井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ヒレハリソウ2

2019年07月26日 | 日記


ヒレハリソウの若芽。ムラサキ科ヒレハリソウ属。
ヒレハリソウの若芽は天ぷらや汁の実として食べられた。
ビタミンやミネラルを多く含み、健康食品「コンフリー」としてブームになったこともある。
その後、肝臓にに対する有害物質が見つかって食品としての売買が禁止された。



ヒレハリソウの花。
花は下向きに咲くので外からは見えにくいが、長く伸びる雌しべの柱頭を囲んで5個の雄しべがあり、雄しべと雄しべの間に白い三角状の付属体が5個つく。



ヒレハリソウの白花。
ヒレハリソウの花、普通淡紅色だが、濃淡いろいろで稀だが白花もある。
ヒレハリソウの「ハリ」は「玻璃」と書き、水晶のこと。「瑠璃(るり)」は青色の宝石。
「瑠璃(るり)も玻璃(はり)も照らせば光る」という諺がある。玻璃が水晶ならば、淡紅色の花より白花の方が合うかもしれない。
コメント
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