まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.382 相模路(4)・海と電車と

2016-01-30 19:35:36 | 旅行記
おはようございます。


センバツの出場校が決まりました。奈良県からは今年は朱色の方が出ることになりました、近畿大会は準々決勝で大阪桐蔭に完敗したのですが、ベスト8敗退4校の試合内容からまず近畿枠5番目として選ばれたようです、まあ順当と言ったところでしょう。出場校を見てみると青森から強豪2校、関東一、敦賀気比、大阪桐蔭、龍谷大平安はもう御馴染み、神宮優勝の高松商は第1回のセンバツ優勝校、去年の鳥羽もそうですが長年の名門の歴史は世紀を越えても廃れないのが高校野球のいいところだと思います。まあ長年の歴史があっても初出場校にコロッと負けるチームもありますが、奈良とか和歌山に・・・そして寂しいのが奈良県の天敵、神奈川県からは出場校がなかったと言うこと、去年の夏は全国優勝している所なのに春はそうなってしまうのがまたセンバツの難しいと言ったところ。智辯学園には高校ラグビーの天理の敵を討ってもらおうと思っていたのですが・・・、でも出場校の名前だけ見てたら智辯、今年はマジで優勝狙えるかも、と始まる前は何とでも言えるものです。





さて、今回はそのセンバツ出場が叶わなかった神奈川県を走った時の記録、江ノ電の各駅巡りの走りも佳境に差し掛かってきたところです。








極楽寺駅から緩やかな坂を上って線路の真横を進んで行くと民家が建ち並ぶ所へと出てやがて次の稲村ヶ崎駅、この辺りに来るともう海が間近に感じてくる。この駅はもう何年も前に江ノ電に乗った時に下りたことがある駅、その時は寝台急行から乗り継いでの朝速い電車で、この先にある砂浜でテントを張っていた友人に会いに行った。その後江ノ電とJRを乗り継いで箱根へ、自分(一人称)の箱根デビューであり鉄チャンを辞めるきっかけにもなった旅だった。
海沿いの国道の方には行かず、住宅地の中の道を進んで行く、ここも線路が真横を通っている道で電車の姿もバッチリ収めることができる所。線路の向こう側は崖になっていてそこに建つ家だけのための踏切がある、よく旅番組などで紹介される場所である。前方、景色が開けてやがて国道134号線に合流する所、左手には青い海、その向こう側には江の島が見えてくる。









国道は両方向とも交通量が多く横断歩道もないので、ここは反対車線側の歩道を行くことにする、何とか自転車が走れるスペースはあるが歩行者には注意して行かなければならない。それにしても眩しいくらいに青が映える海と空、本当に天気に恵まれて今のところ最高のシュツエーションで旅は進んでいる。海の向こう側に見える江の島、『こころ旅』ではキューピー島とか言われていたが、ここから見る限りではキューピーさんには見えない。少しスピードを緩めて歩道を走って行くとやがて次の七里ヶ浜駅、国道から少し山側に入った所にある。駅は有人でホームには入ることはできない、裏の高台からその様子を写真に撮ってみるが、1面しかないホームには両方向に電車待ちしている人が多く結構賑わっている様子。その後駅舎前へと戻り線路沿いの道で電車を狙ってみるが、外から見ても車内は満員だと言うのが分かる、やはり人気の観光地に人気の路線、その中心地、江ノ電を象徴する風景はもう少し先のことである。






七里ヶ浜駅を後に線路沿いの道を行くが、ここはよくドラマやCMでもお馴染みの所、道と線路の間に仕切りがなく電車がすぐ真横を通っていく。道はすぐに国道と合流するが、横の江ノ電の線路はそれまで単線だったのが、その部分だけは複線になっている。ここは峰ケ原信号場、両方向から単線を進んできた電車はここで上下線が車体を真横に合わせて交換する、確か『ブラタモリ』でも紹介されていましたね。さっき七里ヶ浜駅で電車を見たばかりなのでここでの交換は見られなかった、二つの車両が並ぶ姿、10分くらい我慢したら見ることができたが先を急ぎたかったので今回はお預け、次回への宿題としておいた。さて、次回はいよいよ江ノ電を象徴する風景の第1弾となるあの駅へと向かいます。そして自分(一人称)はこれから大和郡山へ、2週続けての映画を観に行ってきます、さあ、時間となってしまいました、今回は是にて終了としておきます。

No.381 精華大通

2016-01-29 11:38:36 | チョイ走
おはようございます。









奈良マラソンが開催された日、前回はお茶の工場が建ち並ぶ木津川市上狛の町並を紹介しました。そこから北へ山城古道となる道を少しだけ進んで開橋で木津川を渡りました、その写真が3枚目のもの。その前の写真はとある場所で撮った紅葉の模様、季節の移り具合がどうもおかしいためか、もう年末だと言うのに真っ赤に目に映える風景を見ることができました。確かに去年の秋はこれぞ紅葉と言った風景はほとんど見れなかったもんなあ、どうも地球の気候はだんだん変な方向に向かっているようだ。









JR祝園駅の北側から府道22号線に入る、と言ってもJR学研都市線に沿う狭い道ではなくて、それよりも山手を走る広い道の方、この道は今はこの北の方で途切れているがこの先は京田辺市の方を通っている府道22号線とつながる予定。以前京田辺側のこの道をつながってないのを知らずに走っていて、同志社山手のニュータウンで迷路のような道に迷い込んでひどい目に合ったことがある、やっぱり走る前には確認が必要と言ったところだ。
府道を南に進んで精華大通に入る、ニュータウンと学研都市の中を東西に貫く広くてきれいな道だ。日曜日の午前もまだ早い時間で車は少なく、歩道も人の姿はほとんど見かけない、奈良マラソンで道が規制されているとは言ってもこちらの方には影響は及んでいないみたいだ。冬枯れした並木道、沿道にはきれいに整備されたけいはんな記念公園やいろいろな会社の研究機関の施設、国会図書館など自分(一人称)とは縁のない建物が並んでいる。









初めてここを走った時に気になったのが写真2枚目にある『ATR』のバス停、「何やこれ?」どっかのアイドルグループみたいなバス停名だ。その向かい側にあるのがけいはんなプラザホテル、その手前にあるのが写真3枚目~6枚目にある大きな日時計、ちょうど空は晴れていて太陽も南の空に浮かんでいる、日時計の柱の影がちょうど今と同じ時間の場所を指している。その文字盤に当たる所は写真を見てもらえれば分かるように、迷路みたいな造りになっていて普通に歩くには結構苦労する所、その形がなかなか面白いのは行ってもらえれば分かることでしょう。








精華大通はこの先の交差点で終わりとなる、ここまではニュータウンの中を貫くように走って来たが、ここから1本北に行った道はもう風景がガラリと変わって、昔ながらの民家が建ち並びすぐそばには山がそびえる道となる。この道を西の方へ向かって進んで行くと、やがて道幅は狭くなりくねくねと曲がりくねった上り坂となる。さっきまで走っていたニュータウンの風景は眼下に見渡すようになるが、道は曲がりくねっているのですぐに見えなくなってしまう。やがて上り着いた所が一番最後の写真にある所、ここからもう少し進むと道は二つに分かれていて、右へ行くとすぐに京田辺市、左へ行くとすぐに生駒市に入り、ここはちょうど3つの市と町が交わっている所となっている。しかも大阪府枚方市にも近い所なので文化圏がどの方向に向いているのかが分からない、どの市も中心地が遠いので町の文化から隔離されてしまったような感じがする所である。自分(一人称)はここから生駒の方へと下りて行った、生駒と言っても奈良市と近い所なので、ここから家路へ着くこととする。休日の午前、チョイと走って来た京都府の一番南の風景をお送りしてきました、ちょうど時間となったようです、今回は是にて終了としておきます。        まちみち

No.380 紀州街道(カーネーションの町)

2016-01-28 08:52:42 | まち
おはようございます。





箱根駅伝は1区ではトップが激しく入れ替わって、駒澤が先頭争いから脱落するなど波乱含みの展開、これはさぞかし面白くなりそうやな、と思ったが最後は青学が抜け出してトップでタスキリレー、早くも独走態勢に入ってしまったかのよう。自分(一人称)の走りの方は紀州街道を泉大津を通り過ぎて岸和田市に入った所、駅伝を聴きながらの走りはペースもテンションも上がってか、なかなかいい感じでここまで来ています。





写真1枚目、看板には「ひち」とあるが、多分質屋のことだろう。関西、特に大阪、奈良周辺では「し(si)」を「ひ(hi)」と発音することがある、関西地方の昔からの名残が看板に表れていると言ったところだろうか。道はこの先岸和田の中心地へと差し掛かって行く。







紀州街道は南海岸和田駅とカンカンベイサイドモールを結ぶ街のメインストリートと交差した後、小さくカクカクとした曲がり角を過ぎて道路元標の立つ場所へとたどり着く。この道、見覚えあると思ったら、だんじり祭りの時によく出てくるだんじりがうねりを上げてカーブを繰り返す場所、ニュースとかでもよく映る所である。岸和田と言うとやっぱりだんじりが有名だが、自分(一人称)はあの祭りの雰囲気や、それに関わる人たちがどうも苦手だ。難波で働いてた時に聞いた話では、岸和田の1年はだんじりで始まりだんじりで終わると言っても過言ではないらしい、まさにだんじりあっての岸和田市民と言った感じだ。まあ祭りに一所懸命になるのはそれはそれでいいことだが、どうも自分(一人称)はそういうのは苦手だ。子供の頃、祭りの日に風邪をひいて参加しなかったのが、1年後に行った時に去年来なかったからと言う理由で参加させてもらえなかったことから祭り嫌いになってしまった、まあどうでもいい話なんですが・・・。
あと、岸和田と言うと外せないのが朝ドラ『カーネーション』、舞台となった店は商店街にあるとのことで行くことはできなかったが、あの頃はドラマ効果もあって結構賑わったそうだ。脚本が渡辺あやと言うことで来るやろな~、と思ったら主演はやっぱり尾野真千子だった。奈良(と言っても五條の山奥)の出身で大河ドラマや『火の魚』、映画『クライマーズハイ』などでよく知っていた人で楽しみにはしていたのですが、いかにも泉州のパワフル(言い換えれば、怖くて書けない)なオバちゃんってな感じで、自分(一人称)がこの人に持っていたイメージをもろくも崩されてしまった。それでもなかなかいいドラマでした、それまではずっと和装だった糸子が初めて洋服を着て周防に会いに行ったシーンは、まさしく自分(一人称)が見たかった尾野真千子だった。まあその後はまた元の糸子に戻ってしまい、挙句に最後は別人にもなってしまいましたが・・・。








話が逸れてしまいました、さあ、走りに戻ることにしよう。この先は旧街道の雰囲気を漂わせている古い町並が軒を為す通りを行くことになる。どの家並もなかなか重厚な造りで静かな佇まいをうかがわせているが、ここもだんじりの通るコースである。進行方向左手は家をはさんですぐ向こう側に府道が通っていて、更にその向こうには岸和田城がそびえ建っている。今日は正月2日、午前9時を過ぎたところで人もようやく出始めてきた頃、これから初詣と言う人も多いことだろう。







次の交差点を過ぎた辺りはだんじりコースからは離れるが、町並はまだまだ旧街道の情緒たっぷりな通りだ。その入ってすぐの所に写真1枚目、2枚目にある、道標と2基の常夜燈が立つ向こう側に短く伸びる参道とその先に寺らしきお堂が見える。南海電車では岸和田駅の次の駅、蛸地蔵駅があるがその駅名の由来となっている蛸地蔵が安置されている天性寺、なぜ『蛸地蔵』と言うのは詳しくはこちらをご覧なってみてください。
さて、箱根駅伝の方は2区で早くも青学が独走態勢に入りそうな勢い、追いすがる東洋、山梨、そしてやっぱり来た駒澤、エース投入区間で実力校の上位争いとなってきましたが、聴いている方としてはちょっとつまらない展開にもなりそう。自分(一人称)の方は貝塚市に入りました、ここからはちょっと寄り道と言う感じで次回は大阪南部を走るローカル私鉄、水間鉄道の各駅巡りをお送りしていくこととします。どうもネットの接続の調子が悪くて更新が1日空いてしまいました、今回は是にて終了としておきます。       まちみち

No.379 各駅巡り・伊勢鉄道(何気ない風景)

2016-01-26 11:46:19 | 鉄道
おはようございます。









前回の最後で訪れた伊勢鉄道鈴鹿駅は市の中心地からは離れた少し寂しい所だったが駅は高架で立派な造りだった。伊勢鉄道はこの先もほとんどが高架線で続いていく、元は国鉄→JRの線だったので駅間が長いイメージがある。次の玉垣駅は地図で見ると住宅地の中の入り組んだ所にある、一旦県道へ出て伊勢鉄道の高架線の下を通ってやがて国道23号線と合流する場所へとたどり着くが、このまま行くと線路からは離れて行くので、高架線の見える方向へと入って行くことに。走っている途中で携帯の地図サイトを開くわけにはいかないので、ここからはできるだけ線路に沿うようにと感覚で先を進むことにしたわけだが、もうこれが大変だった。あちらこちらと曲がって曲がっての繰り返しで何とか玉垣駅にはたどり着けたが、後で地図を確認したところでは、伊勢鉄道の西側に沿う県道を行った方がすんなりと行けてたのかも。その玉垣駅、地図で見たとおり住宅地の中の分かりにくい場所にあるが、駅構内は結構広くホームの横には車庫があって車両が1台停まっていた。









玉垣駅を後に住宅地を縫うように進んで南へと突き抜ける広い道へと出る。次の鈴鹿サーキット稲生駅は以前走ったことがあるサーキット道路の途中にあるので、とりあえずその道を目指して走ることに。少し離れた所に線路が沿って通っているのでこの区間はスムーズに進むことができる。やがて左側前方に観覧車が小さく見えた、あの辺りが鈴鹿サーキットだろう、となると駅はその手前になるはずだからそんなに遠くはなさそうだ。サーキット道路に入り線路を越える橋を渡るとその下にホームが見えた、回り込むようにして坂道を下って行くと次の鈴鹿サーキット稲生駅にたどり着く。その名の通り鈴鹿サーキットの最寄り駅だがサーキット場はここからは2キロ程離れている、大会のある日には特急が停車し臨時列車も運行されて人で賑わう駅も普段は駅舎もない無人駅、快速も素知らぬ顔で通過していく。
さっき走っている途中でもこの駅でも見かけた快速『みえ』、写真には撮ってないが特急『南紀』などJRの優等列車が四日市~津間をショートカットするように伊勢鉄道を走っていて、線内では鈴鹿駅が停車駅になっている。本数は少なくてとても近鉄に太刀打ちができる状態ではないのは承知の通りだが、1両だけの列車がトロトロと走るローカル路線のイメージが強い第3セクターの路線も、JRの優等列車が入ってくることによって収支は結構潤っているらしい。北条鉄道のように他の線に頼らないで頑張って結果を残している路線とはまた違う形だが、ローカル路線が生き残っていく方法としてこういう手段を使える辺りが伊勢鉄道の強みなのだろう。しかし自分(一人称)が見たいのはローカル路線としての伊勢鉄道、この先はそんな情緒に覆われた駅や風景が見られることだろう、と言うことで先へと進んで行くことにしましょう。










鈴鹿サーキット稲生駅周辺は結構住宅地が広がっていて、その中を通り抜けて山の裾を回り込むようにして行くと、常夜燈が立つ旧街道の雰囲気を漂わせている道へと出る。しかしその先は建物は途絶え、鉄道の高架以外は田園風景が広がる中の道となる。高架の下をくぐり抜けると線路からはだんだん離れて行くが、開けた展望の先の方には小さく次の駅のホームが見えた。ちょうど普通列車が駅を発車したところか、小さな1両だけの車両が田園風景の中をトロトロと走り去って行く。颯爽と優等列車が走り過ぎて行く風景よりも、やはりこちらの方がいかにもローカル線の雰囲気があって絵になってくれる。
さて、あとはそのホームを目指して先へと進んで行く、この区間は苦労するかなと思ったがこの風景のおかげで案外楽に行くことができた。、前方から中学生が自転車のハンドルに両腕を乗せながら走ってくる、いわゆるいちびりの乗り方だ、自分(一人称)はこういう乗り方が一番許せない!ギッと睨んで通り過ぎようとすると

「こんにちわ~」

女の子の声だった、何と礼儀正しい子なんだ、自分(一人称)も軽く返すことにする、よっしゃ、今回は許したる、気ぃつけて帰り~や・・・と冗談はさておき、前に三重を走っていた時に今回と同じように中学生くらいの子から挨拶をされたことがある、これはなかなかできないことだし気分も良くなることだ。そんなわけでなかなかいい気分になって次の駅徳田駅へとたどり着く。高架にある駅は無人駅でホームは1本だけ、周辺は田園風景が広がるばかりの寂しい所で、いかにもローカル線の駅と言った感じだ。さっきの中学生もさっきの列車から下りてきたのだろう、ほんの何気ない日常を切り取った1コマが見ることができた無人駅を後に、さあ、先へと進んで行くことにしよう、と思ったのですが時間となってしまったようです、今回は是にて終了としておきます。      まちみち




No.378 北近江の旅(10)・彦根市

2016-01-25 12:49:12 | 旅行記
おはようございます。





北近江の旅もとうとう10回目に突入、前回は人の波で溢れる長浜市の中心地を相棒を押し歩いて通り抜けました。ほぼ北近江の旅は終わったわけですが、ここから先は時間が許す限り走ってみようと思います、まあせっかくだから近江八幡までは行ってみたいところですが、さて、どうなることでしょうか。まずは湖岸道路を彦根方面へと向けて走って行きます。








県道2号線、湖岸道路、さざなみ街道、いろいろな呼び名がある琵琶湖を見ながら走る道、もう何度も走ったことのある所だし先を急ぎたいところだが、湖の風景にはやっぱり目を奪われてしまう。午後に差し掛かって日が違う方向から差してくると、湖のキラキラ具合もまた変わってくる、秋の連休初日でまだ少し暑さは感じるが青い空に恵まれてここまで快適に走って来られた。朝から走り詰めなので多少疲れも出てきた頃だが、この琵琶湖に風景を見ての走りは、そんな疲れも忘れさせてくれることだろう。
やがて長浜市を抜けて米原市へと入る、さっきは山の風景の米原市、今度は湖の風景の米原市。途中にある漁港に近い所で琵琶湖の風景を写真に撮ろうと思って相棒を止める、湖からの風が心地いい、波は少しざわついてそうな感じで砂浜に打ち寄せてきている。写真5枚目、湖のそばに咲いている彼岸花、今日のような寒い日に見るには全く季節外れな感じの花だが、この走りの翌日が明日香村に彼岸花を撮りまくってきた日となる。公開が遅くなってしまって本当に申し訳ないことだが、ここではまだ季節は秋です。








彦根市に入ると山の上に彦根城が見えてくる、ここには1度登ったことがあるだけで、あとは下から眺めるか城下を走り抜けるにとどめている。彦根に来たなら彦根城、そんな縛りにとらわれないのが自分(一人称)の旅の型だ。では、どこへ行くのか、とりあえず湖岸道路を走ってきているわけだからまずは竹生島行定期船乗場へと足を向ける。ここももう何度も来ているので目新しい発見と言ったものはなく、船と港のごくありふれた風景を写真に収め、ちょこっとだけ休憩して再び走り始める。ここから先は写真にあるように琵琶湖の何気ない風景を見ながらの、悪く言えば退屈な風景が続くばかりの道となる。去年(だから今から言えば一昨年)の夏に走った時にはたくさんの人で賑わっていた松原湖水場、その時は『鳥人間コンテスト』の開催日だったから余計に多かったわけだが、秋の陽が低い午後となるともう泳いでいる人も見かけない。








湖ばかりも見飽きたなあ、と思っているとやがて集落のある所へと差し掛かってくる。派手さはなくいかにも普通の暮らしが感じられる静かな漁港と言った感じだ。道はそれほど広くはなく、旧街道を思わせるような少しうねった感じで、写真にあるようにバスが近くの駅とを結んでいてこの通りにまで入って来ている。
中心地からは相当距離は離れているがここはまだ彦根市、車が行き交う県道と旧道との繰り返し、ただ時間を費やすだけの前へ前への走り、やがて前方に愛知川を越える橋が見えてくる。ここを過ぎると東近江市、と言うと写真5枚目にある彼らの登場・・・やや、こいつは0系の変形型か、口元がちょっと緩んで嬉しそうな表情をしている。しかし道はまだまだ車ばかりが行き交う退屈な風景が続くだけ、そして東近江市とはわずかな時間だけの付き合いで終わり、次の近江八幡市へと入って行く。町の中心まではまだまだ遠い、日もだいぶ空の低い位置へと傾き始めてきた、でも目標としていた近江八幡の町並へは何とかたどり着けそうだ。この続きは次回でのお伝えとすることにしましょう、時間となってしまったようです、今回は是にて終了としておきます。       まちみち