延期


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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街を歩くと東京オリンピックを意識した2020Tokyoの装飾が目に付く。
銀座では路上に一定間隔でロゴの入った看板が設置されているし、建物の壁面や工事現場の塀に大きく描かれているものもある。
お店でも2020というロゴの入ったグッズを販売している。
国を挙げてその方向を目指している最中に今回の騒動が発生した。

政府や関係機関は、現時点ではまだ開催の方向で進めているという。
しかし新型肺炎のパニックが世界規模で発生しており、これはやはり延期すべきではないか・・と多くの国民が思い始めている。
そもそも海外から日本に行くのさえ難しい・・という状況である。
参加する国々も、それどころじゃあ無いであろう。
周りでも多くの人が、もう今年のオリンピックは中止でしょう・・と話すのを聞くようになった。

いきなり発表しても衝撃が大きく、関係者や景気に与える影響が大きいから、様子を見ているのだろうか。
まあ言いたくても言えない事があるのが政治である。
もし延期になるのなら、その延びた期間を目一杯本番の準備に当てて、より充実したものにしていく・・といった前向きな考え方の方がいい。
オリンピック後の景気の減退を防ぐために、新しい都市開発のプロジェクトもいくつか進行中のようなので、それらと連携させて、より内容を進化させるのもいいだろう。

ところで延期だとしても中止だとしても、2020のロゴは幻となる。
幻のオリンピックのロゴを入れたグッズはどうなるのであろう。
少々虚しさが漂うが、後々には貴重なアイテムとなるかもしれない。
かなり出回っているから、価値が高まることは無さそうだが、持っていれば話の種くらいにはなるのではないか。
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