかります。
それまで懸命に弾いていた「ラ カンパネラ」も「ハンガリー風幻想曲」も1日に1回通す程度です。これでは、「自分の部屋でなら、何とか弾ける」という今のレベルを維持することもおぼつきません。
「ラ カンパネラ」は先月のコンサートで弾いたばかりです。「ハンガリー狂詩曲第2番」と「ハンガリー風幻想曲」の両方を併行して仕上げるのは無理……と考え、今月のコンサートに向けて「ハンガリー狂詩曲第2番」をとにかく仕上げ、残る「ハンガリー風幻想曲」は、予定(目標)通りに年内のどこかで弾く……という計画をたてました。
そもそもこの3曲とも、6月頃までは「一生弾くことはないだろう」と思っていました。それを「3曲まとめてレパートリーに入れよう」というのは、いくら何でも欲張りすぎですね(笑)。
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