ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

UTKK(ウルトラトレイル・コトリキッス)走ったよ。

2016年12月07日 | 大会レポート


【みんなゴール後の全員集合】

仲良しのアカさんからこんな草レース(Ultra-Trali Kotori Kiss)があるのですがご一緒しませんかとメッセージが来た。
12月3日の土曜日開催。11月は休み過ぎちゃっているからどうかなぁ、、、と、我がマネージャーとの交渉の結果、見事「休診」ゲットで参加出来ることになったUTKK。


【アカさんと】

今回のコースエリア(ロード)はバイク練習でよく走り回っているところ。ホームに近い感覚があって上の山道はほとんど未踏のところばかりだけど、累積標高はかなりあるけど(2500m)距離も30km弱(29.2km)だし(これがウサギコース。もう一つ距離の短いカメコースあり)、まぁなんとか楽しくサラッとやれちゃうだろうと踏んでいたのだ。しかしっ!(あとに進めばわかるのだ)
★ウサギコース:さわらびの湯→金比羅神社奥の院→大ヨケノ頭→藤棚山→蕨山→橋小屋ノ頭(有馬山)→鳥首峠→大持山分岐→妻坂峠→武川岳→名栗げんきプラザ→長岩峠→伊豆ヶ岳→古御岳→高畑山→天目指峠→子ノ権現分岐→豆口峠→鐘撞堂→小殿→古民家ファミリービレッジ(29.2km/コースタイム12:45)


【主催者のうさかめくん、スタッフのyoshimiちゃんと】 

この第6回UTKKはTGGに参加してくれていたうさかめくんの主催で完全自己責任の手作り草レース。6回目にもびっくりしたけど毎回コースが違うっていうのにもっとびっくり。
しっかりしたサイトと運営方針(装備品チェックあり等々)にまずは感心。続いて、最近ではまずお目にかかれない懐かし手書きゼッケンの温もりをスパイスに加え、ゴミ拾いや鐘つきで閉会式での抽選券ゲットなどという遊び心満載のミッション付きイベントで、朝からなんともいい雰囲気が漂う集合場所のさわらびの湯。



朝の時点での知り合いはうさかめくんとアカさんだけという最近のハリ天には珍しいシチュエーションではありましたが、ハリマネが持って行って参加賞代わりに配ってくれたチビちゃん人形や一生懸命書いていたブログ(最近はダメダメだけどね)のおかげで(知らなかった方が読んで下さっていた)すぐに皆さんとも打ち解けちゃったよ。



12月だというのに暖かで、風もなくピーカンの青空。これ以上の気象条件があるのかってな天気。


【8:30スタートのウサギ①組】


【裸足ランナー(タッキーさん)もいます!恐ろしや〜♪】

この日の作戦は「アカさんにコバンザメ」。誘ってくれたアカさんとは過去に何度もバトルを繰り広げ、最初の数年は圧勝していたけど最近は負け続けているという間柄。アルプスデビュー&ロゲイニングデビューも後押ししたのはハリ天だけど今やすっかり形勢逆転状態。「週末百名山」と銘打って全国の山を登り続けているアカさんは故障上がりの年だと言っても半端ない。今回のコース提案者だし、久し振りに仲良くおしゃべりも楽しみの1つだと言ってなんとかくっついて行こうという作戦だ。だからとにかく、そしてとりあえずコバンザメ。



お一人様(優勝したガンちゃん)はあっという間に視界から消え去り、ハリ天とアカさんは二番手コンビということで後続を引き離し、楽しく楽しく色んな話に花咲かせながら走る、歩く、走る。やがて、登る、下る、登る、下る、登る。



短いけど強烈な直登が何度も何度もやってくる。が、体調もよろしく繰り返される直登にも別段不満なし。



ほぼ初めてのトレイルということもあって新鮮ですべてが心地よい。近場でもこうして十分幸せな気持ちになれるのだ。



意外にも単独ハイカーが多いことには結構驚いた。



有馬山からの稜線に出ると一気に視界が開けた。



左に毎年OTKなどで走っている日向沢ノ峰〜蕎麦粒山〜三ツドッケと続く稜線、正面には両神山の雄姿、さらに奥には白くなった浅間山(?)。(・・・などを眺めるアカさん ↓ )



特に日向沢ノ峰〜蕎麦粒山の稜線東京都側からでなく埼玉側から眺めるという新鮮な感覚に心動いた。



何度も止まってシャッターを切り続ける。アカさん、先に行っちゃってもいいよって程。


【でも待ってて写真を撮ってくれた】


【北から東方面には日光連山や筑波山】



短いけど急峻なアップダウンがこれでもかこれでもかと繰り返される。すごいよ。
それでもご機嫌で足もよく動いていた。




【巨木達も元気。その1】


【巨木達も元気。その2】


【大持山手前】

さて、北から東へと進行方向が移ってきた武川岳へ向かう途中、内ももがピクッと反応。あれ?ってなもんだ。こんなんで痙攣が来ちゃうのか?って思ったけど、こんなんでじゃなくてかなりまいっているってことだと即座に自覚。
とうとう遅れざるを得なくなった。間もなく頂上ってあたりで上からアカさんが大丈夫ですかぁと。大丈夫大丈夫。ただしコバンザメ作戦はここで終止符〜、嗚呼。

今日は安全ピンは使いたくない。ちょうどいい気温に浮かれて水分補給をけちっていたことを反省しつつせっせと飲む。Mag-onも連続投与。
やがて武川岳頂上。



いつも登山道の入り口案内板を眺めていただけだったけどやっとやって来た。ここからはエイドが設営されている名栗げんきプラザまで下るだけ。足も大丈夫そうなので頑張ってみるかとギアチェンジ。
緩やかなフカフカトレイルを快調に飛ばす。しかし、ん? 
自分の影が目の前にずっとある。もしかして北に向かってる?
目的地は武川岳からほぼ真東のはず。ぐわーん、ロストだ。やっちまった!



必死で下ってきた道を登り返す。比較的早く気付いたから良かったけど、あとでデータを合わせてみたら往復で約2.7km増し!



頂上に戻ったところで後続のやけに楽しそうなみんなにバッタリ。焦っていた雰囲気が一気に和んで助かったぁ。

げんきプラザでは妻も待っていてくれて、アカさんからあまりに遅れているのでロストの噂は十分に広まっていたと。
3番手だったのに到着してみれば後ろにいたはずのエイトマンに先行されていた。当たり前だ。



おにぎり&コーラ&温かいにゅうめん&一口クリームパンをいただく。こういうエイドはやっぱり嬉しい。ロストしてしまった後ろめたさから早々に出発。後半戦に突入。





すぐにエイトマンさんが追いついて来て一緒に伊豆ヶ岳へと向かう。
途中からは一人旅。もう遙か彼方のアカさんをとりあえず追いかけている「つもり」で。
ロスト以来、もちろんアカさんとも離れてしまったのでとっても役立つ参考資料の写真と地図をしっかり見ながら慎重に進む。登り返しは懲り懲りだからね。



勾配はやや緩やかになっているものの相変わらずの登り下りの繰り返しだ。足はほぼ売り切れ。ちょっと頑張ると途端に痙攣だ。本当にだましだましのトレランになってしまった。



天目指峠へ一人淡々と進んでいるとすごい勢いで離れていたはずのエイトマンの姿。あっという間に抜き去られ先行された。追いかけようにも痙攣が邪魔をしてくる。さっさと追跡は断念。
子ノ権現にちょいと寄り道して鐘をつくとボーナスポイントがつく(もう1ヶ所、鐘撞堂の鐘を合わせてつくことが条件)。しかしここはもうカット。早くゴールしよう、その一心。


【ここ鐘撞堂の鐘は思いっきりついてきた!】

足は痛いけど何とか持ってくれた。豆口峠から鐘撞堂経由でようやく小殿のバス停へ出る。いつものバイク練習ロードだ。さらに1km程進んでこの日のゴールは古民家ファミリービレッジ。


【連絡なしだけど流石にめざとく気づいてくれて、Thanks!】

妻やスタッフの皆さん、そしてとっくの昔にゴールして着替え終わっているアカさんが拍手で迎えて下さった。6時間36分の4位(アカさんが設定してくれた予想タイムとほぼ同じだった)。



一応3位まで表彰ありとのことだったのでもったいなかった。でもね、ロストも実力のうちだから仕方ない。


【ゴールの記念写真なのだ】


【即時発行の完走証をうさかめくんから】

それより、シャワー浴びてさっぱりして、ビール飲んで、豚汁&ごま油あえのおにぎり食べて、肉やウインナーを頬張り、みんなでワイワイと抽選会&表彰式。ゆうこりんの司会っぷりがものすごくって気に入った!盛り上がって盛り上がってシャンと終わる。



なんか、素晴らしい1日だった。様子がわからず飛び入り参加だった応援&お手伝いの妻も皆さんと仲良くなれて万々歳。色々と頭と心の中で芽生えていたあるものが急に現実を帯びてくるかのような刺激をいただけたイベントでした。
うさかめくん、スタッフの皆さん、一緒に遊んでくれた皆さん、楽しい1日を本当にどうもありがとう!

 

それにしても昔々(初めての時)、ホントにきつくて泣きそうになった日向沢ノ峰周辺の急登がそれこそ20回くらい繰り返されている今回の奥武蔵コース。いやぁ、山自体の標高は大したことないのにな、半端ないよ。



当分登りはいいやと日が暮れるまでぐらいは思っていたハリ天でした。


【参加賞にオリジナル缶バッチと緑鬼さん提供の吉田米(茨城県産コシヒカリ)】

ふ〜。久し振りの写真入り大作レポになってしまった。

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

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