ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

万葉染め小紋+日本刺繍帯

2011-01-12 00:31:18 | きものがたり
110110.mon.
久珠の会の新年会&新年句会にて着用。



京都、喜多長蔵氏の万葉染(草木染め)の小紋。
赤と紫の花の総柄。

帯は日本刺繍の大御所・故箸尾百亭(工房)の名古屋帯。
暗闇の中でも針に糸を通せると言われた故・箸尾百亭の
工房に引き注がれた乱刺しは見事。
モチーフは、一見棟方志功風の女が馬?に乗っているみたいな
不思議な意匠です。

これは前帯の柄。何かな?



正月あそびも・・・

2011-01-12 00:28:25 | 歌を詠む
110110.mon.

久珠の会の新年会&新年句会。
帝国ホテル17階のインペリアルラウンジでランチを取りながら
なかなかお目にかかれない他会場の皆さんと談笑。

本日はさらに新年らしく(かつ私にはとっても珍しい・笑)
赤と紫の花の総柄の着物に紫の名古屋帯。
大先輩の女性達が口々に「かわいいわ」と言ってくださると
なんだかこそばゆくって、コムスメに戻った感じ?
(ま、彼女達から見たら、本当にコムスメみたいなもんですけどね)

続いて、フロアを移動して会議室に移り、句会。
子どもの頃、お正月に祖父の家に遊びに行くと、
必ず百人一首やら花札やらをしていたのを思い出す。
まだ若かった叔父や叔母らと一緒に炬燵に入って
正月遊びに興じていたあの頃が、近頃特に懐かしいのは加齢のせいかしら。
凧上げ、羽根突きなんて珍しくなってしまった現代である。
ついこの間、小三の姪に書初めの手ほどきをしてあげたこと、
彼女が大人になったら、どんなふうに思い出してくれるのかな。
「白いはと」なんて書いてたんだよ。

今月は細かい取材が多くて、あちこちへ飛び回る予定だが、
その間を縫っての句会&歌会もいくつか。
あ、確定申告の準備もしなくちゃ・・・。(汗)
お正月あそびの思い出に浸るのがせいぜい、というところです。


   祖父読みし歌留多あそびの遠のきつ

   えいやあと宝船曳く夢のなか

   屠蘇すこしねぶりし午後の平和かな

初散髪

2011-01-12 00:25:51 | 暮らしあれこれ
110109.sun.

新年早々、髪を切った。
この寒い時期に、しかもさほど長いとは思えない?
・・・なのであるが、切った。

BIJINの本多さんの初仕事でもあるということ。
これは光栄。
いつもの通り、何の注文もつけずに椅子に座り
目を瞑って、彼のハサミ捌きに身を委ねる。
天井から降ってくるエキゾチックなアジアンミュージックと
耳元のシャッシャッシャッシャッというリズミカルな音に
いつしか恍惚状態に。

「どうです? 素敵でしょう」
「いい仕事をさせていただきました。ありがとう」と本多さん。

目を開けると、
左から流れる感じで前髪を短くラフに切りそろえたベリィショートの私。
右の耳にかかる部分は、半分かくれる程度に斜めにカット。
あ、これ、昔のテクノカットっぽい?
何を隠そう、本多さんは、80年代のテクノカットリーダーなのである。
左の耳からうなじは、シャープに美しくはさみを入れられている。
なんと自然な、さりげないアシンメトリー。

髪を切って、しゃんとして、いよいよ2011年も本格始動です。