井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の樹木ウォッチング・オオバボダイジュ2

2022年03月30日 | 日記

オオバボダイジュの葉(裏)。シナノキ科シナノキ属。
「大葉」の名の通りオオバボダイジュの葉はシナノキより大きくなる。但し夫々に個体差があるから「何cm以上はオオバボダイジュ」という風に決めつけることは出来ない。
両者の一番の違い、オオバボダイジュの葉の裏には星状毛が密生して白く見える点。
中国原産の「ボダイジュ」(輸入され本州の寺院に多く植えられた)にも星状毛が密生し、「ボダイジュ」の名のつくものには星状毛が多いということになる。
オオバボダイジュの花。
葉腋から集散花序をだし、花序の柄に狭長楕円形(へら状)の総苞片がつく点などシナノキに良く似る。
花序全体はオオバボダイジュの方が大きく、総苞片には星状毛がつく。
オオバボダイジュの果実。
オオバボダイジュの果実は堅果で、直径は10mm程でシナノキ(径:5~7mm)より大きく、5個の稜(筋)がつくのが相違点。
コメント
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