まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1751 大和川、穏やかな風景

2022-04-28 10:28:54 | ふうけい
よろしくお願いします。


















今回も季節ネタ、大和川を河合町から王寺町へと向けて走った時の写真、穏やかな陽気の春の一日、午後に差し掛かろうとしている時間帯の風景をお送りしていきます。チューリップフェアが行われている馬見丘陵公園での巡りを終えて、そのまま帰ろうかと思ったのですが、あまりの気候の良さに足が自然に大和川の方に向いていました。馬見丘陵に行く前に通りかかった曽我川、飛鳥川の堤には鮮やかな黄色の広がり、桜は見頃をもう過ぎてしまったが菜の花はまだまだ美しい風景を見せてくれています。そんなわけでもう少しだけそんな風景を見たいと思って大和川へと出たのですが、さすがに期待通りの光景を見ることができました。



















佐味田川沿いを進んで行くと大和川へと突き当たる所にある三叉路の交差点、割と交通量がある道だがここには信号はない。右手前方には斑鳩町の風景、左手側前方には王寺町、三郷町の住宅地が信貴山の斜面にまで広がっているのが見える。交差点を左に曲がるとここではもう何度も取り上げたことがある沈下橋が見えている、京都にある流れ橋と違ってここは石橋なので車も通ることができる。ただここを渡ろうとしている時に前から車が来たら最悪、待ってもらうにしても道が狭いので自転車が道を譲らなければならない、まあそれはマナーですからね、気持ちよく車を行かせてあげましょう、決して「落ちろ!」なんて変なことを期待しないように。そこから少しだけ先を進むとJR大和路線の踏切がある、大和川に架かる橋を通り過ぎる電車はなかなか絵になる、と言うことで道の端によって写真を撮ることに。おお~、ちょうどタイミング良く直通快速が通りかかってくれた、シルバーの車体が水面にも薄っすらと映っている。奈良から新大阪まで、おおさか東線を経由して運行される列車は上下1日4本の運転、新幹線を下りて奈良に直接来ることができる電車にしては少なすぎる。まあ新幹線の場合は京都から来る人が多いのでそれでもかまわないが、奈良をもっとアピールするならもっと本数を増やしてほしい気も・・・、ってこれを言うのが今の時代に逆行なんだな、この件はまた別の機会で取り上げることとしましょう。















王寺町に入ってからも大和川沿いの道を進んで行く、川の斜面にはどこも菜の花が咲いていて目に飽きることがない。水面に跳ね返って映る菜の花もなかなかの見応え、川の流れもゆったりとしていてその姿がユラユラと揺れ動くこともない。国道25号線を横断してJR王寺駅の北側へと至る、この辺りの大和川は町の境界線が通っていて、今自分(一人称)がいる所は王寺町だが川の向こうは三郷町となる。近鉄生駒線の踏切を渡りもう少しだけ行った所で橋があるので、そこを渡って折り返すことに、ちょうどこの橋の真ん中が王寺町と三郷町の境界線上、ここからは近鉄生駒線、JR大和路線の電車が走っているところを見ることができる。JR線の方を狙っているとJR難波行の普通電車が橋の上を通り過ぎて行った、緑色の列車はもう引退間近と言われている201系、この間の『アメトーーク!』でも取り上げられていた電車は奈良の地で最後の雄姿を見せてくれています。そんなわけでこのところ集中的に公開させてもらった奈良県内での季節ネタでしたが、これが最後になるになると思います。もう菜の花の見頃は過ぎていよいよこれからは新緑の季節、GWが終わるとそろそろ田植えも始まって、また緑が眩しく見える季節がやって来ます。今年もまた派手さはなく、何気ない普通の風景を探しに回る走りが始まります、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち






No.1750 雛金魚

2022-04-26 08:05:49 | まち
よろしくお願いします。












ここ最近、季節ネタとして奈良県内のいろいろな場所での春の風景をお送りしてきましたが、シーズンネタならこちらの方が先やろ~?と言われそうなのが今回お送りする、大和郡山市の雛祭りです。例年2月の最後の週末から3月へとかけて行われるイベントは、ここでも何度も取り上げたことがありました。JR、近鉄両郡山駅に挟まれた商店街のエリアにある商店、民家、神社など至る所に雛人形が飾られ、観光客は町から配布される地図を頼りに散策していきます。休日になるとたくさんの人が訪れこの地域の春の訪れを感じるイベントとなっているのですが、ここ2年は感染症禍の影響で雛人形の展示を止める所や、近くで見ることができなくなってしまうところもありました。今回も開催中の休日に行ってきましたが、人々にも少し安心感が出てきたみたいなのか、結構賑わいを見せていました。自分(一人称)も今回はあまり人に迷惑をかけないようにと思い、相棒君は駐輪場に止めて徒歩で商店街を巡りました。


































近鉄郡山駅前からJR郡山駅へと続く矢田山通を進んで途中で十字に交わるのが柳町商店街へと入る。いつもは仕事に行く時に走る南側の道は、一部閉店した店はあるものの呉服屋や雑貨屋がまだまだ頑張っている、その店の一角にはガラス張りの向こうに壮麗な雛人形が飾られていて観光客の目を引いている。一方の北側の道は活気のある通りで、金魚をモチーフとした雛人形が飾られている、その辺りはさすがに受けもいいみたいで映えを狙ってカメラを向けている人たちの姿も。大和郡山と言うとやっぱり金魚、上の写真にあるようにほぼどのお店にも金魚のお人形さんや絵が飾られたり、昔懐かしい看板も金魚でパロディーづけられている。金魚と言うと昨年は映画『すくってごらん』が公開されたが、奈良のとある町が舞台と言うこととロケ地がここ以外の場所ばかりだったので、あまり大和郡山が舞台と言う気がしなかった。映画を見た人もあまりいい気分にはならなかったのでは・・・と邪推してしまいそうだが、金魚すくいの道場の入口にはいまだに映画のポスターが貼られていました。






最期のゾーンは写真がたったの3枚だけとなってしまいました、本当はこの散策で訪れた神社の写真を用意していたのですが、それは神社巡りの項にまわすことにしました。そんなわけでたったの3枚だけ、郡山の町並を抜けて高台へと至り大和郡山城へ、その場内にある展望台に初めて上りました。見晴らしが売りなだけにさすがにいい眺め、写真にあるように薬師寺の両三重塔や平城宮跡の朱雀門など、平城京の風景が一面に見渡すことができます。ここもたくさんの人で賑わっていて、これまで出渋っていた人たちもその鬱憤を晴らす時が来たかのよう、2月の末でまだまだ寒さが厳しい頃でしたが、着実に春の訪れを感じることができた町巡りでした、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1749 増刊・馬見丘陵公園4月号

2022-04-25 08:13:20 | 
よろしくお願いします。

















昨年から3ヶ月毎に季刊としてお送りしてきた馬見丘陵公園の風景ですが、4月も先日に来訪してきました。この日は絶好の空模様の下、チューリップフェアが行われていて園内はたくさんの人で賑わっていましたが、もちろん主役はチューリップ、園内の至る所でその姿を見ることができました。感染症禍は落ち着いたのかな?数を見ると奈良県でも100人が越えたと言って大騒ぎしていたのが、今では300人、400人は当たり前と言った感じですからね、人の感覚とはよく分からないものです。とにかくこの日は人がいっぱいで久しぶりの賑わい様、やっぱりイベントがある碑は強いんだな~。自分(一人称)は昨年もこのフェアの日に来ていたのですが、その時はカメラにカードを入れ忘れて写真が1枚も撮れてなかった、まあ今年はその宿題を取り戻す意味での来訪でもありました。今回の写真はこの後もチューリップとその他、春の陽気を感じさせてくれる風景を並べています。




















さっき感染症禍の話をしてきたのですが、昨日、自分(一人称)も3回目のワクチン接種に行ってきました。2回目の接種がちょうど半年前、3回目接種の初日となる日に予約が取れました。前回は奈良市役所での集団接種だったが今回は病院での個別接種、市役所のHPでは予約の表示がある病院自体が少なかったが、ちょうど近くで印のついていた病院があったので速攻予約を入れました。なぜ今回、ワクチン接種を急いだのか・・・特に急ぐ必要もなかったとも思うが、GWの旅に間に合わせたい気持ちがあったから、やっぱり万全の状態で旅に臨みたいですからね。しかし今回も案の定天気が悪いみたい、予報を見ると晴れと雨が飛び飛びになっていて、何でここまでいじめるんや~、って気持ちになってしまう、この先予報がいい方向に変わってくれることを祈ることとしましょう。















さて、暖かな陽気に誘われてやって来た馬見丘陵公園、前にここでお伝えした通りのコースで約2時間ほどかけてゆっくりと巡りました。これまでの3ヶ月はまだ肌寒い時期だったので公園も寂しい風景だったのが、この日はその鬱憤を晴らすかのような賑わいとなっていたのは先述通り、写真を見てもその雰囲気はうかがえると思います。春になって彩りも増えてきた公園、この先季節が進んでますます華やかな風景が見られることだと思います、がここ2年はその期待を感染症禍に打ち砕かれてしまいました。今年も油断はできない状態は続いていますが、昨年、一昨年のようなことにはならないように祈りたいところです、まあ何でもかんでも祈りたい、って神社巡りしてるからってわけではないですけどね、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち





No.1748 Go To 滋賀・・・守山市編

2022-04-23 20:54:29 | 旅行記
よろしくお願いします。












3月から4月にかけて、滋賀方面を3回走りました、まあそのうちの1回は京都を走ったついでと言う感じで行ったのですが。1回目の走りは3月半ばの休日、ちょっとした目的があったので滋賀へと行くことに、朝早くに自宅を出て国道24号線~宇治~山科~国道1号線と定番のコースを経て大津に入りました。その後は近江大橋を渡って草津市へ、守山市にある目的地へは湖岸道路を行くのが近いが今回は浜街道を進みます。交通量の多い特に見所がある道でもないが、最近はなぜかこの道を利用することが多くなっている、素朴な集落と田園風景の中を通って行くのがいいのでしょう。やがて守山市へと入り、琵琶湖大橋へと通じる国道477号線が交差する洲本町交差点、国道はここで直角に曲がるので浜街道が国道477号線となる。この道をほんの少しだけ行くと右手側に川に沿う・・・川と言うよりは地図で見ると細長い内湖のような感じ・・・公園がありその側を通る遊歩道を進んで行く。公園が切れた所にある今浜町の町並はなかなか良さそう、でも目的地はもうすぐそこ、ちょっと急ぎたい気持ちがあったのでその町並はスルー、次回への宿題としておこう。やがて目の前には何かと話題になるピエリ守山、湖岸道路に突き当たり信号を渡ってマンションの前を通り過ぎると今回の走りの目的地、第1なぎさ公園へとたどり着きました。ここでの目的は早咲きの菜の花、この日は3月の半ばで菜の花にはまだ少し早い時期だが、ここに来ると琵琶湖の向こうにある雪を被った比良山系をバックに菜の花が見られるとのことだったのですが・・・


















本来ならこのゾーンには菜の花の写真がズラリと並ぶはずだったのですがここにある通り、菜の花は畑にペタンコに横たわっていて、見るも無残な風景が繰り広げられていました。実を言うとこんな風景になっているのではという予感もありました、行く前にHPを見ると刈り取りが3月12日に行われるとのこと、それは多分昨年の話だったと思うし、人が押し寄せる週末にまさかそんなことはしないだろうと高をくくっていたのですが、まあこんな具合です。写真を見ると何かこの風景に呆然と立ち尽くしている人もいるみたいですが、ここは現実を受け止めなければならない、早い時期に行かなかったのが悪いのだから。ただ2月辺りの滋賀行きはちょっと二の足を踏みがちになるんだよな~、奈良と違って雪が降っては積もるわけだから、自転車で走るのが怖くなってしまう時がある、まあ宿題の実行は天気予報との相談になりそうですね。

そんなわけで気を取り直して湖岸道路を野洲方面へと向けて進んで行く、一応目的は済んでしまったので後はもうノープラン、守山市の市街地へと向けて進むことにします。。この辺りはあまり走ることがなく、前回は2018年にビワイチ未満を今回とは逆向きに走って以来、その時はもう夕暮れ時で先を急ぎたいのと疲労と喉の渇きでフラフラになりながらの走りだった。琵琶湖の向こうに見える比良山系に夕陽が映えて、結構泣ける風景に写真を撮りまくっていました。今回この時間にこの向きに走るのはほぼ初めてのこと、でも帰りのことも考えなければならないのでどこかで曲がらなければ。ということで写真下3枚にある野洲川に架かる中州大橋で折れることに、川沿いの道はサイクリングロードになっていて走りやすい、雪を被った比良山系を背にして守山市の中心部を目指します。






















野洲川沿いを進んでいるわけだが、右手側を見ると広大な田園風景が広がっていて建物の姿ははるか遠くの向こうに見えている。この頃はまだ色のない風景が広がっていたが、田植えが済んで緑一面の光景が見られるようになる頃にまた行ってみようと思います。野洲川と言っても野洲市は川の向こう、今回はそこまで追うことはしないで守山市で折り返しを決め込む。守山市のイメージと言うと・・・、何だろう?中山道の宿場町、ピエリ守山、ハス、へそに閻魔様に宇野宗すけべー元首相、GACKTがここの出身だとは知らなかった。いつもは通り過ぎる町だったが琵琶湖に川に田園風景、宿場町といろいろと見所はあるのですが、やっぱり中間都市という感じで地味なイメージは否めません。実際、この後守山市の中心部を走ったが、道を間違えて中山道から1本外れた県道に入ってしまったため写真の撮れ高は全くなし、普通の住宅地の中を走っただけでネタは探すことができませんでした。昨年はオリンピック金メダル選手を輩出、今年はセンバツで準優勝、この間の『過ぎるTV』ではダイアンがナイナイ岡村に住んでほしいと言うことで滋賀を熱く語っていました。この後も2回足を踏み入れることになる熱い滋賀県、その走りの記録は順次公開していきたいと思います、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1747 京奈和自転車道奈良県内部分に異議あり!

2022-04-20 08:19:29 | みち
よろしくお願いします。






















今回は京奈和自転車奈良県内の補完部分の写真を載せています。1番目、2番目のゾーンは平城宮跡付近、3番目のゾーンは大和郡山市内の2年近く工事で不通になっていた部分、4月になってやっと走れるようになったのでその風景をお送りしています。平城宮跡部分はもうここでは飽きるほどに見てもらった風景ばかり、この辺りは普通に走ると数分で抜けれるルートを、なぜか遠回りするコースになっています。奈良の風景、宮跡の風景を楽しんでください~、と言わんばかりのコース設定だが、ストレートに進むとほんの数分で行けるコースを迂回させられるのは道を知っている人たちからすると何かな~?と思われるかも知れない。平城宮跡内には一応京奈和自転車として決まったコースがあるので、そこを通り抜けて近鉄線の踏切を渡って秋篠川沿いの自転車道へと入る、この自転車道はこの間の『こころ旅』の奈良県編で走っていましたね。この道はまさに自転車道と言った感じ、右手側に薬師寺の東西に並ぶ塔を見ながら、ここに都があったんだな~と思いを馳せながら走れる所です。














先述の通り、下の3番目のゾーンでは2年近くの護岸工事で閉鎖されていたコースの風景をお送りしています。自転車道はこの佐保川沿いから川西町の昭和工業団地内の道を通って葛城川沿いの自転車道へと至る、車がビュンビュンと横を駆け抜ける道はあまり走りたくない気もするが、ここはつなぎの区間として仕方ない所か。奈良をよく知っている人ならこちらよりもあちらの方が、と違うコースで言ってもいいかも知れない、自分(一人称)もこのつなぎ区間は大和川沿いの道を利用します、むしろそちらの方がコースとして良かったのではと思ってしまうくらい。葛城川沿いの自転車道はそのまま進んで御所市内へ、ここからは一般道をJR和歌山線に沿って進み、大淀町からは吉野川沿いへと出て五條市へと至るコースについては昨年の夏の走りの記録としてお送りしてきました・・・がこのコース設定、ちょっと異議を唱えたい部分があるんだよなあ。まずはせっかく御所に入ったのだから、そのまま国道24号線に沿って自転車で走れる道があるので、そちらを通って五條へショートカットで入るコースにしても良かったのではないか。ただこのルートでは風の森を抜けると交通量が半端ない国道24号線の狭い道を行かなければならないが、そこは京奈和自動車道の側道へと迂回するコース設定で五條へと行けるようにすればいいのでは。















昨年、京奈和自転車道をたどって走った時には、何で吉野を通らされなければと言う気持ちにさせられた。薬水~福神~大阿太の上り坂は結構きついし、大阿太の梨畑を抜けて吉野川へと至る下り坂は鬱蒼とした山の中で熊が出てきそう、ここは結構キツい下り坂だったので逆向きに上りとなるとかなりきつそう。昨年は夏の暑い盛りに走ったが、吉野川の流れが涼やかで風もあって気持ちよく走ることができた、まあさわやかな気分になりたいならこのコースもありかな、と思ったがやはり遠回り感は否めない、奈良をよく知っている人なら御所からはそのまま国道24号線を進んで五條へと入るコースを選ぶでしょう。ただ五條から橋本市へ入るコースはこれからは京奈和の方を利用します、国道24号線は上り坂の峠越え、一方の自転車道・・・と言っても普通に車が通る一般道だが・・・は遠回り感はあっても高低差はほとんどなく和歌山県へと入ることができる。国道24号線の交通量に比べるとこちら側は車も少なく走りやすい、まあその時の時間に余裕があるか、体力に余裕があるかによりますけどね。そんなわけでいい部分もあれば悪い部分もあった京奈和自転車道奈良県内部分、その記録については今回で終了としておきます、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち