マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『名代 久寿餅』を求めて

2010年06月01日 | お気に入りの店

 今日から6月です。早朝は少しヒンヤリとしていましたが、9時を過ぎる頃から気温も上昇し、晴天の、心地よい一日が幕を開けました。

                             
 天候良し。家人の体調も良し。昨日計画した予定通り王子にある石鍋商店を中心に、王子方面に出かけました。コミュニティーバスを王子で降り、少し商店街をぶらつき、徒歩15分弱で「石鍋商店」に到着です。4月21日にこの地を訪れてから、1ヶ月半弱が過ぎました。あの折食した豆かんと栗蒸し羊羹がとても美味しく、今回は是非「名代 久寿餅」を食したかったのです。更に「王子に生まれて」の著者の石鍋おばあちゃんに聞いてみたいことがありました。(写真は店構え)

                        
 10時50分に到着。店内はテーブル席が4つ、16名ほどが入れる小ぶりなお店です。他にお客さんはいません。早速家人はまめかんを、私は久寿餅を頼みました。まめかんを食した家人の感想は「一二を争う美味しさ」との事。特に豆が素晴らしいとも語っていました。くず餅の食感では、私は寒天のようなさらりとした感触が好きなのですが、ここの食感は”東京の伝統”たるもちもち感と書かれたもの読んでいましたから、そのもちもち感がどんなものかに興味がありました。食してみてこれもイケルと思いました。黄な粉と黒蜜に上手くマッチしています。お餅なのだから、もちもち感は当然かとも納得。(写真:撮るより前に食してしまいました)

                         

 食して暫くして「王子に生まれて」の本を取り出し、店員の方に「この前来たときこの本を買いました。おばあちゃんに2・3聞きたいことがあるのですが」と話すと、「3階にいますから電話します」と。2・3分して「どうも散歩に出かけたようです」との事。私は特に音無川を跨ぐように描かれていた千川上水の、戦前の様子を聞きたかったのですが、残念。でもこれから、王子稲荷方面を散歩するのだから、外でお会い出来るかなと考え、直ぐにお店を後にしました。(写真:お店の壁に張られた本の紹介)

                                  

 その後王子稲荷と名主の滝を巡りましたが、残念ながらおばあちゃんには巡りあえませんでした。電話してから訪れたほうが良かったと後で思い至ります。帰路再度石鍋商店に寄り、家人はまめかん・久寿餅・ところてん・豆など多様なものを買い込みました。このお店頻繁に買い物客が訪れ繁盛していました。王子に「名代 久寿餅」ありです。(写真:堂々たる幟です)