まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1540 京都疎水巡り(5)・・・山科にて

2021-03-31 10:18:47 | みち
よろしくお願いします。




















昨年の秋に京都市内を流れる疏水を伏見から市内中心部へ、流れとは逆向きに巡って蹴上までやって来ましたが、その時は時間の都合でここまでとなってしまいました。続きの巡りはちょっと時間が空いて年末となってしまいました、山科から大津市へ、今回はその時の巡りの記録をお送りしていきます。この時は外環から山科へと入ったので、まずは山科の中心部から三条通を一旦蹴上方面へ戻る形となってしまう。地下鉄御陵駅から山の方へと狭い道を入って行って写真1枚目にある地蔵尊前を通り過ぎると、疏水のトンネルの入口へとたどり着く。そこは森の中で小さな公園になっていて、木々に囲まれているところでも陽が差していて暖かさを感じられる、ここからは疏水沿いに自転車でも通れる道があるので、そこを進んで行くことに。市内中心部同様ここも悠然とたっぷりの水量を湛えて水が流れている、木々に囲まれた遊歩道は陽が遮られて寒くて仕方ない。やがて天智天皇陵の横を通り過ぎるがそこでは完全に陽光は遮られてしばらくは我慢の時間、そこを抜けるとやっと至福の陽光が差し込んでくる。


















疏水は緩やかに蛇行して山科の町から離れた山裾の小高い部分を流れている、木々の間からは中心部の町並がチラチラと見えたり、近くで電車が走っている音も聞こえているが、しばらく風景が遮られた所を走っていたのでどこを通っているのか分からなくなってしまっていた。その風景が開けて住宅地に入った所で地図サイトで現在地を確認してみると、JR山科駅がすぐ近くの所までやって来ていた、まあいつも走るのは町中ばかりで駅の裏の方は全く行くことがなかったので感覚がつかめない感じだったが、中心部はもう目と鼻の先の所だった。しかし地図を見ると疏水はこの先でまた山の方に膨らむかのようになっていて町から遠ざかる感じ、遊歩道なので多くの人がウォーキングやサイクリングでこの道を利用している、まあ疏水を目当てで走っているのは物好きな自分(一人称)くらいなものだろう。途中で公園があったのでそこでトイレ休憩、小高い所にあって柵の向こうには山科の町が広がっている、すぐ真下にはJR東海道本線が通っている、となるとここはお約束で電車の写真を撮ることに。それにしても昔の東海道本線、湖西線はいろいろとバラエティー豊かな車両が走っていたが、今はもう決まった感じの車両しか見ることができなくなってしまった、次はどんな電車が来るかな~、のワクワク感もなく軽快に無機質に走り抜ける電車を四角い枠に収めるごとく追い続けました。














しばらくトンネルに隠れていた疏水路とはひとつ山を過ぎた所で再会となる、そこはもう滋賀県との境界線が近い所・・・話は逸れるが奈良県は大阪府、京都府と2つの府に面しているが、境界を越えるときに「県境」と言う言葉を使えないんだよねえ、気を悪くされてしまいそうで。「kennkyou」はすぐに変換できるが「府境」って言葉はないみたいで変換できない、と言うことで京都、大阪を跨ぐ時には「境界」を使うことにしています、結構気を使うんですよ~。JR東海道線の北側で山裾を切り開かれた住宅地、疏水は道をはさんで鉄道線と並ぶようにして流れているがここでは姿を見せているのはほんの少しの間、住宅地を進んでいると意識しないうちに滋賀県へと入り、疏水はその先でまたトンネルへと姿を消してしまう。道はこの先で峠越えとなるが、水運に利用されていた水路はこのままの高さで大津からここへと伝って来ているのだろう。大津市に入ったと言ってもここはまだ京都同然と言った所、目の前の山を越えると琵琶湖が見えてくる、いよいよ疏水のスタート地点となるのですがその話についてはまた次回としておきましょう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち


No.1539 田原本町の小さな水路を巡る

2021-03-30 10:37:45 | ふうけい
よろしくお願いします。

















智辯学園、負けてしまいましたねえ~、いや、負けるときはいつか来ますよ、優勝するのは1校だけやからそこに残るのは大変、でも何かな~。大阪桐蔭に勝った時は浮かれてここでも何やかんやと書いたのですが、負けるときはこんなものですね、先頭打者本塁打打たれて、序盤で失点を重ねて、チャンスを作っても生かしきれずに残塁16・・・試合は見てなかったけど、もし見ていたらイライラしてテレビに物ぶん投げていたかも。大会が始まる前は優勝候補と言われて、明らかに分が悪いと思われた大阪桐蔭に勝った時にはこれは5年ぶりに夢が見られると思ったんですけどね~。負けるときはああ~やっぱりこんなもんやな~って感じ、よく頑張ったとは言え後味はあまりいいものではありませんでした。でも明豊もやっぱり強いですね、前回もベスト4だったし監督は智辯和歌山出身、いわば仮想智辯対決で負けたと言うことですか、もう南こうせつばかりが話題になる学校ではないことは確かでしょう。
と言うことでちょっと釈然としない気持ちで始まった今回ですが、写真では田原本町を流れる寺川に合流する小さな水路を巡った記録をお送りしています。田原本町の中心部へと流れてくるこの川はかんじょう川と言う名前らしいのですが、前に環濠集落巡りでこの辺りを走った時に気になったので、今回追ってみることとしました、流れとは逆向きになりますが行ってみることとしましょう。














合流部から遡って国道24号線を渡ると川はこの前お伝えした、万葉歌碑がある阪手集落の南側を通る。集落を抜けると川は向きを少し斜めに変えて東南方向から流れてくる、川沿いには舗装はされてないが自転車が通れる道があるのでそこを進んで行く。やがて県道50号線との交差点へ、この県道は田原本町と桜井市の巻向を結ぶ道で町巡りの時によく走る道、しかし今回はそちらには入らず、交差点を斜めに通っている狭い道へと入って行く。この辺りにあるのは大安寺集落、自分(一人称)が住んでいる町と同じ町名だが、地図を見る限りでは大安寺と言う名のお寺は見つからなかった。民家と道に挟まれた所を流れている川は素朴で小さくてどこにでもあるような川だが、これでも等級は一級河川となっている。もう1年以上いろいろな川を巡ってきたが、川の等級に関してはいまだによく分からない、多分この集落に住んでいる人もこの川が一級河川だと言うとポカ~ンとなってしまうだろう。





















かんじょう川は集落の外れにある神社の脇を過ぎると田畑の中へと姿を消してしまう、さすがに畦道を走るわけにもいかないので、田園風景の中の道を直角の曲がりを繰り返しながら中ツ道へと至る。たどり着いたのは村屋坐弥冨都比売神社、これ何て読むんだ?「murayaniimasumifutsuhimezinnja」と読むが、こう記してしまうと余計分かりにくいか。いや、上の写真のどこにも神社なんて写ってないやないか、と言われそうだが、写真3枚目の道が神社の参道へと続く道となっています、まあ鳥居の写真を撮らないのは自分(一人称)の主義ですので。その3枚目の写真に写っている川がかんじょう川のようです、写真4枚目、5枚目と経てこの流れは大和川から端を発して流れてきている。天理市方から伸びてきた中ツ道は大和川付近で性格なルートが分からなくなってしまうが、多分村屋神社の前を通る道が一番正確なルートに近いだろう。でもこの道も真っ直ぐには進むことができず、途中で90度の曲がりを数度繰り返して県道14号線へと至っている。田園風景の中の道沿いにはかんじょう川の水門を抜けて、小さな農業用水路が網のように張り巡らされていて、小気味いい音を立てて水が流れている。この巡りは昨夏の暑さ真っ盛りの頃、まだまだ先の収穫の時期を控えて稲は背を高く育とうとしている、何気ない素朴な風景が病み上がりの自分(一人称)には眩しく見えていた頃の話でした、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち


No.1538 京田辺、春は一歩手前

2021-03-29 10:25:41 | ふうけい
よろしくお願いします。




















センバツももう終盤戦、日の暖かさも心地よくなって春も本番と言ったところですが、今回はちょっとだけ前の話、3月に入ってすぐの頃に京田辺方面を走ってきた時の写真を並べました。この日は休日の午前の暇つぶしの走りと言うことで平城山大通りから生駒市へと入り、そこから高山地区を通り過ぎて京田辺へと入るいつもと同じ定番コース、まあちょっとしたトレーニングでの走りと言ったところでしょうか。今回は小春日和の風景を何も考えずに気ままに撮ってみました、まあほんの暇つぶしででも見に寄っててもらえたらありがたいことです。
















もう桜も満開となって人の気持ちも浮かれ気味になりがちですが、感染症禍はいまだ収まる気配がありません。騒ぎたい気持ちも分からないわけではないですが、羽目は外さないように心がけましょう・・・ってアンタが言うなって言われそう、自分(一人称)の走りは相変わらずそんなの関係ないね!って感じですから。自分(一人称)にとっては春の気配を感じさせてくれるのは桜よりも菜の花、冬の間はくすんでいた風景に鮮やかな黄色が差し込んで彩を加えてくれると春がやって来たな~と感じさせてくれます。昨年は小寺院巡りや普賢寺川巡りで寄ったことのある観音寺、下のゾーンにあるように、この寺院の周辺には畑の一面に菜の花が咲き誇っていました。菜の花と言えば昨年の秋はコスモスの植栽を行わなかった藤原宮跡、今年は菜の花が咲いているようなので、また機会を見つけて見に行くこととしましょうか。
















先週の土曜日は映画『騙し絵の牙』を見てきました、レイトショーで客は自分(一人称)を含めて5人だけ、役者は揃っている感じなだけにこの客入りはあまりにも寂しい感じでした。でも面白かったですよ、まあ何でも満足してしまう自分(一人称)ですが、かなり面白かったと言うのが正直な感想です。主役の大泉洋が飄々としていて何が本当か何が嘘なのか分からない状態、まさに煙に巻かれると言った感じでした。そんな煙に一番巻かれていたのが彼の部下を演じていた松岡茉優、彼女は前に『蜜蜂と遠雷』でもうまいところを見せていました、一時はバラエティー番組のイメージが強い部分もありましたが、今は見たくなる女優さんの一人です。後は若手、ベテラン、名バイプレーヤー相まって最後まで誰が勝つか、誰が笑うか、なかなか予測のつかない展開が最初から最後まで続きました。客の入りはすっからかんでしたが内容はぎゅうぎゅう詰めでなかなかな秀作だったと思いました。さあ、センバツは準々決勝、天理の試合、見よか・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち


No.1537 Go To 京都、新春編(1)・・・峠と橋と新幹線と大河ドラマと

2021-03-26 10:54:09 | まち
よろしくお願いします。

















2021年の走り始めは例年の如く2日から、今年も昨年と同じく京都へと走って来ました、もちろん2日なので箱根駅伝とのお付き合いです。その箱根駅伝のスタート直前番組が7時に始まってすぐに家を出る、うっ、寒い・・・、この年末年始の寒さときたら、ホント中途半端なものじゃなかった、3日前に香川県を走った時はひどい目に合わされたもんな~。京都への定番コースとなる木津川自転車道から京田辺で府道22号線へ、途中で松井山手の方へと折れて枚方市へと入る。長尾の古い町並を抜けて家具団地へ、国道1号線へと入って大阪と京都の府の境界線となる長尾峠へとたどり着く。洞ヶ峠と呼ばれるこの場所は明智光秀にも因縁がある場所、「洞ヶ峠を決め込む」の言葉の主役は筒井順慶、ここでの決断が歴史の大きな転換を迎えるきっかけとなりました。峠と言っても長尾から緩やかな上り坂をのらりくらりと上ってきたのでほとんど苦にもならない、ここで再び京都府へと入って八幡市、坂を下りた所にある八幡一ノ坪交差点を左に曲がって八幡市の中心部へと向かう。






















八幡ももう毎回走りの中継点と言った感じでお馴染みなところ、自転車道コースとなる御幸橋へと入り嵐山自転車道へ、そこから京滋バイパスの歩道部分へと入って桂川を渡る。この橋ができるまでは枚方市にある枚方大橋から淀にある宮前橋までずっと対岸への行き来ができなかった、と言っても今でも20キロ近くは行き来はできないんですけどね、何かの嫌がらせみたいやな。そう言えば神戸の住宅の橋封鎖問題、住民の気持ちもわかるが橋の所有者の言うことももっともだと思う、当事者に丸投げして何もしない行政が一番の問題じゃないかな~。ここも途中に橋を架けてあげたらもっと便利になると思うんだけど、行政も住民も必要ないと考えているんかな~、それともあきらめてるとか・・・。まあそんなわけで自分(一人称)はこの橋をありがたい気持ちで渡らせてもらって大山崎町へと入りました。橋を下りるとすぐに国道171号線、車がたくさん通る道の向こうへは自転車も走ることができる歩道橋を利用することに、その歩道橋の真横には新幹線が通っていて、いきなり高速の列車がすぐ隣をビュンとあっという間に通り過ぎて行った。ここはなかなかいい撮影ポイントじゃないですか~、と言うことでしばらくここで立ち止まって新幹線を撮ることに、でも新幹線って踏切がないから、やって来たらあっという間に走り去ってしまう、自分(一人称)の腕では写真も上にあるのが精一杯なところです。













国道171号線を向こう側へと渡って、その後は受託外の中を進んで西国街道へと入る。今回の走りの目的の一つが明智光秀所縁の地を巡ると言うことで大山崎へとやって来たわけだが、大河『麒麟がくる』ももう大詰め、ここで討たれてしまった明智光秀はどんな最期を迎えるのだろう・・・と思ってたら、そこはほとんど語られることもなく終わってしまいました。それでもこの地が歴史の転換期となる大きな戦が行われた所には変わりない、町もここぞとばかりに宣伝しただろうに肩透かしを喰らわされた気分じゃなかっただろうか。まあそんな結末になると言うこともまだ分からない頃、走りの方は西国街道を西へと進んでJR山崎駅へ、この駅を西へ少し行った所が京都と大阪の府の境界線、この走りで3度目の境界線越えとなってまた大阪府へと入りました。まあもともとプランもない気ままな走りです、この後はどこへ行くことになるのかはまた次回へ続く、と言うことで今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち


No.1536 桜の季節に朝顔が満開、桔梗も咲いた

2021-03-25 10:42:35 | 日記
よろしくお願いします。


いや~、勝ちましたね、智辯学園、まさかまさかの大阪桐蔭を撃破です。



名前やイメージが先行して、やる前からもう最初からこれは厳しいって思ってしまっていたんですね、でも勝負は始まってみなければ分からないものです。試合を優位に進めるには先制攻撃しかない、そういう意味では1回裏の4点は効果大・・・ってやっぱりそういう気にはならなかったなあ、2019年の近畿大会の智辯学園vs智辯和歌山の17-13のような大乱戦になるのかな~と思った。その後は試合は膠着状態、それが6回から動き出した、大阪桐蔭が2点差に詰め寄り、その直後小坂監督のお見事な采配でこの試合最大の5点差に。それでも詰め寄ってくる大阪桐蔭は怖い、8回表に2点差になった時にはああ~、これは逆転されるかも・・・と思った。自分(一人称)は試合をテレビでは見ることができなかったので、携帯のサイトで見ていたが、無機質な文字と見るたびに変わる数字にもう気が気でなかった。




仕事の最中に時間を見つけて携帯のサイトを開くと8-6の表示と試合の繊細の流れが出ていて、ここで初めて智辯学園が勝ったことを知った。もうホットとしましたよ、それまで冷や冷やで仕事にも身が入らない状態だったから、一気に力が抜けてしまった、仕事場でもそのことを話している人がいたので、地元としてはやっぱり嬉しい出来事なんだな~と実感しました。小坂監督が主将を務めていた時は智辯学園は夏にベスト4まで行っているのですが、その時準々決勝で当たったのがPL学園、福留孝介がいた時のバリバリに強い頃です。その試合も初回に先制して試合を優位に進めて、中盤追い上げられて最後は逃げ切ると言った今回と同じような試合展開、スコアも8-6でした。仙台育英、横浜、龍谷大平安と言った大物を喰ってきた片鱗を今回は存分に見せてくれました、小坂監督ももう名監督?センバツは優勝したしセ・リーグの本塁打王も育てたし・・・。でもその前に今年だな、これまでは生駒山の手前の大東市で止まっていた旗が生駒山を目指して阪奈道路を上り始めました、でも浮かれているばかりではいけません、次の相手は広島新庄、昨夏の交流試合では天理に勝っているチームです、ここも何とか勝ち上がってほしいところです。




大阪桐蔭はセンバツでは初めての初戦負け、やっぱりまさかまさかの形容詞がついてしまいますか。試合前にとある記事が出ていました、その分の中には↓↓↓

「かつ2回戦から準決勝で対戦するチームはどこか。対戦する可能性が高いとみられているのは、広島新庄・明豊・県岐阜商・市和歌山、東海大菅生・中京大中京の6校。」

これって失礼すぎるよな~、もう智辯学園には勝ちと言うことを前提にしているんだもんな。ちなみにこの記事は大阪桐蔭が左の技巧派を苦手にしていると言う記事だが、智辯学園の西村投手も左の技巧派、いくら初戦に強いからってこの書き方は失礼だよなあ。でも大阪桐蔭もこれで終わるはずはない、きっと戦力を整えてまた夏も甲子園に帰ってくるでしょう、その前に大阪で倒さなければ強敵がいるんだけど。さて、センバツも今日で32校が出そろって第2試合目からは2回戦、第3試合では天理が登場します、相手は健大高崎、実は2戦2敗と分が悪いんですよね。でもそんなことは関係ない、天理には奈良のダルビッシュがいる、ここは何とか宿敵を倒して久しぶりに夢を見せてほしいところです。




月9では初めての2シーズンでの放映となった『監察医朝顔』が終わりました、今回は続編と言うことだったのですが、やっぱり気になる視聴率の方は前半苦しんだものの、最後は何とか上げ続けて有終の美を飾ったと言うところでしょうか。続編を半年も、と言うのがこれまでなかったところに昨年の感染症禍で放送開始も3か月伸びることになってしまった、まあ待たされる分には楽しみが増えるとのことで良かったのですけど。第1話は文化庁芸術祭参加作品となりました、前作と変わらない丁寧な作りはこれまでの派手な月9とは打って変わってなところ、震災をテーマにしている分重さや暗さがのしかかってくる内容でしたが、その辺りは役者さんたちのコミカルな演技でカバーしている感じでした。



いまだに見つからない母親、祖父は余命僅か、父親にはアルツハイマーの症状が見え始め夫は不祥事で配置転換、茶子先生も辞めてしまうと朝顔先生には試練の連続。まあそこまで陥れるか~ってくらいの不幸の連続を、今回も上野樹里さんは淡々と演じていました、まあ重い暗いはこの人の得意とするところですからね。見る人のよっては朝顔先生の淡々とした対応が冷たすぎると言う声もあったみたいですが、自分の周りにいろいろなことがあったら人は案外そうなるものです。ドラマで日常のありのままを生々しく見せているところは作り手側の腕の見せ所ではなかったのでしょうか。昨今バイオレンスな展開や最後の最後まで犯人が分からないと言うことで視聴者を引き付けるドラマが多い中で、このドラマは盛り上がるような要素はないままと言う感じでずっと来ましたからね、それでも安定した視聴率だったのだから、続編も報われたと言ったところではないでしょうか。





このドラマの癒しとなったのがつぐみちゃん、最初のシーズンでは途中からの登場でしたが、今回は半年の長丁場、その中で日が進むにつれて成長して言った感じでした。保育園では喧嘩したりチョコレートを渡す相手を変えたりとこの歳にしての魔性ぶり、これは将来芦田愛菜さんを凌ぐほどの女優さんになるのかも、10年後にはまた上野樹里と共演してほしいですね・・・と言うのはどういうことかと言うと、このシリーズも3はいらないと言うこと。母親の骨が見つかり、父はアルツハイマーが進行している、夫は捜査に行くと犯人を間違えて落ち込む・・・ってそれは押井刑事や~、となるともう続編は難しいのではないでしょうか。ただ最後の方に出てきた一家惨殺事件、あれはまだ解決してませんでしたね、なぜ犯人は遺体に×の印をつけて肉片を切り取ったのか。この事件の謎だけは解決してほしいところ、となるとあとは映画化しかないでしょ。今回は広げた風呂敷をたたまないまま終わった感もあるので、そこも含めて映画で最終編を見せてくれないかな~、久しぶりに上野樹里を大きなスクリーンで見たいというのもあるにですが・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち