久々に散歩


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

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久々にカメラを持って散歩に出た。
と言ってもこのような状況であるから、混み合う場所はなるべく避けたい。
結局勝手知ったる銀座を軽く歩くことにした。

非常に天気が良かった。
少し肌寒かったが、空気が澄んでいて、歩いていて気持ちが良かった。
こういう天気の日の東京は被写体が多い。
短時間歩いただけだったが、ブログ用の写真を数枚補充することが出来た。

なるべく人混みに入らず、エスカレーターの手すりなどにも触れなかった。
近い距離での人との会話を避け、人の正面に立つことも無いよう気をつけた。
アルコールのティッシュを持ち、定期的に手を拭いた。
その気になって歩けば、意外に接触を避けられるものだ。

銀座の人の出は程々であったが、やはり多くは日本人のようだ。
たまに白人も歩いているが、旅行者というより日本に住んでいる、あるいは仕事で来ているらしき人が多かった。
東洋人の話す言葉はほとんど日本語である。

喫茶店などを見ると、空席がちらほら見える。
旅行者がいないのでデパートなどの売上は惨憺たるものかもしれない。
しかし並ばなくても、お茶を飲みたい時に飲める銀座なんて久しぶりである。

人でごった返しておらず、お店がちゃんと機能しているところを見ると、こちらが本来の街の姿なのではないかとも感じた。
今回の騒ぎで、インバウンド狙い、グローバル依存の恐ろしさ、脆弱性を思い知ることとなった。
経済的に成り立つものであるなら、こういう銀座の方が望ましいようにも感じる。

その後、ずいぶん悩んだが、思い切って床屋に行ってみた。
もうしばらく行けず、髪がけっこう伸びているのだ。
電話してみると意外に混んでいて、1時間ほど後の時間を指定された。

先週、先々週の週末は、ほとんどお客が来なかったという。
これは大変なことになるかと思ったそうだが、今週はけっこう一杯である。
結局先週来られなかった人たちも来ているのであろう。

いつまでも家に閉じこもっていては、世の中が駄目になってしまい、結局は自分の首を絞めることになる。
皆がそういう恐怖を感じているのが、床屋での会話から分かった。
多くの人たちが、やんわりと活動を開始し始めているのを感じた。
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