ヒメリンゴの葉。
葉は楕円形~広楕円形で、ズミのように裂けることはなく、開花時にはエゾノコリンゴと同じように、中央に巻きこむ形から展開する。
ヒメリンゴの花。バラ科リンゴ属。
短枝の先に散形花序をだし、白い5弁の花をつける。リンゴ属の共通点でズミやエゾノコリンゴなどと花だけで見分けることは難しい。
花柱はズミやエゾノコリンゴでは普通3~4個であるのに対して、ヒメリンゴでは5個でこの点ではセイヨウリンゴ似近い。
ヒメリンゴの果実。
果実は径20~25mm、球形のナシ状果、径がズミやエゾノコリンゴの2倍以上になる。
大きさだけでなく、ズミやエゾノコリンゴの萼片は脱落してその跡が丸く凹むのに対して、ヒメリンゴではセイヨウリンゴと同じように萼片は残存する。