マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

天城高原は春まだ遠く

2017年03月29日 | 

 一昨日から昨日にかけて「ハーヴェストクラブ天城高原」へ行って来た。同行は元同僚のWさん(と書けば誰のことか分かる人もいるだろうが)。そのWさんから、3月初旬「近況報告」と題するメールが届いた。
 
間もなく卒業学年の担任を終えての定年退職、現任校での再任用が決まったが、新年度の分掌を聞いて愕然・茫然。再びの3年担任。定年退職後一息の休息もないままの激務の再開。定年は延長されたが勤務には担任などもありが都立校の現状とも書かれていた。フルマラソンゴール直前に、コーチからあと10キロ、と言われたようなもの。そこで、2・3日休養し英気を養える温泉を紹介して下さい、と結ばれていた。このややSOSにも思えるメールを読んで、一緒に温泉へ行こうと考えた。と書くと人助けが動機の様に受け取られるかも知れないが、そうではなくて、久ぶりに二人で旅行に出掛けようとの思いの方が強かった。百名山完登時、お祝いに「駒の湯山荘」まで駆けつけて来てくれた返礼の意味もあった。
 多分、妻以外では一番彼と過ごした時間が多いだろう。マラソン大会出場のため、皇居周回コース3周などの猛練習。その後の銭湯と軽い一杯。週に2回はやっていた。山にも一緒によく出掛けた。彼が管理職へと転出してからは激務が続き、ランニングや登山から遠ざかっていった。彼の定年退職は遊び仲間への復帰を意味していた。
 
春休み中の宿はどこも予約で一杯だった。そこでホームグランドの天城高原へ行きましょうと返信した。(写真:このホテルの売りは駿河湾・富士山・相模湾の展望)

 早川の「わらべ菜魚洞」で昼食を取り、伊東からは東海バスでホテルへ。標高を上げるにつれて雪景色に変わっていった。標高900mにあるホテル付近では前日に20cmほどの積雪。万次郎岳は冠雪が多いことが展望出来た。
 夕方には天候が回復し富士山も眺められた。
ゆったりと湯に浸かり、彼持参の吟醸酒を味わい、色々と話し込んだ。定年後即担任とは「ふざけるな」と思うだろうが、客観的には有力な人材と思われている証。直接は語らなかったが、そんな思いは伝わったろう。(写真:風呂やベランダからの展望)
 

 15歳も歳が離れているがウマが合う。博識の彼から仕入れた情報は、値段は高いがゆったり寝られる奈良への夜行バスと三重県にある榊原温泉と付近の農家民宿。私からは新設のAmebaテレビ放送と鉄道情報、などなど。
 
もう一泊する彼とは伊東の駅で別れた。積雪の為か速度を上げないバスは伊東着が10分以上の遅れ、止む無く20年振りに「踊り子号」を利用して、待ち合わせの約束時間に辛うじて間に合った。。