マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

三好和義さんと桜沢エリカさんと

2010年06月16日 | 

 昨日、数日前に録画しておいた、BS-TBSの番組「にっぽん百景 大和路・まほろばの郷」を観ました。写真家三好和義さんと漫画家桜沢エリカさんの二人が大和路にある十一面観音を巡る旅番組です。その最初に登場したお寺が「海龍王寺」でした。

 実はこのお二方とも海龍王寺とも”面識”があります
。出会った順で言えば、桜沢エリカさん、三好義和さん、海龍王寺の順です。
 桜沢エリカさんとは、彼女が高校1年生の時の担任として出会いました。桜沢エリカさんはペンネームでその当時の本名は確か大久保さんと言いました。8年前に行われた同期会のとき、「同級生に桜沢と言う名の生徒がいたが、ペンネームはそこからとったの」と彼女に聞きました。この噂話は”伝説”の様に語られていた話なので、直接本人に確認したかったのです。「そうです」との事。大久保さんと桜沢さんがどの程度親しい関係だったかは聞きそびれましたが、兎も角噂話は真実でした。私は漫画を殆ど読みませので、残念ながら彼女の仕事内容を語る事が出来ませんが・・・。


 
 三浦和義さんの写真展を観に行ったのは今年の2月。三好義和写真展ー京都の御所と離宮 帝の楽園ー と題して和光ホールでの写真展が開かれました。展示内容は京都御所・
仙洞御所・修学院離宮・桂離宮の庭と建物の写真です。クラスメイトBさんからの紹介で知ったこの写真展。3ヶ月ほど前修学院離宮を拝観しその見事な庭園を観たばかりで、その光景がどの様に映像化されているかを知りたくて出掛けました。その折、三好さん自身が撮影の様子や写真について巡回しながら説明してくれました。



 その折、一枚の写真の前で私の足は釘付けになりました。修学院離宮「燐雲亭」の内部から西山方面を望む写真で、日没の陽の光が室内に差し込む光景です。私もここから池を望む写真を撮っていました。勿論作品の出来など比べようもありませんが、室内から撮影するとこんなにも荘厳な写真が撮影できるのかと感嘆したのです。(写真は燐雲亭からの風景)
 帰りがけに三好さんに「何時撮影したものですか」とお聞きしました。「一昨年の秋の撮影です」との返事でした。面識といってもこの程度のことです。

 
 兎も角、私が言葉を交わした二人が主役としての大和路の十一面観音を巡る旅番組を観始めました。普通の旅番組を観るのとは何かが違います。失礼ながら、元担任だったゆえの要らぬ心配を抱いたのも事実です。そして二人はお寺の門前の左右から現れ、そこで出会い、旅が始まりました。その寺は「海龍王寺」とありました。今年の4月7日に家人と二人訪れたお寺です。4月4日~8日まで出掛けた京都・奈良。その奈良で法華寺を訪ねた後海龍王寺に回りました。


 
 小さな山門を潜ります。訪れる人も数少ない静かなお寺でした。しおりには
《唐から帰国の途中、玄らが乗ったそ四隻の船団は暴風に襲われ、玄が乗った船だけが辛うじて種子島に漂着。怒涛に漂いながら一心に海龍経を唱え、九死に一生得て貴重な経典をもたらした玄は、その功績により僧正に任じられると同時に海龍王寺初代住持にも任ぜられました》とあります。以後遣唐使の渡海安全の祈願を営むこととなります。そのような国家的営為が行われたとは思えないほどの低き、小さな門です。(写真は海龍王寺の山門)


 ここのご本尊が光明皇后自らの手によると言い伝えられる十一面観音立像。この日が御開帳の日であることを知っていた家人に連れられてのお参りでした。(写真は西金堂)






 
 番組では、主役の二人が訪れたこの日、十一面観音菩薩は金色に輝く美しいお姿を現しておいででした。その後二人は聖林寺・長谷寺・室生寺などを訪ね、そこにおわします十一面観音像とご対面します。私が一番好きな仏様は聖林寺の十一面観音像です。何時見ても訪れたくなる”まほろばの郷”の風景がそこにありました。

 


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