180328.wed.-1
念願叶って(最近こういうの、多いかも(笑))
帽子制作の大先輩であり、飯田高校の大先輩でもある市瀬文雄さんに会いに行く。
御歳90歳!
皇后陛下の帽子デザイナーとして有名な故・平田暁夫先生の弟さんです。
4年前の在京同窓会誌『稲穂』11号に文雄さんが随想を書かれているのを読んで、
会いたい!とそのときから思っていたのでした。
当時、文雄さんに取材をしたしたという先輩M氏に頼んだのだが、
それから時間も経ったし、耳が遠くなっていてちょっと無理かも、、
という返事だったので諦めていた。
ところが、一昨年、在京同窓会誌『稲穂』13号に
「私が帽子を作っている理由(わけ)」という随想を掲載したところ、
翌1月、37年ぶりに集まった在京32回生の会で、C組市瀬君から声をかけられた。
「下平さんが書いてくれた平田暁夫は、僕の伯父なんだ」と。
えーーー!びっくり!! 市瀬君と話したのも初めてだったし(;^_^A
そこで、市瀬文雄さんに会いたいと伝えると、連絡先を教えてくれた。
しかし、なんと彼は四国に転勤に・・・。ガッカリ。。。
と、本当にもう諦めていたら、なんと昨秋の在京同窓会で、
両先生の姪御さんで、飯田高校の後輩Nちゃんが声をかけてくれた。
「暁夫伯父さんのことを書いてくれた下平さんに会いたかった」と。
そこから具体的に話がとんとん進んだものの、
その間、奥様が入院されたり、文雄さんも体調を崩されたりとかで、
もしかしたら会ってもちゃんとお話ができるかどうかわからない、という状況にまでなって。
ああ、やっぱり時すでに遅し、だったか、、、と思っていたので
会ってくださると聞いた時はもう嬉しくて嬉しくて・・・。
ひばりが丘からタクシーで着いた時、
市瀬先生が玄関まで出迎えてくださって、もう感激の嵐でした。
補聴器を使われながらの会話でしたが、
帽子の核心をついたときなど、キリッとはっきりした口調で説明してくださる。
スパットリーという帽子の材料がもう手に入らなくなったときに、
厚紙を使ってチップ(帽子の型)を作る技法を開発した二のが文雄さん。
当時、故・平田先生の弟子であったA先生に師事していたのだが
間接的に文雄先生の技術も伝えてもらっていたのだと知って、
なんだかじんわりと感激しました。
高級婦人帽を専門に作っていらしただけあって、
文雄さんの作るお帽子はどれもエレガント。
そして、当たり前だが、たしかな素晴らしい技術。
うわあ、もう一度、しっかり習いたいな、としみじみ思った。
素敵な作品をたくさん見せていただいて、被らせていただいた至福の時。
帰り道に、東久留米まで歩く道すがら、
Nちゃんと一緒に春爛漫な花景色を眺めながら、余韻に浸った一日でした。
念願叶って(最近こういうの、多いかも(笑))
帽子制作の大先輩であり、飯田高校の大先輩でもある市瀬文雄さんに会いに行く。
御歳90歳!
皇后陛下の帽子デザイナーとして有名な故・平田暁夫先生の弟さんです。
4年前の在京同窓会誌『稲穂』11号に文雄さんが随想を書かれているのを読んで、
会いたい!とそのときから思っていたのでした。
当時、文雄さんに取材をしたしたという先輩M氏に頼んだのだが、
それから時間も経ったし、耳が遠くなっていてちょっと無理かも、、
という返事だったので諦めていた。
ところが、一昨年、在京同窓会誌『稲穂』13号に
「私が帽子を作っている理由(わけ)」という随想を掲載したところ、
翌1月、37年ぶりに集まった在京32回生の会で、C組市瀬君から声をかけられた。
「下平さんが書いてくれた平田暁夫は、僕の伯父なんだ」と。
えーーー!びっくり!! 市瀬君と話したのも初めてだったし(;^_^A
そこで、市瀬文雄さんに会いたいと伝えると、連絡先を教えてくれた。
しかし、なんと彼は四国に転勤に・・・。ガッカリ。。。
と、本当にもう諦めていたら、なんと昨秋の在京同窓会で、
両先生の姪御さんで、飯田高校の後輩Nちゃんが声をかけてくれた。
「暁夫伯父さんのことを書いてくれた下平さんに会いたかった」と。
そこから具体的に話がとんとん進んだものの、
その間、奥様が入院されたり、文雄さんも体調を崩されたりとかで、
もしかしたら会ってもちゃんとお話ができるかどうかわからない、という状況にまでなって。
ああ、やっぱり時すでに遅し、だったか、、、と思っていたので
会ってくださると聞いた時はもう嬉しくて嬉しくて・・・。
ひばりが丘からタクシーで着いた時、
市瀬先生が玄関まで出迎えてくださって、もう感激の嵐でした。
補聴器を使われながらの会話でしたが、
帽子の核心をついたときなど、キリッとはっきりした口調で説明してくださる。
スパットリーという帽子の材料がもう手に入らなくなったときに、
厚紙を使ってチップ(帽子の型)を作る技法を開発した二のが文雄さん。
当時、故・平田先生の弟子であったA先生に師事していたのだが
間接的に文雄先生の技術も伝えてもらっていたのだと知って、
なんだかじんわりと感激しました。
高級婦人帽を専門に作っていらしただけあって、
文雄さんの作るお帽子はどれもエレガント。
そして、当たり前だが、たしかな素晴らしい技術。
うわあ、もう一度、しっかり習いたいな、としみじみ思った。
素敵な作品をたくさん見せていただいて、被らせていただいた至福の時。
帰り道に、東久留米まで歩く道すがら、
Nちゃんと一緒に春爛漫な花景色を眺めながら、余韻に浸った一日でした。