高速USB


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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連日のようにCDのリッピングを続けている。
もう3百数十枚のCDをiTunesに読み込んだ。
データの容量は100GBに近付いている。

新しいCDが届くとそれをiTunesに取り込み、最後にUSBに落とす。
ところがそれだけの容量を書き込むのにはけっこう時間がかかる。
当初は2時間以上かかり、仕方なくパソコンをそのまま放置して寝ることもあった。

まだ時間がかかるだけならいいのだが、中には書き込み途中でエラーになってしまうUSBもある。
一定のデータ量を超えたあたりで、USBへの書き込みの速度が極端に鈍くなり、最後はエラーになる現象が出始めた。
特定の銘柄のUSBで起きているので、ファイルシステムの制限などが関係しているのかもしれない。

先日高速であることを謳うサムソン製のUSBを買ってみた。
これが具合が良くて、データを消すのも書き込むのも速く、書き込み中画面に表示されるグラフでも、ぐんぐんデータが伝送されていくのが分かる。
これだと30分ほどで書き込みが完了するので、大幅に工数が減り作業が楽になった。

本体が非常に小さくて、小指の先ほどしかない。
車のインパネに挿しても、小さいので目立たなくていい。
しかし失くしかねないので、紐をつけて持ち歩いている。

車側のハードディスクの容量は128GBのようなので、それ以上大きいUSBはいらないだろう。
そう思い128GBのUSBを何種類か買ってみた。
しかし目一杯のデータ量を書き込まなければならず、結局は単純に速度が速いものほど便利だと感じている。
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家から出ない日曜日


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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今日は基本的に家に閉じこもって外に出なかった。
ちゃんと国の指示通りの行動をとっている。
まあ雪で寒かったから、どちらにしても出なかったろうけれど・・・

食材などは買わなければならないので、昨日は自宅の前にあるスーパーやコンビニに行った。
意外に皆冷静なのか、買い占めもほとんど無く、商品の多くは棚にしっかり並んでいる。
人はまばらで接する機会も少なく、比較的安全かつスムースに買い物をすることが出来た。

基本的に言われたことをしっかり守るのが日本人らしいところだ(笑)
家にずっといると、やることと言ったら、結局はネットを見ることが中心になる。
(それから僕の場合はCDのリッピングだが・・・笑)
フェイスブックなどの書き込みが多く、たまにネットのレンスポンスも少し悪く感じたので、利用者が多いのだろう。

テレビの報道を見ていると「言えない事」が多いのが分かる。
やはりテレビや新聞というメディアは、今や情報弱者を操作するためのものになったようだ。
テレビで一般向けのニュースを見て、それにネットで得た玉石混合の情報を掛け合わせて、そこから実情を探る・・という形が、恐らく多くの人に根付いているのだろう。
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アイディア


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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世の中が激変して、我々もその影響を強く受けている。
日常生活が少なからず変化している。
そんな中、こんなものがあればいいのに・・と思いつくものが次々に出てくる。
必要は発明の母と言うが、現在は不用意に出歩けない不便な生活を強いられているために、いろいろとアイディアが出る。

たとえば手を年中アルコール消毒していると、手の表面の皮膚が荒れてくる。
そのため消毒液とハンドクリームを交互に塗っている。
ポンプ式のハンドクリームがあれば、アルコールと並べてセットで使えるのに・・と最初は考えた。

しかしどうせなら消毒液とハンドクリームを混ぜてしまった方が早い。
アルコール自体の中にクリームの成分が入っていればいいし、逆に消毒機能のあるハンドクリームがあってもいい。
そんな相反するものが作れるのかどうかは分からないが・・・

公共の場所の扉を開けたり、エレベーターのスイッチを押したりする時は、誰が触ったか分からないので、なるべくまともに手で触れないようにしている。
しかし揺れる電車の中などでは、どこかを掴まないと危険である。
ウィルスと触れる機会が一番多いのは手のはずなので、マスクもさることながら、使い捨ての手袋というのはないのだろうか。
もちろん医療用はあるのだろうが、我々が普段使うことの出来る、大袈裟でなく使いやすいものが欲しい。

そもそも手が汚染されるのは仕方ないと諦めて、後から消毒するだけというのも危なっかしい。
手袋自体にアルコールや殺菌消毒液が染み出てくる機能を付けて、皆が普段からそれを着けて歩くのはどうか。
それで掴むだけでドアノブの消毒が出来てしまう。
普段通りの生活をするだけで、身の回りのものがどんどん消毒されていくのだ。
新型コロナの感染拡大の抑止はもちろん、インフルエンザなどの流行も止められるかもしれない。

アルコールでなくても、石鹸と流水で手をこまめに洗い、頻繁にうがいをすることで、感染をかなり防げると、知り合いの医師から言われた。
その際手首までしっかり洗いたいが、毎回袖を捲り上げるのはけっこう面倒な作業だ。
だいいちウィルスの付いた手で衣服に触っては意味が無いではないか。
簡単にさっと腕まくりのできる機能のある衣服が欲しい。

腕時計もベルトまで含めてジャブジャブ洗えるものが欲しい。
ダイバーズウォッチやGショックが売れるかもしれない。
こういう時は、アンティークの機械式がいい・・などと悠長なことを言っていられない。
ゴシゴシ洗えてぶつけても惜しくないヘビーデューティーなクォーツがいい。

それと腕時計内部に消毒液を仕込ませるのはどうだろう。
手やドアの取っ手などを消毒したい時に、ボタンを押すとシュッと噴射するのだ。
いつでもどこでも欲しい時に噴射できる。
手首の下側からスパイダーマンみたいに発射するとカッコいいぞ(笑)
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落下


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先日お墓参りに行った時に、カメラを地面に落としてしまった。
それも足元の平たい石の上に、胸くらいの高さからまともに落下した。
硬いもの同士がぶつかるガツン!という音がして、跳ね返って横に飛んだ。
脱いだコートの下にカメラがあるのを気付かずに、不用意に引っ張ってしまったのだ。

見ていたMrs.COLKIDが悲鳴をあげるほどの勢いで落ちた。
完全に壊れたかと思った。
慌てて拾ったが、ボディの何箇所かに土が付いている。

ざっと見たところ、不思議なことに大きな傷は見当たらない。
レンズもよく調べたが、特にガタも無く問題は見当たらない。
電源を入れたら普通に作動する。
まったく大丈夫である。

RRSのプレートは傷が付いているが、もともと三脚のクランプとぶつけて傷だらけになっていた。
変形も特に無いようだ。
石とぶつかったのがプレート部分だとしても、ボディに密着して固定されているので、衝撃は本体にもいったはずなのだが・・・

それからもう千枚以上撮っているが、今のところ問題なく作動している。
さすがはニコンで、こういうアクシデントには強い。
今までと変わりなく動くので、落としたことさえ忘れていたほどで、先ほどふと思い出してここに書いている。
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ハリー!


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昨日サントラ盤のCDをいくつか買ってみて、以前のアナログディスクの時代とは違っていることを書いた。
より資料性の高いマニアックなCDが多くなった。
しかし鑑賞するソフトとしてはあまり感心できないものも多い。
そんな中、けっこう気に入って、繰り返し聴いているのが「ダーティ・ハリー」のアルバムである。

アナログ時代はダーティハリー第一作のサントラ盤なんて見たことなかった。
ところがこのCDには、ハリーがホットドッグ屋で店主とやりとりするシーンで店内でかかっていたポップな曲や、その後の銀行強盗との大立ち回りで犯人の車のカーラジオから流れていた曲、ストリップクラブで爆音でかかっていた曲・・・そういったちょっとした場面で使われた曲までもがしっかり収録されている。
というか、あれもすべてラロ・シフリンの作品だったのかと驚いた。
別テイクの演奏や、ヴォーカルがミスをして笑い出してしまう録音などもボーナストラックとして入っている。
そんな音源が残っていたなんて・・・
まさか今になって聴くことができるとは・・と幾人かの人がネットのレビューに書いているが、それを読んで同じ思いの人が他にもいるのだと分かった次第(笑)

当時はこの映画に魅せられてしまい、映画に関する物なら何でも買った。
ハリーの使用するテッドブロッカー社のショルダーホルスターを、ローマン社というメーカーが高品質にコピーし、日本に少数入ってきた。
それを何万円も出して買い、いまだに新品のまま持っているほどだ。
あの頃このレコードがあれば絶対に愛聴盤になっていたはずだ(笑)

ラロ・シフリンの曲は、例えばゴールドスミスやモリコーネのような傑出したメロディはなく、どちらかと言えば黒子に徹している。
しかし映画の中で一瞬聞こえただけの小品が、妙に記憶に残っていることも事実だ。
前述の挿入曲も、映画の中ではサンフランシスコの街に日常的に流れている音楽として使われている。
その何気ない曲が、恐らく公開以来何十年に渡り、多くの人々の心の中で繰り返し再生されてきたのだろう。

このCDを聴くとダーティハリーの世界が鮮明に蘇る。
作品を成立させる上で、やはりラロ・シフリンの音楽が重要な役割を果たしていたのだと感じる。

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映画音楽


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その昔、中学生から高校生くらいの頃、サントラの鬼と呼ばれるほどサントラ盤のアナログ・ディスクを集めていた。
2018年12月19日の日記
当時は日本で手に入るサントラ盤自体が限られており、マイナーな作品のオリジナル・サウンド・トラックはまず入手不可能であった。
ところが現在はCDでかなりの種類が出回っており、マニアックなB級作品のものまで販売されている。

ご存知の通り、ここしばらく自動車用にCDのリッピングをしている。
クラシックやポップス、ジャズなどは一通り完了して、今は映画音楽を少し加えようかと考えている。
普段映画音楽をそれほど聴いている訳ではないが、CDであまりにいろいろ出ているので、久しぶりに聴いてみたくなったのだ。
子供の頃はアナログ・レコードでよく聴いていたので、曲は身体が覚えている。

そう思い、好きな映画のアルバムをアマゾンで探していくつか注文してみた。
他のCDと違い、少々特殊な分野のためか、価格が安いものばかりではない。
生産数も少ないのか、プレミアムが付き数万円になっているものもある。
いくら何でも何万もは出せないので、常識的な価格の物に絞った。

取り寄せたCDを聴いて分かったのだが、昔何度も聴いた馴染みのアナログ・ディスクとは内容が違うものが多い。
当時の音源を発掘して、アナログ時代には商品化されなかった曲をピックアップし追加収録しているのだ。
CDの収録時間が長いことを利用して、曲数を増やし製品の希少性や資料価値をより高めているわけだ。

しかし当時のアナログ・ディスクに入っていなかったものは、選考した結果収録から外されたという事でもある。
一部のマニアックな曲を除いては、クオリティの面で一定水準に達していないものも多い。
またあくまで映像作品のBGMなので、曲自体が単体で販売されることを意識して作られておらず、尻切れトンボで終わったり妙に短かったりして、ひとつの曲として成立していないものもある。
資料としては貴重かもしれないが、鑑賞するには「?」のものも多い。

僕の場合好きで毎日のように聴いていたために、アルバムの曲の順番まで身体が覚えてしまっている。
そのため途中に知らない曲が追加されると、聴いていて勝手が狂ってしまう。
映画の音楽といってもアルバムを一つの作品として捉えていたわけであり、そこに新しい曲を追加すると違うものになってしまう。
もちろん中には感心した例もあったが、何となくしっくりこないものが多かった。
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在庫


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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町を歩くと、ほぼ半数くらいの人がマスクをしている。
電車でシートに座ったら、正面のシートに座る7人のうち4人がマスクをしていた。
しかしお店では相変わらずマスクは売っていない。
マスクをしないのは、マスクが嫌いな人ばかりではなく、入手出来ない人も多いのだろう。

ところでマスクをしている人たちは、どこでマスクを手に入れたのだろう。
お店では相変わらず品薄の状態が続いている。
日本人の半分くらいの人たちは、マスクを入手する独自のルートを持っているのだろうか。
・・と思って聞いてみたら、さすがに皆そろそろ手持ちの在庫がなくなりつつあるという。

自分の場合はどうだろうかと考えてみた。
今は使い捨てのマスクを手で洗濯して繰り返し使っている。
2020年2月22日の日記
とは言えベースになるマスクの数は限られており、かき集めれば20枚くらいであろうか。
それらを数日に一度まとめて洗濯して、ハンガーに吊るして家の中で干している。

少し前にたまたまお店で売っているのをみつけて50枚入りの箱を買った。
それが未使用でまるまる残ってはいる。
以前も書いたが、SARS騒ぎの時に買ったものが箱で残っており、最悪の時はそれを使おうと思う。
探せば意外にあちこちから出てくるもののようだ。

ただ不織布の使い捨てマスクには、何度も使えるほどの強度はない。
洗える回数には限界があり、何度か使っているうちに表面が毛羽立ってくるものもある。
コロナ騒ぎがいつまで続くかわからないが、早く供給が追いついてくれないと、永遠にもつものではない。

会社でパートのおばさんがマスクを作ったからとひとつくれた。
探せば不織布などの資材が社内にあり、ミシンで縫って作ることが出来るのだ。
試作品をいくつか見せてもらったが、中には市販のものに引けを取らない出来のものもあった。
皆いろいろと工夫しているのだ。

昨日は机の周りを整理していたら、足元にあったダンボール箱の中から、昔買ったマスクがいくつか出てきた。
多分5、6年前に購入したものだが、あまりカッコよくなかったので、買ったまま使用しなかったのだろう。
普通の人ならあっさり捨ててしまうだろうが、勿体無くてそのままになっていた。
今となってはとても貴重なものである。

それで思ったのだが、いらないものを整理してどんどん捨てるのが流行っているが、こういう緊急の時には命取りになるのではなかろうか。
結局最後はモノを持っている人が勝つ。
東北の震災の時も、在庫をタイトにしていた大手企業が、何も作れなくなり半狂乱になっているのを見た。
平時を基準に物事を進めると、いざという時に痛い目に遭う、という事だろう。
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テレワーク


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得意先の担当者の携帯に電話をした。
電話の向こうが何だか静かに感じたので、聞いたら自宅にいるのだという。
別に新型コロナに感染したわけではなく、テレワークで自宅待機なのだそうだ。

なるべく動き回るのをやめさせて、感染の広まりを止めようということだ。
そのため社内で何人かが選ばれて、自宅待機で仕事をしているという。
ネットの販売店なのでそれが可能なのだ。
その担当者は、とりあえず今月一杯自宅にいなければならないようだ。

まあそういうことが出来るところはいいが、ウチみたいな製造業はそうはいかない。
工場で実際に自分の身体を動かして製品を作るしかないのだ。
会社に行かなければ生産できないし、売上にもならない。
さらに言えば、技術を持つ限られた人にしか出来ないことが多く、誰でも代わりが務まるわけではない。

電話の担当者は、いつ連絡が来てもいいように、部屋を片付けてあるのだという。
映像付きでやり取りをするようだ。
また自宅で待機していることを証明するためにも、電話がかかってきたら即座に出なければならない。
「今もさっと出たでしょう?」と言った。

なるほど、それはそれで大変である。
下手にトイレにも行けない。
そんな状態で自宅に何週間も篭っていたら、出社した時には自分の机が無くなっているのではないか・・という不安に苛まれるだろう。
これでは精神的に参ってしまう。

電話を切る時に思わず言ってしまった。
「お休みのところ、お電話してしまい申し訳ありません」
担当者は「いえ、休んでいるわけではありませんから!」と強く否定した。
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制限


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金曜日はカメラを持って散歩を楽しんだことを書いた。
今日も・・と思って出たが、残念ながら薄く雲がかかっており、一昨日のようにはいかなかった。
諦めて早々に帰宅した。
やはり光の無い日はコントラストが出なくてダメだね・・・

都心の人出は相変わらず「程々」で、場所によってはまばらなところもある。
特にレストランは人が入っておらずガラガラのところが多い。
ただ郊外の飲食店は混んでいるという話も聞く。
感染の危険のある電車などで移動するのを避け、なるべく地元で済ましているのかもしれない。

一昨日は一日でかなりの枚数の写真を撮り、ここに採用出来そうなものを選別したら、数は2ヶ月分を超えていた。
まあ似たような写真も多いのだが・・・
それを現像、加工するだけでかなりの時間がかかる。
さらにはこのページ用の幅850ピクセルのものと「大きな画像」用の1920ピクセルのもののふたつを作らなければならない。
ほとんど一日がかりだ。

昨晩と今日帰宅してからは、その作業に従事した。
けっこう大変な作業で、途中疲れて休んだりした。
ところが出来上がった写真をブログの画像フォルダに登録していったら、途中でエラーになってしまった。
一日のアップロードの制限(100枚)を超えてたのでもう出来ない・・というメッセージが出た。
そんなものがあるなんて知らなかった。
ウーン、続きは明日かな・・・
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キャンバス



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昨日は都内をけっこう歩いた。
晴天の日のビル街を歩くのはとても楽しい。
ビル同士が太陽の光を反射し合い、とても芸術的で幻想的な光景を作り出しているのだ。
とてつもなく巨大なキャンバスである。
それを見るのが面白くて、かなりの距離を歩いてしまった。

都心を歩くと、あちこちでこの美しい光景と遭遇する。
ビル同士が隣接しているので、太陽が比較的高い位置にある時間帯でも見ることが出来る。
光がビルの窓に反射して、別の建物を照らし、それがまた反射して戻ってくる。
その結果、何重にも塗り重ねたような複雑で微妙な光の芸術が生まれるのだ。

しかも刻々と状況が変わる。
離れたところからその偶然の産物に気付いても、急いで行かないと失われてしまうことも多い。
太陽が移動するのは予想以上に早いし、雲がかかり突然消滅してしまうこともある。
何枚か連続して写真を撮ると、1枚として同じ写真はなく、秒単位で光が移動しているのが分かる。

ここで働いている人たちは、この美しい光景を意識して見ることがあるのだろうか。
自分がビル街で働いていた日々を思い出すと、仕事で精一杯で余裕がなく、ほとんど気付くことはなかった。
光の具合が一番いい時間帯に、外を歩く機会が少なかったこともある。
仮に気付いたとしても、のんびり写真を撮るわけにもいかなかったろうが・・・

ではビルの設計者たちは、この芸術を意図して作っているのだろうか。
ビルという造形物の持つ美しさに魅せられたことが、設計という道を選んだ理由のひとつであるはずだ。
建物の表面の素材を見ると、光を強く反射したり、他所からの光を受け止めてキャンバスになることを意識しているものも多い。

しかし複数の建物が共同して作り出す光の芸術は、複雑で予測が難しいだろう。
コンピューターを使えば計算は出来ても、将来どのような建物が隣に建つかも分からないし、偶然によるところが大きいと思われる。
そしてその予測のつかない芸術の創造に参加し、共に楽しもうという設計者の思いが強く感じられる。

誰もいない寒々としたビル街で、巨大な建物のキャンバスを見ていると不思議な気分になる。
これほどの規模の作品を、見ているのが僕ひとりだけなんて、なんて贅沢なのだろう。
これは休みの日に無人のビル街を歩く者だけが得られる特権なのだ。
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お彼岸


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お彼岸の中日ということでMrs.COLKIDと墓参りをしてきた。
こういう時だから、やるべきことはやらないと・・・
しっかり先祖に拝んできた。
お寺には大勢の人が来ていた。
皆がそれぞれの思いで墓参りに来ているのだろう。

それから日本橋に出て食事をした。
天気も良く人出はまあまあなのだが、食事をするお店は空いている。
ほとんどのお店で、並ばずにすぐに入ることが出来た。

その後ひとりでカメラを持って、大手町や皇居、丸の内の近辺を歩いてみた。
一歩裏道に入ると、まるでゴーストタウンのように静かである。
オフィス街なのでもともと休日は人気が無いが、それにしても気味が悪いほど静かなところもあった。
レストランの入り口には貼り紙があり、営業を自粛しているところもあるようだ。
写真を撮るにはいい条件であったが、やはり経済には深刻な影響を与えているのが分かる。

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D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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会社の桜が咲き始めた。
朝はつぼみであったが、昼の暖かさで何輪か開花した。
仕事用にD850を下したばかりだったので、早速それで撮影した。

世の中が騒然としていても、桜はいつものように咲く。
東北の地震の時もそうだった。
どうなってしまうだろうと思ったが、桜を見た瞬間に我に返り、ほっとしたのを覚えている。
桜にはそういう力がある。

この連休で一気に咲くであろう。
休み明けには「桜を見る会」だ(笑)
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警戒


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知人の会社に税理士の先生から電話がかかってきたという。
この3月末で代金が回収できず倒産する会社がいよいよ出てくるだろうから気をつけるように、という内容であった。
大きな税理士会のトップに属する先生なので、それなりに確かな情報が入っているのだろう。

3月末に得意先から入金があるかどうか、目を光らせておくように言われたそうだ。
今までそれほど発注がなかったのに、急に大量に注文してくるところにも警戒するようにとの事である。
最初から計画的な、いわゆる取り込み詐欺をするところが出る可能性がある。
売れていない時に注文が入ると喜んでしまうが、まさにそこに付け入れられる。

僕も過去に何度かそういう場面に遭遇した経験がある。
前社長の時代であるが、その時は本当に大変な思いをしたのを思い出す。
しかし今は世界レベルで一気に危険なモードに入ってしまい、打つ手がほとんど無くなっている。

日本の場合、コロナウィルスの影響ばかりではない。
消費税増税以降、景気はかなり低迷しており、既に立ち行かなくなっているところも出ているはずだ。
そこに新型肺炎のカウンターをまともに食らった。
これをきっかけに倒産させようという会社もあるかもしれない。

昨年から増税、水害、ウィルスと続けざまに打撃を受けており、条件は相当悪い。
疑心暗鬼になり過ぎても仕方がないが、ウチも皆で集まってその可能性について話し合った。
もっとも苦しいところほど外からそう見えないもので、過去にはいきなり予想外のところがいくことが多かったのだが・・・
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焙煎


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行きつけの喫茶店でコーヒー豆を買う。
何種類かの豆が置いてあり、それぞれ試してみたが、結局そのお店のオリジナルのブレンドに落ち着いた。
特定の産地の豆は個性が強くて、たまに飲む分には面白いのだが、定番となるとやはりバランスが重要になる。
皆もこのブレンドが一番美味しいといい、たまに他の豆でいれると文句が出るようになった。
そのため在庫が切れそうになるたびにお店にブレンドを買いに行く。

お店で豆を包んでもらう間、オーナーと話をする。
僕がブレンドを褒めるとオーナーは喜んだが、よく聞くと普通の焙煎ではないらしい。
もともとがコーヒー豆の商社をしている人で、自宅の工場で大型の機械で念入りに焙煎しているのだという。
よく街に自家焙煎のコーヒー豆を売るお店があるが、差別化を図るためにも、普通の店では出来ないレベルのものに仕上げているという。

しかし同時に喫茶店の方も運営しなければならないので、焙煎ばかりをやってはいられない。
手間がかかり量産化もしていないので、実際に作れる量は限られているという。
ネットで売る・・という手も考えたが、生産量を考えるとなかなか難しいようだ。

ネットで大規模に販売しているショップもあるが、それとは質が違うことをオーナーは強調していた。
やはり全国規模で売るには、それに合わせた生産方法が必要になる。
また宣伝にもお金をかけて、少し大げさな演出もしなければならないだろう。
いくら美味しくて質が高いといっても、それだけではネット上でヒットさせるのは難しいのだ。

現在の生産量では、地元の少数のお客だけを相手に商売するしかない。
数量限定という方法もあるが、実際にネット販売をしてみると、どんなに質が高くても、宣伝にお金をかけないとまったく売れないことが分かる。
やはり近隣の「分かるお客」の密かな楽しみのままでいくしかなさそうだ。
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延期


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街を歩くと東京オリンピックを意識した2020Tokyoの装飾が目に付く。
銀座では路上に一定間隔でロゴの入った看板が設置されているし、建物の壁面や工事現場の塀に大きく描かれているものもある。
お店でも2020というロゴの入ったグッズを販売している。
国を挙げてその方向を目指している最中に今回の騒動が発生した。

政府や関係機関は、現時点ではまだ開催の方向で進めているという。
しかし新型肺炎のパニックが世界規模で発生しており、これはやはり延期すべきではないか・・と多くの国民が思い始めている。
そもそも海外から日本に行くのさえ難しい・・という状況である。
参加する国々も、それどころじゃあ無いであろう。
周りでも多くの人が、もう今年のオリンピックは中止でしょう・・と話すのを聞くようになった。

いきなり発表しても衝撃が大きく、関係者や景気に与える影響が大きいから、様子を見ているのだろうか。
まあ言いたくても言えない事があるのが政治である。
もし延期になるのなら、その延びた期間を目一杯本番の準備に当てて、より充実したものにしていく・・といった前向きな考え方の方がいい。
オリンピック後の景気の減退を防ぐために、新しい都市開発のプロジェクトもいくつか進行中のようなので、それらと連携させて、より内容を進化させるのもいいだろう。

ところで延期だとしても中止だとしても、2020のロゴは幻となる。
幻のオリンピックのロゴを入れたグッズはどうなるのであろう。
少々虚しさが漂うが、後々には貴重なアイテムとなるかもしれない。
かなり出回っているから、価値が高まることは無さそうだが、持っていれば話の種くらいにはなるのではないか。
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