Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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地方の都市に行くと、駅前が予想外に閑散としており驚くことがある。
都市自体は中クラスの大きさでも、駅前にあるのはロータリーだけで、周辺に大してお店が無かったりする。
時間調整でどこかでお茶でも・・と思っても、喫茶店がみつからない。

そういう駅でも、建物の中には大抵いくつかお店はある。
しかし駅舎自体が古びており、30年以上前からそのままなのではないか、と思うような古いお店が並んでいる。
中途半端な雑貨屋や1000円の時計を売るメガネ店、内装の暗い喫茶店・・・
お客もヨタヨタと歩くお年寄りが多い。

駅はその地域で一番人通りの多い場所だ。
電車で移動する以上、多くの人がそこを通らざるを得ない。
だから商売をする場所としては条件がいい。
しっかりお客の入るお店を構えれば、それなりの売上が期待できるはずだ。

実際僕の住む町では、改札前のコンビニに凄い人数の人が入っていく。
ドッと改札を出た人の内の数割が、そのままコンビニに入っていくのだ。
店員も対応に追われて休む暇がない。
まるでオートメーションの機械を見るようで、思わず笑ってしまうほどである。

外部から来る人は、玄関口である駅でその町のレベルを判断する。
だから駅が貧相だと町のためにもならない。
駅に魅力が無いと、若い人もその町に留まらず出て行ってしまうだろう。
本来なら鉄道会社ばかりでなく、行政も加わってそういう開発をしていくべきなのだ。

と思ったのだが、Mrs.COLKIDによれば、田舎の町の駅が栄えていないのは、そもそも電車を使わないからだという。
基本は車社会であり、職場にも車で向かう人が多い。
学生は通学に使うかもしれないが、彼らはそれほどお金を持っていない。

それぞれの町の事情というものがあるのだという。
なるほどとは思ったが、でもなあ・・・
一工夫すれば町そのものが変わるかもしれないのに・・という勿体無さも感じる。
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やっぱりブーツ


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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ブーツが売れていない・・のだそうだ。
ブーツのブームがいよいよ終わるのか。
というか、そもそもそんなものあったのか?(笑)

既に数年前のスニーカーブームの到来とともに、ブーツが売れなくなっているらしい。
気楽に履けるスニーカーと比べて、履くのに時間がかかる上、少々苦痛を強いられるブーツは、完全に時代に逆行している。
若い人がそっぽを向くわけだ。

またファッション的にもトレンドから外れているという。
扱いにくい上ファッション的にも古いとなると、確かに売れるわけがない。
僕のように世の中の動きから外れた変わり者だけである。
ブーツ、ブーツなんて言って、いまだに買っているのは・・・

何はどうあれ、やはり自分はブーツが好きなのだ。
世間がどうであろうと関係ない。
ブーツが好き・・というのは、革が好き・・ということだ。
革フェチである。
ブーツのように革がいっぱい使われている「作品」は、眺めているだけで嬉しくなる。

数日前、今年初めてブーツを履いた。
まだ少し暑かったが嬉しかった。
今でも時折気温は30度近くまでいくが、それでも日々涼しさが増している。
どうせなら一気に寒くなって、思う存分ブーツを履ける季節になって欲しいものだ(笑)

すでにブーツは山のように持っている。
それでもこの季節が来ると、またブーツが増えていく。
世の中では売れていないというのに・・・
もしかして僕一人だけが買っているのだろうか・・・
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酔ってる。


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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会社の帰りにビールを飲んだ。
大した量では無かったが、顔が赤くなっているのが自分でも分かった。
体重はどうなったろう・・・

こりゃあ眠くなるかな・・と思ったが、今のところ何とかもっている。
でも横になったらそれまでだな、きっと。
という訳で、今日はここも書けないのでご勘弁・・・
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朝ドラ


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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NHKの朝ドラを見ている。
放映される時間帯には家にいないので、毎日帰宅後に録画したものを見る。
今週がいよいよ最終週だ。

僕は普段なら朝ドラは見ないのだが、今回は設定に興味をひかれて見るようになった。
何と言っても主人公の奥原なつという女性が、アニメーション製作の世界で活躍するところが面白い。
(モデルはいても)架空の人物であるし、細部は大分事実から変えてあるようだが、その頃の事情や雰囲気が何となく伝わる。
ああそういう事だったのか・・と感じる事もあった。
先日ハイジの第一話を見直そうとしたのも、このドラマがきっかけだ。

驚くべき事に、あの奥原なつという主人公は、僕の母親と年齢が1歳しか違わない。
つまり今生きていれば80歳以上になるということだ。
ドラマでは若々しいが、あの時代にあの年齢だった人が、今は相当の高齢者になっているという事実に今更ながら驚く。

僕の母親は若い頃文学少女で、多少なりともあの世界に近いところにいた。
当時劇団を主宰していた遠い親戚の叔父に連れられて、よくあの辺りに行ったという。
ちょうど新宿界隈にあのドラマと同じく劇団員たちが集まっていたのだそうだ。
その親戚もその後アニメーションの世界に行ったので、そのうちドラマの中に出てくるのではないかと思ったほどだ。

しかし時代設定はそうだとしても、ドラマで演じるのは現代の人なので、それなりに違和感はあるようだ。
もちろん話し言葉が現代風に変えてあるのは仕方がないとして、母親が最初におかしいと言ったのは、髪の毛である。
終戦直後の主人公がまだ子供の頃から、当時は髪があんなにさらさらしていなかった、と指摘していた。
また大人になってからも、前髪が目にかかるのが許されるようになったのは比較的最近だと言っている。

ドラマの設定の時代から数年後、当時高校生だった僕も前述の親戚にお願いして、カルピスの名作劇場を作っていた日本アニメーションの製作現場に連れて行ってもらったことがある。(ちょうど「未来少年コナン」の放映がNHKで始まるところだった)
自分でアニメを作ってみたいと考えていた頃で、プロの製作現場がどのようなものなのか、どうしても見てみたかったのだ。
その後僕も自分ひとりで原画、セル画を描き、8ミリカメラでコマ撮りをしてアニメーションもどきを作った。

ドラマに出てくるのはけっこうきれいでモダンな職場であるが、当時はゴチャゴチャしたもっと薄暗い場所だったという印象がある。
今では伝説と化した人たちと、事務所内にある小さな応接セットで、音響関係の打合せに同席させてもらった。
もちろん高校生の僕は、叔父の横で小さくなっていたが・・・

ドラマ自体はNHKの連続テレビ小説の100作目記念で豪華俳優陣を揃えているが、短い放映時間には入りきらないようで、だいぶ脚本から削られたシーンがあるらしい。
そのためか作りに少し粗いところもあり、ネットの評価を見ると賛否両論である。
しかし個人的には面白くて目が離せない作品となっている。
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犬とゴキブリ


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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ある暑い日のこと・・・
夜帰宅して、マンションの廊下を歩いていたところ、突然
「ギャン!」
という、犬が尻尾を踏まれた時に発するような、大きな鳴き声が聞こえた。

驚いて廊下の先を見ると、棒を持った若い女性が立っていた。
逃げ腰の中途半端な体勢で、床の上の何かを棒でつついて追いやろうとしている。
こちらに気付いて顔を上げたが、恐怖にとらわれた凄い形相であった。

どうやらあの悲鳴は、この女性が発したもののようだ。
棒の先の床の上に、小さい黒いものが見える。
この距離から見ても、それが何であるか分かった。
例の黒い虫である。
時折どこからか飛んできて、廊下をカサカサと歩いていることがあるのだ。

立ち尽くしている僕を見て、あちらも一瞬気まずそうにした。
犬の悲鳴のような奇声を聞かれてしまい、さすがに恥ずかしいと思ったのだろう。
慌ててこちらに軽く会釈したが、表情は硬いままであった。
同じマンションの住民に対しても、微笑んでみせる余裕は無いようだ。

ご存じの通り、僕はゴキブリにそれほどの嫌悪感は持っていない。
単なる昆虫の一種だと思っている。
しかしその女性にとっては、親の仇にも匹敵するような憎むべき存在らしい。

女性の発した悲鳴・・というか叫び声は、ほとんど本能的なものに思えた。
恐らくゴキブリが予想外の動きをして、飛びあがった時に発したのだろうが、まさに動物の鳴き声そのものであった。
とても若い女性の口から出てくるものとは思えない。
まるで人類最大の敵として、ゴキブリのことが遺伝子上に書き込まれているかのような反応だ。


さて、それから数ヶ月が過ぎ・・・
つい最近の話であるが、マンションの入り口の自動ドアから中に入ろうとしたら、足元に黒いものが落ちていた。
誰かが踏んだのか、半分潰れた大きなゴキブリの死骸であった。
ちょうどドアの前の一度立ち止まる位置にあって、危うく僕も踏むところであった。

そのまま数歩進んでエレベーターホールまで行った。
上からエレベーターが降りてきて、ドアが開いたところだった。
着飾った別の女性が降りてきて、軽く会釈してすれ違った。
僕はエレベーターに乗り、女性はマンション出入り口の自動ドアに向かった。

きっとあれを見て反応するぞと思い、エレベーターのドアを開けたまま耳を澄ませていた。
すると
「ギャワーン!」
という大音響が、エレベーターホールに響き渡った。
予想以上の反応に、こちらもビックリしてひいた程である。

やはり人間とは思えない、動物的な叫び声である。
まるで犬が車にはねられた時にでも発するような悲鳴だ。
恐怖に本能を支配され、一瞬先祖返りでもしたのだろうか。
上がっていくエレベーターの中で、犬とゴキブリと女性との関係について、僕はいろいろと考察せずにはいられなかった。
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増税前


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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増税前最後の一週間という事で、休みの日もけっこう注文が入ってくる。
その処理のため休日も出社した。
今からでは今月中の納品はもう間に合わないのだが、そう書くと発注取り消しになるだろうか。
あるいは販売店がその分値引いて売るのか・・・
こうなると10月の増税後の落ち込みの方が恐ろしい。

楽天やアマゾンも増税前最後のセールと称して攻勢をかけてくる。
各販売店もこのタイミングに合わせて特定の商品を値引いて出してきている。
キャッシュレス還元があるので、増税後に買ったほうが安い・・とは言っていたが、増税前にこれだけ値引きがあるとなるとどうなのだろう。
5%のポイントキャッシュバックより値引きの額の方がずっと大きい。
このお祭り騒ぎに乗った方が得なのではないかと思えてきた。

ずっと欲しいと思っていた製品が3割引き・・というのをみつけてしまい、さすがに心が揺れ動いた(笑)
今までまったく値引かなかったのに、今回は希望小売価格より数万円値引きされて出ている。
これはもう買わざるを得ない・・ということになった。
予定外の支出で困ったのだが、こういうチャンスが増税後もあるかどうか分からない。

毎年あることではないので、今年はイレギュラーである。
次の大きいセールは年末かな・・と思っていたが、今年に関してはそうではないようだ。
増税だから堅実にいかねばと考えていたが、まさか散在につながるとは思わなかった。
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秋分の日


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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秋分の日であることを忘れていた。
秋のお彼岸の中日である。
午前中出社したが、午後から墓参りに行った。
いつもの通り近所の花屋でお花を用意してもらい、タクシーでお寺に向かった。

その後またタクシーに乗り日本橋に出た。
一応カメラも持って行ったが、まあ連日のように行っても、撮るものもあまり無い。
鶴屋義信でお昼を食べて早々に帰宅した。
美味しかった・・・



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変化


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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台風が迫っており、天気予報が刻々と変化する。
雨だとばかり思っていたが、朝起きると青空が見えたので、カメラを持って出てみた。
レンズは85mm1本のみ。

新宿のビル街を歩き、それから銀座に移動、日本橋まで散歩した。
意外に気温が高い。
天気予報を見ると、最高気温が大幅に修正されている。
確か明日は22、3度だったはずが、30度以上になっている。
台風が絡むので予想がつかないようだ。

三越でコーヒーを飲んでいたら、急に雲行きが怪しくなってきた。
外に出てみると、昼間とは思えないほど暗くなっている。
時折湿気を含んだ冷たい風が吹き抜けていく。

これは崩れるなと思い、今日はそこまでで帰宅することにした。
そのままデパートの下の駅から地下鉄に乗った。
短い時間ではあったが、撮影できたのはラッキーであった。
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全話鑑賞


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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Youtubeを見出すと、時間がいくらあっても足らない。
昨日も「アルプスの少女ハイジ」の第一話ってどんな感じだったかな・・と見始めたところ・・・
途中少々飛ばしたが、結局最終回の52話まで見てしまった。
それだけで今日の夜までかかった。

次は「母をたずねて三千里」・・と思ったが、きりがないので止めた。
実はマルコの方はレーザーディスクで全話持っていて何度も見ている。
あのシリーズのもうひとつの傑作であったアンもすべてLDの頃に買った。
それも後から発売されたBOXではなく、最初に4話ごとに発売されたものを毎回数千円かけて買っていた。
すごくお金をかけた訳だが、今はその気になれば無料で見られてしまうものな・・・
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Vフロント 3


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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というわけで・・・

アレン・エドモンズのケニルワース。
黒のカーフ。
65ラスト。
サイズはUS7.5E。



まず手にして最初に感じたのは、意外に悪くないな・・ということ(笑)
写真から受ける印象よりずっとスマートに見える。
価格から言っても特別高級な靴ではないし、革質も中級程度(パークアベニューと同じで少し肌理の粗い革)だし、ご存知の通り作りも大雑把なところがある。
羽根の形も中途半端に丸っこくて、Vフロントになっていない(笑)

しかし製品として不思議とバランスが取れている。
あまり好きではない尖り気味の形状ではあるが、このデザインで丸くするのも確かに格好がつかない。
かなりフォーマル感が強く、カジュアルに使うにしてもきれい目なまとめ方になるだろう。
これならシューズボックスの中でパークアベニューの隣に置いて違和感が無い。



ファクトリー・セカンド(B級品)ということで、どのようなものが送られて来るか分からず、現物を見るまで少し不安を感じていた。
通販でファクトリー・セカンドを買うのは、いつもある種の賭けになる。
聞くところによると、本国の工場などで売られているファクトリー・セカンド品は、左右のサイズが違うといったどうしようもない物も含まれているという。
ただし今までのところ、通販でそこまで酷い製品が送られてきたことは無く、今回もぱっと見ただけでは特に問題は見当たらなかった。

細部をチェックすると、片側の土踏まず近くの側面に、ミシンでソールを縫った際に機械に接触したらしき小さい傷がひとつあった。
恐らくこれが引っかかった理由であろうが、乳化性クリームをすり込むとほとんど見えなくなった。
実際に靴をおろせば一日で付いてしまう程度の傷であり、この程度でB級品価格で買えるなら御の字である。



サイズは65ラストの7.5Eということで、予想していた通りのフィッティングである。
足の形より細長い形状で、スッと足が入り、ルーズフィット気味であるがストレスは少ない。
履き口が多少笑う(左右にくの字型に広がってしまう)のは同社の靴の特徴で仕方がないところ。

ボールの位置はそれ程狂っていないのだが、捨て寸は大きめになる。
結局足が幅広の人って、相対的にボール位置より前の部分が短いのだろう。
トゥ内部の芯の手前に皺が入るが、ストレートチップと違って表面につなぎ目は無いので問題はなさそうだ。

付属の靴紐(上の各写真のもの)が少し長すぎるように感じる。
ファクトリー・セカンド品ということで、在庫していた適当な靴紐をつけて出荷されたのかもしれない。
早速ネットでより短いものを注文した。

愛用している同サイズのパークアベニューと履き味はほぼ同じである。
足に完全に合っている訳ではないのだが、特に当るところも無く、長時間履いても疲れることがない。
65ラストで僕の足にぴったり合うサイズとなると、7EEか6.5EEEが候補になるが、それだと市場で弾数が非常に少ないのと、見た目も幅広になりスマートさに欠けてくる。
外観とのバランスを考えると、7.5Eというのは程いい妥協点かもしれない。

一番心配だったのは羽根の開き具合である。
同サイズの内羽根式のパークアベニューの場合、足の浮腫みがひいて小さくなる時間帯だと、羽根が閉じ気味になってしまうのだ。
ケニルワースの3アイレットの外羽根もそうなるかと危惧していたが、意外にしっかり開いてくれる。
これは予想外で、この靴を気に入る理由のひとつになった。


同じ65ラストのパークアベニュー(手前)とケニルワース(奥)

実際に履いてみると、本体にまったく装飾が無いこともあり、パークアベニューに比べてロングノーズ感が強調される。
上から見下ろすと妙に長く見え、自分の足には長すぎるのではないかと感じる。
しかし鏡で横方向からの見え具合をチェックすると、そこまでアンバランスでも無い。

不思議に思い、同サイズのパークアベニューと並べてみた(上の写真)が、当然のことながら、全長もソールの形もほぼ同一であった。
ケニルワースの方が細長く見えるが、どうやら錯覚だったようだ。
デザインの違いでここまで印象が変わるのかと驚いた。

フォーマル感が大変強く、そのような場面で使用するには申し分ないだろう。
なるほどプレーントゥの中でVフロントだけ特別扱いされるわけである。
逆にカジュアルに使う方が難しい感じがする。
履き心地は同社の製品らしいしなやかで快適なもので、靴擦れなど起きることもなかった。
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Vフロント 2


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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Vフロントの靴は意外に種類が少なくて、チャーチやクロケット、チーニー、ロイド・フットウェアなどの製品がみつかる程度だ。
選択肢が少なくて2、3機種の中からどれがいいか悩むことになる。
日本ではそれほどポピュラーなデザインではないが、英国ではビジネスシューズとして広く使われているそうで、やはり製品も英国製が中心となる。

上記で挙げた内、日本のロイド・フットウェアのものは、何年か前にブラウンのものを買って持っている。(下の写真)
恐らくチーニー製ではないかと思う。
また昨日写真を載せたルーディック・ライターはオーストリアのメーカーである。
どちらも色はブラウンだが、せっかくのVフロントのフォーマル度を活かすためには、黒いものも欲しくなる。



一方アメリカ製ではVフロント(多分和製英語?)と呼べるものが少ないが、アレン・エドモンズからケニルワースという3穴のプレーントゥが出ている。(下の写真・同社サイトより)
こちらは羽根のデザインが何となく中途半端で、Vフロントと素直に呼べない形状であるし、見方によっては単にコストダウンしただけのプレーントゥにも見えてしまう(笑)
しかし65ラストが採用されているところを見ると、基本的にはフォーマルでの使用を意識して作られているのだろう。

サイトの写真がいまひとつで、あまりカッコよく見えず気が進まなかったのだが、ケニルワースも一応候補に入れていた。
熟知している(笑)65ラストなので、フィッティングや履き心地の想像がつくところが、他社より有利な点である。
やはり通販で靴を買おうとすると、実際の履き味が分からないのが大きなマイナス点になる。



そんな折り、同社のB級品販売サイトのシュー・バンクでセールがあった。
ちょうどUS7.5Eの黒のケニルワースが1足出ており、150ドル台にまで値引きされていた。
これはチャンスと思い1足注文してみた。
お試し感覚で購入できる金額であるし、仮に気に入らなくても処分すればいいだろう。

例によってファクトリー・セカンドは日本には直送してくれないので、いつもの転送サービス会社に送ってもらった。
その分到着までに数日多くかかった。
同社から転送サービス会社までの米国国内の送料は無料であるが、そこから日本までの送料と手数料に40ドル弱、税金類に5千円程度が上乗せされた。
トータルで支払ったのは2万5千円くらいか。
アレンの靴がその金額で買えるならいいところだろう。
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Vフロント 1


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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外羽根式プレーントゥのひとつにVフロントと呼ばれる種類の靴がある。
通常プレーントゥの靴はアイレット(靴紐を通す鳩目)が4つから6つくらいのものが多い。
プレーントゥの代表格であるオールデンの990やチャーチのシャノンなどは5つである。
一方この穴がもっと少なく、2つから3つ(1つというのもあるらしい)のものがあり、それらをVフロントと呼ぶ。

穴が少ないので羽根も小さくなる。
左右合わせる部分が短くなり、その分羽根の立ち上がりが急角度になり、Vの字を逆さにしたようになる。
そのためVフロントと呼ばれるのであろう。

下の写真は5月にドイツに行った時に購入したルーディック・ライターのVフロントの靴である。
(ここではまだ紹介していないが・・)
3アイレットの典型的なVフロントデザインになっている。



このVフロントという形状は、外羽根式プレーントゥの中では特別扱いをされている。

一般的な外羽根式プレーントゥは、アメリカントラッドを代表するデザインでもあり、カジュアルっぽい雰囲気を持つ靴である。
ビジネス用にも定番として使えるが、フォーマル度は中くらいで、黒ならば結婚式に履いて行ってもまあ問題は無いだろう・・という程度の位置だと言われている。

しかし同じ外羽根式プレーントゥでもVフロントは扱いが違って、特に黒いVフロントの場合、フォーマル度はずっと高くなり、ストレートチップに次ぐとまで言われている。
恐らく羽根が奥に引っ込んでいるためズボンが被さると隠れて、先端のプレーンな部分のみが露出するからではないかと想像している。
(上のルーディック・ライターはブラウンなので特別フォーマル度は高くない)
旅行に履いて行く時などは、カジュアルな服装にも合うし、急のかしこまった場でも使用できるので、黒いVフロントはとても重宝する靴と言われている。

僕は外羽根式プレーントゥが好きであるが、Vフロントのデザインはあまり好きでは無かった。
プレーントゥの中でも特別扱いされるだけあり、ちょっと毛色の異なる靴に見える。
オールデンのようなドーンとした迫力を持つ外羽根式プレーントゥとは、また違った雰囲気を持つ靴である。

しかし最近、Vフロントの黒いものが一足あってもいいかな・・と思うようになった。
出張の際などに履いていくと便利ではないかと考えたのだ。
メーカーサイトなど見ていろいろ物色しているのだが、いざ探してみると意外に種類が限られており、なかなかいいものが無いことが分かってきた。
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活気


Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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増税を来月に控え、さすがに活気づいてきた。
特にこの休み明けは発注書が沢山入っており、処理と手配だけで一日かかった。
メールも多く入っているが、買ったばかりのコピー複合機にも受信したFAXが束になっている。

キャッシュレス消費者還元事業の関係で、増税後に購入したほうが安いので、増税前のピークは無くなるとも言われていた。
だが対象の販売店が小さいところに限られ、デパートなど販売力のある大手が入れない・・となると話が変わってくる。
そういうところが負けじとセールを仕掛けており、それにつられて買う人も出てきたのだろう。

しかし・・である。
何でもう少し早くからやらなかったの?
7月8月の売上が停滞してしまい、9月後半になりあと2週間・・というところで動き出してももう遅いよ。
ウチの商売では基本的に受注後生産なので、今から作っても増税までに納品が間に合うかどうかのぎりぎりのところなのだ。
種類が多い上、場所を取るので在庫が持てないのだ。

多分消費者の方も悪くて、お尻に火が付くまで動こうとしなかったのだろう。
というか、増税が迫ってみて、やはり買おうかな・・と気が変わったのかもしれない。
でも今更どうしようもない。
そろそろ月内の納品は難しいから断ろうかと話し合ったところだ。

売る方も買う方も、先を見越して動いた人の勝ちである。
中には先月から製品を発注してきて、倉庫に在庫を大量に持っているお店もある。
そういうところは注文が来てもどんどん出荷できる。
商売が上手いというのは、こういう事を言うのだろう。
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限界


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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五十肩で整体に通っている。
特別な治療院があることは先日書いた。
2019年9月12日の日記
そこにすでに2回通ってみた。

今日は休日だが営業すると言うので行ってきたのだ。
しかし正直今後はどうしようかと悩んでいる。
治療が余りに苦痛を伴うので、通うのが辛くなってきたのだ。

五十肩の場合、筋肉が固まってしまい腕が動かなくなっている。
それを強引に解こうというのだから、かなり強烈な治療になる。
リハビリと言えばその通りなのだが、あそこまで苦痛が伴うとなると、さすがにちょっと考えてしまう
何だか拷問に近いものを感じるのだ。

先生自身が大変熱心であり、業界でも傑出した存在なのだと思う。
あまり見ないくらいの勉強家で努力家である。
多くの医療機関が、程々で済ましているところを、徹底的にやろうとしてくれる。
それ故患者からの評価も高く、実際にそれで治る人も多いのだろう。

ただ僕の場合、たまたま治療箇所が他の人より痛みが伴うのか、あるいは僕自身が人より痛みを感じやすいのか・・・
腕を限界まで曲げて、そのまま更にグッと深く曲げられる。
それも連続して様々な角度を休むことなくやる。
それが我慢するのが難しい程の痛さで、堪えようとしても「いたたた・・・」と声が出て腰が浮いてしまう。
ちょっと痛いですね・・というレベルでは無いのだ。

昔父親から相手に胸ぐらを掴まれたら、こうやるのだと小手返しという護身術を習ったことがある。
相手の手の平を持ち、あらぬ方向に返すのだ。
これをやれば大男でも悲鳴を上げて動けなくなるぞ・・と言われた。
まさにそれと似たことを何度も何度もやられるのだ。

今日は最後にはぐったりして、少し気分が悪くなってしまった。
3時間近く治療を受け、荒療治は最後の30分くらいであったが、それでもあまりに痛くて疲れ果ててしまった。
施術中は、これに耐えなければ・・・と思い込んでいたが、考えてみたら本当にそうなのだろうかという疑問が生じてきた。
五十肩の人って皆こんな思いをするのだろうか・・・
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起きたら夜中


Z7 + NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

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隣町のイタリア料理のお店にディナーに行った。
シャルドネの特別美味しいシャンパンがあると聞いて、お酒はろくに分からないのにお願いしてしまった。
確かにピュアな味で美味しかった。

それで酔っ払ってしまったようだ。
帰宅後ちょっと横になったらぐっすり寝てしまい、起きたら夜中の1時を過ぎていた。

水が無いのを思い出して、近所のコンビニまで買いに行った。
雨が降っているのも知らなかった。
コンビニは夜の世界で、白人が大勢いて驚いた。
明日がお休みで助かる。

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