まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1898 チョイTri(p)To 大阪・・・昭和の傷跡

2023-03-30 06:28:49 | まち
よろしくお願いします。











今年は土日月の3連休が少なく残念な日繰りだとも言われていますが、早速2月11日は土曜日のパターンが巡ってきました。前日の仕事が忙しくてこの日は一日家でまったり、最近土曜日になると動けなくなることが続いてるんだよなあ、もう若くないからかなあ・・・、と明けて12日日曜日、午前4時半に目が覚めてしまいました。前日はずっと寝ていたので体調はよろしい、表に出ることが日課となってしまうと家にいてることに罪悪感を感じてしまうことも僕の悪い癖、そんなわけでまだ真っ暗な5時半に家を出て、少し遠めのチョイ走りと決め込みました。6時半ごろ、斑鳩付近でもまだ暗い空は明けきらず、斑鳩三塔を写真に撮ったがどれも画像はぶれて雷のような光線が走っていた。やっと空も明るくなった頃に国道25号線を進んで大阪府入り、走りも快調に近鉄国分駅前を過ぎて大和川沿いの自転車道へと入りました。背後に見えている二上山は奈良から見るよりも稜線が少し緩んだ感じ、太陽が昇ったすぐ後で明るくなった空に二上山のシルエットが映えています。
























特に目的もなく走りの方は堺市へ、仁徳陵から大仙公園を経て阪堺線が通る道へ、その後は南海堺駅の横を抜けて旧堺灯台へとたどり着く。この灯台も周辺の工場群や高速道路はもう見慣れた風景、海は内海となっていて狭い範囲しか見ることができないのは仕方ないところ。もう何度も来ている所なので写真のネタとなる光景もあまりない、すぐに折り返して再び阪堺線が走る所へ、とは言っても阪堺電車ももう飽きるほど写真を撮っているのでこちらもあまりネタが拾えない、今回は撮れ高はあまりなさそうだ。大津での京津線や京都の嵐電では信号機でネタが拾えたので阪堺線でも、と思ったが・・・、その辺りはまた信号機特集で取り上げることとしておきましょう。















天下茶屋から松虫通を経てあべの筋へと入る、以前各駅巡りをしたこともある阪堺上町線は筋違いの道となるのでこの道を走るのは初めて。しばらく走ると北畠と言う地名の町へと入る、南北朝時代の武将、北畠顕家にゆかりがあるところからこの地名となっているらしい、確か大河ドラマ『太平記』では後藤久美子が北畠顕家役を演じていましたね。ただ阿倍野区北畠と言うと自分(一人称)が思い出してしまうのが三菱銀行猟銃立てこもり事件、昭和54年1月に起こった3日間に渡った事件は犯人が射殺されてことで収束しました。自分(一人称)は小学生の頃で、テレビのニュースではずっとこの事件を中継していたのを見てました、サングラスをかけた犯人が猟銃を構えている姿はあまりにも不気味で今でもよく覚えています。その事件の舞台となったのが写真上から2枚目にある北畠支店、あべの筋の大きな交差点の一角にその建物がありました。事件からもう44年、そんな大きな事件があったと言うことを知らない人が多くなったが、知っている人にとってはまさに恐怖の3日間と言ったところだったでしょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.1897 季刊・馬見丘陵公園、1月~3月

2023-03-28 09:12:23 | 
よろしくお願いします。




















【1月】
年も明けたばかりの1月9日に今年初めての馬見丘陵公園への来訪としました、今年も月一で馬見丘陵公園の来訪は変わらず、その記録は3ヶ月毎の季刊号としてお送りしていきます。寒くても穏やかな陽光が降り注ぐ休日の午前、ただやはり冬場は来園者がどうしても減ってしまい、園内も寂しい風景。花の方もお休みの時期で寂しい感じだったのですが、園内の所々ではオタフクナンテンの葉が染まり、南エリアでは蠟梅の黄色い花もそろそろ咲き始めていました。でもまだまだ暗めの色と枯れた草木が多い風景は仕方ないところ、春はまだまだと言った感じでした。
















【2月】
2月の来訪も月の一番最初の休日、その前日には滋賀に早咲きの菜の花を見に行って一足早い春を感じていただけに、こちらでは春の訪れはまだまだだと感じざるを得ない状態でした。色のない風景に救いとなったのが蝋梅の黄色い花、昨月来訪時よりも咲いていて、今が見頃と言ってところでした。その蝋梅が咲くエリアの横には古墳があるが道路で分断されている、その古墳に架かる跨線橋を渡って道の向こう側エリアに行くと梅林があり、そこはちょうど見頃となっていてたくさんの人で賑わっている。桜が咲くまでは梅が人の目を楽しませてくれるようで、カメラやスマホで撮影している人も多い、まだまだ寒い時期だが春の訪れは着々と進んでいる光景でした。















【3月】
月は変わってもまだまだ寒い・・・、と思ったが今年はそれほどでもないかのようで、今回来訪した日もいい天気で日差しもたっぷり、まさに小春日和と言った感じでした。暖かさに誘われて園内もなかなかの賑わい様、家族連れやグループで楽しんでいる光景を横目に見ながら、自分(一人称)は寂しく気楽に気ままにお独り様よろしく・・・で園内をいつものコースで巡って行きます。お独り様だから賑わっている中央エリアよりは喧騒も落ち着いたお気に入り、二上山が見える橋を渡って大きな古墳が点在する場所で3月のネタ探しです。蝋梅はそろそろ見頃も終わり頃か、その先には河津桜の並木道、今が見頃と言うことでたくさんの人がカメラを向けていました。墳見橋を渡ってカリヨンの丘周辺は先月に続いて梅が見頃、梅林もなかなかな賑わい様です。この辺りはこの後コキアが植栽される、見頃はまだまだ先のことだが最近は若葉の頃を見に来る人も多くなりそうで、賑わいはこの先もずっと続きそう、まあ北エリア、中央エリアと比べると人の喧騒ぶりも落ち着き気味な所なので、それはそれでいいだろう。訪れたのは3月最初の休日だったが、園内の所々ではチューリップの植栽が行われていて、小さな芽が出ている風景も見られた、来月はその花が咲いて園内も彩られてまたたくさんの人で賑わうことだろう。賑やかな場所は苦手でもこの公園の雰囲気は楽しみたいところ、4月の来訪が楽しみです、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち





No.1896 広島の旅(5)・・・旅の1日目を終えて

2023-03-26 20:41:48 | 箱根
よろしくお願いします。

















旅の1日目が終わりました、広島駅のすぐそばの割と開かずっぽいの踏切を渡って駅の北側へと渡り、今夜の宿泊先となるビジネスホテルに着きました。相棒君をたたんでチェックイン、ホテルのフロントが何か気になることを言ったような気がしたが、疲れていたからかほとんど聞かずにカギをもらって部屋へ、9階で窓からは真下に広島駅に入る新幹線を見ることができた。さて、晩飯はどこにしよっか・・・、とまずは広島駅へ、食べる所はいろいろとありそうだがどこも高そうなので構内を抜けて行くことに。駅は工事中で壁に覆われた狭い通路を抜けて駅の南側へ、夕方写真を撮ることができなかった路面電車の乗場はたくさんの人であふれかえっている。駅の南側は賑やか、喧騒の中を通り抜けて松屋へ、自分(一人称)にはここが一番落ち着く夕食の場所なのです。ホテルに戻ってスマホで2022年最後のブログの更新と思ったがページが開けない、さっきフロントが行っていたのはwifiが通じていないと言うことだった。だから部屋代もお手頃だったわけか、仕方ないので更新はあきらめてテレビを見ることに・・・、のはずがいつの間にか眠りに落ちてしまっていた。


















朝、広島駅で新幹線を下りて山陽本線に乗り換えて宮島口駅から始まった広島の旅、小学校の修学旅行で来たと言ってももはや初めて来たと言ってもいいくらいの所。広電宮島線をたどって広島市へと入り、市内では路面電車網をほぼ全線に渡って巡りました。広島と言うともちろん原爆ドーム、平和記念公園にも立ち寄りましたが、原爆の子の像 が一番心に刺さりましたね、多分小学校の頃もそうだったと思う、原爆ドームは外国からの来訪客も多くてモニュメントにしか見えなかった。まあ自分ごときが平和を語るなんてまったくおこがましいことなのですが、今も世界のどこかで戦争が起こっているわけだから、やはり厳格な気持ちにならなければと思ってしまいました。でもWBCを見てるとやはり平和があってこそのイベントやな~と感じましたね、原爆を落とされて70年は草木も生えないと言われた町にプロ野球チームができたのも復興の足掛かりになっただろうし、野球が日本に平和をもたらしたと言ってもいいかも・・・。

















『アメトーーク!5時間SP』を見ながら眠りに落ちてしまうのはいつものこと、目が覚めると深夜番組をやっていたが、関西とはテレビのチャンネル番号が違うのでどのチャンネルがどこのキー局化がよく分からない。宿泊先での楽しみの一つがローカル局のCMや番組を見ること、デジタルの番組表を見ていろいろとザッピングすることに。でもまたいつの間にか眠りに落ちてしまう、やがて時間が午前5時を過ぎてそろそろ出る準備をしなければならなくなった。wifi接続不可で電車の時間や地図を調べることができなかったが、元は昨年から残していた宿題、粗方の時間、行程は把握してある。6時を過ぎてホテルをチェックアウト、広島駅へと向かいJR呉線の電車に乗車する、今日は呉から三原までJR呉線を各駅巡りする予定、さあ、どんな旅となって2022年の大晦日を締めくくることとなるでしょうか、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1895 チョイ撮り、なんやかんやシリーズ+それに何の関係もない話

2023-03-24 09:46:27 | 写真
よろしくお願いします。





【配水地】













一時期走りの目的を失っていて、次のテーマは何にしようかとあれやこれやと探していた時に撮っていたのが配水池、給水塔や樋門水門など水に関係するものを巡っていて次のテーマの主流になるかと思ったのですが、撮れ高が少なく結局表舞台で取り上げることはありませんでした。今回はその頃から撮りためたものがあったので、このシリーズで取り上げておこうと思います、合わせて2番目のゾーンではお城、3番目では赤煉瓦の建物などを取り上げていますが、本題は写真とは全く関係ないお話を・・・


【城】
















WBCは日本の優勝で終わりました、まああれだけの選手を揃えたのだから優勝はもはや必然だったかも、ただマスコミやワイドショーの騒ぎっぷりは気になりますね。『おはよう朝日です』なんかはメインの司会者が取材でもないのに、でっかいコショウを振りかける道具を持ってスタジアムの外で大騒ぎ、ヌートバー選手と話ができたと大騒ぎする始末。この人、2年前は「アカン、阪神優勝してしまう」とか言って大騒ぎしていただけに今回の準決勝でも不吉を持ち込んでしまったかと思ったのですが、さすが大谷翔平には効かなかったようで良かった良かった。自分(一人称)はまあええとこ行くやろの気持ちだったし興味は別の所にあったので、準決勝は祝日だったので映画を見に行き、決勝の時もセンバツを見ていました、WBCよりも光vs彦根総合の試合の方が緊迫感もあっていい試合でしたよ。


【赤レンガ】














そんなわけでWBCに隠れてあまり盛り上がってない感じのセンバツですが、接戦も多くここまでなかなかいい試合が続いています。開幕試合の東北の選手のパフォーマンスが注意を受けた件、自分(一人称)は審判に賛ですね、エラーでの出塁だし相手にも失礼、くだらない真似事は甲子園にはいりません。そのことに異を唱えた東北の監督、選手にはもっと違うことを教えた方がいいのではと思ってしまいました。作新学院と大分商の試合、アピールプレーが大事だと言うのは『ドカベン』でももうお馴染みだったはず。審判の勝手な判断のためにややこしい事態となりましたが、試合再開後の作新学院の冷静なプレーはさすがと言った感じでした、昨夏優勝の仙台育英は苦しみながらも初戦突破、2年前のセンバツでは天理に大敗していたのですが、今は何でこんなに差がついてしまったのでしょう???今大会初めての延長戦はタイブレーク方式、慶応がレフトゴロでピンチを凌いだのも見事なら、その直後にキッチリと試合を決めた仙台育英もお見事でした。清原選手、もっと見たかったのですが、まあ夏に期待ですか、でも神奈川県だからなあ、厳しい戦いとなりそうです。センバツもそろそろ全校が出揃って中盤戦へ、この先も楽しみと言ったところです、お馴染みののチームは消えてしまいましたけどね・・・、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.1894 2023年初走りは神戸へ

2023-03-22 09:46:06 | ふうけい
よろしくお願いします。


















もう3月も半ばを過ぎてしまったのですが、今回は2023年最初の走り、神戸へと行ってきた記録をお送りしていきます、ホントにこのペースの遅さ、相変わらずのネット接続不良が恨めしいところです。年末は広島の旅、年が明けて元日は自宅でまったり、2日は毎年恒例の初走り、今回は耳に箱根駅伝を付き合わせてまずは国道25号線を西へと向けて走ります。大阪市に入って野田阪神からは国道2号線、淀川、神崎川と渡るともう兵庫県、昨年は西宮ガーデンズ、甲子園と行ったのですがそこから先へは進めず、久しぶりの神戸市来訪となりました。都心部三宮辺りはさすがにたくさんの人であふれていて走りもスムーズに行かず、神戸港ももちろんたくさんの人、ここはお呼びじゃないと言った感じなので写真を数枚撮っただけでこの場を離れます。
















兵庫区へと入ると喧騒も一段落、というよりは人の影も途絶えてしまって寂しいくらい、まあ正月もまだ2日です、休みの真っ只中で人もそれほどいるわけではありません。まっすぐ進んできた道が右へとカーブした先にあるのがJR和田岬駅、兵庫駅から分かれてポッと1駅だけの枝線、電車が走るのも朝夕のラッシュ時に数本だけ。終着駅は駅舎もなく地続きからのホーム1本だけ、工場や住宅地の中にあってここだけはローカル線情緒漂う風景です。JRはローカル線であってもここは地下鉄も通っている所、駅前を通る道には地元のサッカーチームの旗がズラリと並んではためいている。その先にはそのサッカーチームの本拠地であるノエビアスタジアム神戸、工場、住宅地の中にまた一種異様な風景が現れる。兵庫区、長田区と経て再び国道2号線に合流、やがてその2号線から分かれて細い道へと入ると左手側に赤が映える旧和田岬灯台、真正面には砂浜の向こうに夕空をバックに広がる海が見えた。


















時刻はもう夕方、空もだんだん暗みを増してきている、特に目的もなく神戸方面を走ろうと思っていたので、どうやらここが今回の旅の最終地点となりそうだ。夏は海水浴客でいっぱいになる砂浜も今は冬の真っ最中、人の姿はまばらで海は静かに夕陽に映えている。砂浜には舗装された道もあるのでそこを進んで行くと右手側にはJR須磨駅、先の方には山の陰の向こうに明石海峡大橋が見えている、ということはその向こうは淡路島か。淡路島も長らく行ってないなあ、最後の行ったのが大河『平清盛』がやっていた頃だからもう11年前か、昨年は深日から渡れる経路も見つけたことだしそろそろ宿題としておくかな。
須磨の海岸では塩屋方面からカーブを経てやって来る電車を撮影、ここまであまり撮れ高もなかったので最後はやっぱり鉄道にネタを求めてしまいました、夕陽を浴びて走るステンレスの車両はなかなかいいもんです。海岸をずっと進んで心配になってきたのが、果してここから線路の向こうに渡れるかどうか、須磨駅の少し出た所に踏切があるのでそこを渡ることができそうだが、その踏切まで行く道が見つからない。砂地を相棒君を押し歩きで進んで何とか踏切を渡ることができた、ここからは狭い道をすり抜けてやっとこさ国道2号線へと出ることができた。最終目的地は山陽電鉄須磨浦公園駅、薄暗くなった山裾の斜面にある駅で相棒君をたたんで、今年最初の旅を終わらせました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち