長野県の山々が真っ白な雪に覆われるこれからの時期、
本格的冬山登山は自信がないけれど運動不足にならないくらいの山歩きがしたい・・こんな時
ちょっと足を延ばして愛知県の東海自然遊歩道などを歩くのがお勧め。
愛知県の設楽町にある岩古谷山(いわこややま)は、岩質の硬い石英安山岩特有の男っぽい山。
約2000万年前に火山が噴火し、その溶岩でできた山だそうで、標高は低いけれど、
岩場あり、急な梯子ありでちょっと面白い。
設楽町にある和市の登山口には数台の車が停められていました。
東海自然遊歩道の一部でもある登山道は歩きやすく整備されています。
途中、こんな看板が・・・・
「ヤマビルは無理にひっぱらないでくださいね。口が残っていたんだりします。」
6月頃から夏にかけてヤマビルがいる山があります。
人の血を吸うのでほんとに気持ちが悪いのですが・・・
この看板によると、引っ張って取らないで、塩をかけるといいらしい。
・・・という事は、塩を持って行かなくてはいけないという事だけれど、
なかなか、血を吸っているヤマビルを見て、塩を取り出してかけている余裕はないんだよなぁ~。
見つけた途端に叩き落としちゃうよね。
鹿やイノシシがヤマビルを運んで来るそうなので、鹿や獣の多い山に入る時には、
必ず塩を持って行こう!
急な梯子段や鎖のある岩場は慎重に歩かないと危険な場所もあり,
岩にへばりつくように作られた梯子段を越えるともうすぐ山頂。
東海自然遊歩道の中でも三大難所の一つに数えられている登山道だそうで、人気があるのも頷けます。
帰りは別のルートを下ることにしよう。
山頂から直ぐ下に鎖場(回り道もあり)その後は階段の多い下山道を歩いていると、
大きな岩でできた山で生きている植物に驚かされる。
これは根なのか茎なのか・・・・。
一つの小さな種子が芽を出し、生きるために、養分を求めてこんなにも逞しく成長するものなのか・・・
こんなにも太く逞しく根を張らないと苦境の中では生きていけないのか・・・
そうなんだな。。。。と、思う。
長野県のお隣の県なのに、まだモミジの紅葉が美しく、
紅葉の色に懐かしささえ感じながら雪のR153号線に戻る。