ワタゲカマツカの花。バラ科カマツカ属。
短枝の先に散房花序をつけ、径1cmほどの白い花を10~20個つける。
花弁はほぼ円形で、ナナカマドやアズキナシの花によく似ている。
ワタゲカマツカの幼果実。
果序(花序)や葉柄にはいぼ状の突起(皮目)があり、カマツカ属の特徴になっている。
ワタゲカマツカの果実。
果実は楕円形のナシ状果で赤く熟す。頂部には萼片が残存する。
果柄、葉などに毛がないものがカマツカで、北海道の毛の多いものがワタゲカマツカとされる。
中間的なものもあって「毛カマツカ」と呼ばれるが、厳密な区別は難しいという。
やや南方型で北海道でも太平洋側に多く、日本海側には少ない。