ヨット屋のブログです

ヨットを造ったりヨットに乗ったりします
http://ikegawa-yacht.com/

「Tall Boy」

2016-02-29 08:12:03 | 日記

 

昨日朝 柳原漁港から一緒に出港した「Tall Boy」の写真です

太陽の海面反射の中にセールを上げたヨットが入り綺麗でした
急いでカメラを取ってきたのですがもう光の部分から外れていました

「花丸」は正月1日以来2ヶ月ぶりの出港で
船底洗いのつもりで広島県上蒲刈島まで行ってきた

広島県民の浜海の駅 桟橋は3艇の観光船に占領されており
入港できなかったので沖にアンカーして音楽を聴きながらビールを飲み
昼寝をし適当な時間に帰りました

風もなく日差しは暖かで気持ちが良かったです


「咲良丸」売れました

2016-02-28 07:24:56 | 日記

 

「咲良丸」が売れました
写真は新艇の時の「咲良丸」です

何所も触っていなくてシェークダウンが済んだヨットとは思えません

古くなって来て修理しないといけない箇所は沢山有ります

廻航で実際に僕が乗って少しでも改良できるところは改良し
新艇時以上の状態で次のオーナーにお渡ししたいと考えています

さあ今から忙しくなるなあと思います


レプトン21

2016-02-27 07:42:39 | 日記

 

柳原漁港入り口にあるヨット溜まりの一番端のヨットレプトン21
昔 関東自工と言う会社が作った横山晃さんが主任設計者のヨットです

柳原ヨットクラブ最長老の山本さんと言う人が持っていましたが
体調を崩し乗れなくなったので処分したいと言う事になりました

色々当たったのですが誰も後を継ごうという人がいません

どうしようも無くいよいよ廃船手続きにかかろうかという時
思いついて僕の長男ー真澄人君に声をかけたら後を引き継ごうと言う事になりました

彼は子供ヨット教室から始まり宇和島水産高校では授業でヨットに乗っていました
セーリングの腕はあります

何年も体調不良で山本さんは乗ることが出来ず放ったらかしのヨットでしたが
今から整備にかかる事にします

先ずは上架するためにアンカレッジマリーナまで船外機エンジンで行かないといけません
ところがエンジンがかかりません
修理に出すことにしました

駄目なら別の物を買うことからスタートです


もうすぐ春ですね

2016-02-26 05:04:39 | 日記

 

いよいよ春がそこまでやってきたと感じます

真冬の震え上がるような寒さも和らいで
柳原漁港ヨット溜まり前の桜の木も少し花芽が目立ってきました

「花丸」を上架して船底掃除をしないとダラーには沢山の小さくて細い藻が生えてきています
毎年取り除いてやろうとデッキブラシで擦るのですが
その後一気に大きく成長します

今年はなるべく早く上架して一気に船底掃除をし塗料を塗るつもりです
マリーナが混み合わない今のうちが良いかな

船底掃除の後の最高速度は8ノットになります
今は7ノットがやっとです
船底を綺麗な状態に保つというのはスピードの遅いヨットにとっては大切なことです


KAZAHAYA

2016-02-25 04:29:33 | 日記

 

船首の形が変わっています

横幅が長さの割に狭いと感じます

バラストが非常に深い

今までのヨットとは随分違う船なのでどんな走りをするのか見てみたいです

リバーススターンとかファーリングジブとかドジャーとか
最初は違和感がありましたがだんだん普通になってきました

最新のヨットは水中翼で浮き上がって走るのも映像で良く見ます
未来のヨットはどうなっていくのでしょう


HONDA4サイクル船外機

2016-02-24 08:23:25 | 日記

 

21feet小型ヨットのHONDA4サイクル5馬力エンジンです

整備不良でアクセルレバーが下りなくなっています

もちろん燃料を送ってもかかりません

これは僕の手に負えないので修理に出します

発電機が付いているエンジンなのですが
電気を取り出すコンセントが塩を吹いて駄目になっています

本当に直るのかなあ去年はエンジンが動いたそうです


21feet小型ヨット

2016-02-23 05:53:54 | 日記

 

21feet小型ヨットの整備を頼まれた

先ずは積み荷をみんな降ろす

船っていくらでも積める物ですね
軽トラいっぱいの荷物です

不要なものは廃棄します

そうすると残るのはシートとセールとアンカーくらいかな

ほとんどが廃棄処分です


バラストボルトのワッシャー

2016-02-22 06:06:40 | 日記

 

咲良丸の中央部分右舷床板を剥がした部分の写真です

外板のマホガニーの塗は低粘度エポキシで新艇の時のままです
フィレット部分は大きく取ってあり光っています

中央左右に通っている木はフレーム材です

その上下のステンレスアングルを被せてあるのはバラスト取り付けの補強材です

左側上下に見えるキールをまたがって左右の外板を結んでおり
それにステンレスアングルを被せてバラストボルトを縫い付けています

ワッシャーではなく厚味のあるステンレスアングルでバラストを止めます

ボルト頭を荷締め付けたナットが左端に少し見えて居ます

バラストに何かがぶつかり大きな力がかかってもびくともしないでしょう
おまけにバラストは鉛です
衝撃を吸収します


WEST工法の咲良丸 

2016-02-21 10:12:31 | 日記

 

WEST工法の咲良丸 

どの船体フレームにもデッキビームにもバルクヘッドにもエポキシフィレットを付けてある
咲良丸は圧倒的な強度を持った本物のWEST木造船なのです

歪んだりたわんだりしません
荒れた時にFRPの船が発するギーギーという嫌な音がまったくしません

だから異常事態を最初に発見できる小さい音でも聞き逃さないで受け取ることが出来ます

しかしこの散らかり様は異常事態です
これではまともな帆走は出来ません

積載物を全て放り出して大改造をしないといけない状態です


11年ぶりの咲良丸 

2016-02-20 07:45:47 | 日記

 

進水して11年ぶりの咲良丸を見に和歌山へ行ってきました

ヨットも家と同じでしょっちゅう乗って手入れをしていないといけません

船穀はしっかりしていますがあちこち傷んでいました

現オーナーが単独太平洋を渡った船ですが
80歳も過ぎたので売りたいそうです

これを売るには新艇時の美しさと強度を取り戻さないといけません
僕が作った船でなければちょっと手を出す気になれないような大仕事です