梅雨


フー、やっぱり梅雨は写真には向かない時期だ。
せっかくの休みなのにまた雨になりそう・・・

僕の住んでいるところは自然が少ないので、遠出しないと自然の風景は撮れない。
でも天気が悪いとわざわざ遠出する意味がないので、中止になる。
この繰り返しだ(笑)
出られる日は週に1日しかないから、確率はそうとう低い。

写真だけのことを考えれば、自宅の裏に山でも持っていて、すぐに撮りにいけるのが理想の環境だ。
現実にはやけになって道具だけ買い集める毎日・・・
やけ買いというやつか?
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質問


以前ナナオに電話して色空間の表示について質問した。
しかし話がややこしくなって、こちらも先方の女性も混乱してきたので、あらためて文章にしてメールで質問したところ、非常に丁寧な返事をいただいた。

まずは、sRGB対応モニタは実際にはsRGBより多少広い色域を表示できるはずだが・・・という質問に対する答え。

「sRGBモニタにおける色表現領域についてお答えします。
弊社製品に限らずsRGBモニターはほぼsRGBの領域と等しい色表現領域をもっております。
sRGBモニターはモデル性能差によりモデル毎に若干の色表現領域の差があり、sRGBよりも広い領域を持っているモニタもございます。
しかし、sRGBモニターの色表現領域がsRGBの領域より広くなっている部分はごくわずかであり、AdobeRGB領域とsRGB領域の差に比べると微々たるものとなります。
そのため、sRGBモニターにおける「モデル性能差による色表現領域の違い」は、画像編集などの作業環境を向上させるまでには影響しません。
sRGBモニターにて機種を選定する際には、色表現領域よりも色再現の正確さ・画面調整項目の豊富さで選定頂くことをお勧めします」

次に本当に聞きたかった質問。

sRGB対応(AdobeRGB非対応)のモニタで、Photoshopなどのソフトで作業空間をAdobeRGBにして、AdobeRGBで撮影した写真を見た場合、モニタが性能的に表示できない色はどのような色に変換されて表示されるのか?

「AdobeRGBのプロファイルにて撮影された写真をPhotoShop(カラーマネジメント対応ソフト)にて編集する際にsRGBモニターを使用する環境を想定してご説明させて頂きます。
お客様のご想像のとおり、カラーマネジメントに対応したソフトであるPhotoShopのAdobeRGB作業空間上にてsRGBの領域を超えた色については、ソフト上でsRGB領域におさまるように変換(圧縮)されます。
その変換方法の詳細につきましては恐れ入りますが、ソフトメーカーの方にお問合せ頂けますようお願い致します。
お取扱の画像にsRGB領域外の色が含まれていない場合には、sRGBモニターでもAdobeRGB対応モニターでも表示した結果はほぼ等しくなります。
その為、sRGB領域外の色を取り扱うケースが多い場合には、やはりAdobeRGB対応のモニターをご利用頂くことをお勧めします」

ということで先方のお勧めのモニタはColorEdgeシリーズと「FlexScanL997」・・・

基礎的なことからわかっていなかったが、これから察するに、色の変換はモニタとパソコン間ではなく、一般のアプリケーションソフトで行われているということだろうか・・・
また現実としてモニタがsRGBの色域以外はほとんど表示できないとしたら、AdobeRGBのデータをAdobeRGBの作業域で加工することは、モニタを通して見る作業ではほとんど意味を持たないことになる。
プリンタで出力する時点では差が出るので、当初のAdobeRGBのデータを保持しておくことは重要なのだろうが・・・
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18mmF3.5


Aiニッコール18mmF3.5S。
以前テストした時、K師匠からお借りし、この画角域でもっとも気に入ったレンズだ。
今回中古で入手したが、やっぱり気に入った。
当初20mmレンズにばかり目が行っていたので、このレンズの存在はちょっと盲点だった。

これで一応ラインナップは揃った感じがする。
超望遠は手を出すと破産しかねないのでK師匠にお願いすることにして(笑)、あとはモニタを買うのと、ツァイスを買うのと・・・

そういえばプラナーの85mmは明日発売らしい。
ぎりぎりで「6月発売予定」をクリアした(笑)
だいぶ前から予約を入れておいたのだが、カメラ屋から入荷の知らせが来ないところをみると、初回の少数入荷分からもれたか??
このレンズ、そんなに生産性が悪いのだろうか?
まあ急いではいないからいいんだけれど・・・(笑)

D2X + Ai Nikkor 18mm F3.5S
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GREEN


緑は難しい。
どう調整しても記憶と一致しない。
こんなものかな?と思っても、次の日に見るとやっぱりどこか違う(笑)

人間の目は緑色に特に敏感に反応するので、CCDの素子も緑が多く配列されていると聞く。
最近は意識して緑を注意深く見るようになった。
すると現実の色は意外に軽い色であることがわかってきた。
記憶の色の方が深みのある色だ。

僕の場合、緑色の記憶に対して何か心理的な力が働いているようだ。
普段緑と接する機会の少ない埃っぽい場所に住んでいるからかもしれない。
あるいは子供の頃、真夏のうだるような暑さの中を、一人とぼとぼと歩いた不安な記憶がよみがえるのだろうか?
画面上で少し黄色っぽいリアルな色が再現されると、あわてて青々とした涼しげな色に変えてしまうのだ(笑)

D2X + Ai Nikkor 18mm F3.5S
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ワイヤレス


最後に先日購入した接写用ワイヤレスリモートスピードライトのテストを行う。
コマンダーユニットと二つのワイヤレススピードライトからなるキットR1C1である。

ライティングの知識がまったくないので、まさに手探りの作業である。
その点、撮影結果がすぐに確かめられるデジタルカメラは便利である。
しかし何よりまず自分の価値観が確立されていないので、そもそもどういう写真がいいのかがよくわからない(笑)

とにかくまずライト2灯を200mmマクロレンズの先端左右に取り付けて撮影したのが上の写真だ。
花の本来の色がくっきりと出て、背景が暗く落ちる。
撮影の例を見てみると、先端に2灯並べて撮るなんて、芸の無いことはあまりやらないようだ(笑)




それではと1灯だけ外して別の角度から当ててみたのがこの胡蝶蘭の写真。
レンズ先端部右側から1灯を当て、もう1灯は花をさしている花瓶の裏側に置いてみた。
ブルーの透明なガラス製の花瓶だったため、それを通した光が花の後ろから当たり、こういう写真になった。

もう少し絞りたかったのだが、スピードライトに同調してシャッタースピードが固定されてしまい、思うようにいかなかった。
勉強不足である(笑)
何か方法があると思うので、ちゃんと調べておかなくては・・・

D2X + Ai AF Micro Nikkor ED 200mm F4D(IF) + R1C1
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マクロ2点

胡蝶蘭はグロテスクなので(笑)、花を変えてみる。

下の写真はAiマイクロニッコール55mmF2.8。
なぜか今回の製造中止のリストから外されたマニュアル・レンズだ。

この被写体にはよく合っていたようで、色のりが良く細部まで克明に写っている。
ファインダーを覗いた時に既にそれがわかった。
普通の標準レンズとして使うと、ニコンっぽい抜けの悪さも感じさせるレンズなのだが・・・



D2X + Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S



一方こちらは先日購入した望遠のAFニッコール300mmF4。
それにエクステンション・チューブのPN-11を付けて撮影してみた。



D2X + Ai AF Nikkor ED 300mm F4S(IF)

やはりそこはかとなく甘さが漂う。
望遠として使用してもイマイチのレンズだが、マクロ撮影でも同じような結果になる。
これでは何のために買ったのか・・・(笑)

もしかするとレンズの固定方法に問題があるのかもしれない。
これに挫けずしつこくトライしてみようと思う(笑)
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マクロテスト 7 AF200mmF4


これはいつものAFマイクロニッコール200mmF4。
これじゃあ比較できない?(笑)
今回の被写体では200mmF4がベストとは言い難かった。
このレンズは非常に強いタッチの描写をするので、花などの撮影には向かないことも多い。



D2X + Ai AF Micro Nikkor ED 200mm F4D(IF)
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マクロテスト 6 EL-Nikkor 50mmF2.8


本来こういう目的で作られたレンズではない。
ひと目見て他のレンズと描写の仕方が違うのがわかる。
フラットでピーク感のない妙に生々しい画像。
同じEL-Nikkorの105mmにも共通したものを持っている。
非常に面白いレンズだ。
(レンズ本体の写真は昨年12月26日のブログを参照)



ボーグのM42ヘリコイドシステムのリングを適当に組み合わせて撮った。
適当に組み合わせたところ、このような画角になった。
ピントを合わせるためのヘリコイドが無いので、それも付けてやらなければならない。
また105mmと違って50mmは無限遠が出ないので、マクロレンズとしてしか使えない。

このレンズも既に生産終了になってしまった。

D2X + EL-Nikkor 50mm F2.8N
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マクロテスト 5 タムロン90mmF2.5


今回の被写体にもっとも合った1本だろう。
あえて少し絞り込んだ写真を載せてみた。

有名なタムロンの90mmマクロレンズシリーズの初代にあたる52Bというモデル。
このモデルの画質がシリーズで一番良いと主張する人もいる。
ボディがボロボロになったものを入手しておいた。
(本体の写真は2月27日のブログを参照)

マウント部分交換式(アダプトール2)になっていて、これにはニコンAiマウント用が付いている。



残念ながら絞り羽根の動きが渋く、思うように写せない。
実力がありそうなので惜しい。
最新のAFモデルも欲しくなってきた(笑)

D2X + TAMRON SP90mmF2.5 Model 52B
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マクロテスト 4 トキナー90mmF2.5


「NASA設計の世界一シャープなレンズ」といわれたビビター90mmF2.5マクロ。
そのトキナーバージョンである。
もともとトキナーで作られていた。
(レンズ本体の写真は昨年11月7日のブログを参照)



細やかかつシャープな画質という印象がある。
このクラスのベストの1本だろう。
光沢仕上げのビビターバージョンも持っているが、どちらかというとトキナーの方が好きだ。

D2X + Tokina AT-X MACRO 90mm F2.5
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マクロテスト 3 Nikkor Auto 55mm F3.5 + M


古いマイクロ・ニッコールの55mmF3.5。
銀色の鏡胴を持つレンズだ。
ルールスレット評では、通常撮影2点、近接撮影5点という極端な評価が与えられている。

専用エクステンション・チューブの「M」が用意されている。
レンズ本体の写真は昨年の10月23日のブログを参照。
エクステンション・チューブMを装着した状態での写真は11月10日のブログに載っている。
Mを付けると至近距離にしかピントが合わなくなる。



このレンズで撮った写真はなぜか黄色味が強くなる。
コーティングのせいだろうか?
ホワイトバランスの調整で消すことは出来るが、今回は比較のため少し残した。

本来ピントの合う範囲がラインになって見えるほどのシャープさを持っているのだが、今回の被写体ではいまひとつ実力を発揮できていない。
被写体には得手不得手があるようだ。

D2X + Micro-Nikkor Auto 55mm F3.5 + Extension Tube M
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マクロテスト 2 Panagor 55mmF2.8


次は手に入れたばかりのパナゴール55mmF2.8マクロだ。

非常にシャープで優秀なレンズで、標準レンズとして使っても申し分の無い性能を有している。
別にパナゴールで作っていた訳ではなく、エリカー製という話だ。
メーカー数社にOEMで出されており、ビビター・ブランドで売られていたものの方がポピュラーだろう。



マクロレンズとして使っても、ほどほどにシャープでまっとうな画質。
レンズ本体の写真は6月18日のブログで紹介している。
このレンズは値段も数千円とこなれているので、海外オークションをする人にはおすすめだ。

D2X + PANAGOR PMC AUTO MACRO 55mm F2.8
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マクロテスト 1 Ai20mmF3.5S+K1リング


秋葉原にいると何故か暗い気分になるので(笑)、早々に家に帰ってきた。
せっかくの日曜ではあるが、梅雨のため天気が悪く、思うように写真が撮れない。
そこでマクロレンズのテスト撮影をしてみることにした。

近所の花屋で胡蝶蘭をひとふさ買って来た。
レンズを入れてあるプラスチックの防湿ケースの中から、マクロ撮影の出来るレンズを適当に選ぶ。
といっても僕の集めたレンズだから、一般的なものは少ない(笑)
今年の夏はどのレンズを持ち出すか、あらかじめ性能を見ておこうというわけだ。
あくまで私的なテストなので、あまり参考にならないかもしれない。

まずは懸案の(?)Aiニッコール20mmF3.5SにK1リングを取り付けたもの。

このレンズ、面白いことにルールスレット評での性能評価は3点。
しかし接写用リングを付けて近接撮影に使用すると満点の5点になる。
その画質が見てみたくて、あらかじめ安く入手しておいたのだ。
(レンズの外観は今年の2月12日のブログを参照)
接写用リングにはニコンF時代のリングから一番薄いK1を選ぶ。



なるほど接写で使うとずいぶんとシャープになる。
普通に20mmのレンズとして使うと何だかぱっとしないレンズである。

20mmマクロという非常に珍しいレンズの誕生だ。
どのように使うと生きるだろうか?

レンズのすぐ目の前に被写体がくる。
絞りを変えようと手を伸ばしたら被写体に触れて失敗してしまった。

D2X + Ai Nikkor 20mm F3.5S
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モニタ


ここは駅前だけどまだ残っている。
ここの2階もよく行ったなあ・・・
ビルの老朽化を考えると、たしかにもう限界ではある。

昨日ヨドバシでナナオのパソコン用モニタを見た。
階調表現の豊かな液晶モニタが欲しかったのだ。
良かったら買うくらいのつもりで行ったのだが、見ているうちにそう簡単ではないことがわかってきた。

現用パソコンのグラフィックスボードがエントリークラスのもので(ワークステーションの安売りを買ったから)、ちょっと貧弱であることに気付いたのだ。
そのため話はパソコンのグレードアップにまで発展してしまう。
ヨドバシの自作パソコンパーツのフロアなども見たが、結局購入意欲を無くして帰宅した。
今のDELLのTFT20インチでもいいかなあ・・という気分になった(笑)

ナナオの人の話では、写真の加工にはやはりL997がお勧めらしい。
L997は今となっては発売時期が古いので、お店で最新のコントラストの高い新型と比べると一見ぱっとしないのだが、写真の加工にはそういう方が向いているのだ。

D2X + Ai Nikkor 18mm F3.5S
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ヨドバシアキバ


ヨドバシカメラの品揃えは凄い。
ふつうは置いていないものも、たいてい揃っている。
しかも店員さんの知識も充実している。
前にも書いたが、ネット通販に対抗するための、ひとつの答えであろう。

きょうはレンズを見て、カメラの小物を見て、モニタを見て、パソコンのパーツを見て、Mrs.COLKIDに頼まれたダイソンの掃除機のカタログをもらって・・・
すべてがこのビルの中だけで済んでしまうのだ。

その後ぶらりとオーディオのコーナーにも立ち寄ってみた。
驚いたことに自作用のパーツや長岡式スピーカーまで置いてある。
スピーカーケーブルを巻いたリールも、ずらりと数十種類並んでいる。

真空管アンプの品揃えが充実しているところを見ると、やはり団塊の世代狙いかもしれない。
一般向けホームシアターセットでは我慢できない、一言あるお客さんがいるのだろう。
奥さんを連れてきて、とうとうと説明している中年の男性客もいた。

店員さんに頼んで、タンノイとクォードと、あと名前の良くわからないヨーロッパ製のスピーカーを聞かせてもらった。
店頭での試聴だから、例によって辟易するような音ではあったが(笑)、それでもちょっと懐かしい気分になった。

D2X + Ai Nikkor 18mm F3.5S
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