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初めての弾き方

明後日開催する今月のコンサート「春のうららのギターの音」のプログラムには、また名曲「アルハンブラの思い出」が入っています。
この曲、若い頃には大きな会場で張り切って弾き割れるような拍手をいただいたこともありますが、年齢とともに「あれほど練習したのに」と思う場面が増えてきました。
特に自宅に教室をかまえてからは、立場上「弾けない」とは言えなくて、右手指の運指を、通常の弾き方以外にも何種類か考え、それそれについて一定期間本気で練習した上で、どれを採用するかを決める……ということを繰り返してきました。
今やっているのは、新しくフレーズが始まるときに(だいたい4小節ごとに)主旋律の音(32分音符)をひとつずつ追加する弾き方です。タレガが残した名曲の譜面をいじることになるので「邪道だ」と言われそうですが、きっとタレガも「弾けるならやってもいいよ」と言ってくれると思います。
ギターのトレモロ奏法は普通、親指で低音を弾いた直後に(通常は8分の1拍遅れて)主旋律が入ります。したがってどれだけの名手が弾いても、この分だけ音の「立ち上がり」が悪くなってしまうのです。これが気になり始めて「よし、どうせなら音を追加して低音と同時に弾いてしまおう」と思い、奮闘しているというわけです。
とは言っても、通常の弾き方でこれを行うのはほぼ不可能です。私の場合はフレーズの最初の音を人差し指で(親指の低音と同時に)弾き、その後は通常の(薬指から始める)弾き方で弾きます。それが可能になるように、直前の音(前のフレーズの最後の音)を薬指で弾くようにしています。
自宅での練習では「これで弾けるぞ」というところまできました。でも「本番で初めての弾き方をした際には、まず失敗する」と思っていた方がいいでしょう。その怖さから抜け出すためには反復練習あるのみです。長い日記を書いている場合ではありませんね。

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実質あと4日

今度のコンサートは30日(土)の晩です。今回もあっという間に目前にせまりました。今日はもうこの時刻です。早く寝ないと明朝の練習に差し支えます。当日は体力を温存したいのであまり弾かない……とか考えると準備期間は実質4日です。
プログラムができていませんが、「2月例会(中止)のものを修正して作ればいい」とタカをくくっています。問題は弾き込みの不足です。いえ、毎日弾いていますが、曲数が多いので1曲あたりにかける時間が限られています……言いわけはここまでとしましょう。おやすみなさい。

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3月例会は

先ほどやっと、ホームページとブログに3月例会(コンサート)のご案内を入れました。多忙を口実に、広報活動は後まわしにしましたが、いくらなんでも遅すぎますね。
3月例会は、「春のマーチ」と題して、かの「トルコ行進曲」(モーツァルト)を入れたプログラムを考えていました。ところが2月がやむなく中止となり、これに向けて準備していた2曲(ショパン、ベートーヴェン)を「今度こそ」という思いで入れることにしたので、「トルコ行進曲」を弾く余裕がなくなりました。したがって「春のマーチ」が使えなくなり、なかなかタイトルが決まらなかった次第です。時間をかけたわりには「春のうららの」もやはり安易な気がしますが(笑)。
プログラム全曲の通し練習を始まると、毎日もしくは1日おきに継続して通している曲が弾けなくなるので、まだ始めていません。私の場合、そうこうしているうちに本番がどんどん近づいてきます。注意が必要です。

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もっと謙虚に

先週の木曜日(14日)から昨日まで伊勢市内で「NGFギター講習会 in 伊勢」が開催されました。受講も聴講もかないませんでしたが、トップギタリストのジョイントコンサートを二夜連続で聴くことができました。
「今の若い人たちは凄い」というありきたりの言葉で片づけるのも能がないので、その後「今の自分とどこが違うのか」と、演奏技術や表現、練習方法、音楽への向かい方などいろんな視点で振り返っています。
「今後も難曲、大曲をいくつもかかえて弾いていくのか」「身体の衰えを素直に受け止め、基本にかえるべきでは」など、要するに、何かにつけて「欲張りすぎていないか」と自問自答を繰り返しているわけです。
3月例会のプログラムは結局、中止となった2月例会をベースにして作ることにしました。

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今年も滑り込み

今日は3月14日で「ホワイトデー」、私には関係のない日です(笑)。ほとんど毎年、この日は確定申告書類の締め切りを目前に控えてバタバタしています。
やっと今年(去年1年間の)申告書ができました。正確には「できたつもりで封をしました」です。ズルをするつもりはありませんんが、昨晩から今日にかけてミスを3つ見つけました。「書類不備による脱税」にならないことを願うばかりです。ともあれ夕方、直接税務署に行って正門のところにある「時間外文書収受箱」へ出してきます。
確定申告を出してしまうと、次は毎年月末にやっている3月の例会(コンサート)です。ところがホームページにもブログでも3月例会は案内出来ていません。忘れていたわけではなく「この時期、練習と広報活動の両方は無理だ」と開き直って作業を怠っていました。自分としては「納得のいく演奏ができるかどうか」の方が「たくさん人が来てくれるかどうか」よりも大きな問題です。

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今日は3月11日

今日は3月11日、東日本大震災が起きて13年になりました。
被災された方々には本当に申し訳ないのですが、例年この時期は確定申告の提出締め切り日が近くて、どうしてもバタバタと作業に追われており、震災関連のテレビ番組もろくに見れないでいます。
ギターは仕事上当然弾いていますが、いつものようにクタクタになるまでやっていると申告書が出せなくなるので、練習終了時刻を決めてそれ以降は楽器にさわらないようにしています。今夜は日没くらいまで……もうすぐですね。
3月のコンサート(30日)に向けての全曲通し練習はまだ始めていません。申告書を出すまでは、演奏予定曲のうち「大変だな」と思う数曲が中心です。
今日からはこれに「花は花はの変奏曲」(自作)が加わりました。技術的にはもう少し近づいてからでも何とかなると思いますが、今日この曲を大事にできないようでは、作った意味を問われます。

▽【決定版】花は花はの変奏曲(作曲と演奏/広垣 進)https://youtu.be/8eM1ryUYP_8

 

 

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もう少し何とかなるかも

スギ花粉の飛散は今がピークですとテレビで気象予報士さんが言ってみえました。三郷山を歩いていると鼻水が出て、その後思い出したように目のかゆみがやってきます。私の花粉症がこの程度で済んでいるのは、歩く時間帯が早朝を基本としているからです。「歳をとると花粉症は軽くなる」と言う方もみえますが(笑)。
朝の練習を5時半に終え、家の用事を少し済ませて車を出し、三郷山の登り口に着く頃にはちょうど周囲が明るくなっています。風のない日は山も静かで、録音機の音がよく聴きとれます。今日は先日ユーチューブ用に収録した「ノクターン第20番」(ショパン)を聴き返しました。
致命的なミスは見つかっていませんが、「もう少し何とかなるかも」というところはあります。でも確定申告の締め切りが来週で、これが終わればすぐ今月のコンサートの準備にとりかかるので、再収録は極めて困難です。せめて、新しく見つけたことはコンサートで生かせるようにしましょう。そもそも、この曲をコンサートに出すのは初めてで、気合いを入れて弾き込んでいかないと本番で必ず泣きを見ます。

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今しかない

3月になりました。
「今月のアップロード」はかろうじて1日に間に合わせましたが、来月が問題です。すぐ使える音源は手もとにありません。
今月のコンサートは30日です。コンサート前は他の曲にシワ寄せが來るので無理。コンサートを終えてから収録できる保証もありません。困ったことに確定申告の締切日も近づいてきました。
そうこう考えて「今しかない」という結論に至り、昨日の昼は収録予定曲の「ノクターン第20番」(ショパン)ばかり弾き、夜は夕食を少なめにすませて9時半に就寝、深夜2時に起きて収録作業にあたりました。なんとか収録しました。
本当に突貫工事です。もしかすると日をあけて再生すれば、致命的なミスが見つかるかもしれません。その時は……考えないようにしましょう。

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これぞ決定版

3月になりました。今月のアップロードです。
2022年の1月、ピアノの詩人、ショパンの練習曲を参考にして、クラシックギターのアルペジオ練習曲を作りました。そしてその後、何度も修正して現在のかたちになりました。せひご視聴ください。
※この年の4月にアップした演奏は削除しました。

▽【決定版】ショパンに捧げる練習曲(作曲;広垣 進)
https://youtu.be/xC-fBU1W5t0

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