まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.2060 滋賀の旅、1月編(3)・・・気の早い春の姿が

2024-03-29 07:50:53 | 旅行記
よろしくお願いします。













1月の滋賀の旅は大津市から始まり、草津市、守山市、野洲市と重要文化財巡りで駆け抜けました。前回の後半では新幹線巡り、そして今回の1番目のゾーンでも新幹線に会いに行こうシリーズは続きます、野洲市にある重文の神社を巡った後、その場所から見える新幹線を撮りました、この旅で見る最後の新幹線となります。


JR篠原駅の手前からは国道477号線を走ることに、滋賀に来た時はよく走る国道ですが、幅の広い幹線部分もあれば町中を通る地元の雰囲気が漂う区間もあり、走ったことがない部分には山深い部分もありなど自分的には謎多き道の位置づけとなっています。その地元の雰囲気を感じる区間を抜けて近江八幡市から再び野洲市へ、ここはもう走り慣れた所で途中のコンビニで昼食休憩、その後は野洲川に架かる橋を過ぎた所で国道から離れて川に沿う自転車道へと入る。真正面に頂上に雪が被る比良山系を見ながら走る道は寒風をまともに受ける所、以前夏に走った時は緑の絨毯を敷き詰めたような田園風景も今は色がなく枯れた風景、春が待ち遠しいところですが・・・




















・・・その春が一歩早くやって来たような所へとたどり着きました。琵琶湖が見える湖岸道路へと入り湖からの風を受けて更に寒さを感じるところ、しかし先を進んで行くとたくさんの人で賑わっている場所、海浜なぎさ公園へとやって来ました。ここは以前にも取り上げたことがありますね、早咲きの菜の花が咲く所、一昨年は3月に訪れて間に合わなく昨年は2月に訪れて人の賑わいは合ったものの菜の花は萎れていてちょっと元気がなさそうだった。まだ年が明けたばかりなのに花はもう満開、しかも今年は雪が少ないせいか首が折れることもなく背がピンと立つ姿を見せていました、奈良より寒いところなのに奈良より一足先に春を感じることができる場所でした。朝早くから走り始めた旅も冬は夕暮れが早い、大津市に着いた時にはもう空が暗くなり始めていた。少しだけ残る明るみの下で琵琶湖を写真に撮って遠くに見える琵琶湖大橋に照準を合わせると、橋に続く対岸の風景・・・海浜なぎさ公園の横にある3棟のマンションなど・・・が蜃気楼のようにユラユラと揺れていた、ここにも少し早い春を感じることができました。















さて、センバツは4強が出そろいました、大阪桐蔭は2年続けて報徳学園に敗れてしまいました、智辯学園、近江と関西勢に負ける辺りそろそろ強さに翳りが見えてきたのでしょうか。星稜は夏2度の準優勝ありでも春は初めてのベスト4、もし優勝することがあるなら石川県としては初めてのこと、元日に大きな地震があっただけにちょっと出来過ぎた話やな~、と思ってしまいそうですが果たしてうまく行くでしょうかねえ。一方対戦相手の健大高崎は3年前のセンバツで天理に負けているのですが、仙台育英、山梨学院と天理に負けたチームがその後優勝と言うことでフラグが立ってしまいました、3度目の正直となるでしょうか。いよいよ大詰めのセンバツですがやっぱり地元が出てないと気分は盛り上がらないですね~、お楽しみは夏に持ち越しとなってますがここまで残っている4つの地区はやっぱり楽しみなところでしょう。特に石川県としては初めての優勝がかかるところ、ただ星稜がねえ~、負の連鎖を纏っているイメージがあるだけにどうでしょうかねえ・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2059 しまなみの旅2023年(6)・・・晴れの国岡山県へ

2024-03-27 08:18:58 | 旅行記
よろしくお願いします。











大晦日の走りは今回が2回目、前回は鞆の浦での巡りの記録をお送りしましたが、一番心配だった雨は早速威力を発揮しての降りとなり、途中10分ほど雨宿りする羽目となりました。それでも鞆の浦を離れる時には雨もやみ、雲の間から光も差し込むようになりました、ただこの時期とは思えないほどの暖かさ、やはり気候はこの先も心配が付きまといます。さっき走ってきた道を戻る形で小さな峠を越えて芦田川に架かる橋を渡る、そのまま真っ直ぐ進んで行くとやがて国道2号線に突き当たる。国道を少しだけ逸れた所にあるのがJR東福山駅、新幹線に乗っていて福山に到着する前にスピードが落ちた時に進行方向左手側に見えてくる駅、今回は逆にそこから新幹線を臨むわけですが、その模様についてはこの旅にての新幹線に会いに行こうシリーズにて。駅の横にはJR貨物の東福山駅があって、構内にはたくさんのコンテナを積んだ車両が停まっていた。


















国道2号線を新幹線と山陽本線に沿って岡山方へと進んで行く、地図サイトを見ると国道に沿う形で鴨方往来と言う旧街道が通っている、興味をひかれたのでそちらへと入って行く。住宅地の中の道は急な上り坂、その上り詰めた所に英数学館と言う学校名が見える、何年か前の広島県の夏の予選で広陵にジャイアントキリングを果たした高校です、いずれは広島の強豪へと育っていくのでしょうか。鴨方往来はここから急な下り坂、今度は下りた所に銀河学院とこれまた変わった校名の学校を見かける。結構な峠を越えたのだがここはまだ福山市、JR大門駅を過ぎて再び国道2号線に入るとやがて岡山県へと入る。2023年最後の日にしてこの年初めての岡山県、一昨年はウエストランドがM1を獲り千鳥が快進撃、昨夏の甲子園ではおかやま山陽が日大の付属校を立て続けに破って旋風を巻き起こしました。ドラマから映画になった『推しが武道館に・・・』も岡山が舞台、これ余談なのですが最近よく見かけるJTBのCMに出てくる女の子、どこかで見たことあるな、と思って検索してみるとかつて朝ドラ『とと姉ちゃん』で末妹・・・だから杉咲花の子供の頃を演じていた子とあった、これ前にも見たなあと思って更に検索してみると『推し武道』の舞奈ちゃんをやっていた子だった。ドラマや映画では笑わない暗い感じだったのでCMでは随分印象が違うなあ・・・と、まあどうでもいい話ですね。




















さすがに「晴れの国」を名乗る岡山県だけあって、笠岡では太陽が姿を見せてくれた、これはもう勝利宣言を出してもいいくらいかな・・・と思ったが、浅口市に入った辺りではまた曇り出してきた。浅口市、何か馴染みのない市の名前だが元は浅口郡だったのが市に昇格した感じ、奈良で言うと宇陀市みたいなもんか。その新代表駅が鴨方駅、そしてその次の金光駅は大きな宗教施設の本部がある所、まあ見物していこうとは思わないがこの辺りは最終目的地を倉敷駅へと変更していたのでサラッと通り過ぎて行く。この辺りから国道2号線は自転車で走りにくくなるので山陽本線が近くを通る地元の道へと入る、遠くからは新幹線の走行音も聞こえてくる、次が新倉敷駅だからそろそろ姿も見えてくるはず、いい場所があればまた写真を撮ろうか・・・と思っていると空模様がいよいよ怪しくなってきた。寒くはないが風がきつくなり黒い雲が辺り一面を覆てきて、間もなく雨が降って来たかと思うとすぐに横殴りに襲ってきた。駐車場で雨宿り、旅も終盤でゴールも近い、もうこれくらいの雨ならすぐにもやみそうだしこの先も何とかなるだろう。20分ほど雨宿りして雨も止んだので再び走り出す、空は一気に雲が取れて青い部分も見え始めてきた、さあ、JR倉敷駅へ向けてラストスパートは重要文化財巡りを兼ねての走りです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.2058 徒歩で京都を重文巡り(2)

2024-03-25 10:07:08 | 文化財
よろしくお願いします。














天気の悪い日が続いていますね~、こないだの祝日が雨、この土日も2日続けて雨、それでも家にいるのは嫌なので歩きでちょっと行って来たのですが、その記録はまたいずれの機会として、今回は歩きで京都を巡った記録の2回目です。前回は妙心寺から始まり嵐電乗車を挟んで平野神社、更には大河ドラマで強烈なキャラクターを放っている花山天皇の陵へ、更には閻魔様を祀る寺院へと巡りました。今回まずはその寺院から歩いて割とすぐの所にある大報恩寺、たくさんの人が訪れていて境内にはテープでお経が流れていて何か賑やか、その中にデ~ンと構えた本堂はこの日初めて巡る国宝です。国宝とは重要文化財の中でも特に価値の高いものとして指定されているもの、と言うことでつながりがあるものだと言うことを再確認しておきましょう。

















白峯神社に立ち寄った後は今出川通を東へと進んで行く、次の目的地は世界文化遺産にも指定されている東山慈照寺、この寺院については次回一枠まるごと設けてのお送りとしておきます。烏丸通を過ぎると向かって右側の森が京都御所、一方の左側には洋風の建物が見える、この建物群が同志社大学でその中には登録有形文化財の建物もいくつかあるみたいだが、その時は確認ができなかったのでとりあえずそれらしい建物を写真に撮ることに。更に鴨川を越えて東大路通が交わる百万遍交差点を過ぎた所にあるのが知恩寺、現在の正式な寺院名は百萬遍知恩寺、となると気になるのが交差点にも寺院にもついている「百萬遍」とは何ぞや?↓↓↓

「自身の往生、故人への追善、各種の祈祷を目的として念仏を百万回唱えること」

wikiには百万遍念仏についてそう説明されている、ただ百万遍知恩寺と言う寺院名は宗教法人としての名称、もちろん上記の念仏からの由縁もあるが近くの交差点から名付けられたイメージも感じさせられる。


















東山慈照寺・・・くどい言い回しはやめましょう、銀閣寺のことです・・・の来訪を終えて京都市内での重文巡りも後半戦、ここまで結構な距離を歩いてはいるのですが疲れは全く感じません、まだまだ行けますよ~。次に訪れた眞正極樂寺から金戒光明寺は参道が一続きになっているので分かりやすかった、目指す重文の三重塔は小高い丘の上で長い階段を上らなければならない。途中で振り返ると京都タワーが見えているが、天気が良ければ大阪、あべのハルカスも見えるらしい・・・と言うことで写真を撮ってみたのですが、やはりぼやけていて何も見えませんねえ~。その後は春日北通を進んで生八つ橋でもお馴染みの聖護院へと寄ったのですが、この日はイベントがあるらしくてたくさんの人で境内はあふれていて、目指す重文にはたどり着けなかった。京都市内での巡りも残りわずか、その後は京阪電車で宇治へ行くことにしています、その記録は次回の次回としておきましょう、次回は銀閣寺です、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2057 季刊・馬見丘陵公園、2024年1月~3月

2024-03-24 19:22:36 | 
よろしくお願いします。


[1月]













・・・【1】

今年も馬見丘陵公園散策の記録をひと月ずつ、3ケ月まとめで1年に4回、季刊でお送りしていきます。まずは1月、年が明けて年末から引き続いて暖かい日が続いていたのですがこの日も割と暖かかった、ただ天気予報は少し優れませんでした。まあそれでも寒さは普通にあって少しでもちょっと早い春を探したいところ、実はここに来る前に稗田環濠の畑で菜の花を見かけました・・・この翌日に滋賀に行ったのですが守山市の早咲きの菜の花も満開でたくさんの人が訪れていました、その模様はまた滋賀の旅で取り上げることにしましょう・・・、やはり暖かさが少し勝っていて気候を狂わせているのでしょうか。気が早いと言うことで期待していたのは蝋梅、昨年は2月の来訪で満開でしたが今年はもうこの時点で咲いていました、曇天に黄色の花が映えていました。


[2月]



・・・【2】










蝋梅はこの時期が満開、さすがに先月よりも見頃と言った感じ。同様にこの時期見頃を迎えていたのがオタフクナンテン、公園の至る所で見ることができますが、花は咲かなくても葉が赤に色づき午後の太陽の光に眩しく照らされていました。日差しはあって暖かい日でしたが日毎の寒さとの繰り返しは相変わらずのこと、本格的な春はまだまだと言ったところ。そんな中で2月で一番人で賑わうのが南エリアにある梅園、梅の花はまだ満開とは行かないがそこそこの咲き具合で、たくさんの人が訪れてはスマホのカメラを花に向けていました。梅の花が主役になれるには時期はまだちょっと早いかも、来週は再来週って辺りかな、それとも来月来た時には主役になっているのかな・・・?


[3月]



・・・【3】

・・・【4】

・・・【5】




・・・【6】






・・・と言うことで3月の来訪、園内各所でチューリップの植栽が行われています、いよいよ春の訪れが本格的に始まった感じです。中央エリアを経て南エリアへ、以前は特に見所もなくスルーさえしていた南エリアですが、最近はこのエリアが主役になることが多くなった感じ、コキア、梅園、蝋梅、大きな古墳もあってしかも人もあまり多くなくて落ち着いた雰囲気、今回もその雰囲気を楽しんで行くこととしよう。跨線橋を渡り古墳の池の畔に咲いているのはカンヒザクラ、別名で「ガンジツザクラ」とも呼ばれるから正月に咲くのかと思えば旧正月の頃、ちょうどこの時期と言ったところでしょうか。丘の上に咲く蝋梅はもう見頃が過ぎている、更に先へと進んで行くとたくさんの人の賑わいの声が、そこに咲いているのは河津桜でちょうどこの時が見頃となっていた。まだまだ寒くてサクラの開花予報は出ているもののホントに大丈夫?と言いたくなりそうだが、ここは一足お先の春の風景、名前にサクラって付くなら何でもいいってのも春の訪れが待ち遠しいからでしょう。

[この花何て名前・・・のコーナー]
【1】ハボタン  【2】プリムラ  【3】ミモザ  
【4】チユウキンレン  【5】ボケ  【6】カンヒザクラ

明日はセンバツやりますかね、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2056 お茶の町から城陽市へ

2024-03-22 07:52:04 | まち
よろしくお願いします。















今回は京都南部の町を重文巡り、三角点巡りを兼ねてのチョイ走りです。まあ京都と言うと今回センバツは2校出てるんですよね、今日(20日)は京都外大西が山梨学院と対戦、外大西は知り合いがOBなので応援していたのですが、さすがに昨年の優勝校にはかなわなかったですねえ。前半はいい試合してたんですけど雨で調子を狂わされてしまったんでしょうか、最後は大差で敗戦となりました。それにしても山梨学院は強いわ、これからより強くなるチームが段階を踏んでステップアップしていると言った感じ、さすが吉田監督ですね、次は門馬監督率いる創志学園、名将対決が楽しみなところです、さあ、本編と行きましょう。
京都南部のチョイ走り、まずは木津川市、市の中心部から北へと進んで木津川を渡って上狛地区へと入る、ここには名前が知られたお茶の製造工場がある。CMでもお馴染みの伊右衛門緑茶がここが製造元だったんですね、工場群の中に細い道を入って行くと自動販売機が全部伊右衛門でした。その後は上狛の環濠集落を抜けて線路を越えて山の方へ、急な坂を上って鬱蒼とした森の中にある神社の参道へとたどり着く。長い石段を上った所にあるのが松尾神社、誰も来なさそうな場所にあるひっそりとした神社だがそこの本殿が重要文化財、むやみに観光に走るのは気に食わないがせっかく格のある建物を有しているのだから、地元がもっとアピールしてもいいのでは、と思いながら木津川市を後にします。
















山城古道を進んで行って城陽市へと入ってまずは酒蔵巡り、銘柄が「城陽」と地名そのままだが販売所の駐車場には車が何台か止まっていて買いに来ている人も多そう。先へと進むとJR長池駅、JR奈良線の隣の城陽駅が市の中心駅となっているが、むしろこちらの方が市の玄関口と言った感じ。いつもは京都や滋賀へ行く時にトイレ休憩で立ち寄る駅だが今回は町を濃密に巡ってみることに、駅前の案内板を見ると長池駅周辺にも多くの見所がある。駅前を通っているのが山城古道で、そこから少し奈良方へ戻った所にある役目を終えた元郵便局の建物・・・写真5枚目・・・の瓦には〒マークが施されている。その後は国道24号線の信号を渡ってアルプラザの脇の道を少しだけ行くと荒見神社にたどり着く、ここの本殿が重要文化財、城陽市にはこれ以外にも重文があるみたいなので行ってみることとしよう。

















そんなわけでJR城陽駅の脇を過ぎて坂を上った所にある水度神社、その後は駅の東の小高い所にある住宅地を抜けてJR奈良線の沿いにある久世神社と重要文化財巡り。久世神社は以前万葉歌碑巡りで来たことがありました、これ余談ですけど、神社の奥・・・JRの線路に沿う部分・・・には森があってここは前に『ニュースおかえり』のNDYのコーナーで訪れていた所、戦時中にはこの森が掩体壕として使用されていたとのことだとか。「掩体壕」聞き慣れない言葉なので調べてみると、戦時中に軍用機を隠していた場所だとある、放送でのテーマは久御山町に三角形の田んぼが多いのはなんでやねん?とのことだったが、戦時中はその場所に飛行場があって掩体壕として使用されていたとのこと。今はそんな形跡など滅多にうかがえなくなっているが、精華町にも軍用船用の鉄道が走っていたりで、観光地として空襲に狙われなかった京都にはいろいろと戦争に関係する施設があったようです。ちょっと長い余談になってしまいましたが、その後はいつも走る道へと出ていつもは通り過ぎる廃寺や古墳を相棒君を止めての巡り、歴史のある遺構も多い城陽市、いつもは脇役にまわしてしまう町を今回は主役にして巡りました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち