余裕


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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出雲大社に行ってみて思ったのは、外国人が思ったより少ないということであった。
このインバウンドの時代、東京の観光地だと、大袈裟でなく、歩いている人の半分くらいは外国人だったりする。
ところが出雲大社では、白人も歩いてはいたが、数えるほどしか見なかった。
東洋系の外国人もいたにはいたが、会話を聞いていても、大半が日本語であった。

ひとつには、自動車でないと動きづらい場所・・という事がある。
また、海外の一般の人たちは、参拝自体にはあまり興味はないだろうし・・・
(実際、日本の古い文化を研究しに来た専門家のような人たちもいた)
ここがまだ海外の人達に知られていないのだとしたら、日本人にとっては穴場かもしれない。

出雲大社の表参道は、まるで竹下通りのように賑わっていた。
夕刻に散歩がてら、通り沿いのお店を覘いていたら、「5時にほとんどのお店が閉まりますよ」と言われた。
えっ、5時で閉店・・・時計を見ると、あと20分ほどしかない。
ビックリして、急いでいくつかのお店を回り、買うべきお土産を買った。

夕食は6時半からだったので、その前にホテルに戻った。
しかしその時間には、確かに通りのすべてのお店が閉まっていた。
あれだけ賑わっていた参道が、灯が落ちてひっそりとしている。

今どきこんなに早く店を閉めてるなんて・・と最初は驚いた。
しかし何というか、ある種の余裕・・なのだろうか・・・
のんびりとしており、どこか豊かさも感じさせる。

単にお金儲けを考えるなら、もう少し上手いやり方があるだろうに・・と思う。
しかし、そうまでする必要がなく、今までのままでいい・・と思っているようにも見える。
まあ、これはあくまで僕が感じたことに過ぎないのだが・・・

この余裕は、やっぱり出雲大社の参拝客のお陰なんだろうな・・・
流石、保守王国と言われるだけある。
もっとも、たまたまその日は地元は選挙で、与党が惨敗するという波乱があった日なのだが・・・
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