ケヤキの虫こぶ2。ニレ科ケヤキ属。
ケヤキの小枝は、春一番に伸び出した部分とその後に2次伸長の形で伸びた部分とに分れて見える。
元の方の緑色の濃い部分と先の方の緑糸の薄い部分とに分れ、虫こぶは春一番の葉の方にだけついている。この場合、春一番に伸びた枝が多くの虫こぶに侵され異常を感じて2次伸長したものらしい。
ケヤキの黄葉。
ケヤキは四季それぞれに美しいと言われる。ケヤキの森の黄葉は樹形も黄葉も夫々に大変美しい。
ケヤキの果実。
果実は痩果で、稜角のある歪んだ扁球形となる。
普通の果実と異なり、果実は枝から落ちず、果実をつけたまま枝ごと落ちる。果実をつけたまま落ちた小枝は風を受けて転がり、転がった先で種子を放つ。
このような形での風散布する種子、日本では他にあまり例がない。