サリンを使ったとして、トランプ氏はトマホークをシリアに打ち込んだ。これで、世界はどうなっていくか、不安が広がる。これで、彼は殺人者となった。
殺戮が殺戮を呼ぶ。ここからどうやって、平和な世界を作っていくのか。そもそも、平和な世の中を作ろうとは思っていないのではないかと思わされる。
ここへ来て、日本の憲法はすごいと言わざるを得ない。絶対に、戦争をしないという決まりをもっているのだから、武力を行使することはないのである。
自衛のためなら、戦争は可能だという説もあり、政治家は概ねその理解のようだ。自衛のための先制攻撃などと言い出す連中もいるから、こうなると、憲法軽視も甚だしい。
一度、戦争を合憲とするや、国民は国防の任務を負わされ、国のためとか言われて、命さえ為政者に預けなければならなくなってしまう。
日本がどういう方向で、世界に貢献していけばいいのか、トランプ氏についていくとする安倍首相の記者会見にまことに危うさを感じる。