井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・サワヒヨドリ

2020年11月27日 | 日記

サワヒヨドリ1。キク科ヒヨドリソウ属。

ヒヨドリソウ属は葉が輪生するグループと対生するグループとに分けられ、ヨツバヒヨドリは前者、サワヒヨドリは後者。

対生する葉の仲間は、葉柄のないグループと有柄のグループに分けられ、サワヒヨドリは前者。

水辺や湿地に生えるところから「沢ヒヨドリ」の名がつけられる。

サワヒヨドリ2。

頭花は茎や枝の先の散房花序にやや密につく。

葉は一見6枚が輪生しているように見えるが、対生する2枚の葉が3深裂したもの。

輪生する葉の根元ににはそれぞれに芽をもつが、3裂した小片の根元には芽がない。

サワヒヨドリ3。

花は形も色もヨツバヒヨドリによく似る。

「対生する葉はときに3深裂し、3行脈が目立つ」と紹介される。3裂した中央裂片は確かに3行脈が目立つが、両サイドの裂片では主脈だけが目立つ。

サワヒヨドリの茎には軟毛があってビロードの感触がある。

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